龍田神社(奈良)【参拝レポート】
こんにちは!北極神社の新米巫女、橋本ユリです。
橋本ユリ
今回は、奈良県にあります「龍田大社」についての記事をNMさんに投稿していただきました。
- 龍田大社のご利益、御由緒
- ご祭神の神話
などについてお伝えします!
それでは参りましょう!
ご利益
- 雨風調和
- 五穀豊穣
- 招福開運
- 悪疫退散
- 航海安全
- 縁結び
天と地の間即ち大気・生気・風力を司る「風の神様」です。
ご神名の「御柱(みはしら)」とは「天地万物の中心の柱」とされ、
別名の「志那(しな)」とは「息長(長寿)」を意味し、「気息の長く遠く吹き亘る」とされます。
風の柱は、竜巻のイメージがあります。昔は風はご神霊の乗り物をされてきました。
風の神は、台風など、時には荒ぶる神として恐れもされ大事に祀られてきました。
御祭神
- 天御柱大神(あめのみはしらのおおかみ)(別名:志那都比古神(しなつひこのかみ)
- 国御柱大神(くにのみはしらのおおかみ)(別名:志那都比売神(しなつひめのかみ)
- 龍田比古命(たつたひこのみこと)
- 龍田比売命(たつたひめのみこと)
「龍田」の地名は古く、初代神武天皇即位の頃にはもうありました。
龍田地区を守護されていた氏神様と伝えられる夫婦の神様です。
社歴、由来
神社の創建の物語が伝わっています。
2100年ほど前の崇神店の時代に、凶作や疫病がはやりました。それを憂いた天皇の夢に龍田大神が現れ
「私の宮を朝日の日がよく差し込むところ、夕日が隠れる場所である龍田の立野の小野に立てよ」
という御神託を授けられました。
そのお告げに従ってお社建てたところ、豊作になり、疫病はおさまりました。
また、風の神様は、陰陽五行では、「木」の属性を持つことから、「楓」の気を八方位に飢えて、
風の神様の気がいきわたるように、御神紋は、「八重楓」です。
平安時代から有名な神社で、和歌にも詠まれています。
嵐し吹く 三室の山の 紅葉は 龍田の川の 錦なりけり <能因法師>
千早振る 神代もきかす 龍田川 からくれないに 水くくるとは <在原業平朝臣>
(神社ホームページより抜粋)
雨風の神、台風の被害は昔の人には恐ろしいものでした。
日本書記によると、天武天皇の時代に、風の神を龍田大社に、水の神を広瀬大社に祭りました。
これより後、「龍田風鎮祭」と「広瀬大忌祭」が、国家神事として行われることになりました。
伊勢の内宮にも外宮にもお祀りされている神は、「風の神」だけです。
元寇の時、風の神が台風を起こし日本を助けたことで、さらに崇敬を深めています。
呼吸、声、音楽・・・ 大きくは地球の大気の流れ・・・
風の神は、神羅万象に関わっている大神です。
アクセス
住所 〒636-0822 奈良県生駒郡三郷町立野南1丁目29−1
電話. 0745-73-1138(午前9時〜午後5時)
JR大和路線「三郷」駅より徒歩5分
MNさんの参拝レポート
緑濃い森の中で、ひときわ赤い鳥居が鮮やかです。
ずっしりとした社殿です。柱には、龍神のように縄が巻き付けられています。
謎の石。大切に守られていました。
御手水は、八方位を示し楓のご神紋が入っています。楓は八方位を示していると言われます。
まとめ
橋本ユリ
日本でも有数の風の神様を祀っている神社です。
風の神様に応援していただき、邪気を払い、運勢をぐんぐん上昇気流に乗せて行きましょう!
風の神様に応援していただき、邪気を払い、運勢をぐんぐん上昇気流に乗せて行きましょう!
この記事をまとめた人
- 神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)
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