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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

【神社への奉納作法】のし袋の書き方から神前式・お祭のご祝儀・奉納演奏・奉納演武について

2017年9月2日 2017年09月02日

橋本ユリ
こんにちは、
北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

今回は神社の奉納作法について
お伝え致します。

奉納についても沢山の事例や
パターンがありますから
ぜひ知っておいてくださいね。


奉納について


サムネイルになっている上の写真は、
神社に奉納されたお酒です。

実は、神社ではお金を
お玉串という形で奉納したり、
様々なものを奉納することができます。

奉納することが多いのは「お金」です。

のし袋について


奉納する時は、のし袋に包んで神社にお納めするのが一般的です。

これが一般的な作法になりますが、オモテの書き方は色々あります。



初穂料と書いたり、玉串料と書いたり、御榊料と書いたり、
御神前、御供、御神饌料、御礼、御祭祀料、御祈祷料という書き方があります。

実は、ケースバイケースで、書き方が違ってきます。
どういったケースで書き方が変わるかと言いますと、


神社に奉納する場合


「奉納」「御寄進」と書きます。


お祭の時に奉納する場合


「御祝儀」「金一封」「御寄付」と書きます。


お神輿の御祝儀の場合


「花」「花代」「御祝儀」と書きます。

このように、ケースによって
書き方が違ってくると覚えておいてください。

奉納金額の相場について


金額に関しても
ケースバイケースなので
相場はこれくらいと断言できるものではありません。


普通の御祈祷してもらう場合



厄除の金額の相場で言うと
3000円から5000千円くらいの金額が一般的です。


結婚式してもらう場合



神主さんに、神前結婚式で、
御祈祷してもらったという場合は10万円~という


七五三の場合


1万円からが相場です。

また神社ごとによっても
いくら奉納したら良いのかという金額は変わってきます。


橋本ユリ
お金を納めるのが一般的ですが
神社によってはモノを奉納する場合もあります。
どういった物を奉納すると良いかもお話しますね。


物品を奉納する場合


物品を奉納する場合
事例として多いのが「お酒」になります。

羽賀ヒカル
お酒に関して言いますと、いろんな形の奉納の仕方があります。

例えば「2本以上1箱で奉納せなあかん」

みたいな形のことをおっしゃっている方もいますが
別に決まりはありません。

ただ、のしを付けてお納めするのが一般的です。

奉納されるものの中では、一升瓶が一番多いですね。



物で言えば、お酒が主流ですが、
音楽を奉納するというケースもあります。

奉納演奏したい場合


演奏を奉納することもできます。

奉納演奏の場合は、ちゃんと社務所の方に、
「奉納演奏したいです」という形で、
打ち合わせした上でということが一般的です。

橋本ユリ
いきなり
「神社で演奏させて下さい」と言って、
演奏させもらえるわけではないので気を付けてくださいね。


社務所の方とちゃんと相談するということが重要です。

奉納演奏をする際は、事前に神社の方と打ち合わせをして、行いましょう。

奉納演武について


神社によっては奉納演武もあります。
刀による演武を行う奉納スタイルですね。

こちらも社務所の方と打ち合わせの上、行うのが一般的ですので参考までに。

今回は神社の奉納についてお伝えしました。

橋本ユリでした。


この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

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