神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、架空のキャラクターの
新米巫女の橋本ユリが、神社に関する知識をわかりやすく解説します。

神社の神職「禰宜(ねぎ)」の仕事と言霊が表す意味について

2017年8月30日

橋本ユリ
こんにちは、
北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

今回は、神社の神職の
1つである禰宜(ねぎ)について お伝えしますね。

禰宜(ねぎ)とは

禰宜(ねぎ)とは、
どういう仕事をするかと言いますと
  • 「御祈祷を行う人」
  • 「祝詞を奏上する人」
  • 「祈りを捧げるもの」
この仕事を行うのが、「禰宜」の役割です。

橋本ユリ
お祈りをする方、ということはわかったのですが・・・
この禰宜さんという役職にはどういった意味合いがあるのでしょうか?


羽賀ヒカル
まず、漢字の観点から言うと

「禰(ね)」という字には
神様が宿る場所という意味合いがあって、

「宜(ぎ)」という字には、
神様が降りる所で宣言するという意味合いがあります。

また、禰宜(ねぎ)という言葉の音という観点から言うと、

「ねぎらう」「和する」といった意味合いがあります。

そういった事から言うと、
禰宜さんというのは、神様と人との間に入って、
「中和する」、「和する」、「調和させる」、「和ませる」
そういった役割を持った方である、と言えますね。


 

1-2.禰宜(ねぎ)の発祥

橋本ユリ
禰宜はいつから置かれたの?
歴史や発祥を教えてください!


羽賀ヒカル
禰宜の始まりは、なんと古代からなんです。


古代から、神様にご祈祷するなど、
お祭りに専門で関わる人を禰宜と呼んでいました。

その後、役職の位として、
「神主ー禰宜ー祝(ほうり・はふり)」
の順になります。

また、禰宜は、伊勢神宮と他の神社に仕えた「神職の総称」
として使われていた時代もあります。

明治時代になって、伊勢神宮と国が管理している神社に禰宜が置かれました。

そして第二次世界大戦以降から、
全国の神社に、宮司と禰宜が1名ずつ在籍する形になりました。

橋本ユリ
予想はしていましたが、思っていた以上に
歴史のあるお仕事なんですね!


古代から、神様にご祈祷するなど、お祭りに専門で関わる人を禰宜と呼んでいました。
そのあとに役職の位として、神主ー禰宜ー祝(ほうり・はふり)の順になりました。また、禰宜は、伊勢神宮と他の神社に仕えた神職の総称として使われていた時代もあります。

 

1-3.禰宜(ねぎ)と権禰宜はどう違うの?

一般的な神社の神職制度は、
組織のトップからこのような順になっています。

No.1 宮司
No.2 権宮司
No.3 禰宜
No.4 権禰宜
No.5 出仕

小さな神社では、権宮司を置かず、
宮司一人というところもあります。

権宮司は大きい神社にしか置かれません。

橋本ユリ
権宮司は、宮司の補佐を
権禰宜は、禰宜の補佐をするのですね。


羽賀ヒカル
そのとおり。
伊勢神宮の神職制度は、さらに他の神社とは違いますよ。
こちらを見てください。


No.1 祭主
No.2 大宮司
No.3 少宮司
No.4 禰宜
No.5 権禰宜
No.6 宮掌(くじょう)
No.7 出仕・巫女

橋本ユリ
 伊勢神宮は、「祭主」「大宮司」「少宮司」「宮掌」と
役職が多いのですね。


羽賀ヒカル
そうなんです。役職が多いのが伊勢神宮の特徴です。
禰宜の上に「大禰宜」が置かれた神社もありますよ。


※権禰宜の下に、権禰宜見習いの「出仕(しゅっし)」や「巫女(みこ)」がいますが、
こちらは神職には入りません。

橋本ユリ
禰宜は、知識や経験が豊富な方が務めるのね!


羽賀ヒカル
伊勢神宮の神宮司庁(じんぐうしちょう)というところには、
「祭主」、「大宮司」、「小宮司」、「禰宜(ねぎ)」など
神職関係者は、なんと100名もいるんですよ。


橋本ユリ
そんなにいるんですか!?さすが伊勢神宮!


 

禰宜(ねぎ)に必要な資格とは?どうしたらなれる?

神社本庁設立以降は、
禰宜というのは完全に資格化されています。

資格を取得しないと「禰宜(ねぎ)」には成れません。

禰宜になるための流れですが、
  • 「國學院大學を卒業する」
  • 「皇學館大學を卒業する」
  • 「6つの神職養成所を卒業する」
この工程を経ないと、禰宜にはなれません。
卒業後に、奉職先の神社に勤める流れとなるのです。

橋本ユリ

禰宜さんのアルバイトはあるんですか?
(ちょっとやってみたい・・・)

羽賀ヒカル

「アルバイト」は残念ながらありません。

ただ助勤というものはあって、
非常勤の神主さんという形で呼ばれる方はいらっしゃいます。


橋本ユリ
(そっか・・・)


1年の内、神社の神主さんも
忙しい時期と、そうではない時期が当然あります。

特に神主さんが忙しいのは、「年末年始」の時期です。

主に忙しい時期は…
  • 初詣の時期
  • 七五三の時期
そうではない時期も当然あります。
忙しい時に、助っ人としてお仕事をする際に、
助勤という形でお仕事に就く方がいます。

禰宜さんには女性の方もいらっしゃいます。
男性と女性では、服装が違いますが、男性だけの役職というわけではないんですね。

橋本ユリ

ちなみに、神社には
巫女さんという役職の方がいらっしゃいますが、

女性の禰宜さんとは全く違う役割のかたですので、
混同しないように、気をつけてくださいね。



 

2.禰宜(ねぎ)の宮司と神主の違い

神道の世界に「神主」という職業名は存在しません。
神社に奉仕する役割の人を、正しくは「神職」と呼びます。

 

2-1.現代の禰宜(ねぎ)が担っている役割

橋本ユリ
【橋本ユリ】禰宜(ねぎ)さんについて少しずつわかってきました!具体的なお仕事の内容についても、教えていただけますか?


現代の禰宜さんが行っている仕事は様々ですが、主に5つあります。

1 神殿の門の開閉
2 本殿・境内の清掃
3 祭祀の準備
4 御祈祷や祝詞の奏上
5 来社した方への対応

これ以外にも、神社を守るという重要な役割がありますよ。

 

2-2.神職・禰宜の一日

橋本ユリ
では実際に務められている禰宜さんのある1日についてご紹介します。

  6:00 

  6:15 

  6:45 

  7:00 

  7:30 

  8:30 

  9:00 

  9:30

10:00

11:00

起床・身支度。神殿の扉を開ける。

神社の門を開ける。本殿・境内の清掃。

本殿に集まり「朝拝」で心身を清める儀式お祓いを受ける。

朝食

社務所でその日の祭祀準備。

お供え物の受け取り。

車に祭壇・各種用具・お供え物の積み込み、出発。

地鎮祭の現場に到着。準備開始。

地鎮祭開始。

地鎮祭を終え、社務所へ戻る。昼食。

13:00 

15:30 

17:00 

17:30

来社した方の対応。結婚式の打ち合わせや、命名、祈祷。物販に出てお守りやお札等の販売。

作務衣に着替え、境内の修繕作業。

本殿、境内の清掃。閉門。

本殿に集まり「夕拝」を行い、神殿の扉を閉める。一日の業務が終了。

 

禰宜(ねぎ)は、冠婚葬祭を始め、お宮参りや年祝いなど人生の節目の儀礼を執り行なっています。

また、地鎮祭や五穀豊穣を祈願する年中行事などの依頼があれば、出張して祈願を行うこともあります。
その他にも、安産祈願や交通安全祈願など様々な祈願を行っています。

 

お願い事の種類

神宮のご祈祷は「皇室の弥栄」「国家安泰」、「五穀豊穣」の祈願に加えて、皆様のお願い事をご神前にお届けします。

神恩感謝、家内安全、身体健全、商売繁盛、事業繁栄、安産祈願、お宮参り学業成就、交通安全、厄祓い、除災招福、心願成就、病気平癒など

尚、お正月中は「新年初祈祷」として皆様の幸せをご祈願しています。
〈引用〉伊勢神宮ご祈祷のご案内より
https://www.isejingu.or.jp/visit/prayer/index.html

 

羽賀ヒカル
神職は毎日、訪れる方を思いながら心を込めて清掃に励んでいますよ。

境内をきれいにすることで、境内の状態を観察することも大切な仕事です。

壊れたところや汚れているところは、自分たちで修繕しているのです。

神社を守る責任ある存在ですね。


橋本ユリ
禰宜さんの仕事がかなりイメージ湧いてきました!

歴史ある神社を守っていく重要なお仕事ですね!


 

 

今回は、神社で働く禰宜(ねぎ)の役割や具体的な仕事内容についてお伝え致しました。

橋本ユリでした。

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