神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

意外と知らない社殿の種類

2021年9月11日

あなたの心に火を灯す。東洋思想及び神道研究家の羽賀ヒカルです。

今回は多くの日本人が知らない、神社の社殿についてお伝えをさせていただきます。

橋本ユリ
羽賀さん、神社がなかった太古の時代にも、人は信仰を持って祈ってましたよね?

羽賀ヒカル
もちろんです。

神社という形ができる前から日本人は多くの神様と共に生きていたのです。


社殿とユダヤ教の関係


日本人は縄文時代までさかのぼると、アニミズム・自然崇拝だったのではないかと思われます。

山を見て「この山に神様が宿っている」
湖や池を見て「この湖や池に神様が宿っている」
大きな樹木を見て「この樹木に神様が宿っている」

という形で、自然それぞれに対して神様が宿っているように祈るという習慣がありました。


そして、神様が宿るための依代(よりしろ)(※注1)として使われて、信仰されていたのが「岩」でした。

これを「磐座信仰(いわくらしんこう)」と言います。

山のことを「神奈備(かんなび)」と言うこともありますが、神様が降りる岩のことを磐座、神様が降りる山のことを神奈備と言ったのでしょう。


もともと自然を神様として祀(まつ)って祈りを捧げていました。

途中から社殿・鳥居を作ってお手水をするようになったので、このような習慣が出てきたのは、海外からの影響を受けていたことが明らかです。

狛犬(こまいぬ)もそうで、狛からやってきた犬で、狛というのは朝鮮半島だという話もあります。


社殿については、どの国の影響で作られるようになったのか明らかになっていないのですが、色々な文献や世界の風習習慣を見ていくと、ユダヤ教に形が似ています。

日ユ同祖論(※注2)という話もあったりします。

要するに、イスラエルあたりにいたユダヤ教の人たちが日本にたどり着いて、「山を神様として祀るのも良いが、こんな祀り方や祈り方があるよ」と教えたのではないかという説です。

実際に、ユダヤ教の社殿と神社の社殿の作り方や、ユダヤ教の言葉と神道で使われる言葉は非常にシンクロするところが多いのです。

※注1:依代
神霊が寄りつくもの、神霊の憑依物のこと

※注2:日ユ同祖論
日本人(縄文人)の祖先が2700年前にアッシリア人に追放されたイスラエルの失われた十支族の一つとする説

社殿の種類



今は神社の社殿と言いますが、古くは「やしろ」といわれていたようです。

また、神社にお参りすると必ず社殿があるのですが、社殿と言っても大きく分けて3種類あります。


  • 本殿(ほんでん)
    ご神体が置かれる、祀(まつ)られる場所です。
    ご神体となるような鏡や、もしくはその神社でずっと伝わる秘物といったご神体があって、表に公開されてはならないようなものもあります。
    伊勢神宮の場合は、その社殿の下に心御柱(しんのみはしら)という柱が祀られています。

  • 拝殿(はいでん)
    ご神体を祈り拝む場所が拝殿(はいでん)です。
    ここで儀式を受けたり、神主さんが祈祷をします。

  • 幣殿(へいでん)
    神様に対する捧げ物をする場所です。


この本殿・拝殿・幣殿は、三つともある神社もありますが、本殿しかない神社や、拝殿がない神社もあります。

神社の社殿と一口に言っても、この三つのことを総称して社殿と言っています。

日常に活かせるポイント


どんな場所でもそこにいらっしゃる神主さんたちは何百年間と常駐し、その場所を守るという非常に尊いお仕事をされています。

その心構えをわたしたちが日常で活かしていくならば、「この空間は神様が降りる場所なんだ」といった神聖な気持ちで見立てること。

つまり、これは家も自分の家庭も「社(やしろ)」として見立てるということです。

橋本ユリ
分かりました!

自宅のお掃除するときにも、ただ汚れを取り除くのでなく、神聖な気持ちで「ここは神社の社殿なんだ」と掃除をしてみます。


羽賀ヒカル
いいですね!

そんな気持ちで掃除したり、玄関をくぐってみたり、家でくつろいでみたりすると、日常生活や自分の人生も変わってきます。

自分の家も神社のような空間にしていきましょう。



今回は神社の社殿についてお話をさせていただきました。

あなたの開運をお祈りしております。
羽賀ヒカルでした。


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