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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

戸隠神社の奥社〜中社、御朱印5社のアクセスルートと駐車場完全攻略

2017年11月21日 2019年05月14日

こんにちは、北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

戸隠神社は御朱印五社巡りが有名です。
合計5箇所の神殿で御朱印を頂くことができるので、非常に人気のスポットです。


以前にテレビ、やりすぎコージーにて江原さんが紹介したとか。
そんな超パワースポットの戸隠神社ですが、ご利益の受け取り方を書いている情報がほとんどありませんでした。

せっかく行くのに貰えるはずのご利益が半分以下になってしまったら勿体無いですよね。
そこで今回の記事では、御朱印五社巡りのルートを紹介しながら、ご利益を受け取る方法や、アクセス駐車場をお伝えします。それでは参りましょう!

五社のアクセスとパワースポット


戸隠神社の参拝ルートは、上記の地図のようになります。
各社に駐車場があるので自家用車、レンタカーがあれば比較的楽に参拝することができます。

今回は、車がなかった場合にどのようにしたら良いのかをお伝えします。
参拝順序については決まりはありませんが、体力的なこと、混雑も含めて難所とされる場所から先に参拝できるようにしています。参拝順は以下の通りです。

奥社、九頭龍社

中社

宝光社

火之御子社


全て徒歩でも行けないことはありませんが、5?6時間かかることがあります。
今回はバスを利用してどのようにしたら良いのか、タイムスケジュールを考えてみました。

① 奥社


戸隠神社で一番行きたいのが奥社です。「戸隠奥社入口」のバス停から徒歩30分で行くことができます。

参道入口から随神門までは徒歩15分で、そこから奥社に向けてどんどんと勾配がきつくなってきます。
最後のあたりは、自然石混じりの石段になるので、バランスを崩しやすくなります。
冬季は特に注意ですね。

主要駅から戸隠奥社入口までのアクセスは別の章でご紹介します。
戸隠神社の名前の由来をご存知でしょうか。
古事記、日本書紀に登場する、アマテラスの天岩戸隠れ神話に由来します。

その当時、アマテラスはイタズラ好きの乱暴者、弟のスサノオを自分の近くに住まわせることにしました。

家来
アマテラス様、大変です。スサノオ様が田んぼの畔(あぜ)をめちゃくちゃに壊しています。これでは稲穂が育ちません・・・。


アマテラス
誰でも失敗はつきものよ、気にしないでください。


家来
アマテラス様、スサノオ様が収穫した稲穂を大切に保管する神殿に糞をして回っています。


アマテラス
スサノオも何かあっての事なのです。体調が悪くて汚物を吐き戻す事もあるでしょう。


家来
アマテラス様!スサノオ様が今度は機屋の天井に穴をあけ、そこに皮を剥いだ馬を投げ入れまして・・・。


家来
それに驚いた織女が機械に刺さって死んでしまいました・・・。


アマテラス
・・・。


・・・

家来
どうした!?急に暗くなったぞ、何があった!?


この時、アマテラスは、弟スサノオの悪事に耐えかねて岩戸に隠れてしまいました。
アマテラスは太陽神ですから隠れてしまうと、昼間が訪れません。これが岩戸隠れになります。
・・・

オモイカネ
皆を呼んだのは他でもない、アマテラス大神様が御隠れになった件です。


オモイカネ
これからどのようにしてアマテラス様を連れ出したら良いか、皆で考えようではないか。


こうして八百万の神々が一斉に集まり、会議を行いました。

オモイカネ
それではこれより、アマテラス様の岩戸開き大作戦を執り行う!


岩戸開き大作戦とは・・・。楽しいお祭り大作戦でした。
神々が一堂に会し、食事と酒を飲み始めました。
神々は会話をしたり、時に冗談を言い合ったり、楽しい時を過ごしました。

そんな中、とても鳴き声の大きなニワトリ達が一斉に鳴き始めます。
その後、アメノコヤネが祝詞を奏上します。
祝詞とは、神社で神主さんがご祈祷で読み上げる神様の応援歌のようなものです。
これによって、場の空気が一気に温まります。そこで登場したのがアメノウズメです。

アメノウズメ
私、ウズメ、今から踊りますっ(≧∀≦*)


アメノウズメは、大きな桶を反対におき、その上に乗りました。そこから足をふみ鳴らし、面白く踊り始めました。その神懸かった踊りに神々は大興奮。

八百万の神々
うぉーーー!!いいぞいいぞ!!


踊れば踊るほどに、アメノウズメの服が乱れて行きます。だんだん胸がはだけてきて、チラチラと気になります。

アメノウズメ
ちょっとサービスっ!!チラリ・・・(≧▽≦)ゞ


八百万の神々
み、見えた!?見えたのか・・!?


そうしているうちに、アメノウズメは全裸になり、踊り続けました。会場のボルテージはマックスになった頃・・・

アマテラス
一体何が起こっているの?私がいないというのに、どうしてみんな楽しそうなの?


アメノウズメ
あなた様より、すご?い神様がいらっしゃったんです。ほら・・・。


かすかに岩戸を開き、外を覗こうとしたアマテラスに、鏡を差し出します。

アマテラス
まぁ、なんと麗しい神様なのでしょう。


アマテラスは鏡に映った自分の姿を勘違いしています。

アマテラス
この方は一体誰なの・・・?


そうして、岩戸を広げた瞬間、タヂカラオが一気に岩戸を開けます。

タヂカラオ
うぉぉぉりゃーーー!!


アマテラス
え?何?何が起こったの!?


オモイカネ
アマテラス様、もう岩戸に隠れないで出てきてください。八百万の神々はあなたを必要としているのです。


こうしてアマテラスはめでたく岩戸から出てきました。これが岩戸隠れ、岩戸開きの神話です。

ちなみに「平成」とは、「一」「八」「十」「成る」と書きます。
高度経済成長の昭和から、不景気になって日本はずっと暗闇の時代を過ごしてきました。


間も無く平成が終わり、新たな時代に突入するといわれています。
時代が岩戸開きのように開かれる直前の現在ですが、今後ますますあらゆる面での二極化が進むといわれています。

どちらの極性に行くのか、自分の内なる岩戸を開けるのかどうかが、開運の鍵になると言えそうです。
この岩戸開きの話には続きがあって、タヂカラオが投げ飛ばした岩戸は、長野県に落ち、それが山となりました。

タヂカラオ
これはちょうど良い。ここに住むとしよう


こうしてこの山は戸隠山と呼ばれ、戸隠神社の奥社に天手力男神(アメノタヂカラオ)が祀られるようになりました。

岩戸を九州から長野まで投げ飛ばすほどの怪力の持ち主のタヂカラオは、その筋力が由来して、スポーツの神の信仰がありますが、先ほどもお話しした通り、内なる岩戸を開くご利益があります。

飯縄社


 




某テレビ番組で、江原啓之氏が紹介していた奥社と奥社参道入口に建つ飯縄社です。
中社から奥社までは、緩やかな上り坂を約15分、きつい勾配坂を約25分ととても大変な道のりです。

しかし、参拝だけでなく奥社まで歩いて登ることに意味があるとのこと。
また、奥社参道入口鳥居前の広場にある飯縄社は、江原氏が一番エナジーを感じると言っていた場所です。
奥社参拝の際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

九頭竜社


奥社近くにあり、徒歩で行ける九頭龍社には、九頭龍大神が祀られています。
創建などは不明ですが、タヂカラオが祀られるようになる前からいらっしゃった、土着の神であると考えられています。

龍神は神々の部下にあたり、抽象的な願いを叶えることを得意とする神様に比べて、現実面を動かす働きがあるとされています。

太宰府天満宮で祀られている菅原道真公に仕えているのが、龍神とされており、当時、雷や原因不明の疫病にて道真公を陥れた藤原氏を滅亡させたと恐れられています。

戸隠神社の九頭龍大神は、「心願成就」「縁結び」「虫歯の神」「水の神」「雨乞いの神」としての信仰を集めてきました。

奥社と九頭龍社は雪深い冬季も参拝は可能ですが、授与所が閉鎖されます。
冬期については参拝後、中社に行くことで御朱印を頂くことができます。

中社


九頭龍神社に行った後は、一旦奥社参道からまた30分かけて元の道を戻ります。
その後、「戸隠奥社入口」のバス停に戻り、そこから「戸隠中社」にバスで向かいます。
バスの時間は3分で、徒歩だと20分かかります。

中社は戸隠神社の起点となる場所です。
御朱印がもらえたり、旅館も多いのでここを中心に考えたら良いでしょう。

戸隠神社の中社に祀られているのが、岩戸開きの作戦参謀長の思兼命(オモイカネ)です。
皆の思いを兼ねるという意味のオモイカネは、周りの意見を聞き入れ、それを集めて和合する働きがあります。

戦後に「私」という漢字に書き換えられてしまいましたが、本来の「ワタシ」の感じは「和多志」です。この意味は、多くの志を和する。それが自分だ、という意味です。

つまり、自分は多くの人と思いと繋がり、一体感のあるものが自分であり、漫画鋼の錬金術師で言う所の、「一は全、全は一」の考え方です。

岩戸開きは、八百万の神々がお祭り騒ぎで盛り上がって達成されました。
戦後の昭和、平成の時代は個の独立、尊重される時代でしたが、これからはそれぞれの個が、団結してより大きな事を成し遂げる時代に突入します。

私自身もいろいろな経営者の生の声を聞いたり、うまくいく企業の共通点、うまくいかない企業の違いなどを見ていますが、「在り方」が重要になっていると強く感じます。

何のためにお金を稼ぐのか?誰に喜んで欲しいから、仕事やお役立ちを考えるのか。
「在り方」は「志」と言い換えることができます。


「和多志」、思いを兼ねるご利益のあるオモイカネに導いてもらえると、自分の中の岩戸開きがなされるのではないでしょうか。

ちなみにタヂカラオの父親がオモイカネです。頭脳の神様から怪力の神様が生まれるのはちょっと面白いですね^^
戸隠神社の中社からは、バスで宝光社に行くことができます。

宝光(ほうこう)社



五社巡拝の一つにも数えられる、光宝社です。少し急こう配の階段を上ると現れる社。
深い緑に抱かれるような社と境内の見るだけでパワーを感じできます。

「戸隠中社」のバス停から「戸隠宝光社」のバス停で行けます。
徒歩の場合は、20分程度で到着します。
宝光社で祀られている神様は、天表春命(アメノウワハル)です。

アメノウワハルに関しては、古事記、日本書紀には見つけることができませんでしたが、社伝によると、オモイカネの子供で、「裁縫」「安産」「女性や子供の守り神」のご利益があるそうです。
宝光社から徒歩で10分歩くと、火之御子社があります。

火之御子社


火之御子社の御祭神は、天宇受売命(アメノウズメ)です。
アメノウズメは面白おかしく、セクシーなストリップダンスで、アマテラスの岩戸をわずかに開けた神様です。

胸を開いた行動により、胸を開く=ちゃんと本音を言う、と言うご利益があります。
多少言いづらい雰囲気とか、周りが気を使う場面でも、ズバッと本質を付き流れを一気に変える力があります。

まさに岩戸のわずかな隙間をこじ開ける、ゼロからイチを作り出す神様です。
人は過去の失敗やトラウマなどから、言った方が良いことを言えずに、誤解を生んでコミュニケーションがうまく行かないことが多々あります。

そんな時に、アメノウズメ命のご利益をいただき、胸を開き、本音で語り、先延ばしにしてきた問題を一気に解決する導きをしてくれます。

以上が、五社巡りの仕方と、ご利益、パワースポットの解説でした。もう一度参拝ルートの図を記載するのと、バス時刻についてお伝えします。

オススメなスタート時刻は、9:38 戸隠奥社入口に到着から。
2時間かけて奥社・九頭龍社を回り、その後11:27発のバスで、戸隠奥社入口→戸隠中社に向かいます。
中社では30分程度滞在し、そこでお昼を食べ、12:30発のバスで戸隠宝光社に向かいます。

宝光社で30分、その後、徒歩10分で火之御子社に向かい、戸隠宝光社のバス停に13:38までに戻ります。
混雑時はより前の時間帯で行動するか、予定変更時のバスの時刻を確認しておくと良いでしょう。
授与所は9時?17時なので、時間帯にご注意ください。

尚、冬季(1月中旬?4月下旬ごろ)までは、奥社の神殿は閉鎖、授与所の営業は中止しています。
奥社には行けない事は無いようですが、バスの運行が停止するために、タクシーが必要ですし、雪深く寒すぎるのでオススメしません。

 

お守りとおみくじ


運気向上・金運招福


 




中社社殿の天井に描かれている龍の絵が織り込まれているお守り。
身につけてることにより神様のお力を分けていただき、運気向上、金運招福のご利益があるとされています。

戸隠神社のおみくじは自分で引けない


 




戸隠神社には「年齢おみくじ」があり、数え年で申告をします。
申告すると、祝辞をあげてくださり、宮司さんがおみくじを引いてくれます。
自分で引けないおみくじ・・・少し珍しいですよね。

さらに、おみくじの結果に「平」というこれまた珍しいものが出ます。
末吉と凶の中間、広い意味で言うと「良くも悪くもない」といった感じです。

おみくじの結果に一喜一憂する人がいますが、大切なのはそこではありません。
おみくじは神様からのメッセージであり、どのように生きたら良いのかを示してくれています。

結果そのものよりも、その結果を元に今後何を意識して生きるかが重要です。
おみくじは持ち帰って手帳などに貼り、その時もらったメッセージに適った生き方ができているかを思い出すと良いでしょう。

 

御朱印


 




戸隠神社には、五社それぞれに御朱印があります。「奉拝」「社名」の文字、「信州戸隠」「社名」の印。
五社すべてを並べると圧巻です。
初穂料  各300円(御朱印帳がない場合は半紙で拝受可各400円)
受付時間 9時~17時
受付場所 各授与所※例外あり

受付場所について追記です。
火之御子社は宝光社にて、九頭龍社は奥社にて拝受できます。

また、冬期は雪の関係で閉鎖する社がある場合は、中社にて授与されます。
積雪時の参拝は危険なので、無理なさらず事前に宮司さんにご確認くださいね。
詳細については別の章でお伝えします。

御朱印帳の時間と大きさ


 




戸隠神社の御朱印帳は、濃紺のシンプルな表装です。
女性らしいデザインの御朱印帳が多いのなか、かっこいいデザインの戸隠神社の御朱印帳は男性や年配の方にも人気となっています。
初穂料  1000円
サイズ  11cm×16cm
受付時間 9時~17時
受付場所 奥社、中社、宝光社の授与所

 

アクセス


戸隠神社へは、バス、タクシー、車でのアクセス方法があります。周辺の鉄道の駅からは遠いため、徒歩でのアクセスは記載していません。

バスアクセス


JR「長野駅」善光寺口を出て、7番のりばアルピコ交通バス70系統「ループ橋経由戸隠線・戸隠キャンプ場」行きに1時間~1時間半乗車、1150~1350円。

1時間に1本程度の運行数です。
往復路の計画を立てての利用が、非常におすすめです。
奥社、中社、宝光社にバス停があるので上手に活用するとより効率的に回ることができます。

時刻表
ゴールデンウィーク期間には、戸隠スキー場からの巡回シャトルバスも運行しているようです。
【戸隠循環シャトルバス】
5月2日~5月6日
9時30分~15時45分
戸隠スキー場⇒奥社入口駐車場⇒中社西駐車場⇒戸隠スキー場
大人¥600 小人¥300(1日乗り降り自由)

ゴールデンウィークは混雑するため、車でのアクセスを考えている方もシャトルバスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
車は戸隠スキー場臨時無料駐車場への駐車可能です。

アクセス(タクシー)


JR「長野駅」善光寺口から、約40分、およそ8000円。
交通の利便性を考えると、タクシーでのアクセスも良いかと思います。
特に、五社巡拝の場合は、観光タクシーが非常に便利です。
時間や料金については、各タクシー会社へご相談してみてくださいね。

 


長野個人タクシー事業協同組合 無線
長野県長野市大字鶴賀緑町1104-17
026-227-1522
長野第一個人タクシー協同組合
長野県長野市大字稲葉2552-1
026-229-5570
日の丸タクシー
長野県長野市東鶴賀町39-6
026-233-1100


 

アクセス(車)


中社へは・・・
上信越自動車道「長野IC」から、約1時間。
奥社へは・・・
上信越自動車道「信濃町IC」から、約25分(その後奥社まで徒歩約35分)。
奥社へのルートは特に渋滞もなく、比較的わかりやすいルートです。
奥社駐車場は、以下のストリートビューになります。


戸隠神社への積雪時のアクセスを事前に知るには


冬季には積雪する戸隠神社へのアクセスは、雪道に慣れていないドライバーさんにとっては少し心配かと思います。

戸隠観光協会は、戸隠神社周辺の様子を確認できるようライブカメラを設置してくれています。
参拝前の確認ができますので、ぜひご覧いただければと思います。
戸隠神社ライブカメラ

 

 

戸隠神社の周辺観光スポット


鏡池


鏡池
長野県長野市戸隠
戸隠高原の絶景ポイントです。標高1200mの高地にあり池そのものも綺麗ですが、湖面に映し出される山々と木々の姿、これはまさに絶景です。
見頃は毎年10月頃とされています。

善光寺


善光寺
長野県長野市元善町491
026-234-3591
拝観時間 4:30(6:00)~16:00 ※カッコ内は冬期です。
年中無休
本堂は撞木造(しゅもくづくり)という独特の構造で、江戸中期仏教建築の傑作といわれているお寺です。
その本堂の地下、真っ暗な闇の中を手探りで巡り一番奥にある錠前に触ってくる「胎内めぐり」が有名。
不思議な体験が出来るスポットです。

戸隠民俗館 忍者からくり屋敷


戸隠民俗館 忍者からくり屋敷
長野県長野市戸隠3688-12
026-254-2395
開館時間:9:00~17:00
入館料金:大人¥700 小人(小中学生)¥400
定休日 営業期間内 無休

忍者遊びができる、戸隠忍法資料館と忍者からくり屋敷。
戸隠神社の奥社駐車場のすぐ横にあります。
参拝にあまり興味のない子供向けと思いきや、大人も本気で楽しめます。
沢山歩いた後のストレッチにも最適かも知れませんね。

 

戸隠神社の宿泊施設のおすすめは?


戸隠神社へはパワーの大きさからか、全国から多くの人が集まります。
アクセスが少しだけ不便なこともあり、泊りがけで来る参拝者も多いようです。
そこで、人気の宿泊施設(宿坊)をまとめましたのでご覧いただければと思います。

宿坊 山本館


平安時代、戸隠奥院から宝光院が分祀された1058年から神社に仕えてきた由緒ある宿坊です。
歴史ある建物ですが、全室トイレ付の新館やバリアフリーに対応するなど、快適な宿坊で人気です。
趣ある茶室「鷺休庵」はいつでも利用でき、また森を眺望できる大浴場など充実しています。

戸隠山九頭龍大神を主神と仰ぐ別棟大神殿の境内にある「不動瀧」の湧水は、目の病気に効くと昔から厚い信仰を受けています。
詳しくはこちら
https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/19338/19338.html

横倉旅館


前身「十輪院」は、修験道のメッカとなっていた平安時代の頃からこの地に住み、現在の横倉旅館に至ります。
江戸時代後期に再建された紅色の門に、白壁の土蔵、萱葺屋根の宿です。共同の浴場、トイレといった昔ながらの宿坊です。

旅好きの聚長(主人)の話も面白いそうですよ。
詳しくはこちら
https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/9370/9370_std.html

久山館


平安時代から明治までは別当職として「戸隠山顕光寺」を継承してきましたが、神仏分離以降は神官として戸隠神社に奉仕されています。
風格ある寝殿造の本館には、作家・武者小路実篤や歴代首相も宿泊した旧本館の様式を受け継いでいます。

木々の温もりを感じるゆったりと広いお部屋では、日頃の喧騒を忘れゆっくりとくつろげます。
また、秘仏だった「九頭龍弁財天」の像が約130年の封印をとかれ拝観できるようになっています。
詳しくはこちら
https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/158390/158390.html

 

戸隠神社の参拝時間


五社いずれも参拝は24時間自由です。
しかし冬季は積雪もあり、道のコンディションも上級者向けのため、なるべく明るい昼間の参拝を強くおすすめします。
お守りや御朱印をいただく授与所は、9時~17時となっています。

戸隠神社の所要時間


戸隠神社奥社のみの参拝で、2時間程度かかるようです。
五社巡拝は1~2日ほど要するようですので、宿泊での参拝が良いかもしれません。

つづいて、駐車場情報です。

戸隠神社の駐車場(奥社ほか)


 


戸隠神社「宝光社」駐車場
長野県長野市戸隠2110
20台
24時間
無料
※冬季は雪のため利用できない場合あり
戸隠神社「火之御子社」駐車場
長野県長野市戸隠
3台
24時間可
無料
戸隠神社「中社」西参道入口駐車場
長野県長野市戸隠中社3506
100台
24時間
無料
戸隠神社「中社」中社西駐車場
長野県長野市戸隠
台数不明
24時間
無料

戸隠神社「奥社」奥社前駐車場
長野県長野市戸隠
100台
24時間
無料
戸隠神社「奥社」奥社入口駐車場
長野県長野市戸隠
100台
24時間
一般車 3時間¥600 追加1時間¥100
0:00~23:59 最大\1000
駐車券紛失料金 \5000


 


上記は、戸隠神社の駐車場地図になります。周辺にコインパーキングはありませんでした。専用駐車場は、奥社を除いて無料となっています。

その中でも、中社駐車場の利用がおすすめです。
各社の起点となるのが中社駐車場のためで、徒歩やバスの時刻を有効に活用すれば、便利に回ることができます。

最後に戸隠神社の情報のまとめになります。

まとめ


 


・戸隠神社の御朱印
→300円、9時~17時、授与所。五社それぞれで拝受できる。御朱印帳は濃紺のシンプルなもの、1000円。
・戸隠神社の駐車場
→五社それぞれに専用駐車場があり、奥社駐車場以外は無料。中心にある中社駐車場がおすすめ。
・戸隠神社へのアクセス
→バス、タクシー、車。五社巡拝には観光タクシーがおすすめ。
→GWなどの混雑時期や冬季には、事前にライブカメラで様子を確認できます。
・戸隠神社のパワースポット
→奥社と飯縄社、宝光社
・お守り、おみくじ情報
→運気向上・金運招福、年齢みくじ(宮司さんが引いてくれる)
・戸隠神社の周辺宿泊施設(宿坊)
→宿坊 山本館、横倉旅館、久山館
・戸隠神社の営業時間
→参拝は24時間可能、授与所は9時~17時
・戸隠神社の周辺観光スポット
→鏡池、善光寺、竹風堂、戸隠民俗館 忍者からくり屋敷
・戸隠神社のご利益
→奥社(タヂカラオ):スポーツの神、内なる岩戸を開く
→九頭龍社(九頭龍大神):「心願成就」「縁結び」「虫歯の神」「水の神」「雨乞いの神」
→中社(オモイカネ):皆の思いを兼ねる
→宝光社(アメノウワハル):「裁縫」「安産」「女性や子供の守り神」
→火之御子社(アメノウズメ):胸を開き、本音で語る。


 

参考になれば幸いです。ありがとうございました。

この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

メルマガでも発信しています。

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