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地球の水はどこからきたのか?古文献に書かれた真相【Road to ISE Final vol.9.5】

2023年2月26日 2023年02月23日

あなたの心に火を灯す、東洋思想及び神道研究家の羽賀ヒカルです。

「Road to ISE Final」

今回は2018年の伊勢参拝セミナーから一部をお届けしていきます。

地球の水はどこから来た?


ここから水の話をしましょう。

水は何と同期してるかというと、月なんですね。


なぜ水と月が同期しているのでしょうか・・・?

地球には海など、たくさんの水がありますが、元々あったわけではないです。

どこから来たのかは、実は不明です

諸説ありますが、一説では「月から来た」という説があります。


なぜ、そう言えるのでしょうか?

昔、月に水が大量にあったことは、間違いないわけです。

クレーターも、水に覆われていたはずです。

しかし、月の水は、今は一切ないです。


では、どこに行ったのでしょうか?

地球に来たのではないのでしょうか?

これは、そういう説があるだけで、完全に証明されてはいません。


他の説では、例えば太陽フレアがあります。

「太陽活動が活発になった時に、月がその影響を受け、その時にあった水が沸騰し散った。その水が地球に来て海になった」という話があります。

「本当かな?」という感じですが(苦笑)


しかし、日本のもうひとつの神話「ホツマツタヱ」には、そのように書いてあります。

「実は、地球の水は月からやってきました」とのことです。

水と月の不思議な関係


実はそのように考えると、説明がつく現象は多くあります。

例えば、潮の満ち引きがあります。


月の引力が起こしているという説がありますが、実は本当かどうか分かっていません。

違うという説は強いです。

潮の満ち引きも、原因は分かってないのです。

地球と月のことで明らかになっていないことは結構、多いんですね。


では、なぜ水が月からやってきたという説があるのでしょうか?

次の話があります。

水分子は、実は微妙にスパイラルしています。


振動しているんですが、実は振動がぴたっと止まる日があります。

それが、新月の日です。

つまり、「水の動きと月の動きがぴったり連動してる」という話があります。


このことについて、昔から言い伝えがあります。

「新月伐採」という「新月の時に刈った樹木や倒した樹木は、腐りにくく、劣化しにくい」と言われています。

なぜでしょうか?

その時、水分子が動いていないから、その時の状態を保持しやすいということです。


でも、新月ではない時に刈ってしまうと動いているので、その状態だから、腐ったり劣化したりしやすいという説があるんですね。

これも、本当かどうかは分かりません。

でも、一つ言えるのは、水の動きと月の動きは連動しているということです。

ツクヨミの「ヨミ」とは・・・?



アマテラスは「高天原、天上世界を治めなさい」と言われました。

スサノオは「大海原、地球をしろしめせ」と言われました。

そして、ツクヨノミコトは「どこを治めろ?」と言われたでしょうか?

それは、夜の国です。

夜の国とは「黄泉(よみ)の国」です

だから、ツクヨミノクニなんです。


黄泉の国は「黄色い泉」と書きます。

泉=水なんです。

だから、水の動きと月の動きは非常に連動しています。

月は水のエレメント(※注1)なんですね。

※注1:エレメント
要素、成分、元素などの意味を持つ英単語。


ゆにわマート(※注2)では、変若水(おちみず)というエネルギー水を売っています。

実は、これはツクヨミの神話に出てくる若返りの水です。

だから、ツクヨミノミコトは、水にまつわる働きや功徳を持っている神とも言えます。

※注2:ゆにわマート
ゆにわが営んでいるショップ。人生でずっと使い続ける価値があるものだけを取り扱い、商品は羽賀ヒカルはじめスタッフも愛用しています。

ホツマツタエより


先程、地球の水は月からやってきたという話を少ししました。

このことは、ホツマツタエの神話に書かれています。


「ホツマツタエ 御機(みはた)の15」を、最初から読んでいきます。

みけつよろずなりそめのアヤ(御食万物 成り初めの綾)
=様々な食べ物の成り立ちの章

つきのみつ くたせるつゆは
かはのみつ うつほうくれは
くもとなり

ちあゆみのほる
はにのいき のほるいかくり
いゐのなり そやとめちつゑ

くもなかは ふれはめつゑに
あひもとめ あめとふるなり

さむかせに ゆきとこほれと
をにとける

よるなみうけて
なるうしほ やくしほすかの
うつわもの

はめはみのあか まぬかるる


ここから、原文訳を読んでいきます。


月の雫が降って雨となり、草木を麗し、集まって川が流れます。

この部分は「月から水がやってきました」と翻訳している人もいます。

「それが川の水になっています」ということですね。


後に川の水は蒸発し、空高く昇って雲となります。

その雲の姿は、まさに千歩の天に駆け上る大地の息吹を思わせ、ある雲の形は天を覆ういがぐりが弾けたようで、またある雲はてんこ盛り飯の形でもあります。


天に浮かぶ雲までの距離は、なんと十八トメヂ(※注3)の彼方です

※注3:トメヂ
昔のホツマツタエの距離の数え方です。縄文時代には、息の長さを基準に長さの単位を定めていました。海のリズムでゆったり呼吸して生きていた縄文人は、一日の呼吸の数が創造神アメミヲヤと同じ息の数で、響きあっていると考えられていました。その呼吸で歩ける長さは、1トメヂが110キロメートルくらいという説があります。


雲が重くなり、空から半ば垂れ下がってくると、地上の草木の芽が雲に向かって、呼びかけて求め合って、雲は雨になり、地上に降り注いで川となり、元の水の姿に戻ります。

冬になると寒風に吹かれ、雨水は凍って雪になりますが、再び春の暖かい陽ざしを受けると、溶けて水に戻り流れます。


ヨルナミ(月の霊力)を受けてできた、大海原の潮を焼いてできた塩は、特に浄化力に優れて、払い清めの塩として、第一に重要な神様への捧げものです。

人は塩を毎日食べ、塩をまいて悪霊を防ぎ、塩を持って家の門口を守るのも、皆、ヨルナミの霊力により身の穢れを免れるからです。


ヨルナミは「夜の月の霊」と書きます。

これは月の霊力のことです。

簡単に言うと「塩は、月の霊力を宿すもの」なんです。


特に、良い塩は月の霊力やエネルギーを宿します。

海から採れた塩は、そういうエネルギーを持っているということなんですね。

世界中で信仰される月の神


水の働きの続きで、月の話をしていきます。

明日は外宮をお参りした後、歩いて月夜見宮にお参りします。

「月と、月の神様の働きは一体何でしょうか?」ということなんですね。

昔から月を見ながら、「あそこに神様が宿っているんだ」と信仰した人は多かった訳です。

例えば、有名な神様は月光菩薩(げっこうぼさつ)がいます。


これは、薬師如来(やくしにょらい)が両サイドに携えて現れる神です。

除霊、悪霊憑依を取り除く時に動くと言われています。

また、あまり知られていませんが、阿弥陀如来(あみだにょらい)です。


実は「月の神様」と日本では言われています。

神仏集合の考え方だと、ツクヨミの本体が阿弥陀如来と言われたりします。

実際はそうではないんですが、そう言われています。


キリスト教でよく言われるのは「ガブリエル」です。

「ガブリエル」は月の神、「ミカエル」は太陽神と言われたりします。


あと、エジプトの神だと「トト」です。

知恵の神と言われています。

ツクヨミノミコトも「知恵の神」なんですね。

ツクヨミが一体何を示しているかというと「ツキを読む」です。

これは「暦の神」とも言われていて、その昔、日本人が作っていた「ツクヨミ暦」という暦があったと言われています。


最後は、ダイアナです。

月の女神で有名なのは、セレーナやアルテミスですが、同一名称です。

全て異名で、正確に言うと、「アルテミス・セレーナ・ダイアナ」みたいな名前です。


ギリシャ神話に登場する「月の神様」ということですね。

全てを総称して、月の働きです。

月の魔力の正体は・・・?


月は霊力や魔力を持っています。

そして「魔力の根源や象徴」が、月の神様です。


では、月の魔力とはなんでしょうか?

月は、どういう働きがあるのでしょうか?


ちなみに、2018年の伊勢参拝に合わせて調香されたコロンも「月の魔力」です。

最後は、北極老人(※注4)が仕上げを監修されました。

※注4:北極老人
羽賀ヒカルの師匠。進学塾の塾長であり、伝説の占い師であった。万巻の書を読んでいる現代の賢者


例えば、有名な話をします。

「月の大きさは日によって違う」と思っていないでしょうか?

「違うに決まっているじゃないか、大きい日とちっちゃい日があるでしょ?」

「えっ、十五夜お月さんの時は大きいでしょう?」

そのように思いがちですよね・・・。


実は違うんです。

月は常に大きさは一定で、大きく見えるのは錯覚なんです。

これは本当で、測ると同じ大きさになります。


月には、錯覚させる作用があります。

もっと言いましょう。

「勘違いさせる力がある」ということです。

月の魔力を使った祭り


勘違いさせる作用を使い、行われた祭りもありました。

例えば、昔の暦は「新月が一日、三日月は三日目の月、十五夜お月さんが満月。そこからまた新月に戻っていく」という感じで、月のサイクルで1ヶ月が作られていました。

そして、昔は神社やお寺で「十五夜祭」というお祭りがあったのです。


ここで何をするのでしょうか?

簡単に言うと「神社で男女がまぐわう」という祭りです。

これは満月の時に行われていました。

月あかりを利用していたとも言えますが、なぜこの日に行われるのでしょうか?


相手に対して、幻想や錯覚を抱きやすいからです。

簡単に言うと、本来好きでもない相手のことを、好きと錯覚しやすいのです。

幻想や幻覚に入りやすいがゆえに、満月の力を使うと錯覚しやすくなります。


また、満月の日に瞑想したりすると良いと言いますね。

簡単に言うと、意識が拡大しやすいからです。


例えば、普通ならば5しか思えないことが、20ぐらい思えたりします。

もっと言うと、普段10しか思えないのが100ぐらいの念力の強さを発揮するのが満月なんですね。

だから、満月の日に「私はこれを手に入れたい」と願ったことが実現しやすいのは、普段よりも思いが増長しやすいからです。

それは「月の幻覚や錯覚の力を使って思いが大きくなっている」ということなんですね。

月の魔力の良い影響、悪い影響


思い込みや幻覚の力を使って「自分は絶対うまくいくんだ」みたいな感じで成功することがあります。

それを何と言うでしょうか?

「うわー、ツキがあるな」ですね。

ツキ(月)が来てるのは、思い込みや幻想の力がうまく働いている状態です。


でも、「あいつ、最近ちょっと暴走しすぎじゃないか、おかしくない?」という悪い方向へいくこともあります。

それを何と言うでしょうか?

「あいつ、憑き物がついているんじゃないか?」と言いますね。

ツキ(月)なんですよ。

つまり、何かおかしくなっている、暴走している、錯覚している状態のことを「憑いている」と言いますね。

これは、月に非常に関わっています。

つまり、上手くいくのも、人が暴走して悪い方向にいってしまうのも、月の力と関わっているということなんですね。

神道や運の言葉にもツキがある


神道や運の言葉には、ツキ(月)という言葉が入っていることが多いのです。

「憑き物が取れた」というのは、暴走が少し取れた状態ですよね。


また、伊勢神宮で神様に仕える皇女がいらっしゃいます。

今は誰かご存知ですか?

黒田清子さんですね。

皇室の血筋を引いている女性が選ばれ、伊勢の神様に仕えます。

それを斎宮(※注5)と言ったりします

※5:斎宮(さいぐう)
伊勢神宮に奉仕した斎王自身や住まう御所のこと


斎宮を日本語にすると、どうなるのでしょうか?

「いつきのみや」「つきのみや」なんですよ。

これもまた、ツキ(月)という字が入ってきます。

月の霊力をどう活かす?


人間の意識が拡大して、暴走した時、月の霊力・魔力を使ったらどうなるのでしょうか?

人に幻想や幻覚を見せるのが月の霊力です。


ただ、悪い意味で憑かれると、幻想や幻覚を見せられる形になります。

それが「憑いている」状態です。

「あいつ、憑いているんじゃないか?やばいって!」

「あそこに幽霊がいる~!」

「俺はアマテラスオオミカミだ」

といったのも、悪い意味で憑いている状態です。

でも、月の魔力は、よく活かすこともできるということです。


・神社チャンネルのこちらのYouTubeバージョンもご覧ください。↓


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この記事をまとめた人

ゆうすけ
ゆうすけ
ゆにわ塾歴2年。25歳のフリーターです。毎日、ゆにわの学びを実践するつもりで、仕事や家事と向き合っています。座右の銘は、「大丈夫、なんとかなる!」(笑)

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