神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

【神道家が教える】神社参拝で唱えたい祝詞と作法

2017年6月28日 2022年11月27日

こんにちは、神道家の、羽賀ヒカルです。

今回は、祝詞のりとに関するお話です。

神社にはいろいろな祝詞が存在します。

羽賀ヒカル
あなたがもし、丁寧に参拝したいと考えているなら、祝詞を覚えて参拝時に唱えるのがオススメです。


 

なぜなら、祝詞とはわかりやすく言えば
「神様をノリノリにさせてその気になってもらうもの」だから。

「一般の人が祝詞を唱えてもいいの?」と心配される方もいますが、
大声で唱えるなど周りの迷惑にならなければ大丈夫。

 

厳かな気持ちで、神様に真剣に向き合い、お祈りしてみましょう。

それでは参りましょう!

一番おすすめなのは「天津祝詞あまつのりと」


「天津祝詞」は、唱えやすく覚えやすいのでおすすめです。

 

祝詞を唱えるときに大切なのは、第一声。

「高天原たかあまはら」=「神様のいらっしゃる地」です。

唱えるときに、目の前の空間・自分の心が神聖な場(高天原)になるとイメージしてみましょう。


拝殿前で二礼二拍手してから始めます。

https://www.youtube.com/watch?v=nCy-NwFpgwI

天津祝詞をPDFファイルでダウンロードする
高天原たかあまはらに神留かむづまり坐ます

神漏岐かむろぎ 神漏美かむろみの命以みこともちて

皇親神伊邪那岐乃大神すめみおやかむいざなぎのおおかみ

筑紫つくしの日向ひむかの橘たちばなの 小門おどの阿波岐原あはぎはらに

禊祓みそぎはらひ給たまふ時ときに 生坐あれませる 祓戸はらへどの大神等おほかみたち

諸々もろもろの禍事罪穢まがことつみけがれを 祓はらへ給たまひ 清きよめ給たまふと 申まをす事ことの由よしを

天津神あまつかみ 地津神くにつかみ 八百万神等共やおよろずのかみたちともに

聞きこし食めせと 畏かしこみ畏かしこみも白まをす


これを3回繰り返し、最後に一礼して終わります。

天津祝詞は、古事記の内容が描写されているので、読んだことのある方は理解しやすいはず。

古事記を読んだことのない方は、これをきっかけに読んでみることをおすすめします。
漫画版なら気軽に読みやすいですよ。

どんなメッセージが込められているのかといえば、
「神様素晴らしいですね、すごいですね、ありがとうございます、愛しています、許しています」
など全部です。

覚えられない方は、
最初の一行「高天原たかあまはらに神留かむづまり坐ます」だけでOKです。

意味は「この場所に神様が降ります」。
そう、高天原(=神様が降りる場所)は、人の心にあるのです。

天津祝詞は、神社に限らず、日常の中で気持ちを切り替えたいときにもどうぞ。

天津祝詞に込められた意味と効果


羽賀ヒカル
意味と効果を動画で解説してますのでご覧になってください!



動画の書き起こし


こんにちは羽賀ヒカルです。

今回は神社参拝のポイント
「天津祝詞を唱えてみよう」
ということについてお伝えします。

神社で神主さんが唱えてくださいます祝詞「大祓祝詞」というのもありますが、
その短縮バージョンがこちら「天津祝詞」というものです。

高天原(たかあまはら)に神留坐(かむずまりま)す 神漏岐神漏美(かむろぎかむろみ)の命以(みこともち)て

という言葉から始まるこの天津祝詞。
詳しくはですね、こちら私の仲間であります開運料理人ちこの書きました
御食事ゆにわの店長ですね、ちこ店長の書きました
神様ごはんの123ページ、ひふみのページにですね天津祝詞が載っております。

ぜひですね、こちらよかったら丸暗記してみてください。
「え!こんな長いの覚えられない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、毎日ですね唱えればだんだんだんだん覚えてきます。

羽賀ヒカル
私も、天津祝詞は丸暗記をしておりました。


この天津祝詞なんですが、ポイントは一言目にございます!

高天原に神留坐す

この言葉の意味合いは何か?

高天原とは何かですねこれは神様が降りる場所という意味ですが、
今自分のいる場所やもしくは自分の心こそが高天原なんです。

つまり神社参拝したときはその場所その神社こそが高天原であり、
家で唱えるときは自分の心こそが高天原ということなんですね。

『この場に神様に降りて頂けますように』
『私の心に神様が降りて頂けますように』

そんな想い心を込めまして
”高天原に神留坐す”と唱えてみるわけなんです。

そして、神漏岐神漏美の命以てという気持ちで
神様を褒め称える気持ちで、その気にさせる気持ちで、心を込めて天津祝詞を唱えていく。
そうするとあなたの神社参拝はまったく違ったものになるはずです

羽賀ヒカル
神社参拝した時はですねぜひ本殿の前で、
二礼二拍手の後に一番最初に天津祝詞を唱えてみてください!


これは、あなたの神社参拝を全く変わったものに変える魔法の祝詞です。

詳しくはこちら何度も言いますが神様ごはんの123ページをご覧になってください。

今回は天津祝詞についてお伝えしました
ほんとは天津祝詞ついて伝えたいことはたくさんあるのですが、それはまた機会を改めてお伝えしましょう。

羽賀ヒカルでした。

 

「天津祝詞」についての詳細記事はコチラ↓

天津祝詞(あまつのりと)に込められた意味と効果とは


初心者向けなのは「神社拝詞じんじゃはいし」


天津祝詞は簡単に覚えやすい長さですが、
古事記の物語を知らないと意味が分かりづらい部分があります。

古事記を知らなくても意味がわかりやすいのが、神社拝詞です。
掛かけまくも畏かしこき●●神社の大前おおまえを拝おろがみ奉まつりて恐かしこみ恐かしこみも白もうさく

大神等おおかみたちの広ひろき厚あつき御恵みめぐみを辱かたじけなみ奉まつり

高たかき尊とうとき神教みおしえのまにまに 天皇すめらみことを仰あおぎ奉まつり

直なおき正ただしき真心まごころもちて誠まことの道みちに違たがふことなく

負おひ持もつ業わざに励はげましめ給たまひ 家門高いえかどたかく身健みすこやかに

世よのため人ひとのために尽つくさしめ給たまへと 恐かしこみ恐かしこみも白もうす


毎日のお祈りに「神棚拝詞かみだなはいし」


ご自宅に神棚があるなら、こちらの祝詞がおすすめ。
此これの神床かむどこに坐まします 掛かけまくも畏かしこき天照大御神あまてらすおおみかみ

産土大神等うぶすなのおおかみたちの大前おおまえを拝おろがみ奉まつりて 恐かしこみ恐かしこみも白もうさく

大神等おおかみたちの廣ひろき厚あつき御恵みめぐみを 辱かたじけなみ奉まつり

高たかき尊とうとき神教おしえのまにまに 直なおき正ただしき眞心まごころもちて

誠まことの道みちに違たがふことなく 負おひ持もつ業わざに勵はげましめ給たまひ

家門高いえかどたかく 身健みすこやかに 世よのため人ひとのために盡つくさしめ給たまへと

恐かしこみ恐かしこみも白もうす


ここぞ!というときには「大祓祝詞おおはらのりと」を




6月末に半年分の罪穢れを祓う「夏越の祓なごしのはらえ」や、12月末に一年の総決算をする「年越しの祓としこしのおおはらえ」のほか、自分が思う「ここぞ!」というタイミングで唱えたいのが「大祓祝詞」です。

とても長いのですが、祝詞の中でも効果を実感される方が多いので、ぜひチャレンジを。

大祓祝詞をPDFファイルでダウンロードする
高天原たかまのはらに神留かむづまり坐ます 皇親神漏岐すめらがむつかむろぎ 神漏美かむろみの命以みこともちて

八百萬神等やほよろづのかみたちを神集かむつどへに集つどへ賜たまひ 神議かむはかりに議はかり賜たまひて

我あが皇御孫命すめみまのみことは 豊葦原瑞穂國とよあしはらみづほのくにを 安國やすくにと平たいらけく知しろし食めせと 事依ことよさし奉まつりき

此かく依よさし奉まつりし國中くぬちに 荒振あらぶる神等かみたちをば

神問かむとはしに問とはし賜たまひ 神掃かむはらひに掃はらひ賜たまひて 語問こととひし

磐根樹根立いはねきねたち 草くさの片葉かきはをも語止ことやめて 天あめの磐座放いはくらはなち

天あめの八重雲やへぐもを 伊頭いつの千別ちわきに千別ちわきて 天降あまくだし依よさし奉まつりき

此かく依よさし奉まつりし四方よもの國中くになかと 大倭日高見國おおやまとひだかみのくにを安國やすくにと定さだめ奉まつりて

下したつ磐根いはねに宮柱太敷みやばしらふとしき立たて 高天原たかまのはらに千木高知ちぎたかしりて

皇御孫命すめみまのみことの瑞みづの御殿仕みあらかつかへ奉まつりて 天あめの御蔭みかげ 日ひの御蔭みかげと隠かくり坐まして

安國やすくにと平たいらけく知しろし食しめさむ國中くぬちに成なり出いでむ天あめの益人等ますびとらが

過あやまち犯おかしけむ種種くさぐさの罪事つみごとは 天あまつ罪つみ 國くにつ罪つみ 許許太久ここだくの罪出つみいでむ

此かく出いでば 天あまつ宮事以みやごともちて 天あまつ金木かなぎを本打もとうち切きり 末打すえうち断たちて

千座ちくらの置座おきくらに置おき足たらはして 天あまつ菅麻すがそを 本刈もとかり断たち 末刈すえかり切きりて

八針やはりに取とり辟さきて 天あまつ祝詞のりとの太祝詞ふとのりとごとを宣のれ

此く宣かくのらば 天あまつ神かみは天の磐門あめのいはとを押おし披ひらきて

天あめの八重雲やへぐもを伊頭いつの千別ちわきに千別ちわきて 聞きこし食めさむ

國くにつ神かみは高山たかやまの末すえ 短山ひきやまの末すえに上のぼり坐まして

高山たかやまの伊褒理いぼり 短山ひきやまの伊褒理いぼりを掻かき別わけて聞きこし食めさむ

此かく聞きこし食めしてば 罪つみと言いふ罪つみは在あらじと

科戸しなどの風かぜの天あめの八重雲やえぐもを吹ふき放はなつ事ことの如ごとく 朝あしたの御霧夕みぎりゆうべの御霧みぎりを

朝風あさかぜ 夕風ゆふかぜの吹ふき払はらふ事ことの如ごとく 大津辺おほつべに居おる大船おほふねを 舳解へとき放はなち

艫解ともき放はなちて 大海原おほうなばらに押おし放はなつ事ことの如ごとく

彼方をちかたの繁木しげきが本もとを 焼鎌やきがまの敏鎌とがま以もちて 打うち掃はらふ事ことの如ごとく

遺のこる罪つみは在あらじと 祓はらへ給たまひ清きよめ給たまふ事ことを

高山たかやまの末すえ 短山ひきやまの末すえより 佐久那太理さくなだりに落おち多岐たぎつ

速川はやかわの瀬せに坐ます瀬織津比賣せおりつひめと言いふ神かみ 大海原おほうなばらに持もち出いでなむ

此かく持もち出いで往いなば 荒潮あらしほの潮しおの八百道やほぢの八潮道やしほぢの潮しほの八百會やほあひに坐ます

速開都比賣はやあきつひめと言いふ神かみ 持もち加加呑かかのみてむ

此かく加加呑かかのみてば 気吹戸いぶきどに坐ます気吹戸主いぶきどぬしと言いふ神かみ 根國ねのくに 底國そこのくにに気吹いぶき放はなちてむ

此かく気吹放いぶきはなちてば 根國ねのくに 底國そこのくにに坐ます速佐須良比賣はやさすらひめと言いふ神かみ 持もち佐須良さすらひ失うしなひてむ

此かく佐須良さすらひ失うしなひてば 罪つみと言いふ罪つみは在あらじと 祓はらへ給たまひ清きよめ給たまふ事ことを

天あまつ神かみ 國くにつ神かみ 八百萬神等共やほよろづのかみたちともに 聞きこし食めせと白まおす


まとめ。形も心も両方大事!


いかがでしたか?

祝詞は神様へのご挨拶として大切なものですが、ちゃんとそこに自分の心が乗っていることが大事。

そのためには、祝詞という言葉(形)を大切にしながらも、自分の願い・祈りを具体的な言葉で実感を込めて言うこと(心)が重要です。

難しく考えず、まずはトライしてみてくださいね。

橋本ユリ
祝詞に、いろいろな種類があるなんて知りませんでした!

羽賀ヒカル
天津祝詞は普段から唱えて、高天原の場所を決める習慣をつけるといいですよ。

「場所」といっても部屋など物理的な空間だけでなく、心・関係性など、何に祈るかによって最適な場所を選びましょう。


 

実は、君が代も祝詞だった!?


 

実は、日本の国歌である「君が代」も、祝詞なのです。

・「君が代」が世界No.1国家である理由

・今日から君が代の歌い方、捉え方が変わる

・なぜ君が代が祝詞なのか?歌詞の意味を徹底解説

 

↓くわしくはこちらをご覧ください。

君が代は祝詞・おまけつき

この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

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