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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

願いをかなえる秘訣は「月」にあり!?【Road to ISE Final vol.9】

2022年12月6日 2022年12月07日

あなたの心に火を灯す、東洋思想及び神道研究家の羽賀ヒカルです。

「Road to ISE Final」

私達ゆにわ塾が1年間の中で最も重要視してきたイベントが年末の伊勢の団体参拝でしたが、今年で一旦の岩戸締めになります。

今まで伊勢セミナーは11回行ってきて、今まで全く違うセミナーの内容でお届けしてきました

今年は12回目です。

それらは私達にとっての挑戦でもありました。

前回までの記事はコチラ↓
破られる日本の結界 ROAD to ISE FINAL vol1
封印された歴史!伊勢と天照大神の謎 Road to ISE Final vol.2
『かごめかごめ』と伊勢神宮の秘密とは!?Road to ISE Final vol.3
天照大神の象徴・太陽に隠された功徳とは?【Road to ISE Final vol.4】
ホツマツタヱ・セオリツヒメの教え【Road to ISE Final vol.5】
伊勢 外宮の神様からひも解く霊的覚醒の秘訣【Road to ISE Final vol.6】
究極の開運法「食は運命を左右する」ちこ【Road to ISE Final vol.7】
伊勢神宮と白山ひめ神社の秘密【Road to ISE Final vol.8】

太陽・月・地球



2018年のメインテーマはツクヨミノミコトでした。

意外にご存知ない方も多いんですが、伊勢神宮の正式名称は、実は「神宮」なんですね。

しかも神宮は内宮と外宮のみを指すわけでなく、伊勢周辺にある合計125社を総称して「神宮」と言います。

中心となるのは、内宮と外宮です。

内宮はアマテラスオオミカミを祀っていて、太陽の象徴となります。

外宮はトヨウケノオオカミ、ある解釈では「太陽の光とエネルギーを豊かに受ける場所」という意味です。

太陽の光を豊かに受け取る場所は、地球になります。


太陽、地球と来ると、月があります。

内宮と外宮の近くに、ツクヨミ宮もあるんですね。

伊勢神宮はお参りの仕方によって功徳の受け方や参拝の意味も変わってきます。

2018年は内宮、外宮、ツクヨミ宮へ参拝しました。

実は、ツクヨミ宮は2つあり、その意味もお届けしていきます。

時代の大切な変わり目



2018年は平成最後の年でした。

平成はどういう時代だったのでしょうか?


この平という漢字を分解すると、漢数字の「一、八、十」が出てきます。

一、八、十・・・「いわと」ですね。

つまり、平成は「岩戸がなる時代」で、ある意味「岩戸隠れ神話」でした。

岩戸隠れとは「今までの時代が一旦締めくくられる」ことです。


昭和の時代に、日本は経済大国として世界ナンバーワンとなりました。

しかし、これからの時代は経済でナンバーワンを目指す訳ではありません。

そうした時代の岩戸締めが行われたのが平成だと考えています。

時代の変わり目=魂が目覚める時


次の時代はどうなるのでしょうか?

当然、岩戸開き神話になってくるのです。


岩戸開きとは一体何でしょうか?

これは神社チャンネルでずっとお伝えしている、「日本人の本当の良さが目覚める」、もしくは「今まで隠れてきたものが出てくる」といった意味やメッセージと捉えています。

そして、そういった時代が来るという意味もありますが、一人ひとりの目に見える世界の豊かさだけでなく、魂の世界や見えない世界の意識の目覚めも岩戸開きを意味するのです。

そういった意味で、神社チャンネルの活動は、「一人一人の心と魂の岩戸開きをしていきましょう」というメッセージを、ずっと伝えています。

影にあるものの大切さ


岩戸隠れから岩戸開き神話。

主に神話の中で登場するのは、スサノオノミコトとアマテラスオオミカミです。

これは太陽と地球の関係性ですね。


太陽の神であるアマテラス、地球の神であるスサノオノミコト、太陽と地球のみの関係性では語ることはできません。

太陽と地球が動く時、同時にその裏で動いているのは月です。


太陽、月、地球の三つの星の関係性があります。

日本語はすごく不思議な成り立ちでできています。


漢数字では、その昔「ひ、ふ、み」と言いました。

エネルギーでは「火、風、水」です。

神道の儀式では、まず火の儀式があり、火を焚きます。

また、水のお祓い清めもありますし、風のお祓い清めもありますね。

この三つがやはり大事になってくるのです。


火のエネルギーに対応しているのは「太陽」です。

「地球」は風が吹き、空気が循環している星です。

そして、「月」は水に対応しています。

海の水。実は・・・


「なぜ月が水に対応してるのか?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

海の動きや潮の満ち引きは、月のリズムと連動します。


また、地球にある海の水がどこから来たのしょうか?

実は現代科学で完全に解明されてないんですね。

一説では、なんと「地球の海の水は月からやってきた」という、科学的な説があります。

陰謀論でもなく、研究者の方で唱えられている方がいらっしゃったり、「月にあった、たくさんの水がバーッと地球に流れてきて、海になったんだ」という話があるのです。


そして、月の動きと海の動きは連動しているので、月は水と連動していると言えるのです。

これは「ひ、ふ、み」のエネルギーにも対応しているんですね。

身体の中にもある宇宙、そして伊勢とのつながり


人間の体内でも、まさに太陽のように熱く燃える心臓の働き、呼吸、水の循環があります。

これは「私達の体内にも、太陽、月、地球がある」ことを示す象徴です。


御神名で表すと「アマテラスオオミカミ」であり、内宮で祀られています。

外宮で「トヨウケノオオカミ」で、地球の象徴です。

そして、ツクヨミ宮があります。

2018年は「ツクヨミノミコトとは一体何なのか?」を掘り下げていったのです。

日本人と月


日本語、しかも御神名には非常に深い秘密があります。

「ツクヨミ」です。

「ヨミ」と言うと、皆さんは何をイメージしますか?

これは「黄泉の国」なんですね。


黄泉の国とは死者の国です。

つまり、ある意味では「月の世界は黄泉の国の象徴である」と日本人は考えていました。

「死んだら月の霊界に行く」という考え方も、実はあったのです。

ツクヨミの「ヨミ」は「黄泉の国」を示しています。

夜は死霊が出てくるイメージがありますよね。

この死霊の象徴としての月なのです。

月の力と幻想



月のエネルギーとは、どういうものでしょうか?

満月の日は、交通事故や犯罪が多くなったり、もしくはその昔、オオカミ男の伝説があります。


また、月の引き起こす狂気の力のことをルナティックと言いました。

ルナティックは「狂気」と訳しますが、いわゆる人間の持っている欲望や本能といった「何か理性で抑えられない、あふれかえってくるもの」をルナティックと言ったのです。

月のエネルギーは「幻想を強化する力がある」という伝承があります。


つまり、満月を見ると、元々持っている欲望が増大化したり、もしくは隠れていた本能や押さえつけてたものが拡大していくパワーやエネルギーがあるのです。

そのパワーに良い悪いはなく、よく活かすと願望成就にも使えるということで、昔は満月の儀式がありました。

ただ、悪く出ると、思い込みやとらわれが増大化してしまいます。


現代社会では、「もっともっとお金があったら幸せになれるのにな」「私を愛してくれる王子様がいて、幸せにしてくれるんじゃないのかな」といった、様々な思い込みやとらわれがあります。

「あの人は、何かお金も地位も名誉もあってなんかうらやましいな」なども一種の幻想なのです。

幻想から解き放たれる


上記に上げた幻想が、不運不幸を作り出すとも言えます。

満月の日は特に、その幻想のパワーが強くなるので、月の神様との付き合い方は重要なんですね。


新月の時は、この幻想から解き放たれるタイミングです。

昔の日本人は月の暦で、毎月1日は新月、十五夜は満月といった、月のサイクルを意識しながら、自分の意識を調整してきたんですね。

この月を祀っている神社が、お伊勢さんにもあります。


ここから簡単に少し月との付き合い方やポイントをレクチャーします。

満月の日は、誰かの幸せを願ったり、誰かに対する感謝を大きくしていくことがオススメです。

加えて、ほんの少し自分の願望も言ってみるといった、満月の日は瞑想してみると良いと思います。

そして、新月の日は自分自身の内面的な浄化を行なって、しっかりとクリアにしていくことを意識してもらえたらと思います。

月の「表側」と付き合っていく


伊勢神宮にも二つのツクヨミ宮があります。


外宮の近くにあるのが「月夜見宮」で、内宮に近い方が「月読宮」です。

同じ読み方でも漢字が違うんですね。

オススメは、外宮から近い月夜見宮です。

外宮は地球の象徴ですので、地球(外宮)に近い月夜見宮は、いわゆる月の表側となります。

これも星の不思議の一つなんですけども、月は地球の自転に合わせて回っているから、裏側を見せないんですね。

月の表は綺麗で、満月でも輝いています。


そして、外宮から離れている内宮の方の月読宮は、月の裏側の象徴となります。

裏側の写真を見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、非常にデコボコしているのです。

「地球をから隕石から守ってくれていたのではないのか?」という話もあります。

オススメするのは月夜見宮で、これは月の表側と付き合っていくという意味です。

月の力を授かり、魂を目覚めさせるために


太陽、月、地球の関係性をお届けしてきました。

月の働きは「幻想の力を借りて、願望成就する」ことであり、新月ではむしろ「幻想から解き放たれる」といった働きがあります。

「幻想であったり、思い込みの力をいかに利用していくか?」

その働きは月の秘密にあるのです。


他にも2018年の伊勢神宮参拝セミナーでは非常に深い内容を色々と話しています。

その一部はゆにわ塾ので公開させていただきますので、ご覧になっていただけたらと思います。

2018年の伊勢参拝の振り返り




【羽賀ヒカル】

「Road to ISE Final」

今回は2018年の伊勢神宮参拝セミナーを振り返っていきたいと思います。

現在、セミナーの運営部門担当されている、笹田容子さんとお届けしていきます。

よろしくお願いします。

2018年は、何か印象深いことがありましたか?


【笹田容子】

そうですね。

私も月夜見宮はすごく覚えていて、とにかく空がすごく綺麗だったんですよ。

月と星が綺麗で、空気も澄んでいて、「綺麗だな」と思って参りました。

伊勢は12月だし寒いんですけど、本当に何か柔らかくて温かい空気をすごく月夜見宮で感じて。

「綺麗だな」っていう、すごくなんか安心感に包まれたような、そんな印象でしたね。


【羽賀ヒカル】
実は、この年のテーマは「太陽、月、地球」というテーマでした。

この参拝の3日間がそれぞれのテーマを示していたように感じました。

月の雰囲気みたいな人が集まっている日があって、それは精神世界とかスピリチュアルな感じの人たちでした。

地球の日は、すごい現実的な事業をやっている方が集まっていたり、太陽の日は、なんとなく雰囲気の明るく前向きで発展的みたいな違いがあったなと感じています。


2018年に初めて月夜見宮をお参りし、月の魔力がテーマになっていました。

この時、発売されていた神社香水(※注1)はどうでしたか?


※注1:神社香水
ゆにわでは、神様の空気感を香りとして表現し、いつでも思い出せるように、様々な香水を作っています。2018年の伊勢参拝では「月の魔力」という香水が作られました。


【笹田容子】
私の一番好きな香水ですね。

神社参拝のたびに、その神社の空気をまた思い出したいなと思って、毎回購入させていただいたんですけど。

「月の魔力」は本当にもう香りも優しくて。

ツクヨミ宮のあの空気を本当に再現するような形で、「寝る前に部屋にシュッシュッてやったらいいよ」っていうのを伺ったので、毎日寝る前にやってたら良い眠りの後に目覚めが来ていました。

すぐになくなって、二本目を購入しました。


【羽賀ヒカル】
なるほど。

実際、月の魔力はいわゆる「幻想の力」です。

これが本当に悪く出ると、悪い意味での幻想や、囚われを生じてしまいます。

でも、月の魔力を活用することによって、むしろ願望成就といった力にすることもできるというテーマだったと思います。

この続きはゆにわ塾サイトで!↓


神社参拝は誰と行くかが本当に大事です。

だから、このように歴史を振り返りながら、そこに一緒にいたつもりで、今年もご参加いただけたらと思います。

伊勢参拝セミナーFINALは、12月10日~11日、17日、18日の全三日程で実施
詳細はこちらをクリック! ↓↓↓



・神社チャンネルのこちらのYouTubeバージョンもご覧ください。↓



また、こういった個人の開運方法や、私たちの実践は、ゆにわ塾というコミュニティで発信していますので、ご覧になって頂けたらと思います。

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この記事をまとめた人

あゆみん
あゆみん
ゆにわ塾歴は4年。〝くらし〟や〝ごはん〟について学ぶ中で、少し肩のちからが抜けてきました。仲間と学びのおかげで、苦手なことに一歩踏み出しています。ゆにわのごはんが大好きです♪

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