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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、架空のキャラクターの
新米巫女の橋本ユリが、神社に関する知識をわかりやすく解説します。

出石神社【参拝レポート】

こんにちは!北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

橋本ユリ
今回は兵庫県豊岡市にあります「出石神社いずしじんじゃ」についての記事をA.Hさんに投稿していただきました。

  • 出石神社のご利益、御由緒
  • A.Hさんの参拝レポート
などについてお伝えします!

それでは参りましょう!

A.Hさん参拝レポート

今月末はいよいよ出雲参拝ですが、「出雲に行くならその前に兵庫県の出石神社に行っておいた方がいいよ。」

という話を聞いたのが6月末のこと。

それからゆにわ塾の友人たちが行く、という話を聞いたのでご一緒させて頂いた時の内容を記事にしました。

ご利益

  • 頭の中の整理
  • 現実的な道筋を通す
  • 人生の改良改革
橋本ユリ
内面的、現実的にも、混沌としたものが秩序だてられたり、外部の刺激によって自分を変えてくれる功徳があります。

御祭神

  • 伊豆志八前大神 いずしやまえのおおかみ
  • 天日槍命 あめのひぼこのみこと
天日槍命は新羅(朝鮮半島)の王子でした。
日本の垂仁天皇が徳高い人だと聞いて渡来してきました。
その後天皇から播磨国と淡路の土地を頂きますが、頑なに辞退され、天皇の許しを得て旅に出られました。
その後、近江にしばらく住まわれますが、結局そこも離れて但馬に来られ、その地で生涯を終えられました。

そんな王子が新羅から持ってきた神宝があります。珠二貫(たまふたつら)、浪振比礼(なみふるひれ)、
浪切比礼(なみきるひれ)、風振比礼(かぜふるひれ)、風切比礼(かぜきるひれ)、奥津鏡(おきつかがみ)、辺津鏡(へつかがみ)、
の八種です。この八種の神宝を総称して伊豆志八前大神と呼びます。

社歴、由緒


天日槍命は但馬の土地を苦労して開拓されました。

元々は水はけが悪く、山から流れてくる水や砂が溜まり、河口からも水が逆流するため、田畑を作ることもままならない土地でした。

しかし命は河口にある大岩を切り崩すことができれば、土地に溜まる泥水を海に流す事が出来、開拓が可能と考えられて実行されました。けれどもその作業は簡単ではありません。
大岩を切り崩すための道具がないので、出石南端にある鉄鈷山から砂鉄を取るところからのスタートです。

集めた砂鉄から鉄の工具を作り、道具を揃え、人手を集めると自ら陣頭指揮を執って工事に当たられました。

何年にも渡って大岩を削っていった末に、ようやく土地に溜まった泥水を海に流す事に成功されました。
そうしてできた平野には田畑を作り、住民に農業を教え、今では兵庫の穀倉とまで言われる但馬耕地の基礎を築かれました。

神社に向かう際にはそんな命が切り拓いた土地に多くの作物が植えられている様子を見ることができます。
また、この神社の絵馬には、この大岩をみんなで協力して取り除いたワンシーンが描かれています。

摂社、末社

・比賣神社
・稲荷神社
・市杵島比賣神社
・菅原神社

本殿の東と西に分かれてあるようなのですが、東側しか気付かず……。
比賣神社と稲荷神社の写真だけ上げておきます。

比賣神社

稲荷神社

またこの神社の隣には禁則地があります。
これに関して、戦前からこの出石神社と共に暮らしてきた方のお話を伺うことができました。
その方によると、この禁則地には古墳があるらしく、そこに天日槍命の亡骸と、八種の神宝(伊豆志八前大神)が眠っていると言われているそうです。

御朱印、お守り

御朱印は、ここの神様の実直かつ素朴な性格が見えるようなシンプルで美しいものでした。

お守りは木彫りの干支守りがあまり見かけないけれど可愛いなと思いながら見ていました。

またこの辺りでは昔、コウノトリがあちこちに巣を作っていたそうです。
戦争によってその姿も一度は失われましたが、人の手で再度コウノトリを放ち、今では少しずつ野生のコウノトリも数が増えてきたのだとか。

コウノトリは唯一、木の上に巣を作る鶴、ということで地元の人々も大事に思ってきたことから、この神社にもコウノトリの巣を入れた特別なお守りが売られていました。

アクセス

〒668-0204
兵庫県豊岡市出石町宮内字芝九九番地鎮座


山陰本線豊岡駅下車
出石・但東方面行バスにて約25分
鳥居橋下車東へ徒歩10分

神社参拝後の率直な感想

友人が行く、ということだったので急きょ当日に飛び入り参加させて貰いました。

町から離れた場所にあり、バスも1~2時間に1本しかないので行くのは大変でしたが、道中ののどかな田園風景と相まって昔から町の人に大切にされてきた神様なのだと感じました。

神社はとても小さいですが気が良く、温かさと穏やかさ、昔の日本にあふれていた、素朴さみたいなものを感じました。
どことなく懐かしさを感じるといえば良いのでしょうか。落ち着いた空気が印象的でした。

みんなでご祈祷も受けました。
穏やかな宮司さんが丁寧に執り行って下さいました。

この写真中央にある金色の御幣?で、最後の方でシャラララ、と祓い清めて頂いたのですが、その鈴の音と共に心の内に溜まった重たいものが一気に消えていくような感じがありました。

ご由緒は探しましたが見つからず……。
と思っていたら、QRコードで読み取って見られるようになっていました。

長く土地の人に愛されている神社ですが、小さいからなのか由緒書きなどの看板は敷地内で見かけませんでした。
その分、このようなネットサービスを上手く利用してこの土地の歴史を今も伝えられているのだな、と感じました。

まとめ

橋本ユリ
現状を変えたい、物事を進めていきたいと思った時に是非一度参拝に行かれてみてはいかがでしょうか。

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