神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、架空のキャラクターの
新米巫女の橋本ユリが、神社に関する知識をわかりやすく解説します。

オオヤマツミ

2018年5月18日

橋本ユリ
こんにちは、北極神社の新米巫女、橋本ユリです。
今回は、天狗のような強面(こわもて)だけど、娘は日本一美人な
山の神様をご紹介します。



神話


オオヤマツミの神様、突撃インタビューお願いします!
あなた様のことを調べたのですが、あんまり神話に出てこないのです。

それに、誕生神話も古事記日本書記で違っているみたいで。

「うむ、古事記では、イザナギイザナミの神生みのとき、13番目に生まれたことになっておる。野の神カヤノヒメとの間に8人の子を産んだのだ。
日本書記では、火の神カグツチを生んだ妻イザナミがやけどで亡くなった時、イザナギが怒りのあまりカグツチを斬り殺したのだが、その時生まれた3柱の一人と書かれている。
でも娘さんは超有名人ですよね!

「うむ、うむ。自慢の娘たちだからのう。
霊峰富士の守り神である木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)と永遠の命を与える岩長姫(イワナガヒメ)
二人とも、天照大神の孫ニニギの命に嫁にやったのだが、面食いめ、姉の岩長姫を「ブスだから、いらない」と返してきおったのじゃ。
そんなことをするから、永遠の神の寿命がなくなって、死ぬ体になってしまったのだ、馬鹿な奴だ!
それから、農耕の女神、神大市比売神(かむおほいちひめ)もいるぞ。
この娘はコノハナサクヤ姫ほど目立たないが、実は英雄スサノオ大神の嫁なのだ。

大年神(おおとしかみ)とお稲荷様として今も信仰されている倉稲魂尊(うかのみたまのみこと)の2人の子をもうけておる。
そして、木花知流比売(このはなちるひめ)は、スサノオの正妻クシナダ姫が生んだ八島士奴美神(やしまじぬみ)に嫁にやった。姫が生んだ子の子孫が大国主大神なのだ。
まあ、そもそもクシナダ姫の父母である足名椎命・手名椎命(あしなづち・てなづち)がわしの息子と娘なんだが。兄弟で結婚したということだな。」

わあ、そうだったのですか!英雄たちの影にオオヤマツミの娘あり、ですね~。

「まあ、数ある孫たちの中でも、木花之開耶姫(コノハナサクヤヒメ)がニニギノミコトの息子、彦火火出見尊(ひこほほでみ)を生んだ時が最高に嬉しかったな。
姫がニニギに不貞を疑われて、火をかけた産屋で出産するという事件があったからよけい気をもんだよ。姫は美人だが幼いころから、すごく気が強いのだ。
無事の出産に安堵して、天甜酒(あめのたむざけ)を造り、姫を守って下さった神々に供げたものだ。
初めて酒を造ったのが、ワシだ。酒解神(さけとけのかみ)という別名はそこからきている。酒造の祖神としても信仰されておるよ。」
わあ、最初にお酒を造った神様でしたか!

「それで驚いては行けないぞ。山の神の代表と言われるワシだが、実は海の神でもあるのだ。
別名の、和多志大神(わたしのおおかみ)とは、ワタは、ワタツミ神(海人)のワタ(うみ)で、シは司るの意味があるから、海を支配する神を表している。

ワシを祀る神社の本拠地である愛知県大三島は、水運交通の要で、瀬戸内水軍の拠点だった。ワシは、水軍の守護神であり、武運を授ける神でもあるのだ。」
ええ、海の神様でもあるんですか!

「私を祀る民は、山とその周辺に生きる人々が多いのは確かだ。林業、炭焼き、鉱山、鍛冶を生業とする人びとが私を祀っている。農民にとっては、農業神でもある。
もともと、山には神宿る、と古代日本人は思っていた。高く美しい山への山岳信仰は、ごく自然な祈りなのだ。私は大きな神社で祀られているだけでなく、小さな祠や石に祀られていることもある。
山の多い日本では、私は全国のあらゆるところに祀られている。代表的な産土神だと言えよう」

オオヤマズミの神様は、私たちの身近で守護してくださっているのですね!
今日は色々お話を聞かせて下さって、ありがとうございました。

系譜

父母


イザナギ イザナミ

子ども


木花咲耶姫(このはなさくやひめ)・・・富士山の神。ニニギの命の妻神
石長姫(いわながひめ)・・・浅間山の神。
木花知流姫(このはなちるひめ)・・・スサノオの息子、八島士奴美神(やしまじぬみ)の妻神
足名椎命・手名椎命・・・スサノオの妻、櫛名田姫(クシナダヒメ)の両親。

野の神 鹿屋野比売神(かやのひめ)との間に生まれた神々


天之狭土神・国之狭土神・・・土の神
天之狭霧神・国之狭霧神・・・霧の神
天之闇戸神・国之闇戸神・・・谷の神
大戸惑子神・大戸惑・・・・・道に惑わせる神(色々な解釈がある)

名前の由来


別名:
  • 大山津見神(おおやまづみのかみ)
  • 大山積神(おおやまづみのかみ)
  • 酒解神(さけとけのかみ)
  • 大山津見神(おおやまづみのかみ)
  • 和多志大神(わたしのおおかみ)
  • ①「わた」=「海(わたつみ)」、「し」=「司」とされ、海の神
    ②「わたし」=「渡し(=航海)」の神
        

ゆかりの地


日本全国の山 

祀られている神社

大山祇神社(愛媛県今治市大三島)
   
オオヤマヅミを祀る神社の本拠地
梅宮神社 (京都府京都市右京区梅津)
 
祭神「酒解神」=大山津見神
三嶋大社(静岡県三島市大宮町)
    
三島神社の総本社
三島鴨神社(大阪府高槻市三島江)
   
三島神社の大本
端島神社(軍艦島)

大山祇神を祀る神社は、小規模社や境内社・配神等を含めると全国に10,299社存在すると言われています。

ご利益


山の神 海の神 軍神 農林業 酒造の神 鉱業など山に関する諸産業の神ですから・・・
  • 農産
  • 山林
  • 鉱山業守護
  • 漁業航海守護
  • 商工業の発展
  • 商売繁昌
  • 試験合格
  • 家庭平安
  • 安産
  • 厄除け

等のご利益があります。

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