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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

日本人のルーツが隠された二大神社「伊勢神宮」と「出雲大社」の秘密

2020年1月4日 2020年01月09日
伊勢神宮と出雲大社|知るだけで運命が変わる二大神社の秘密

羽賀ヒカル
こんにちは。神道家の羽賀ヒカルです。

この記事は、日本人ならぜひ知っておいていただきたい、伊勢と出雲の秘密についてお伝えします。

ぜひ最後までご覧ください。


たくさんの方の人生相談にお答えするなかで

「自分の天命(生まれてきた意味)を、教えてほしい」
「自分が何を求めているのか、わからない‥」
「運命の人に、出会いたい」


といったお声を、よくいただきます。

 

いま、この平和な日本で、何不自由ない暮らしをしながらも

  • 安心できる居場所

  • 天職といえる仕事

  • 信頼できる仲間

  • 愛し合えるパートナー


に、出会うことができず、心から「幸せ」と思える人が少ないようです。

 

迷うことなく、人生を歩んでいる方々には、ひとつの共通点があります。

 

 

〝自分が何者か〟を知っているということです。

 

 

「自分を知る」には

自分の性格や、好き嫌いや、長所・短所を知ることも必要ですが

えてして人というのは、他人のことはよくわかっても、

自分のことはよくわからないものです。

 

だから本当の意味で、自分を知ろうと思ったとき

重要なカギを握るのは〝自分のルーツを知る〟ということです。

 

〝ルーツ〟とは……

親、幼少期の家庭環境、受けてきた教育、家系(DNA)、

さらには、生まれ育った〝風土ふうどを知るということです。

 

あなたが日本人なら、

  • 日本とは、どのようにして生まれた国で

  • 日本人とは、どういった民族なのか?


を知らなければ、本当の自分は、見えてこないのです。

 

そして、それを教えてくれる場所が、全国津々浦々つつうらうらの「神社」です。

 

そこで今回は、日本人のルーツの根源となる

二大神社「伊勢神宮」と「出雲大社」にまつわる秘密をお伝えします。

 

伊勢神宮参拝セミナー

 

知るだけ・・・・で、日本人としての〝ほこり〟が目覚めて、

運命が変わるくらいの神社参拝の秘伝を公開しておりますので、

ぜひ、最後までご覧ください。

 

日本の国を守ってきた〝二本〟の柱


 

「神話を学ばなくなった民族は、例外なく滅びてゆく」

イギリスの世界的な歴史学者アーノルド・トインビーの言葉です。

アーノルド・トインビーArnold-Toynbee

ところが、いまの日本人は、大人でも、この国の神話や歴史をほとんど知りません。

 

天皇陛下のことも

「すごく偉い人でしょ?」
「この国の象徴ってことしか知らない」

それ以上は、突っ込んで聞かないで……(汗)

という人が増えています。

 

でも、世界では、自国の「歴史」や「神話」について

まともに語れないというのは、正直、バカにされてしまいます。

 

2020年、新しい令和の時代を迎えて

しかも東京オリンピックで日本が注目を集める年ですから

この機会に、一人でも多くの方に、

「日本のすばらしさを再発見して欲しい」

と願って、この記事を書かせていただいております。

 

なぜ、伊勢神宮が重要なのか?


 

まず、天皇と切っても切れない関係にあるのが

「伊勢神宮(皇大神宮こうたいじんぐう)」です。

 



 

「伊勢神宮」は、天皇の大先祖とされる天照大神あまてらすおおみかみをお祀りする神社。

その起源は、古事記こじき天孫降臨てんそんこうりんの神話に描かれています。

 

ものすごくカンタンに言えば、

「天上界にいた天照大神が、孫の神様を地上に使わせて

 その子孫が現在の皇室となり、日本をつくりました」

という物語です。

 

2019年11月にもよおされた「大嘗祭だいじょうさい」には

令和の新天皇が天照大神と合一するという意味があります。

 

天皇家は、代々、この儀式により、天皇たる資格を継承してきたのです。

令和の大嘗祭(だいじょうさい)
※写真引用:神社本庁ホームページ

 

出雲の地に、巨大神殿が実在した


 

また、日本人なら誰もが知っていて、

心のり所とされてきた神社が、もうひとつあります。

それが「出雲大社」です。

 


※ゆにわ塾「出雲大社参拝セミナー Code of IZUMO 2019 より」

 

神無月かんなづき(旧暦の10月)には、全国の神々がここ出雲の地に集い

会議が開かれるという言い伝えがあります。

それゆえ出雲地方では、10月を「神無月」ではなく神在月かみありづきと呼びます。

 

また、現在は姿をかえていますが、出雲大社が建てられた当初は

推定48メートル(15階建て相当)もの高さを誇る、日本一の巨大神殿だったのです。

 



もともとは、そんな巨大神殿が古代に建造されたなど、ありえないと思われていましたが、

2000年~2001年にかけての発掘作業により、出雲大社境内から、

大きな柱が出土したことから、巨大神殿が実在したと考えられるようになりました。


※写真引用:島根県立古代出雲歴史博物館ホームページ

 

では、なぜ「伊勢神宮」と「出雲大社」が、

二大神社と並び称されるようになったのか?

 

その背景には、日本人が知っておくべき、隠された歴史があります。

 

古代シュメール文明と日本人の関係


羽賀ヒカル
ここからお伝えする古代の歴史は、「古事記」や「日本書紀」に加えて、さらに昔の古史古伝(超古代文献)に書かれていることや、私の師匠・北極老人からの口伝をもとに記しています。

そのため、いわゆる歴史の授業で習う正史とは、見方が違うところもありますが、わたしがここでお伝えしたいことは、史実としての正否ではなく、神社に伝わる〝精神〟の部分です。

ですから、ひとつの解釈として読み進めてください。


 

その昔、縄文時代の日本人は

「太陽が沈む方角に、理想郷があるに違いない」と考え、西へ大移動しました。

 

旅の果てに見つけたのが、チグリス・ユーフラテス川のほとりの肥沃な大地。

そこに都市を作り、「シュメール文明」を築いたのです。

 



 

その首都「スサ」の王は、「スサノオ(スサの王)」と呼ばれました。

これが『古事記』に登場する神様「スサノオ」の起源です。

 

スサノオは、軍事や政治といった、現実的な権力をにぎっていました。

その都市には、もう一人、儀式や祭祀をとり行う司祭王がおり

「シュメール」にちなんで「シュメルミコト」と呼ばれました。

 

ちなみに、現代の「天皇」を「スメラミコト」とも読みますが

これが語源になっているという説もあります。

 

「ヤマト族」と「イズモ族」を率いた2人のリーダーがいた


 

スサノオとシュメルミコト。

2人のリーダーによって、シュメール文明は守られていました。



しかし、ある時から、自然の猛威により、その都市は存続の危機を迎えます。

話し合いの結果、人々はふたたび日本に戻ることを決意。

その時、2つのグループに分かれたのです。

 

スサノオが従えるグループは陸路で戻り、いまの島根県(出雲)あたりに上陸。

「イズモ族」と呼ばれるようになります。

 

かたや、航海術が得意だった「シュメルミコト」のグループは海を渡り、九州に降り立ちました。

その一族は「ヤマト族」と呼ばれるようになります。

 

そして、司祭王しさいおう「アマテラス」と名乗るようになったのです。



さて、長い旅路をへて、日本に帰り着いた2つの民族。

ふたたび仲良く暮らすことができればよかったのですが……、

不幸なことに、もともと一つだった者同士で〝争い〟がはじまったのです。

 

 

この出来事は、「古事記こじき」の国譲くにゆずり神話』に記されています。

 

しかし、争いがあったという事実は、

「古事記」を編纂へんさんした天皇家とその家臣にとって、都合の悪い歴史だったため

庶民が読んでも、わからないように〝暗号化〟されているのです。

 

わたしたちの中にある悲しみの記憶


 

「古事記」によると、アマテラス(ヤマト族)が、

もともと出雲一帯を治めていたオオクニヌシ(イズモ族)に、交渉をもちかけました。

 

「国(領土)をゆずってくれ」と。

 

ところが、話し合いは難航。

互いに腕力自慢の神様を派遣して、チカラ競べをすることに。

 

そして、負けたオオクニヌシ側は、泣く泣く国を手放した……と、

このように『古事記』では、平和的に解決が図られたと描かれています。



 

 

しかし、実際は、戦争があったのです。

 

それは、あまりに悲しい戦いでした……。

日本人同士で傷つけあい、多くの血と涙が流れたのですから。

 

負けたイズモ族はもちろん、

勝ったヤマト族でさえ、多くの痛みと犠牲を払ったのです。

 

当時の日本は、海外(中国や朝鮮)からの侵略が危ぶまれており

国が一丸となる必要がありました。

 

それゆえ、どちらの首長がリーダーとなるか決めるため、

争いが避けられなかったのです。

 

イズモ族は、この国の平和を願い、涙ながらに自国を譲りました。

 

ヤマト族は、そのふるまいの偉大さに敬意をはらい、

土地と引き換えに、天にも届くほどの社を建てたのです。

 

それが、現在の「出雲大社」の起源とされています。

 

つまり、「敵のリーダーを、神社の神様として祀った」ということです。

 

こうしてヤマト朝廷を中心とした国・日本の土台が築かれました。

いま、わたしたちが日本で平和に暮らすことができるのは、

先人たちが、たくさんの悲しみと犠牲を超えてきた歴史があるからです。

 

ここでは、

その〝対立の超え方〟にこそ、日本人の素晴らしさがある

ということを、ぜひとも、知っていただきたい。

 

日本は2000年以上続く〝奇跡の国〟であること、ご存知ですか?


 

人類の歴史を振り返れば、争いに継ぐ争いの歴史です。

世界の常識では、負けた国は、徹底的につぶされます。

 

国の王は殺されて、歴史や文化もほうむられて、民は奴隷どれいにされたり、

ひどい目にわされるのが常識……、弱肉強食の世界なのです。

 

そうやって、敵を粛清しゅくせいする(きびしく取りしまって不正な者を排除する)ほうが、

勝者にとっては、安寧秩序あんねいちつじょが長続きするように、普通は思うでしょう。

 

けれども、実際はちがいます。

 

たとえ相手を滅ぼしても、うらみ(怨念おんねん生霊いきりょう)〟が、ずっと土地に残るからです。

それは、やがて誰かに乗り移り、復讐ふくしゅうされたり、

クーデターが起こったりして、国が滅びるのです。

 

だから、ローマ帝国も、元も、オスマン帝国も、イギリス王国も

世界中で、栄枯盛衰えいこせいすいが繰り返されてきました。

 

ところが、世界で唯一、紀元前から途絶とだえることなく

ながらえてきた奇跡の国があります。

 

この年表の一番下の欄をご覧ください。

世界史年表
※浜島書店『世界史詳覧』より引用

 

それが、わたしたちの国、〝日本〟です。

 

現代の学校教育では、あまり教えられませんが、

日本は、ずっと同じ王家が国を治めてきた、世界最長の歴史を誇ります。

 

その歴史は、初代・神武じんむ天皇の時代から、なんと2680年。(2020年現在)

第二位のデンマーク王国でも、約1000年ほど。

アメリカなんて、240年しか経っていない、まだ若い国です。

 

日本はダントツ一位で、歴史の長い国なのです。

 

歴史が続いてきたということは、世界的にも敬意を表されることであり、

現に日本の天皇は、世界で最も位が高いとされ

ローマ法王も、アメリカの大統領も、エリザベス女王も、天皇には上座かみざゆずのです。

 

なぜ、日本はここまで、ながらえているのでしょう?

 

理由は数あれど、確実に言えるのは〝運が良かった〟のです。

 

けれど、たまたま・・・・運が良かったわけでは、ありません。

 

皇室とそのブレーンたちは、うらみ(怨念おんねん生霊いきりょう)〟といった、

人生のなかで避けられないマイナスのエネルギーすらも、

プラスに転換して、運気をコントロールするすべを、知っていました。

 

その一つが、

「敗者にも敬意をはらい〝守り神〟になってもらう」

という精神です。

 

そういった目に見えないレベルで、

日本の国を守ってきたのが、〝神社〟という偉大なシステムなのです。

 

今もなお「伊勢神宮」と「出雲大社」は、その大切さを現代人に伝え続けています。

 

そして重要なのは、ここからです。

 

神社が伝えるこの精神は、

国を存続させるのみならず、あなたご自身が、

ずっと幸せに働く

必要なお金を稼ぐ

夫婦で仲良く暮らす

仲間とホンモノの信頼で結ばれる

人として成長する…

といった、豊かな人生を築いていくために、欠かせないモノなのです。

 

だからこそ、「伊勢神宮」と「出雲大社」にお参りして、

その日本人古来の精神を呼び覚ますことができれば

「伊勢の神様」と「出雲の神様」の両方が味方になり

あなたの運命は、必ず変わりはじめるでしょう。

 

人が幸せになるための、2つの条件とは?


 

では、伊勢と出雲、それぞれの神社に参拝すると

どのような功徳を授かることができるか、についてお伝えします。

 

伊勢と出雲は、正反対といえるくらい、働きが違います。



 

伊勢神宮の天照大神あまてらすおおみかみは、天上界をおさめる天津神あまつかみの代表です。

その働きは、まさに人を「天」につなげること。

 

高く広い視野を与えてくれて、

自分はどういう役割を持って生まれてきたのか、

つまり、「天命」に気づかせてくれます。

 



 

一方、出雲大社の大国主神おおくにぬしのみことは、地上界をおさめる国津神くにつかみの代表。

天命を実現するための、手助けをしてくれます。

 

人が本当に、幸せな人生を歩むためには、この両方の働きが欠かせません。

 

いくら高い理想を掲げても、現実的にお金がなかったり、

ご縁に恵まれなかったり、行動力がなければ、何も発展しません。

 

そこには、出雲の神様の「現実的な後押し」が必要です。

 

また逆に、現実的には成功していて、お金や地位があっても、

人生の目的を見失ってしまえば、けっきょく幸せにはなれません。

 

伊勢の神様の導きによって、生まれてきた目的を知る必要があるのです。

 

伊勢と出雲の働き

 

伊勢神宮と出雲大社、この2つの神社について知り

あわせて参拝すると、驚くほど人生が開けていきます。

 

これはわたしが、何千人もの方々と、

ともに神社参拝をさせていただいた経験からも断言できます。

 

実際に、

「これほど深い感動を味わったことはない‥」

「あれから人生が変わった‥」

「金運が良くなった」

「男性からも女性からも、モテるようになった」

「神様を身近に感じられるようになった」

といったお声を、多数いただいてきました。

 

ただし、ただ単に神社参拝するだけ・・・・・・・・・・・・では、

神様と深くつながることはできません。

 

わたしは、師匠の北極老人ほっきょくろうじんから

「神社参拝は準備で決まる」と、かねがね教わってきました。

 

神社参拝は〝準備〟で決まる


 

準備において大切なことは、その神社の神様について、よく知ることです。

人間と同じように、神様にも性格があります。

 

これまでお伝えしたような神話や、神社の歴史を知れば、

神様はどういうお気持ちなのかと、想いをせることができます。

 

今回お伝えしたように、

伊勢の神様・アマテラスにも、

出雲の神様・オオクニヌシにも、

争いを避けられなかったという、悲しい記憶があるのです。

 

そうした背景を知り、まるで神様に会いにいくような気持ちで参拝すると、

同じ神社に参拝しても、異次元の感動を味わうことができます。

 

そして、ふつうの参拝では、決して授かれないような、

莫大な功徳をいただくことができるのです。

 

今回の記事では、「伊勢神宮」と「出雲大社」について

ざざっとまとめて、全体像をお伝えいたしましたが、

とてもこの記事だけでは、お伝えしきれません。

 

続きは、この2020年のお正月に出版となった

わたしの二冊の著書に詳しく書かせていただきました。

 

「伊勢神宮」と「出雲大社」について、

スラスラと読みやすく、かつ、すぐに実践できる開運法則をまとめた、

今までにない本になっております。(しかも、かなり濃密な内容です。)

 

発売記念キャンペーン(特典プレゼント)も行っておりますので

ぜひ、手にとっていただけたら幸いです。



 

きっとお読みいただくだけで、日本人としての誇りが、満ち溢れてくるはずです。

 

その上で、伊勢神宮や出雲大社に参拝されたら、

あなたの中に眠る「太古の記憶」とつながり、

より神様とお近づきになれることでしょう。

 

本当の神社参拝をすれば、たった一日で、運命は変わるのです。

 

あなたの開運をお祈りしております。

 

羽賀ヒカル

 












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生きながら神人合一を果たす!
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内容紹介
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この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

メルマガでも発信しています。

これらの記事も合わせて読むと、開運の秘訣がわかります。

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