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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

生理中の神社参拝はNG?その理由とは

2017年7月2日 2017年08月11日

こんにちは、北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

あなたは生理中に神社へ行きたくて、どうすればいいか悩んではいませんか?
もしくは、生理になったら神社の鳥居をくぐるのはNGと言われる理由を知りたくないですか?

結論から言えば、生理中でも参拝はOKです。
せっかく立てた旅行の観光計画を無駄にしなくていいんです。

神社でのNG行為は「ケガレ」を持ち込むこと


神社の鳥居から奥は、神様の領域。ケガレない神聖な空間です。

「ケガレ」とは「気枯れ」のこと。

「気・血・水(き・けつ・すい)」という言葉を聞いたことはありませんか?

東洋医学では、「気(エネルギー)」「血(血液)」「水(リンパ液)」の循環を重視しており、3つは互いに影響し合うとされています。

生理で血が出ると、残りの「気」「水」もバランスが取れなくなりがちです。

わかりやすくいえば、生理になると疲れやすくなったり、肌荒れしたり、イライラしやすかったりしますよね?

それは気(エネルギー)が不足している=気枯れを起こしているから。



特に昔は参拝しづらい場所(山の中や町から離れた場所など)に神社があったので、無理せずエネルギーを貯めて元気になってからの方がいい、という意味合いもあったのではないでしょうか。



今は交通の便がよくなっていますし、無理せずに参拝できるようになっているので、その点に関しては問題ないと考えてよさそうです。

 

「鳥居をくぐってはいけない」のは迷信


「鳥居をくぐってはいけない」のは「忌中に神社へ行ってはいけない」という意味です。

鳥居は結界(=邪気・邪霊の侵入を防ぎ、ケガレのない神聖な空間を保つこと)としての役割と、神様の世界の入り口としての役割があります。

なので、むしろ鳥居はくぐった方がいいんです。

鳥居を避けたり、脇から入ったりする必要はないんですね。

 

巫女も生理中は少し仕事が変わります


事務的な仕事などほとんどの平常業務はするのですが、最も神聖なエリアには入れないなど、生理中は少しだけ仕事が変わるんです。神楽などもそうですね。でもそれも、助け合いの精神に近いものだと感じます。

もしかしたらイライラして悪い空気をまき散らさないように、という意味も込められているのかもしれませんが、それは普段から毎日気を付けるべきことですもんね。



 

まとめ。大切なのは自分の気(エネルギー)を高めること


いかがでしたか?

 

生理中の神社参拝がNGと言われる理由を理解していただけたと思います。

 

今回のお話は、いろいろと活かしていただけるのではないでしょうか。

自分の気(エネルギー)をできるだけ減らさないように守り、積極的に貯めていけば、疲労感や肌荒れ、イライラも少なく、生理も軽々と終えられるかもしれません。

 

ぜひ、生理中はもちろん、日常から、自分の気を高めることを意識してみてくださいね。

この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

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