神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

お守りの効果が最大化する持ち方と処分方法

2017年7月11日 2017年07月29日

こんにちは、北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

 

あなたはお守り、好きですか?

お守りは、神様とつながるための、神社からの授かりもの。

その効力を最大限生かすには、買うとき、持つとき、処分するときにいくつかポイントがあります。



それではご紹介していきます!

 

役目を終えたと感じたお守りは神社へ返納しよう


もし、今あなたが汚れたり結び紐が崩れたりしたお守りを持っているなら、新たに買うより先にまず処分から始めましょう。

そのほか、安産祈願・病気平癒など既に願いが叶ったお守りや、役目を終えたと感じるお守りは神社にお返しします。

 

なお、お守りは1年でお返しすべき、と言われることが多いですが、お守りに有効期限はありません。

私も十年間持ち続けているお守りがあります。ご自分の感性を大切にして下さい。

 

神社のお守りは神社、お寺のお守りはお寺へ


年末年始は大抵の神社で『古神札納め所』などと書かれた返納場所が用意されています。



それ以外の時期は、大き目の神社なら常時返納場所があるのですが、小さな神社にはないので、神職に尋ねてみましょう。

多くの神社の納札所では、他の神社のお守りも受け入れているので、購入した場所が遠方でも大丈夫です。

 

「健康」「学業」「恋愛」など様々あるお守りの種類


お守りは人にプレゼントするのもOK。なお、神社の開門時間とグッズの販売時間は異なるので、注意してくださいね。


健康



  • 健康祈願

  • 病気平癒

  • 長寿祈願


学業



  • 合格祈願

  • 学業成就


恋愛



  • 恋愛成就

  • 縁結び


出産



  • 安産祈願

  • 子授け


金運



  • 商売繁盛

  • 金運上昇

  • 千客万来


安全



  • 家内安全

  • 交通安全

  • 旅行安全


開運



  • 開運招福

  • 開運除災

  • 諸願成就


これらの他、勝負事用に「勝守」などもあります。

 

お守りを複数持つのはNGなのか


「神様がケンカしてしまうのでは?」とお守りを複数持つことにためらいがある人もいますが、まったく問題ありません!

それぞれの神様の守護を受けることになるだけですので、複数のお守りを同時に持つのはOKです。



 

通販での購入について


お守りを購入するとき、大切なのは買うときの気持ちです。

なぜなら、お守りはその神社の気を宿すだけでなく、人の気持ちまで宿すから。

一番人の気持ちが宿るのが、買うタイミングです。

拝した時の「あぁ、いいな」「素晴らしいな」「ここの神社気持ちいいな」という感動とセットで買うと、その気持ちが宿ります。

もし、自分がネガティブになったら、そのお守りを見返したり、思い返したり、持っているということを意識すると、その時の自分の感動や良い状態を思い出し、悪い方向に行くのを守ってくれるのです。

ですから、お守りのご利益を目的に通販で選んで購入するのは、あまり意味がないんですね。



ただし、年齢を重ねて足腰が悪くなり、「あの神社、神様に参拝したいけれどどうしても行けない」「昔行ったあの神社がすごくよかったけれど、お守りが汚れてきてしまったので新調したい」という、熱い気持ちがあるなら、通販を活用するのもいいと思います。

 

お守りの効果が最大限生きる持ち方


参拝して、気持ちがノッているときに買うのが一番!

 

「参拝したけれど、なんかあまり良くなかったなあ」

「とりあえず買っておこうかな」

といった気持ちなら、買わないことをお勧めします。

 

「神様、自分はこうやって生きていきます!だから、ぜひ守護して下さい!」という気持ちで購入し、いい気持ちが宿ったお守りを身につけましょう。

また、気持ちが一番宿りやすいのは購入するときですが、その後もずっと、あなたの気持ちが宿っていくものです。

常に、いい気持ちでいられるように、と自分でも心がけ、環境を整え行動しながら、同時にお守りにも守られながら、日々をお過ごしください。

 

お守りの中身は気になっても見てはいけない


「お守りの中は見てはいけない」と聞いたことはありませんか?



でも禁止されると気になって、反対のことがしたくなるのが人の心ですよね。

実は、多くのお守りの中には、神様のお名前や絵が書かれた木の板が入っています。ほかに、祈願内容の象徴となる形の小物が入っていることも。

では、なぜ見てはいけないのでしょうか。

その理由もやっぱり、「お守りは人の気持ちを宿す」ことにあります。

「中身を見てみたい」という好奇心は、明るく軽くあたたかで涼やかないい気持ちとは言えません。

どちらかといえば、執着といいますが、邪(よこしま)な気持ちと言えるでしょう。

お守り、そして自分の中にいい気持ちを宿らせ続けるのには、不要なことですよね。

 

忌中はお守りも身につけない


お守りの効果を持続させるために、いい気持ちであることが大切だとお伝えしてきました。

もちろん、これからそう意識していただくと思いますが、そうはいっても気持ちが整わないこともあると思います。

それが、忌中です。

身近な人が亡くなったときには、どうしても悲しみに浸りやすく、いい気持ちでい続けるのは難しいと思います。

そんなときにお守りを身に着けていれば、どうしてもその気持ちがお守りに少なからず宿ってしまいますので、常に持つことは控えましょう。

参拝したときのいい感覚を思い出したいときは、お守りを心にイメージすることをお勧めします。

 

【関連記事】喪中の神社参拝はあり?なし?忌中に取るべき行動とは

 

この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)
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