「神社検定」で神道の勉強をしてみよう!
こんにちは、北極神社の新米巫女、橋本ユリです。
突然ですが、あなたは神社や神道について学んでみたいと思ったことはありませんか?
でも、どうやって勉強したらいいかがわからずに、「いつか・・・」と思ってはいませんか?
そんなあなたにおすすめしたいのが
「神社検定」です!
目次一覧
神社検定とは「神社が好きな方や、日本文化をもっと知りたい方」のための検定
神社ブームで急増する参拝者の方々に、神社についての正しい知識を学んでもらいたい、という思いから始まりました。
別名「神道文化検定」ともいいます。
民間資格ではありますが、全国の神社を束ねる神社本庁が監修している本格的な資格です。
神道を勉強したい方はもちろん、合格者限定イベントなども開催されるので、神社へ理解がある仲間がほしいという方にもおすすめ。
出題形式は「4択マークシート」だから気軽に挑戦できる!
記述式だと気後れしてしまいそうですが、マークシートなら「できるかも♪」って思いますよね!
しかも出題範囲は、公式テキスト100%。
やれば必ず合格できる、と思えるのも魅力です。
具体的にはどんな問題が出るの?簡易検定にチャレンジしてみよう!
公式サイトには、「プチ検定」として級ごとに例題が20問、4択形式で用意されています。1問ごとに解説が出るため、実力試しだけでなく、覚えるためにも使いやすい!
スマホなら、「神社検定お試し版」アプリが便利です。
やってみれば、気になる難易度もなんとなくわかるはず。
公式テキストで基礎から深く学べる!
公式テキストは全部で10冊!
・・・といっても、受検する級ごとに必要なテキスト冊数は限られますので、安心してくださいね。
※第7回(2018年)から、出題範囲が変わっています!お気を付けください。
3級の公式テキスト
一番やさしい3級の出題範囲は、以下の2冊のみです。
神社のいろは参拝などの正式作法・全国的な神社の由来・お祭り・神棚・お伊勢さん・皇室・制度と歴史など、基礎的なことをQ&A形式でわかりやすく解説しています。3級の問題の約70%はこの中から出るので、しっかり押さえたいところ。
神話のおへそ神話のあらすじと、その解説・ゆかりの地探訪ルポを集めた一冊。3級の問題の約30%はここからです。
2級の公式テキスト
2級からは、季刊誌「皇室」が出題範囲に入ってくるので、一気に内容が濃くなります。
出題範囲のテキストは6冊です。
神社のいろは 続(つづき)縄文時代から近現代までの、神社・お祭りに関する歴史を学べる一冊。2級の問題の約60%はここから出ます。
神話のいろは特別編 伊勢神宮と遷宮の「かたち」伊勢神宮の式年遷宮をはじめ、石清水八幡宮、熱田神宮、出雲大社など、それぞれの遷宮について紹介されています。2級の問題の約30%はここからです。
季刊誌『皇室』1年(4冊)分皇族のご活動やお出ましなどが丸ごとわかる雑誌です。第8回(2019年)の対象は範囲は、79号~82号(81号は2019年1月25日、82号は2019年4月25日に発売)。2級の問題のうち、約10%がこの中から出ます。
1級の公式テキスト
2級に合格した人だけが受検できる1級は、7冊の中から突っ込んだ問題が多く出題されます。
神社のいろは要語集 祭祀編神道の中でも特に祭祀を理解するのに必須の重要語句が詰まった用語集です。1級の問題のうち、約50%がこの中から出ます。
神話のおへそ神話のあらすじと、その解説・ゆかりの地探訪ルポを集めた一冊。3級の試験でも触れた本。1級の問題の約30%はここからです。
神話のおへそ『日本書紀』編日本書紀とは何か、というところから、神話の深い理解まで。1級の約10%の問題が出ます。
季刊誌『皇室』1年(4冊)分皇族のご活動やお出ましなどが丸ごとわかる雑誌。第7回(2018年)の対象は範囲は、79号~82号(81号は2019年1月25日、82号は2019年4月25日に発売)。1級の問題のうち、約10%がこの中から出されます。
もっと学びを深めたい!というあなたへ
なんでも答えられるマニアを目指すなら、検定に出ないテキストも必読です♪
むしろ、検定に出ない内容こそ、一番面白いかも!?
遷宮のつぼ遷宮とはなにか?なぜ最も大切なのか ?というところから、遷宮までの道のりや、各神社の遷宮内容まで、じっくり豪華解説。
神社のいろは要語集 宗教編神道を理解するのに必須の重要語句が詰まった用語集です。
日本の祭りお祭りとはなにか?というところから、神様とつながるための形と心を見ていきます。全国の四季折々の祭りを巡ってみたくなること間違いなし!
万葉集と神様日本最古の歌集、万葉集。歌に込められた神様への思いや信仰の様子を知ることのできる一冊です。
神話のおへそ『古語拾遺』編「古語拾遺」、聞いたことがない方も多いかもしれませんが、古事記や日本書紀に並ぶ神道の古典なんです!ちょっとインテリになれそうなこの一冊の中から、1級の約10%の問題が出ます。
受検するなら合格したい!勉強のやり方アドバイス
大まかには
- 公式テキストを読み込む
- 問題集を解く
- 受検対策講座に出る
の3つがあります。
公式テキストを読み込む
公式テキストの理解は必須。
元々詳しい方なら、3級は楽々合格できちゃうかも。
それほど詳しくない人も、1か月前からやって間に合うくらいの難易度です。
お祭りの章などは大ボリュームですが、もちろん全部を完璧に暗記する必要はなし。
全体をざっくり把握して、要点だけ押さえればOKです。
申込受付期間が終わる間際でも、気になるようなら思い切って申込んでみて!
問題集を解く
「神社検定問題と解説」という過去問の本があります。
級ごとではなく、年度ごとで1冊にまとまっているため、自分が受ける級の過去問を全部そろえようとすると、何冊も買わなければなりません。
心配性でなければ最新の1冊だけあれば十分です!
また、公式テキストの内容がスルスル頭に入れば、問題集は買わなくても合格できます。
ただし、最短の時間で勉強して必ず合格したいなら、問題集から始めるのが効率的です。
受検対策講座に出る
東京では90分3000円で公式テキストの重要ポイントを解説する試験対策講座が開かれます。
自分で勉強するのが苦手な方や、効率的に勉強したい方、やる気に火をつけたい方におすすめ。
遠方で東京まで行けない、という方でも無料配信で対応してくれます。
試験概要
具体的な試験情報です。
受検区分は3つ!「参級」「弐級」「壱級」
参級(3級)は神社の基礎と伊勢神宮、弐級(2級)は神社の歴史と神話、壱級(1級)は指定テキストから総合的に出題されます。
1級のみ受検資格が必要
誰でも受けられる検定ですが、1級のみ「2級に合格していること」が条件です。
試験日程は年1回、6月
2019年の試験日は6月16日(日)、申込期間は2018年12月3日~2019年5月8日です。
費用は「併願割」「リピーター割」「早割」などお得な割引がいっぱい!
基本料金は、3級が4,900円、2級が5,900円、1級が6,900円です。
3級と2級は併願可能で、9,700円(1,100円引き)になります。
合格者のリピート受検、もしくは早期申し込みは300円引き、不合格で再挑戦の場合は700円引きです。
場所は各都道府県の神社庁などで受けられる
1都道府県につき0~2つの試験会場です。
合格基準は100問中70問以上の正解
8月下旬に合格通知が発送されます。解答は試験翌日に発表されるので、自己採点も可能です。
3級の合格率は約70%。一方、1,2級は30~40%ほどです。
3級の受検者数と合格率
年度 | 受検者数 | 合格率 |
2012年 | 5556人 | 82.9% |
2013年 | 2398人 | 70.6% |
2014年 | 1425人 | 70.0% |
2015年 | 1312人 | 70.9% |
2016年 | 1709人 | 70.0% |
2017年 | 1559人 | 70.6% |
2018年 | 1500人 | 71.8% |
2級の受検者数と合格率
年度 | 受検者数 | 合格率 |
2013年 | 3000人 | 32.2% |
2014年 | 1345人 | 17.3% |
2015年 | 824人 | 32.1% |
2016年 | 845人 | 38.2% |
2017年 | 887人 | 39.0% |
2018年 | 880人 | 41.0% |
1級の受検者数と合格率
年度 | 受検者数 | 合格率 |
2014年 | 605人 | 27.1% |
2015年 | 300人 | 27.7% |
2016年 | 314人 | 46.8% |
2017年 | 317人 | 25.6% |
2018年 | 356人 | 39.9% |
合格者には「認定証」「優待企画」「合格者限定イベント」などの特典が
伊勢神宮をつくるのにつかわれる、木曽(長野県)のひのきを使った絵馬型認定証がもらえます。もちろん、自分の名前と合格認定番号も刻まれています。
そのほか、神社巡りツアーや合格者限定イベントに参加可能です。
よくあるQ&A
大学で神道の学部(学科)に入るなら、神社検定を取っていた方が有利ですか?
あるに越したことはないですが、どっぷりはまりすぎて、本分がおろそかにならないように気を付けてくださいね!
受験者の年齢層は?
40代が最も多く、次いで50代、60代と、中高年層が多数を占めています。
ちなみに男女では男性が6割以上を占めています。
この記事をまとめた人
- 神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)
最近の投稿
- 参拝作法・マナー2023.12.28神社のはしごは良くない?それとも大丈夫?確認したい参拝作法
- 未分類2023.10.27【お知らせ】2023年を締めくくる大神神社の参拝に向けて
- 神社参拝2023.01.19初詣参拝で運気を上げる方法と2023年にオススメの神社6選をご紹介!
- 参拝レポート2022.11.29瀧原宮【参拝レポート】