今も影で日本を動かす秘密結社
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日本人の心に火を灯す、東洋思想及び神道研究家の羽賀ヒカルです。
今回は「謎の八咫烏(ヤタガラス)」というテーマでお届けします。
橋本ユリ
羽賀さん、日本サッカーのシンボルのヤタガラスって、古事記に出てくるんですね。
3本足のなぞとか、もう少し詳しく教えてくださーい。
3本足のなぞとか、もう少し詳しく教えてくださーい。
羽賀ヒカル
ヤタガラスは、秘密結社とも言われていますしね。
とても深い隠された存在ですが、今日は可能なところまでお話しましょう。
とても深い隠された存在ですが、今日は可能なところまでお話しましょう。
秘密結社 八咫烏
インターネットやYouTubeを見ていると、「秘密結社 八咫烏」という言葉を目にすると思います。
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日本の政治や社会を裏から動かしている、そういった名前の秘密結社があるとのことです。
実は、私はこの名前をインターネットが広がる前、高校生の時から師匠北極老人から伺ったことがありました。
詳細を全て言うことはできません。
私も20年間、活動をしていく中で、ヤタガラスのメンバーの方とお会いしたこともあります。
やはり、ヤタガラスは古事記に登場する訳ですから、「神道の思想の一部」なんですね。
つまり、「国を守るための思想の一部」なのです。
では「なぜ、ヤタガラスが国を守るための思想の一部なのか?」を今回の記事でお伝えしてきます。
ヤタガラスとは何か?
まず、一般論から入ります。
「ヤタガラスとは一体何なのか?」です。
少し変わっていることとして、ヤタガラスは神様ですが、「ミコト」や「神」と付いていないんですね。
一般的に、ヤタガラスで1番有名なものは、サッカー日本代表のシンボルマークであることです。
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なぜか「3本足の烏」なんですね。
「なぜ3本足なのか?」も、今回は少しお話していきます。
ヤタガラスは「神武東征神話(じんむとうせいしんわ)」で登場します。
神武天皇は、元々「カムヤマトイワレビコノミコト」、略して「イワレビコ」と言います。
天照大御神、ニニギノミコト、そしてウガヤフキアエズ、といった様々な神様がいらっしゃる中で、天照大御神の直系の神がイワレビコノミコトです。
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イワレビコノミコトが九州の宮崎県の辺りにいて、そこから九州を平定しようとしました。
西日本の方をずっと渡ってきて、関西圏にたどり着き、様々な困難に出会います。
最大の困難が、ナガスネヒコノミコトという土着の神との戦いだったんですが、他にも困難があるんですね。
例えば、大きな熊に出会います。
大きな熊に出会った時に、熊の毒気にやられ、神武天皇もろともみんな倒れてしまいます。
その時、「タカクラジ」という神が現われます。
タカクラジが授けたのが、出雲神話で活躍した天津神タケミカヅチノミコトの剣です。
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「この剣をかざせば良い」と剣を預かってかざした時、逆にその大きな熊が倒れてしまったという神話があります。
その後、関西圏を旅していくんですが、道が分からなくなりました。
「どうしようか」となった時に、天照大神とタカギノカミ(高木大神)が現われて、ヤタガラスを遣わせました。
「ヤタガラスについていったら良いよ」と、ヤタガラスが道先案内をすることになります。
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高木大神が遣わした道案内
「高木大神の命もちて覚し白しけらく」
天照大神ではなくて、なぜか高木大神なんですね。
天津神系民族は高いところからやってきました。
だから、高木大神は、タカミムスビノカミの異名とも言われます。
もしくは、天津神系民族が「木に神宿る」と信じていたところから、高木大神は重要視されている神だと思われます。
高木大神はなんと言ったのでしょうか?
「天つ神の御子をこれより奥つ方にな入り幸でまさしめそ」
つまり、近畿圏・関西圏のもっと奥に入っていく時に来ているとのことです。
「荒ぶる神いと多なり」
この先は荒ぶる神が多いから、道先案内をつけるとのことです。
「今天より八咫烏を遣はさむ。故、その八咫烏引道きてむ。その立たむ後より幸行でますべし」とあります。
つまり「ヤタガラスの後をついていくと良いよ」と、高木神はイワレビコに諭し申したとのことです。
「分かりました。ついて行きます」とのことで、イワレビコはヤタガラスについて行きました。
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そして、奈良県の橿原神宮(かしはらじんぐう)にたどり着き、神武天皇初代天皇として即位する流れに繋がっていきます。
いわば、天皇を導いた神様がヤタガラスなのです。
ヤタガラス2つの謎
少し違和感があるのは、大体神様は、「〇〇ノカミ」や「〇〇ノミコト」という名前が付いています。
天皇を導くほどの存在なので、「神」や「ミコト」と付いていても良いはずなんですが、なぜか付いていません。
実は様々な文献を見てみると、過去の文献の中でこういう言葉が出てきます。
下鴨神社の神様は、賀茂建角身命(タケツノミノミコト)と言います。
実は異名があって、八咫烏建角身命(ヤタガラスタケツヌミノミコト)と言うんですね。
「なぜ、下鴨神社と建角身命が関係あるのか?」なんですが、ここからはその話をしていきたいと思います。
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下鴨神社と熊野の関係
「ヤタガラスはどこの神社のシンボルマークか?」と言うと、和歌山県の熊野本宮大社です。
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「なぜ足が3つあるのか?」というのは非常に謎が多いんですが、一般的な解釈では「ヤタガラスは太陽の神の化身」と言われています。
「太陽の神の恵みを大きく分けると、天の恵・地の恵・人の恵があるから、天地人を表す3本足なんだ」というのが一般的な解釈なんですね。
では「なぜ、下鴨神社の神様と習合して見なされるようになったのか?」です。
やはり、元々は熊野の周辺と非常に関係があるからです。
ヤタガラスは熊野出身で、実は下鴨神社の神主の一族である鴨一族も、ルーツを遡っていくと和歌山や奈良の南の方の一族の方たちが京都の方に行き、そういった呪術・まじないを行なっていたんですね。
だから、なぜ「ヤタガラスノミコト」という名前になってないかというと、これは1人の人物というよりは、秘密結社・組織・グループであったと思われます。
キングメーカーの存在
ここで考えなければいけないのが、天皇という存在です。
天皇は確かに国のリーダーであり、祈りの王です。
この祈りの王はずっと継承されていく時に、重要な考え方があります。
例えば「天皇は誰が育てるのか?」です。
もちろん、先代の天皇が自分の子供を育てることも重要なんですが、「それだけで大丈夫なのか?」なんですね。
「もし、その先代の天皇に教育能力がなかったらどうするのか?」です。
つまり、重要なのは王の教育係なんですね。
ヤタガラスが神武天皇を導いたのは、いわば天皇を導いている存在の象徴です。
つまり、天皇の教育係でした。
そのことの象徴として、神話が残っています。
「天皇の教育係は一体誰がやっていたのか?」というと、やはり下鴨神社の賀茂氏の家系の人たちなんですね。
例えば、平成の天皇陛下が令和の時代に変わる時も下鴨神社に参拝されています。
神意を問うためには下鴨の神に伺わないといけないからです。
最近も、実は秋篠宮様が京都に来られています。
京都に皇室の方が来られるのは、何か深い真意があるからです。
そういった天皇を導く存在を英語で「キングメーカー」と言います。
つまり「王を育てる者」なんですね。
王を育てるキングメーカーの教育を行なっていたのが、熊野や下鴨神社の家系の神主さんたちで、天皇の教育係としての血筋を実は持っています。
「なぜ3本足なのか?」の一般的な解釈として太陽から生じるエネルギーとしての天地人と言いましたが、違う解釈をすると、天皇の教育係(キングメーカー)としての組織のヤタガラスには3人のトップがいたのです。
時代によっても変わってきますが、この3人のトップはやはり思想家たちです。
選ばれるのは神道・仏教・道教の3つの思想家のトップの方たちで、天皇の教育係や天皇を裏から祈るような人たちとして、ヤタガラスという組織があったんですね。
裏の秘密結社 表の秘密結社
さらに、ヤタガラスは天皇を裏から支える秘密結社としての局面がありますが、カラスは基本的には夜に動く生き物です。
夜に動くのは、見えない部分の担当をしています。
それは祈りや、もしくは表にできない情報を担当していて、実は政治の面などの表を支えている秘密結社があって、この対となる組織を八幡鳩(やわたばと)と言います。
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神社本庁では、神主さんは研修を受けると、位が上がっていきます。
その最上位に長老的存在がいます。
研修を受けていったトップ・長老となる存在には鳩の杖が渡されて、これが表の神主のトップとしての象徴なのです。
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どちらかというと、表の面で八幡鳩がコントロールし、裏の面からヤタガラスがコントロールしているんですね。
私が聞いた話では、ヤタガラスと八幡鳩のメンバーは日本全国各地にいらっしゃって、数百名ほどになると言われています。
その中でも3人のトップがいて、皇室をバックアップし、裏から祈るように支えている方たちがいるとのことです。
そうやって、いわば國體(こくたい)・国・皇室を護ってきた存在がいたんですね。
例えば、この間も松田学先生とお話したことを話します。
今、皇位継承者の資格を持っているのが秋篠宮様、そして悠仁様に当たります。
では、他はどうなのでしょうか?
実は他にもバックアップとして、天皇になる覚悟や教育を受けている方たちがいらっしゃるんですね。
では、それを一体誰がやっているのでしょうか?
それは秘密結社ヤタガラスのメンバーであり、今もいざという時のためのバックアップの仕組みが残っているのです。
今回お伝えできるのはここまでです。
橋本ユリ
ふえ~。
すごい話になって、びっくりしました~。
知らないところで、日本を守っている人たちがずっといたって、感謝ですね。
すごい話になって、びっくりしました~。
知らないところで、日本を守っている人たちがずっといたって、感謝ですね。
羽賀ヒカル
この考え方も神道の一部です。
見えない世界から日本を支えている存在が、昔も今もいらっしゃるのは、有難いことです。
見えない世界から日本を支えている存在が、昔も今もいらっしゃるのは、有難いことです。
今回は「謎の八咫烏」というテーマでお話をさせて頂きました。
あなたの開運をお祈りしております、羽賀ヒカルでした。
・神社チャンネのこちらのYouTubeバージョンもご覧ください。↓
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- 神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)
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