生身天満宮【参拝レポート】
こんにちは、北極神社の新米巫女、橋本ユリです。
橋本ユリ
今回は、京都府南丹市にあります「生身天満宮」についての記事をEBIZOさんより投稿していただきました。
- 生身天満宮のご利益、御祭神、御由緒
- 実際に参拝した方のお話
などについてお伝えします。
それでは参りましょう!
ご利益(どんな功徳があるか?)
- 学業成就
- 開運厄除
- 健康長寿
- 交通安全
などの功徳があるとされています。
御祭神(祀られている神様)
- 菅原道真公
菅原道真公が京都から太宰府に左遷された時、菅原氏の代々の知行地であった京都・園部の代官が道真公の無事を祈って密かに祠を建てたことが起源となり、道真公は「生祠(いきほこら)」として生前から祀られています。
そのため、「生身」=「いきみ」という名前を称しました。
全国約12,000社を誇る天満宮の総本宮である太宰府天満宮を始め、ほぼ全ての天満宮が道真公の没後に建てられていますので、この神社が日本最古の天満宮ではないかと言い伝えられています。
橋本ユリ
道真公に対する想いが詰まった神社なのですね。
御由緒
生身天満宮・公式HPより引用:https://www.ikimi.jp/yuisho/rekishi.html
生身天満宮は菅原道真公が左遷を命ぜられた延喜元年(901年)に、武部源蔵自らが菅原道真公の御木像を刻み、生祠(いきほこら)を建てて奉齋したのを創祀としています。
延喜3年(903年)2月25日空しく無念にも菅原道真公が太宰府で薨じられたため、この生祠を霊廟と改め、途絶えることなく日々神忌に務めていました。
菅原道真公の没後は、都で次々と凶変が相次ぎ治まる気配が全くありませんでした。
菅原道真公のたたりと恐れた人々は、何とかお鎮めしようと天暦元年(947年)京都北野の右近の馬場に菅原道真公の尊霊を鎮祭します。
諸国にも、菅原道真公と由緒ある場所には社を創立して祭祀崇敬すべき旨の勅諚が発せられます。
そこで、慶能君(この時には、竹内筑前守茂時と称しました。)及び恩顧の人々は里人らと図り、かねての霊廟を神社と改め祭祀を務めます。
神殿が竣工して正遷宮の式を齋行した時には、すでに天歴9年(956年)になっていました。
日は9月7日であったので、この日を生身天満宮の例祭日と定めました。時を経て、現在は10月第3日曜日に例祭(秋祭り)を齋行しています。
後花園天皇の長禄年間(1457〜1459年)に足利八代将軍義政の命により、時の管領細川武蔵守が、本社以下諸末社に至るまで再建を行い、多くの社領も寄進しました。
後も室町及び戦国時代にあっても、生身天満宮は手厚く守護されています。
その後天下が治まり、世は徳川時代となって、元和5年(1619年)小出吉親公が但馬の出石より封を園部に移され、小麦山に築城することとなりました。
そのため、小麦山に祀られていた生身天満宮は、承応2年(1653年)、現在地の天神山に遷座されました。
小出家もまた、生身天満宮を小出藩の祈願所と仰いで崇敬し社領をはじめ数多くの神器・神宝を寄進しています。
園部城向かい側に位置する天神山に遷座されたのも、見下ろすことなく日々仰ぎ尊崇するためであったと考えられています。
寛延3年(1750年)小出英智公の特命により藩費による神幸行列を定め、後も百十余年間を越えて行われ、崇敬されること長期に及びました。
明治6年(1873年)6月郷社に列し、大正8年(1919年)12月8日府社に昇格しますが、昭和21年(1946年)新憲法制定に伴い社格が廃され、国家の管理から離れました。
延喜元年(901年)生祠を奉齋してから、菅原道真公由縁の25年ごとに式年大祭を齋行してきました。平成14年(2002年)には44回を数え、菅原道真公1100年記念大祭を齋行しました。
次回は平成39年(2027年)に1125年記念大祭を控えています。
生身天満宮は、数多くの杉の古木や梅の木に囲まれた静かな佇まいの中、奉斎の始祖武部源蔵の忠誠の魂と共に、学問の神として、その神威悠久に凛として輝いています。
アクセス
〒622-0002 京都府南丹市園部町美園町1号67
JR嵯峨野線 園部駅より徒歩約12分
参拝レポート
Eさんより生身天満宮を参拝した時のレポートを写真付きで頂きましたのでご紹介いたします。
京都府南丹市にあります。生身天満宮に参拝してきました。
仕事の移動中に日本最古の天満宮看板が気になって参拝してきました。
摂社、末社
手水社
拝殿前
社務所
生身天満宮の始祖
人も少なく、とても空気がよい神社でした。
まとめ
橋本ユリ
菅原道真公の生前から無事を祈って祀られたことが起源となり建てられた神社であり、日本最古の天満宮と称されています。
是非お近くに行かれた際はお立ち寄り下さい。
是非お近くに行かれた際はお立ち寄り下さい。
この記事をまとめた人
- 神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)
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