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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

賀茂神社天満宮【参拝レポート】

2019年8月26日 2019年08月17日

こんにちは、北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

橋本ユリ
今回は、鳥取県米子市にあります「賀茂神社天満宮」についての記事をFさんより投稿していただきました。


  • 賀茂神社天満宮のご利益、御祭神、御由緒

  • 実際に参拝した方のお話


などについてお伝えします。

それでは参りましょう!

ご利益(どんな功徳があるか?)


すべての事を「貫く」ご神徳があります。

  • 災難災厄除清祓

  • 交通安全事故除清祓

  • 試験合格

  • 必勝祈願

  • 家内安全

  • 家運隆昌

  • 家業繁栄

  • 商売繁盛


などの功徳があるとされています。

御祭神(祀られている神様)



  • 別雷命(わけいかずちのみこと)


大自然を支配される神です。
社会正義、秩序、生業の確立、平和、福祉、厄除け、方位除災、貫徹、雷の神威から電気の守り神として信仰されています。

  • 菅原道真命(すがわらのみちざねのみこと)


米子唯一の天神様として信仰されていました。そのため合祀の後、天満宮の名を残し「賀茂神社 天満宮」とされました。

  • 須佐之男命(すさのおのみこと)

  • 大已貴命(おおなむちのみこと)

  • 少名彦那命(すくなひこなのみこと)

  • 事代主命(ことしろぬしのみこと)

  • 誉田和気命(ほんだわけのみこと)

  • 天照皇大神(あまてらすおおかみ)

  • 武内宿禰命(たけうちのすくね)


御由緒



賀茂神社天満宮・公式HPより引用:http://www.kamoten.org/kamojinja/
 創立の年代は不詳であるが、最も古い棟札に「慶長三年霜月二十五日米子総産土賀茂皇大明神再建」と記されており、それ以前に京都上賀茂神社より勧請し創建された事は明らかである。
神社周辺の発掘調査によると平安時代には既に人家があり、室町時代には相当の集落が存在したと推測されるので、神社創建もこの時代にさかのぼるのではないかと考えられる。

当神社は米子(旧米子町)最古の社と言われ、歴代米子城主より社殿の建立、修復、社領金子の寄進、祈願所等、米子城鎮護の社として手厚い保護を受け、米子鎮守の神として厚く尊崇される。
鎮座地より南西に城山、北西に米子港、弧を描くように町が広がっており、戦国時代の頃まで神社周辺は「賀茂の浦」と呼ばれていた。
その頃、野田翁次郎という者が老年になっても子供が無く、畏敬の念を込め祈願したところ八十八歳で子供に恵まれた。
以来、稀代の霊験と評判になり、「八十八に因んで米子」と言う地名が誕生したと云う伝説がある。
また、境内にある井戸は極古井であり、米子の起源に関係する口碑も残っている。
昔、「よなご」と云う地名が無く賀茂の浦であった頃、此の地に住む漁民が飲料水を供するために掘ったもので、その頃は賀茂神社境内の西辺りまで湾で海岸の漁民が一部落をつくり暮していた。
古は「米をとぐ」と云う事を「よなぐ」と云ったので「よなぐ井」そして「よなご井」と云った。
其の後、飯山に吉川元春が砦を築き、其の麓の部落である此の地を「米子」と云う文字を当てたので、「よなご井」から米子の地名が誕生したのである。
この井戸は米子三名水の一つ「宮水」と呼ばれ、上水道が普及するまでは町民に親しまれ、飲料水として売り歩かれていたものである。

また、城山を賀茂三笠山と言い、町中を貫流する川を賀茂川(現在加茂川)と呼んだのは全て当神社に因んだものと言われている。
往古より賀茂皇大明神と称えていたが、明治元年神社改正により賀茂神社と改め、昭和三十六年稲荷神社天満宮を合祀し、神社名を「賀茂神社 天満宮」と改称した。


アクセス


〒683-0823 鳥取県米子市加茂町2丁目212

・JR山陰本線・米子駅より徒歩約10分

参拝レポート


Fさんより賀茂神社天満宮を参拝した時のレポートを写真付きで頂きましたのでご紹介いたします。

こんにちは。
出雲参拝のとき、前日に米子に泊まりました。
ホテルの近くの神社に行くと、神水をいただけました。
神社の名前は「賀茂神社天満宮」

パワースポット


「宮水」
ペットボトル持参で、2ℓくらいまで、いただけます。柔らかい美味しいお水でした。



「遥拝所」
ここをくぐって、ご神体山や出雲大社を遥拝します。
宮水でお手水して、ご神体山を拝んでから、拝殿を参拝します。
小さいけど、出雲作りの屋根です。


参拝レポート


米子前の大通りをまっすぐ行くと、左手に見えてきます。



門をくぐって、お手水と遥拝をしてから・・・

拝殿です。



子どもたちの描いた灯篭が揺れていました。

ご朱印



感想


とにかく、お水が美味しかったです。
とても柔らかくて、優しいお水です。さすが、米子三名水のひとつです。
合祀されている神々を見ると、やはり出雲の神社だなあと感じます。
米子に行かれた時は、ぜひご参拝下さい。

まとめ


橋本ユリ
京都にあります、「上賀茂神社」より勧請された神社です。
米子の町を守る神様として大切にされてきました。
お近くに来られた際は是非ともお立ち寄り下さい!

この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

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