神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、架空のキャラクターの
新米巫女の橋本ユリが、神社に関する知識をわかりやすく解説します。

【天の岩戸】太陽の神はなぜ岩窟に引き籠ったのか

2019年11月1日

こんにちは!北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

古事記の神話の中で最も有名な「天の岩戸」のお話、ご存知ですよね。
太陽の神・アマテラスオオミカミ(天照大御神)が天の岩戸に引き籠ってしまって世界は真っ暗闇に。

岩戸から出てもらうためにどうすればいいか、八百万の神が集まり、皆で知恵を出し合います。
神々の頑張りでアマテラスオオミカミは天の岩戸から出ることができ、世界に太陽の日が戻ってきます。

実はこのお話、家族のもめごとがきっかけになっています。

イザナギ(伊邪那岐命)とイザナミ(伊邪那美)が結ばれ、国を生み、子供が誕生しますが…。
その後の悲劇と新たな命、その後に起こる家族のもめごと。
神様であるがゆえ、いさかいが世界規模に発展していきます。

さらに天上で繰り広げられる壮大な姉弟ゲンカ。
弟の破天荒が姉を窮地に陥れていきます。
その結果、姉は天の岩戸に引き籠ることに。

引き籠ってからのお話が「天の岩戸」の神話として知れ渡っているのです。

橋本ユリ
「天の岩戸」に至るまでのお話を詳しく紹介しながら、次々生まれる神様たちとその家族関係をわかりやすく説明していきます。

また、天の岩戸とはどこにあるのか、天岩戸神社はどのような神社かも紹介します。


それでは参りましょう!

天の岩戸神話

天の岩戸神話を語るうえで、知っておかなければならないのが神々の誕生と時系列です。
主人公のアマテラスオオミカミがどのように生まれのか。
まずは神の誕生からさかのぼり、神々がどのように誕生して役割を持ったのか知っておきましょう。

世界が天と地に分かれたとき、神が誕生します。

【造化三神(ぞうかさんしん)】
  • アメノミナカヌシ(天之御中主神)
  • タカミムスビ(高御産巣日神)
  • カミムスビ(神産巣日神)


その後、さらに神が生まれ、最後にイザナギとイザナミが登場します。

【神世七代(かみよななよ)】
  • クニノトコタチノカミ(国之常立神)
  • トヨクモノカミ(豊雲野神)

  • ウヒヂニ(宇比邇神)男 × スイジニ(須比智邇神)女
  • ツヌグイ(角杙神)男 × イクグイ(活杙神)女
  • オオトノヂ(意富斗能地神)男 × オオトノベ(大斗乃弁神)女
  • オモダル(淤母陀琉神)男 × アヤカシコネ(阿夜詞志古泥神)女
  • イザナギ(伊邪那岐神)男 × イザナミ(伊邪那岐神)女
 

イザナギ(伊邪那岐命)とイザナミ(伊邪那美)のが生んだもの

イザナギとイザナミは天の神から「天の沼矛(あめのぬぼこ)」を授かり、海に落としてかき混ぜて島を造り、降り立って大きな宮殿を建てて住みます。
そして八つの島を生み、その後六つの島を生んで日本ができあがります。

次は神生み、深く愛し合っていた二神はたくさんの神様を産みました。
家宅・海・水戸(みなと)・風・木・山・野の神たちと、その他の神です。

そしてイザナミが最後に生んだ神が火の神・ヒノカグツチ(火之迦具土神)
陰部に大火傷を負って死んでしまいます。

イザナミの吐物や糞尿から生まれた神を含め、二神が生んだ神は三十五神にもなります。

 

イザナミの死とその後生まれた最強の三神

妻の死で怒ったイザナギはヒノカグツチを切り殺し、イザナミを取り戻すために黄泉の国に向かいます。

黄泉の国で再会したイザナミは腐りかけた醜い姿で、それを見たイザナギは怖くなって逃げだします。
怒ったイザナミはヨモツシコメ(黄泉醜女)に追いかけさせましたが、つかまりません。
次に七雷神と軍勢1,500人でイザナギを追わせましたが、現世と黄泉の国の境目の黄泉比良坂(よもつひらさか)で反撃にあい撤収します。
イザナミがぎりぎりまで追いかけてきますが、イザナギは千引岩(ちびきいわ)というもの凄い重さの石で道を塞いで逃げ切ります。

現世に戻ったイザナギは、黄泉の国で穢れた体を清めるため、日向の阿波岐原の海で禊をします。

体の穢れが落ち、次々と神が生まれ、最後に顔を洗った時に三貴神が生まれます。
  • 左の眼を洗う  アマテラス(天照大御神) 女 高天原担当
  • 右の眼を洗う  ツクヨミ(月讀命) 女 夜の国担当
  • 鼻を洗う    スサノオ(須佐之男命) 男 海担当
強力な力を持って生まれたこの三神にイザナギは役割を与えたのです。

アマテラスは高天原、ツクヨミは夜の国をしっかり治めていましたが、スサノオだけが言うことを聞きません。
泣き喚き続け、海を治めないせいで、山は枯れ木になり、川や海は干上がり、泣き声が響いて災難が次々と起こって、世界が混乱してしまいます。

イザナギが理由を聞くと「母が恋しい、黄泉の国に行って母に会いたい」と答えるのです。
それはできない、怒ったイザナギはスサノオを海から追放します。

スサノオは黄泉の国に行く前に、アマテラスに挨拶しようと高天原に向かいますが…。

 

天上で繰り広げられる壮絶な姉弟ゲンカの顛末

姉に会ってから黄泉の国に行こう、そう思ったスサノオは高天原に着きます。
すると山と川が震え、台風が来たかのように高天原が荒れます。

スサノオが来たことで起きた災難、アマテラスはスサノオがこの高天原を奪いに来たと思い込みます。
髪を束ね、完全武装でスサノオを迎え、正面に立って問い詰めます。
スサノオはその理由と、それによってイザナギから追放されたので、これから黄泉の国に行くと話します。

アマテラスは心が清いことの証明を求めると、スサノオは誓約(うけい)を提案し、二神は次々と神を生みます。
二神はそれぞれの持ち物を使って、たくさんの神を生み争います。

アマテラスは男の神を生んだので自分の勝利と思いますが、スサノオは「生んだ女子は心優しかったから、高天原を攻める意志が無い証になったから自分が勝った!」と言い放ちます。

勝利に浮かれたスサノオはやりたい放題。
田んぼの畔を破壊し、水路を埋め、神殿に糞をまき散らしますが、アマテラスは庇います。
しかしスサノオの暴走は止まらず、機織り小屋に皮をはいだ馬を放りんだことで、機織女がそれに驚き不慮の死を遂げてしまいます。

高天原を破壊しかねないスサノオの悪行三昧に、アマテラスはびくつきます。

 

天の岩屋戸に隠れたアマテラス、さあどうする?

怖くなったアマテラスは、なんと天の岩戸に隠れてしまいます。
すると世界は真っ暗闇に!アマテラスは太陽の神、日そのものだったのです。

世界が闇に包まれ、朝が来ない永遠の夜となりました。
幾万もの邪神の声が響き渡り、幾万もの災いが絶えることなく起こり続けます。
このままでは世界は壊滅してしまう、一刻も早くアマテラスに出てもらわねば!

八百万の神々が天安の河原に集まり、タカミムスビの子の知恵の神オモイカネ(思金神)に策を委ねます。

・ニワトリを集めて鳴かせ、それで太陽を呼び戻そうとします。

・アメノコヤネ(天児屋命)とフトダマ(布刀玉命)が、天の香具山の鹿の骨を抜きとって桜の木で、作戦の成功を占います。

・イシコリドメ(伊斯許理度売命)に八咫鏡(やたのかがみ)を創らせ、タマノオヤ(玉祖命)に勾玉を連ねた玉緒を創らせ、天の香具山の榊に白い布や青い布を垂らして装飾します。

・天の岩戸の前で、その榊を持ったフトダマが持ってアメノコヤネが祝詞を唱えます。

・いつでも引っ張り出せるよう、アメノタヂカラオ(天手力男神)が岩戸の扉に手を掛けて隠れます。

準備が整ったところでアメノウズメ(天宇受売命)がヒカゲカズラをタスキがけにして、マサキカズラを髪に飾り、笹の束を持って桶の上に乘って踏み鳴らしながら踊ります。

踊りはどんどん過激になっていき、胸がはだけ、下半身もあらわになると、八百万の神が大騒ぎするやら、笑い声が響くやらで、異常なほど盛り上がっていきます。

 

太陽の神が戻ってきて、世界は元通りに

外の賑わいを不思議に思ったアマテラスは少し開けてどうしたのか聞きます。

アメノウズメは答えます。
「あなたよりも優れた神がいらっしゃるので、嬉しくて踊っているのです」と。

アマテラスに八咫鏡を見せると、そこに映る自分が本当に来た神だと思い込み、もっと見たいと身を乗り出したところを、アメノタヂカラオが腕を取って引っ張り出しました。

すぐにフトダマが天の岩戸にしめ縄を張り、無事出すことに成功しました。

太陽の神・アマテラスが出てきたことで、世界に自然と太陽の光が戻りました。

そして散々荒らしたスサノオに、八百万の神々は罰を与え、高天原をから追い出しました。

 

天の岩戸はどこにある?

橋本ユリ
古事記の神話の中に登場する場所は、特定されたところが神社やパワースポットになっていたりします。

それなら天の岩戸は実在するのでは?


実際、天の岩戸もそう思えるような場所があり、パワースポットとしても話題になっています。

でも、不思議とそれは一つではありません。
各地に神秘的な岩窟があり、あまりにも非日常的かつ神がかりであることから、「ここでは」と思われる場所がいくつも存在します。

そこはどこなのか、謂れなども一緒に紹介していきます。

 

【恵利原の水穴】 三重県志摩市

恵利原の水穴は、伊勢神宮から志摩方面に抜ける伊勢道路を通って車で約20分のところにあります。
駐車場の案内に沿って神秘的な山道を進むと鳥居があり、その先に名水百選に選ばれた禊の滝が現れます。
その右側の階段を上った先に「天の岩戸」はありました。
洞窟の前には鳥居、そして2本の竹筒から湧き出る水は志摩エリアの上水道源の源流で、水穴からは清水とともに冷気が吹き出しています。

さらに奥の険しい山道の先に「風穴」があり、しめ縄で飾られた風穴から冷気が抜けていきます。
不思議な自然のエネルギーを感じることができるスポットです。

住所:三重県志摩市磯部町恵利原
アクセス:志摩磯部駅からバス10分→天の岩戸口から徒歩20分

 

【天の岩戸】 岡山県真庭市

岡山県真庭市の茅部神社は、天の岩戸のある岩倉山の裾野に鎮座し、蒜山・蒜山高原の遠望が楽しめます。

御祭神:天照大神 御年神他二十一柱、
境内社:足王神社 荒魂神社

足王神社の左手の石段の林道天の岩戸線を登って徒歩30分、清流の音を聞き、天の真名井の滝を横切りながら道しるべに導かれた先に「天の岩戸」はあります。
展望台「臨空館」から天の岩戸を拝観できますが、現在立ち入り禁止になっており、開放期間は未定です。

ここに天の岩戸がある理由として、天孫降臨の地が蒜山高原では、という説があるからです。

住所:岡山県真庭市西茅部1501
アクセス:中国勝山駅からバスで90分 米子自動車道蒜山ICから車で5分

 

【天の岩戸】 岐阜県高山市

岐阜県高山市にある位山は日本二百名山として知られ、古くより霊山として信仰されています。

位山を御神体としている飛騨一宮水無神社は、平安初期に従五位上の神位を授けられた由緒ある神社です。位山は神体山として崇められ、「天の岩戸」の高天原伝説があり、「位山巨石群」と呼ばれる神話にまつわる百の巨石が周辺に点在しています。

天の岩戸は奥宮と称され、さまざまな伝説を持った神秘的な霊場であったと考えられてきました。
巨石の前に小さい祠があり、縄が張られて近づくことはできませんが、訪れるだけで不思議なパワーがいただけるとか。

御祭神:御歳大神(みとしおおのかみ)・十四柱の相殿神
御神徳:農耕の祖神・養蚕と畜産の守護神・延命長寿の守護神・水分神(子宝)・交通神

住所:岐阜県高山市一之宮町5323  奥宮(位山):岐阜県高山市一之町苅安
アクセス:道の駅「モンデウス飛騨位山」にて登山届を提出 日帰り温泉ちかくにあり

 

【クマヤ洞窟】 沖縄県島尻郡

沖縄県の島々には神々が棲む聖地が多くあり、中には未だに立ち入れない禁足地もあるほどで、特に洞窟における神事は今でも古式に則って引き継がれています。

伊平屋島のクマヤ洞窟は、天の岩戸伝説の最南端の洞窟で、2億8千万年前の珪岩層からなり、高さ約10m・奥行約40mと巨大です。
ただ入り口は狭くて昼間でも中は暗く、岩の隙間から流れてくる風が、洞窟の中から神々のパワーを外に吹き出しているかのようで、異次元に入りこんだ感覚に包まれます。

沖縄に降臨した神は女神と云われ、今でも神事の中心は女性という地が多く存在します。
そのいきさつもあって、沖縄に天の岩戸があったと伝えられているのでしょう。

住所:沖縄県島尻郡伊平屋村田名
アクセス:沖縄本島から船で伊平屋島へ、前泊港より車で20分

 

天の岩戸神社

天の岩戸が実在する聖地として認められた天岩戸神社は、神々が高天原から葦原中の原に降り立ったとされる高千穂に鎮座しています。

ここに天の岩戸があったとされる由縁がいくつもあります。
  • 「天岩戸」は御神体で近づけない
  • 天岩戸から出たアマテラスオオミカミの最初の住まいがある
  • 雅楽を舞ったアマノウズメが使った枝の御神木がある
  • 川上に八百万の神々が神議りした場所がある
  • 周辺にゆかりのある神社が多くある
これらを踏まえて、天岩戸があるとされる由縁や、御祭神と御配神、ご利益などを紹介します。

住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073-1

 

【聖地・天岩戸神社】

天の岩戸神社は、岩戸川を挟んで東本宮と西本宮があり、西本宮が拝する天岩戸に由来して名が付きました。

・西本宮(旧天磐戸神社)

御祭神:大日孁尊(おおひるめのみこと)=天照大神の別名
御神体:天岩戸(岩窟跡) 日本神話に出てくる天岩屋といわれる
御神木:招霊(おかだま)の木 アマノウズメがこの枝を持って雅楽を舞ったといわれる
拝祀神:アマノウズメ(天鈿女命)・アメノタヂカラヲ(天之手力男命)・オオトシガミ(大年神)・スサノオノミコト(素戔嗚尊)・ヒコホホデミノミコト(日子穂穂手見命)・トヨタマヒメ(豊玉毘売命)・菅原道真公

「天岩戸」は御神体で、岩戸川の対岸に鎮座しています。
そのため本殿がなく、社務所にて遥拝を申込み、お祓いを受けたうえ、神職の案内で拝殿の裏にある遥拝所に通してもらうことで拝願が叶う神聖なところです。

境内には「君が代」の歌詞『さざれ石の巌となりて苔のむすまで』のさざれ石があります。

・東本宮(旧天磐戸大神宮)

御祭神:アマテラススメオオミカミ(天照皇大神=天照大御の別名・皇祖神の意

アマテラスオオミカミが天の岩戸からお出ましなられ、その後お住まいになった場所をお祀りしています。

本殿の奥、杉の巨木の根元に湧き出ている御神水は持ち帰ることができ、さらに奥に進むと根が七本繋がっているという不思議な「七本杉」に出会えます。

御利益
高千穂はアマテラスオオミカミが天孫降臨の地として選び、孫のニニギノミコト(瓊瓊杵尊)はその神勅を受けて降り立った地です。

人生の選択のときや、運を開きたい、体を守りたいときなど、強い願いにそのパワーで応えてくださいます。
  • 開運
  • 諸願成就
  • 商売繁盛
  • 安全祈願
  • 病気平癒
  • 厄除け
  • 身体健康
 

【天安河原】 宮崎県高千穂町

天の岩戸神社を参拝するにあたり、絶対訪れるべき場所が天安河原です。
西本宮より500m川上(徒歩10分)にあるこの地は、アマテラスオオミカミが天の岩戸にお隠れになったとき、八百万の神が神集神議りされたと言われています。

鳥居のまわりには驚くほどの積み石があり、参拝者は崩さぬように静かに巡ります。
石を積み重ねて祈願すると願い事が叶うと云われ、重ね数は7・5・3などが良いそうです。

神秘的かつ幻想的な雰囲気に包まれ、強いパワーを感じたという声が多く聞かれます。

 

各地の天岩戸神社・岩戸神社

天の岩戸がどこか、その聖地を祀る神社は各地に存在し、その地で長く崇敬されてきました。
神秘的で神聖な天の岩戸神社・岩戸神社を紹介します。

 

【天岩戸神社】 徳島県美馬郡

徳島県の阿波地方、吉野川の上流に鎮座する天岩戸神社は、霊峰・剣山の中腹、標高830mの杉の大木が覆う地にあります。

林道を車で行くと、鳥居があり石段を上った先に神楽石、さらに上ると奥社の天岩戸神社が岩窟に入るようにあります。
せり割岩の磐座、高天原と云われるところもあり、小祠のわきには二石像が立っています。
大きな岩が2枚合わさっている独特の岩窟ですが、祠があるために中を窺い知ることはできません。

ここに来るまでの分岐点にある松尾神社では毎年元旦の夜に「天の岩戸神楽」を奉納しています。

住所:徳島県美馬郡つるぎ町一宇字法正2667-2
アクセス:国道438号線を剣山方面にいくと案内板がみえてきます

 

【天岩戸神社】 奈良県橿原市

奈良県橿原市の香具山の南麓に鎮座する天岩戸神社は、御祭神が天照皇大神です。

鳥居を抜け、2つの石灯篭に瓦屋根の拝殿があります。
その後方の山の斜面を背に三つ鳥居が建ち、奥の竹やぶの中の天岩窟(あまのいわや)が御神体として祀られています。

天の岩戸の云われとして、「右磐戸から半町ばかり南田園の中の笹一むら生い茂り周りに竹垣を結ばせたものを『天の湯笹』という一説が残っており、七本竹と呼ばれる竹に触れると腹痛になるので気をつけましょう。

住所:奈良県橿原市南浦町772
アクセス:近鉄耳成駅から南へ約2㎞ 香具山入口より

 

【岩戸神社】 京都府福知山市

京都市福知山市には元宮伝承地として元伊勢三社が鎮座しています。

  • 皇大神社(内宮) 御祭神:天照大御神
  • 豊受大神社(外宮) 御祭神:豊受大御神
  • 天岩戸神社(皇大神宮奥宮) 御祭神:御門の神
天岩戸神社のご祭神は御門の神で、クシイワマドノカミ(櫛石窓神)と、トヨイワマドノカミ(豊石窓神)の二神。
岩戸山は天照大御神が降臨した聖山とされ、古代より禁足地とされていました。
参拝が叶った今では、本殿が巨大な岩盤の上に建てられています。
鎖を伝って訪れなければならないので、しっかり歩ける準備をしてお詣りください。

住所:京都府福知山市大江町佛性寺日浦ヶ嶽206-1
アクセス:京都丹後鉄道・宮福線 大江山口内宮駅から徒歩20分

 

【岩戸神社】 長野県長野市

長野市の南部にある皆神山はその形状から「世界最大最古のピラミッド」と呼ばれ、古くから修験道の地として栄えてきました。

標高659mの山頂の途中に岩戸神社は鎮座していますが、入り口には案内だけで石段があり、鳥居もお社もない見た目はまさしく岩の洞窟で、穴の中には天照大神の御神体として神鏡がお祀りされています。

山頂には皆神神社が鎮座していますので、そこから降りて参拝されるといいでしょう。

住所:皆神神社 長野県長野市松代町豊栄5468-2
アクセス:上信越自動車道 長野ICより車で約30分

 

【岩戸神社】 兵庫県洲本市

兵庫県の淡路島にある岩戸神社は、先山と呼ばれる山頂付近の険しい山中に鎮座しています。

千光寺の駐車場から山道をひたすら登り、道案内を見ながら進むと鳥居があり、さらに傾斜のあるけもの道を進むと神社の石積み、そして巨石の御神体が現れます。

高さが8mもあり、中央付近に割れ目があることから、アマテラスオオミカミがここに隠れたという云われが。
その前に小さな祠があり、巨石を守るように生えた樹々がとても幻想的です。

住所:兵庫県洲本市上内膳2132
アクセス:先山 千光寺から徒歩20分(けものみち)

 

天の岩戸ゆかりの神社

天の岩戸が少し開かれたとき、岩扉を手力男命(たぢからをのみこと)が開け放したと古事記にはあります。
その石扉が飛んできた地が各地に存在し、神社として祀られているので紹介しましょう。

【戸隠神社(とがくしじんじゃ)】 長野県戸隠市

長野県戸隠市の霊山・戸隠山の麓に鎮座する戸隠神社は、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子の五社からなる、創設二千年余りの歴史ある神社です。

神世の昔、この地に「天の岩戸」が開かれたときに、アメノヂカラオノミコトが飛ばしたとされる岩戸がこの地に飛来してきたことが由来となっています。
アマテラスオオミカミがまた天の岩戸にお隠れにならないよう、岩戸を隠したことから「戸隠」という地名になりました。

奥社 御祭神:アメノタヂカラオノミコト(天手力雄命)
ご利益:開運・心願成就・五穀豊穣・スポーツ必勝

住所:長野県長野市戸隠35
アクセス:JR長野駅より路線バス「ループ橋経由戸隠高原行」・戸隠奥社下車

 

【戸隠神社(とがくしじんじゃ)】 岐阜県郡上市

岐阜県郡上市に鎮座する戸隠神社は古くよりこの地に創設されましたが、そのきっかけは境内にある「重ね石」です。

重ね石は上下2個の大岩(それぞれ約40t)が、僅かな接点で重なっていて、上の岩は片手でも動かせるほど微妙に乗っているため、今は触れることができません。
この石は、天の岩戸でタヂカラオノミコト(手力男之命)が岩戸を投げたとき、長野県の戸隠山に飛ばされましたが、その破片がこの重ね石と云われています。

御祭神:タヂカラオノミコト(手力男之命)

住所:岐阜県郡上市和良町宮地1-1
アクセス:郡上八幡インターから32分

 

【手力雄神社(てぢからおじんじゃ)】 岐阜県各務原市

岐阜県各務原市に鎮座する手力雄神社は、5世紀末ごろに佐良木郷八ケ村の山の中腹に磐座祭祀として祀ったのが始まりで、今の地に奉還されて佐良木郷の産土神として崇敬されました。

また、織田信長が稲葉山を攻略の折に、戦勝祈願された神社としても知れ渡っています。
地元では「てぢからさん」と呼ばれ親しまれています。

御祭神:タヂカラオオミミ(手力雄神)
ご利益:開運・勝運

住所:岐阜県各務原市那加手力町4
アクセス:岐阜バスコミュニティ岐阜各務原線「手力雄神社前」下車

 

【天石立神社(あまのいわたてじんじゃ)】 奈良県奈良市

天石立神社は、奈良の柳生町・岩戸谷の戸岩山の北麓に鎮座する巨岩を御神体として祀る古式の神社です。
ここに手力男之命が飛ばした岩戸があるとされています。

三つに割れた花崗岩は御神体として祀られています。

  • 前立磐:トヨイワマドノミコト(豊磐牖命)
  • 後立磐:クシイワマドノミコト(櫛磐牖命)
  • 前伏磐:アマノイワトワケノミコト(天岩戸別命)
・きんちゃく岩:アマテラスオオヒメノミコト(天照大姫命)

神社の北方100mほど先にある「一刀石」は、中央付近で斜め一直線に割れています。
柳生新陰流の始祖で剣術の修業の場となったことから、これを目的に訪れる参拝者も多いとか。

御祭神:豊磐牖命・櫛磐牖命・天岩戸別命・天照大姫命

住所:奈良県奈良市柳生町柳生字岩戸谷789
アクセス:奈良駅より奈良交通バス「柳生・邑地中村行」柳生下車 徒歩15分

 

まとめ

橋本ユリ
天の岩戸のお話だけでなく、全国にある天の岩戸やいわれのある場所、天の岩戸が祀られている神社やゆかりのある神社をみてきました。


天の岩戸の神話のきっかけは、イザナギとイザナミが夫婦になったことから始まっていました。
イザナミの死をきっかけに生まれた強力な三貴神。
壮大なバトルの末、暴徒と化したスサノオ、怖くて天の岩戸に隠れたアマテラス、巻き込まれる全世界と八百万の神たちは、この姉弟ゲンカに辟易したことでしょう。

不思議なことに、日本各地に天の岩戸があり、信仰篤く祀られています。
古くより、自然の中に神の力を感じとり、そこが神そのものとして祭祀され、やがて建物として神社ができ、生活に身近な場所で祈願が叶うようになりました。

長いこと天の岩戸にある神霊の力を信じる人達がこの磐座を祀ってきました。
天の岩戸の数だけ、信仰深く守られてきたのだと実感します。

天の岩戸伝説は、これからも絶えることなく生き続けていくことでしょう。

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