明石駅近隣の神社「熊野神社」、「腕塚神社」
こんにちは!北極神社の新米巫女、橋本ユリです。
橋本ユリ
今回は、明石の駅近くにあります「熊野神社」と「腕塚神社」についての記事をNFさんに投稿していただきました。
明石駅から徒歩で行ける神社を2つご紹介します。
一つ目は、比較的大きな神社なのに荒れ果てたところ。カメラを向けるのもはばかられました。
アップしていいものかと思いましたが、神社の現状を知って欲しいので記事にします。
もう1つは、祠のように小さな神社で、切り落とされた腕をお祭りしているという、ちょっとびっくりなご神体ですが、地元の人が大切にお祭りしている神社です。
それでは参りましょう!
熊野皇大神社
ご利益
- 一願成就
- 再生(魂の蘇り)
ご祭神
- 伊邪那岐命
- 伊邪那美命
ご由緒
信長が高山右近を攻めた時、稲爪神社が焼失しました。
その時にご祭神を仮に安置していた場所だったそうです。
稲爪神社が再興したあと明石城主が、熊野三社(熊野坐神社 熊野那智神社 熊野速玉神社)を勧請しました。
住所・アクセス
〒673-0876 兵庫県明石市東人丸町6-6
・山陽電車「人丸前駅」下車、北東へ徒歩5分
・山陽電車「大蔵谷駅」下車、北西へ徒歩3分
・山陽電車「大蔵谷駅」下車、北西へ徒歩3分
参拝レポート
落ち葉の溜まった階段を上がります。
拝殿は比較的綺麗ですが。
龍の頭が壊れたお手水
柄杓が水に落ちていたので、思わず拾いあげましたが、柄が折れていて、水は、びっしり緑藻で、ドロドロでした。
さらに、奥には稲荷が三社あり、一つは、社殿が崩壊。悲しくて撮影できませんでした。
一度は、神主さんが主導で再興した神社のようですが、何があったのか、お祀りしている人も、参拝されている人もおられない様子でした。
腕塚神社
御神体が切られた腕という、おどろおどろしいはずが、何とも暖かなお社です。
ご利益
腕の病に霊験あらたか
御祭神
源平合戦の戦いで切り落された平清盛の末の弟、平忠度の右腕をお祀りしています。
由緒
(神社のご由緒書きより)
源平の一ノ谷合戦に敗れた薩摩守 平忠度は、西へ西へと落ちていきました。
源氏の将、岡部六弥太忠澄は、家来とともに追いかけます。
忠度の家来は次々討たれ、忠度は一人になって逃げますが、明石の両馬川(りょうまがわ)で、忠澄に追いつかれます。
相打ちになった二人はともに馬を乗り捨て、組み合います。忠度は武勇に優れ、忠澄を取り押さえて首をかこうとしました。
しかし、忠澄の家来が駆け寄って、忠度の右腕を切り落としてしまいます。
「もはやこれまで」と、忠度は念仏を唱え討たれました。
箙に結びつけられた文を広げると「行きくれて木の下陰を宿とせば花や今宵の主ならまし 忠度」
と詩歌が書かれていて、初めて忠度と分かりました。
平忠度は、清盛の末の弟で、歌人でもありました。享年41歳でした。
敵も味方も、文武にすぐれた人を、と惜しんだということです。
神社には木彫りの手が置いてあり、それで、幹部をなでると、回復すると伝えられています。
アクセス・住所
673-0898 兵庫県明石市天文町1丁目1
山陽人丸駅から徒歩1分
参拝レポート
腕塚神社は、道の端っこに小さくお鎮まりになっています。
神社というより祠のようですが、綺麗にお掃除され、狭い敷地に歌碑も立ち、由来書を持ち帰れるようになっています。
腕の病に霊験あらたかとか。
清潔なお社には、由緒書きも雨を避けるようにして置いてあります。
橋本ユリ
腕の病にお悩みの方は駅近くですし、ぜひお参りしてくださいね。
まとめ
明石は、小さな神社が点在しているのですが、駅の近くにも、いくつか神社があります。
祠のような小さな神社も、それなりの大きさの神社も。
大きくてもさびれている神社もあれば、祠のような小さな神社でも地元の人から愛されて、温かくお祀りされている神社もあります。
橋本ユリ
大きな神社に参拝する事も大事だけど、地元の小さな神社を敬愛して、足しげく通う事も同じくらい大事だな、と思うのです。
地元の人の信仰が無ければ、消えていく神社がたくさんあるのです。
地元の人の信仰が無ければ、消えていく神社がたくさんあるのです。
この記事をまとめた人
- 神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)
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