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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

日本の本当の呼び名は「にほん」?「にっぽん」?

2021年3月27日 2022年11月27日

こんにちは、羽賀ヒカルです。

今回は、ほとんどの人が知らない日本の正しい呼び名についてお伝えさせていただきます。

橋本ユリ
ほんとですね、羽賀さん!

「日本」って、「にほん」と「にっぽん」どちらが正しいんでしょう?


羽賀ヒカル
私が大学生の時に、竹内睦泰(たけうちむつひろ)先生から、日本の正しい呼び方について教わりました。

それは、「日本(にほん)」ではなく、実は「日本(にっぽん)」だということです。

竹内先生も乾杯の時、「日本・弥栄(にっぽん・いやさか)!」とおっしゃっていました。

※竹内睦泰(たけうちむつひろ):元代々木ゼミナールNo1講師で、第73世・武内宿禰(たけのうちすくね)

橋本ユリ
そういえば、羽賀さんは神社チャンネルでは「日本(にっぽん)」って言われてますね!


羽賀ヒカル
でも、「にほん」も、間違いではないのです。

明治時代の論争の決着がつかず、どちらも使っていくことになったからです。

「日本」のルーツとは?


そもそも、「日本」はどこから来た言葉なのか?

それは、(唐王朝時代の)中国語で、実際に発音すると「ニッパン」となります。

これは「パン」という発音に近いのですが、これを日本語読みにすると「日本(にっぽん)」になります。

言霊学からみた「日本」の呼び方の意味


言霊学(ことだまがく)の考え方では、「ほん」もしくは「ぽん」で若干、意味合いが変わってきます。

「ほん」の場合、例えば「読書する本(ほん)」と言いますよね。

一方で「ぽん」の場合、例えば「ポンと出てきた」「パンと鳴った」「ピアノをピンポンピンポンと鳴らす」など、「パピプペポ」の言霊エネルギーは、「出てくる・飛び出る・繁栄発展していく」というイメージになります。

つまり、言霊学の観点では、日本(にほん)と使う場合、「過去からの色々な繋がりがある中で、只今の日本という国の形に繋がっている」というイメージとなります。

そして日本(にっぽん)は、「これから繁栄発展して出てくる国だ」というイメージの言霊となるので、私はそういった想いを込めて、日本(にっぽん)と呼ばせて頂いています。

「日本」と呼ばれるようになったはいつの時代か?


日本の文献を遡ると、天武天皇時代の「大宝律令(たいほうりつりょう)」からこの呼称が使われるようになったとされています。

※大宝律令(たいほうりつりょう):681年天武天皇により命じられ、701年に制定された日本初めての本格的な律令。

そこから時代が過ぎて、720年には歴史書の「日本書紀」が制定されました。

一説によると、日本書紀というのは、海外向け、特に中国向けに「日本はこんな国である」とアピールする目的で作られた文献だと言われています。

さらに古い文献である「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」では、中国が日本のことを呼ぶ時、「倭(わ)」と言われていました。

※魏志倭人伝(ぎしわじんでん):中国の歴史書「三国志」の中の魏書の略称。当時、日本列島にいた民族・住民の倭人(日本人)の習慣や地理などについて書かれている。

また、「倭(わ)」と書いて、「倭(やまと)」という読み方もあります。

これは日本人の特性を非常によく表していて、「倭(やまと)」は大きく和すると書いて「大和(やまと)」でもあります。

日本人は、海外から来た人や物や文化を取り入れて、日本流に仕上げることにより、日本独自の文化を作ってきました。

これらは、カレー・ラーメン・ハンバーグ・オムライス・東南アジア料理・トルコ料理など、枚挙にいとまがありません。

また、キリスト教・ユダヤ教・儒教・道教などの宗教も同様で、様々な伝統を取り入れながら、日本流に昇華させることで、大きく和していくのです。

実際に魏志倭人伝が書かれた時代というのは、様々な小国が連立、分立している状態だったと言われてます。

「大和(やまと)」に隠された言霊は、色々な民族がいる中で、全部ひっくるめて和していきましょうというものです。

英語からみた「日本」


英語で日本は「JAPAN」になりますが、なぜこのように呼ばれるようになったのかには諸説あります。

1500年代頃の西洋の文献に、「JAPAN」という記述が出てきます。

これはマルコポーロが「東方見聞録」という書物で、日本を黄金の国「ZIPANG(ジパング)」と紹介したことからきているとされています。

なぜ「ZIPANG」と言うようになったのかは定かではありませんが、一説では日本(にっぽん)を聞き間違えたのではないかということです。

実際に発音でみると、「ニッパン」→「ジパング」というように、日本(にっぽん)がZIPANG(ジパング)となり、そこからJAPAN(ジャパン)になったのではないかという説があります。

これは様々な論争があり、真実は定かになっていません。

しかし、ここで私が重要なポイントだと思うところがあります。

日本という呼び名に共通してるのは本 (ほん)であり、本(ぱん)です。
「日本(にっぽん)」と「パン」、共通してるのは、「PAN」という音です。


ところで、世界最古の大陸をご存知でしょうか?

もともとすべての大陸は一つだったという説があります。

アメリカ大陸も、アフリカ大陸も、ユーラシア大陸も、全て一つの大陸から始まり、その幻の大陸のことを「パンゲア大陸」、もしくは「パン大陸」と言います。

実は、「日本(にっぽん)」という音にも、「パンゲア」の「パン」も、「ジャパン」の「パン」も、そのパンゲアのイメージが含まれていると思われます。

近年、研究がすすむにつれ、日本人や、日本が持ってる伝統・文化・風習、もしくは日本語というものは、非常に古いルーツがあるのではないかという説があります。

誰も知らない!?「日本」のもう1つの呼び方


「日本(にほん)」と「日本(にっぽん)」以外に、もう1つほとんど知られていない呼び名があり、それを「日本(ひのもと)」と言います。

実際に、九州などでは「ひのもと」という地名が残っていて、最も古い呼び方は、「日本(ひのもと)」ということです。

では、なぜ「日本(ひのもと)」と呼ぶのでしょうか。

それは、中国から見て、太陽(ひ)が昇るのは、本(もと)となる東の国、つまり日本(ひのもと)です。

聖徳太子が当時の中国の王に対して手紙を送った際に、「日出ずる処の天子が日没する処の天子に手紙を送ります」という記述もあります。

日が昇りたるところの国は日本で、日が没するところの国は中国です。

この他にも、日本(ひのもと)というのは、言霊的にもっと違う意味があります。

日本(ひのもと)の「日(ひ)」を「太陽」と解釈することができますが、もう一つの解釈として「霊(ひ)」と解釈することもできるのです。

霊(ひ)とは、「エネルギー・文化文明・魂の根源」です。

このようなルーツのある国が、日本(ひのもと)・日本(にっぽん)・JAPAN・Pangaea(パンゲア)ということです。

橋本ユリ
そうなんですね!にほん、にっぽん、ひのもとの国!

そんな風にイメージすると、この国がもっと大好きになります!


羽賀ヒカル
今回は日本(にっぽん)の呼び名の起源について、お話させていただきました。

もちろん、日本(にほん)と呼んでも構いませんし、私も両方使うことがあるでしょう。

しかし、これらの呼び方には、実は非常に深い意味があることは、知っていただきたいと思います。


あなたの開運をお祈りしております。

羽賀ヒカルでした。


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この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

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