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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、架空のキャラクターの
新米巫女の橋本ユリが、神社に関する知識をわかりやすく解説します。

秋葉神社の上社下社の違いと駐車場アクセス、親子神の悲劇が示すもの

2017年9月14日

こんにちは、北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

秋葉神社にて祀られている神様は、カグツチ神です。

火の神様として有名ですが、その総本社が静岡県にある秋葉神社です。

秋葉神社は上社、下社があり、お参りするにしてもどちらに行ったら良いのか?
駐車場や、そもそも車がない場合にどうしたら良いのか?
など、多くの人が疑問に思っているようです。

今回の記事では、そんなアクセスお情報に加えて、御朱印、お守りなどのご利益、さらには、そもそもとして、カグツチ神とは一体どんな神様なのかをお伝えします。

カグツチは古事記、日本書紀においては、親殺し、子殺しの悲しい運命を辿った神様ですが、その裏には隠された意味がありました。

こうした神様のストーリー、神話を知ることで、より神様を身近に感じより深くお参りできると思います。それでは参りましょう!

秋葉神社本宮に祀られている神様とご利益

秋葉山本宮秋葉神社で祀られている神様は、火之迦具土大神(ヒノカグツチ)です。
最近の漫画ですと、NARUTO(ナルト)でサスケというキャラクターが使ったカグツチという技ですよね。
その名前の通り、火の神様になりますが、その神話は古事記、日本書紀にみることができます。

それは、日本最初の夫婦のイザナギとイザナミが国生み、神生みをした際、

イザナギ
なんと!うるわしい乙女だろうか


イザナミ
まぁなんとうるわしいお方なんでしょうか


イザナギ
それではどうだろう、私の突き出たところをお前のくぼんだ部分に突き刺して、神産みをしてみては。


イザナミ
それは良いお考えですね。


日本列島や神様ほ本当にたくさん産んだのですが、最後に産んだのがヒノカグツチです。
ところがカグツチは、火の神様だけに産み落とした際に、イザナミは火傷を負って死んでしまいます。
とてもとても悲しんだのがイザナギです。

イザナギ
なんてことだ、二人とない妻を失ってしまった・・・。


イザナギ
それはカグツチ、全てお前のせいだ!切り刻んでやる!


そのままカグツチは切り刻まれて殺されてしまいました。
生まれて間もない赤ん坊が、妻を殺し、父に殺され、とても悲しい出来事でした。

人間の価値判断からすれば、カグツチの生涯はあまりにも衝撃的で無意味だったと思う人もいるかもしれません。
でも、後に重要な出来事につながって行きます。

その血が岩について、またタケミカヅチ、フツヌシなど新しい神々が生まれました。
タケミカヅチ、フツヌシは、その後に出雲の国で起こるオオクニヌシの国譲り神話で重要な役割を果たします。

また、死んでしまったイザナミを追いかけて、イザナギは死者の世界に行き、そこで夫婦喧嘩をしますが、その出来事によって最高神アマテラスが生まれる事になり、カグツチはわずかな登場ながら非常に大きな影響力をもつ意味合いを含むのですが、また、別の言い伝えとして、ホツマツタエの神話をお伝えしましょう。

ホツマツタエは、偽書という意見もありますが、現時点では本物なのか、偽物なのかが明らかになっていません。

ホツマツタエは、古事記、日本書紀の元となった書物という意見がありますが、確かに古事記、日本書紀よりももっと人間らしい、具体的な神々の描写があり、神様を知るうえで重要な役割を果たしているように思います。

イザナギとイザナミが神生みをした際に、特に手を焼いていたのが、アマテラスの弟スサノオでした。
スサノオはとにかく無邪気で聞かん坊。イタズラは日常茶飯事でしたが、ある時取り返しのつかないイタズラとは呼べないほどのことをしてしまいます。

なんと育った苗にさらにタネを植えて、苗の成長を阻害させてしまいました。
庶民が精魂込めて作る水田に植える苗がなくなってしまうほどの出来事でした。

この事を大変重大に捉えて、責任を感じたイザナミは、山を開拓し桑畑にて絹を作り、水田をさらに開拓する事業に乗り出しました。
そのために山焼きを行いました。

いくつか山を開拓していった中、悲劇が起こります。
山焼きにて風向きが急に代わり、イザナミは火に囲まれてそのまま死んでしまいました。

道半ばで亡くなってしまったイザナミでしたが、彼女が身を呈して火の神カグツチを動かしたために、絹と水田の事業はその地に根付いて行きました。

このようにホツマツタエの言い伝えも加味すると、イザナミは火の神カグツチの力を借りて国の開拓を行いましたが、ある程度のところで火の神の猛威に力尽きたということができます。

それが、古事記、日本書紀の神話ではカグツチを産み落とした際に、火傷で死んでしまったんですね。
火の力は、私たち人間の文化的な生活を送る上で非常に助けとなる一方、山火事など自然の脅威となる二面性を持っていると言えます。

秋葉神社のご利益は、そんな火の力が由来となって、
火防(ひぶせ)、鍛治から由来して鉄鋼業、工業など事業発展などがありますが、
やはり最も強力なのが、火の持つエネルギーだと思います。

ヒノカグツチがイザナギに切られた際に、フツヌシとタケミカヅチが生まれましたが、その2人の神様もエネルギーの象徴とされています。

厄を燃やし尽くし、己の気持ちも燃え上がらせ、せっかく世の中に生まれてきたなら、トコトンやってやる!というモチベーションを上げてくれるような働きがあります。
そんなご縁があってか、名だたる武将が武士の心とも言える刀を奉納しています。

・伊豫守源頼義
・足利尊氏
・今川仲秋
・武田信玄
・長曽我部元親
・豊臣秀吉
・加藤清正
・福島正則

次はニーズの多いと思われる御朱印情報から。

御朱印の値段と時間

 

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秋葉神社では上社と下社で御朱印を2種類いただくことができます。
奉拝 上社 秋葉山本宮 秋葉神社
奉拝 下社 火防本宮
初穂料(値段)
各300円
受付時間
8:00~16:00

 

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社名の入った金色のシンプルな御朱印帳ですね。値段は1000円です。
続いて秋葉神社上社、下社へのアクセス方法についてです。

上社、下社へのアクセス方法

秋葉神社へのアクセスについては、山のふもとににある下社へ行き、そこから徒歩で上社へ行くのがメインルートとなります。

JR浜松駅?バスで下社へのアクセス

JR浜松駅北口を出て遠鉄百貨店の前通りを約5分歩き、その後、私鉄(遠州鉄道西鹿島線)(通称赤電)新浜松駅から乗車し35分、遠州鉄道に乗り替えて西鹿島駅(終点)で下車します。

さらに遠鉄バス秋葉線「秋葉神社経由春野車庫」行きに乗車し、50分ほどで「秋葉神社」下車すると、秋葉神社の下社の駐車場前に到着します。


下社から上社へのアクセス

秋葉神社の下社から上社へのアクセスは3通りの方法がります。

・10月から1月の期間での臨時バス
・徒歩の登山(標高750m、2時間)
・自動車(40分程度)

臨時バスは、運行会社が毎年実施するのかを検討するので、年によっては運行しない場合もあります。
その場合は、徒歩2時間の登山になります。歩きやすいスニーカーを忘れずに。

表参道へのアクセス

秋葉山参道駐車場入り口

 



下社から上社へは直接参道が続いているわけではないので、一旦下社を参拝後に、上社への参道へ入って登っていく必要があります。

下社参拝後、県道286号線へ戻る⇒右へ600mほど歩く(県道286号線沿いに北へ。
途中で秋葉山参道駐車場を通り過ぎる。)⇒Y字分岐で、右の参道へ(左が県道286号線、右が上社へ続く参道。看板が出ている)

⇒九里橋と書かれた赤い橋を渡り、石畳となり急な坂道を登っていく。
⇒坂の上部にあずま屋があり、ここで左折⇒東屋で左折⇒しばらく石畳を歩く⇒左から車道と合流し、常夜燈や鳥居跡のある広場へ到着。
⇒植林帯の急な登山道を登っていく(登山道としてきちんと舗装されていて、頂上までの距離を示す石碑などもあるので分かりやすい)⇒富士見茶屋跡を通り過ぎる⇒四の鳥居跡⇒子安地蔵尊⇒鉄塔とベンチ
⇒海抜600mの標識を過ぎ、左に急な坂道(土佐坂)と右に緩やかな巻道が見えるが、右の巻道を進む⇒10丁の石標からしばらく行くと分岐。秋葉寺がある左へ進む。⇒門を抜けると、秋葉寺、開運大黒天。
⇒再び山道へ戻り頂上を目指す⇒大きな大木、急な階段を上る⇒火防秋葉神社の神門をくぐる⇒手水鉢の手前を右に曲がり、石段を上ると、本殿到着します。
※上社の駐車場まで車で行けば、そこから数百メートル(600段ほどの階段)で上社に到着できます。

自動車の場合は、以下の通りです。
東名高速の場合は浜松西ICから約1時間15分。
新東名の場合は浜松浜北IC下車から約30分。
下社 駐車場入り口(向かいが門屋旅館、横がキャンプ場)

上社 第1駐車場入り口

冬季の雪の状況は、除雪車が通り昼以降で積もる地域でもないので、午前10時以降はノーマルタイヤでも登れるだろう、との意見もありました。
タクシーの場合は、西鹿島駅の東側にタクシー乗り場あって、料金は7000円程度とのことです。

遠鉄タクシー株式会社
静岡県浜松市中区上島1-11-15
053-412-7777
下社は階段が60段くらいで上社の駐車場からは300段くらいで現地に到着することができます。

周辺観光

本田宗一郎ものづくり伝承館

本田宗一郎ものづくり伝承館
静岡県浜松市天竜区二俣町二俣1112
053-477-4664
10:00~16:30

世界のHONDAを一代で築き上げた、物作り日本を代表する偉人の1人である本田宗一郎さんの歴史を知る事が出来る施設です。

元々役場だった建物を改修して作られており、規模は小さめですがバイク好きの人には聖地とも言える場所だそうです。

本田宗一郎さんの本が沢山置かれていて自由に手にとって読む事もできるので、趣味が合う人と出かければ最高に盛り上がれるはずです。

白倉峡

白倉峡
静岡県浜松市天竜区龍山町大嶺
0539-69-0311
駐車場 有り
紅葉で有名な遠州きっての大自然を誇る観光地ですが、県道361号が狭い山道の為、車の運転に注意が必要です。
駐車場から渓谷に向かって長い階段を下りていくと、マイナスイオンに満ちた空気と幽玄な景色に包まれます。
透明度の高い水が織り成す小さな滝が所々にあり、疲れた心を癒すヒーリングスポットとして訪れてみては如何でしょうか。

秋野不矩美術館

秋野不矩美術館
静岡県浜松市天竜区二俣町二俣130
0539-22-0315
9:30~17:00
駐車場 有り

文化勲章を授与された地元出身の日本画家、秋野不矩氏の作品をメインに展示している美術館です。
独特の雰囲気を持つ建物の中は土足厳禁となっていますので、脱ぎ易い履物で行くのがおススメです。

展示作品を座ったり寝転んだりして好きな姿勢で鑑賞でき、建材として天竜杉や漆喰を使用している建物自体も、手の込んだアートとして楽しむ事が出来ます。

秋葉神社での駐車場情報をお伝えします。

上社、下社の駐車場情報

 

秋葉山本宮秋葉神社 上社 第1駐車場
静岡県浜松市天竜区春野町領家
300台
営業時間:-
無料
秋葉神社 下社 駐車場
静岡県浜松市天竜区春野町領家841
約15台
営業時間:-
無料
※下社入り口近く
秋葉山表参道駐車場
静岡県浜松市天竜区春野町領家
約25台
営業時間:-
無料
※下社入り口まで徒歩数分

 

下社は特に問題なく停められると思います。
上社は駐車場から300段ほど登って本殿がありますので、足が不自由な場合は、社務所に連絡して、許可を取れば本殿地殻の駐車場に停めることができます。

全て無料で停めることができます。
秋葉神社の上社、下社はどちらに行ったら良いのか迷いますね。
上社と下社、どのように違いがあるのか見ていきます。

上社と下社の違いとは?

上社と下社の違いについては、一般的には、高い場所に位置するのが上社、その逆が下社とのことです。
山の頂にご神体として祀られるのが奥宮、参拝しやすいように里宮を作ったような関係なのかと思いましたが、秋葉神社の場合は、山頂にある上社の方が広く参拝客も多いそうです。

また、違った視点で見てみると、神様からご利益を多く受け取るためには、そこに篤い思いを馳せる方が良いのは人間世界と同じです。
そういった意味で、下社から上社に向かって徒歩で向かう方が、気持ちを示したことになります。

ただ難しいのが、神社参拝は神様へのご挨拶的な意味合いを含んでいて、神様に導かれて行くのはお参りの後になる場合が多いです。

上社に行って、達成感、満足感とともにご利益を日常に持ち帰らなければ変化はありません。
その意味で下社だけだったとしてもご利益をたくさん受け取れる場合もあります。
要するに気持ちをどれだけ向けられるか?という判断基準で良いかと思います。

秋葉神社は秋葉原の地名の由来となった

秋葉神社は東京秋葉原と名前が非常に似ていますが由来があります。
東京一帯で、明治時代に大規模な火災が発生しました。
当時は木造建築が多くて火の手が上がると大変だったんですね。

それを受けて1870年に鎮火神社が創建されました。
そこで何人かの神様が祀られたのですが、火防の神様として有名なのが、ヒノカグツチこと、秋葉大権現という名の神様です。

いつしか人々は、「秋葉大権現の原」と呼ぶようになり、アキバハラ → アキハバラ → 秋葉原になったそうです。

最後に秋葉神社の情報のまとめに入りますね。

最後に

 

・秋葉神社の御朱印
→上社、下社でそれぞれ貰えて各300円、受付時間は8:00?16:00。御朱印帳は1000円
・秋葉神社へのアクセス
→下社までは電車とバスで乗り継ぎ、上社へは、臨時バス、徒歩、自動車となる。
・秋葉神社の御祭神とご利益
→火の神カグツチ、炎のように燃え上がるモチベーションがご利益
・周辺観光スポット
→本田宗一郎ものづくり伝承館、白倉峡、秋野不矩美術館

 

以上、参考になれば幸いです。

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