言霊と干支からひも解く住吉大社の功徳
あなたの心に火を灯す、東洋思想及び神道研究家の羽賀ヒカルです。
今日は住吉大社を、干支と言霊からご紹介します。
目次一覧
住吉大社の歴史~三韓征伐
では、初めに住吉大社の歴史についてです。
住吉大社の創建のきっかけとなったのが、神功皇后の三韓征伐です。
当時、一体何があったのでしょうか?
簡単に言うと、要は完全に統一した国家ではなかったということです。
当時の朝廷は朝鮮半島も日本の一部と考えていた時代だと思います。
当時、九州の辺りが朝廷に対して反発的で反抗していて、独立国家を作って従わないという感じでした。
ここをどうしようかという時に、神功皇后が神託を受けるのです。
「九州を攻めるのでない、朝鮮半島だ」
「朝鮮半島には金銀財宝がたくさんあるから、そちらに出兵しなさい」
そして、「分かりました」と、当時の仲哀天皇のお后様だった神功皇后が出発します。
船に乗って、瀬戸内海を通り、ずっと朝鮮半島まで行って、当時の朝鮮の国を平定して帰ってきたことが、三韓征伐です。
この時に「九州ではない、朝鮮半島だ」という神託を下した神様が、住吉三神なのです。
住吉三神はイザナギ命が最後に禊祓(みそぎはらえ)をして産んだ神様です。
- 表筒男命(うわつつのおのみこと)
- 中筒男命(なかつつのおのみこと)
- 底筒男命(そこつつのおのみこと)
三韓征伐で朝鮮半島を平定する時に、神託が降りました。
「和魂(にぎみたま)はあなたを守護し、荒魂(あらみたま)は戦の軍隊を守護して、絶対戦を勝つようにする」
このうち、和魂の方を祀っているのが、実は山口県にある住吉大社です。
そして、荒魂の方を祀っているのが、大阪の住吉大社だという違いがあります。
だから、実は住吉大社は、山口にも大阪にもあるんですね。
三韓征伐の時に、神功皇后が必要祈願をした神社は、結構九州や山口などの辺りにも残っています。
そのように、住吉大社は皇室が統一した国家を作る時に動いた神様として崇敬・信仰を集めていました。
また、住吉には、ほとんどの天皇が参拝している記録が残っています。
神功皇后の三韓征伐の時にも非常に関わっていますし、後に和歌・言霊の神様としての信仰崇敬を集めるようになりました。
住吉大社の歴史~南北朝時代
室町時代は京都の朝廷と吉野の朝廷に分かれました。
南北朝時代に、二つの朝廷・皇室に分かれた時代がありましたが、南朝の拠点になったのが、住吉大社と言われています。
当時、足利尊氏の北朝と、後醍醐天皇の南朝に分かれていました。
住吉大社は後醍醐天皇の南朝方ですね。
南朝は、住吉や吉野の辺りが一つの拠点となった時代があったんですが、後の戦国時代になった時に、豊臣秀吉が社殿を再興・再築したと言われています。
これが、住吉大社のざっくりした歴史です。
キーパーソンは先ほどの通り「神功皇后様」ですね。
これは今から考えるとスゴイ話なのです。
朝鮮半島で、金正恩が何か良からぬ動きをしている時に、雅子さまが神託を受けて、「私が今から自衛隊率いて出兵するわ」という状態です。
今はあり得ませんけれども、当時はあり得た時代だったんですね。
しかも神功皇后がスゴイのは、出兵している間に子どもを生んでいるんですよね。
「お腹に子どもいるけど、そんなの関係ない。出兵するぞ!」と、お腹が大きいままで戦って、向こうで生んで帰ってきたということですからね。
そういったスゴイ女傑と言える方で、神様の名の付いた御神名を授かっているのが「神功皇后」なんです。
本当に神様みたいな人物だったのでしょう。
そして、実際に、住吉大社の第四本宮で祀られています。
第四本宮にいらっしゃることにも秘密があるのです。
住吉大社の功徳とは一体何でしょうか?
歴史を遡ったら、戦勝祈願、必勝祈願だったんですね。
しかし、功徳は非常に広いです。
住吉大社は、出会い、才能開花、ビジネス、商売、恋愛、結婚までも様々な分野に効くのですが、それは一体なぜなのでしょうか?
住吉大社の功徳は、実は一言で言えます。
その前提の知識として、まずは干支の話をしましょう。
子年の意味は・・・
これからの令和の時代、皆さんはどういう人生になっていくのでしょうか?
そして、日本はどうなっていくのでしょうか?
これらを考えた時に、2020・2021年は、すごく大事なんですね。
毎年大事と言っているんですが、特に大事だと考えてください。
なぜ2020・2021年が大事なのかを、干支から考えていきます。
ちょうど2020年は子年(ねどし)、十二支の始まりですね。
子(ねずみ)はどういったエネルギーで、どういった意味かと言うと、これは「種子」の子なんですね。
どのように花が咲くのか、どんな未来になっていくのかは、種で決まるでしょう。
つまり、2020年に
「どんな種を作ったのか?」
「どんな種を蒔いたのか?」
「どんな思いで過ごしたのか?」
「どんな志を描いたのか?」
「どんな夢を描いたのか?」
で、この先の未来が全く変わってくるということです。
2020年は、そういった種まきの年なのです。
これからの12年、令和の時代は、より自分の想いや行動で、より現実を創造しやすい時代がやってきます。
今まで個人が開運しようと思った時に、例えば今なら、YouTubeやインターネットなどの媒体を使いながら、自分らしい情報を発信することが可能になってきました。
最近も話していたこととして、20年前は、マスコミに叩かれたら終わりなんです。
もう反論の余地がないんですよ。
でも今は、例えばメディアに叩かれたとしても、YouTubeで情報発信して、真実や本当のことを伝えていくことができる時代、本当のことが出てくる時代になってきました。
子の年はそういう時代の最初の一年です。
丑年、寅年の意味は・・・
次にくるのが丑年(うしどし)です。
子が種まきとしたら、丑は根作りです。
丑は、地中に根っこが生えている状態です。
「丑」に糸へんをつけたら、紐になりますが、これは実は根っこなんです。
丑と言うと、「土用の丑の日、鰻の日」と言いますよね。
なぜ土用の丑の日だけ、重要視されたのでしょうか?
実はこれが、木火土金水(もっかどこんすい)の「土」のエネルギーですね。
根っこは土に伸びていきますが、土用の丑の日は土のエネルギーであり、土のエネルギーの籠った食べ物は、泥で育つウナギとなります。
土用の丑の日に、土のエネルギーが籠ったウナギを食べるのです。
なぜ丑が大事かと言えば、エネルギーを蓄える期間だからです。
種子で種蒔きして、丑でエネルギー蓄えて、あとはもう成長なんですね。
でも、どのように成長するかは、それ以前に決まります。
簡単に言うと、根っこが生えてないのに上の部分ばかり育ったら、枯れてしまいます。
ちゃんと根っこが張るから、植物は育つのです。
次の寅(とら)は、芽が出るということです。
下は根が張って、上はぴょこっと芽が出る状態になります。
でも、芽が出るまでが重要ですよね。
種を蒔いて、根を生やしたところで、ちゃんとエネルギー蓄えるのが後々大事になります。
だから、土用丑の日でエネルギー蓄えるため、鰻を食べましょうということです。
ここから重要な話になります。
卯年、辰年の意味は・・・
卯(う)は、双葉の形で、成長することを意味します。
では、辰(たつ)とは何でしょうか?
これは、子が種となって、丑で根を生やし、寅で芽が出たら、あとはもうバンバン成長しますというのが、卯と辰なんです。
卯と辰が一番成長する時期なんですが、卯と辰の時にどうなるかは子と丑の時に決まります。
なぜ卯と辰だけ、〇をつけているかというと、住吉大社のイメージアニマルが実はウサギだからです。
住吉大社のお手水をご覧になると、ウサギがいます。
なぜウサギなのでしょうか?
それは神功皇后が神託を受けて、「卯の年・卯の月・卯の日に神社を建てなさい」と言われたからです。
住吉大社のイメージキャラクターは卯になります。
あとは初辰参り(はったつまいり)です。
辰の日にお参りすると功徳が高いから、辰の日に参拝しましょうという伝説が残っているのです。
住吉大社の秘密~万能の功徳
住吉大社のイメージアニマルは、卯と辰となります。
卯と辰の2つが示すものは、「うだつ(卯辰)が上がる」です。
何をやってもパッとしない人、何があっても成長しない人、何をやっても要領を得ない人、何をやっても物事の分かりが悪い人は、「うだつが上がらない」と言います。
逆に、「この人は分かっているね」「才能があるね」「良いものを持ってるね」というのは、うだつが上がっている人なんです。
なぜ「うだつ」と言うのでしょうか?
それは卯と辰が一番成長する時期だからです。
一番成長するチャンス・時期をものにできた人が「うだつが上がり」ます。
逆を言うと、この時期をものにできなかった人が、「うだつが上がらない人」なんです。
住吉の功徳は、「うだつを上げてくれる」のです。
会社でも家庭でも、母として、子どもとして、1人の社会人として、上司として、リーダーとして、会社の社長として、色々な立場や役割の方がいらっしゃいます。
そういった自分の役割やカラーに応じて「うだつを上げてくれる」のが住吉なんですね。
だから、功徳は基本的に何でもありなんです。
恋愛でも「このカップル、いつも喧嘩ばかりして、いつもお互い文句ばかり言って、いつもお互いエネルギーを下げあって、うだつが上がらないカップルね」みたいな感じがありますよね。
カップルとして「うだつが上がる」のもあるのです。
あとは「母として、私まだまだ未熟で」という「うだつが上がらない」お母さんもいます。
また、「あの人、立派なお母さんね」というのは「うだつが上がっている」のです。
逆にお父さんなら、「あの人は父としてすごく立派で、いつも堂々としていて、一家の大黒柱で、あの人がいると頼りがいがあるね」というのは「うだつが上がっている」のです。
仕事で才能や能力を発揮してきて、「お前、できるようになってきたね」というのも「うだつが上がってきている」状態となります。
「リーダーとして一部門、一部署、一つのお店を任される人間として、アイツに任せたら大丈夫だ」というのは、「うだつが上がっている」状態ですよね。
うだつの上がる人の〇〇力!
住吉大社の功徳が、何でも全般に効くのは、「うだつの功徳」があるからです。
そして、「うだつが上がっている」人間は一体何が違うのでしょうか?
答えは何度も言っている通りで、「うだつが上がっている人間」が圧倒的に違うのが、言霊力なのです。
実は、住吉大社の神様から見た、言霊道はあるみたいです。
例えば、言霊道でいう5級や6級から、うだつが上がると、どうなるのでしょうか?
やがて、段位になりますよね。
初段→2段→3段→4段→5段ですね。
そこから最終的には住吉の神様と一体化している状態になるのです。
住吉の神様と一体化すると、言ったことはすべて実現する世界になります。
それが、私たちの師匠・北極老人でもあったのです。
今までよく言っていた話で、私たちの事業が上手くいってない時、会社潰れそうな時、ヤバイ時もありました。
でも、そういう時にもおっしゃるんですね。
「いつか本が出たら、こうなるんだ」
「いつかケーキ屋さんができたらね」
「いつか東京に出店できたら、こんなお店やりたいね」
明日の食材費すらヤバイみたいな状況でも、同じ感じでした。
でも、そうやって北極老人が言ったことはなぜか不思議と実現していきます。
「いつかこんなスタッフが来てくれたら良いね」
「いつか何かこうなったら良いね」
といったことが、どんどん実現していく言霊力なんです。
話したことが実現する言霊の正体とは!
究極的には言葉は一体どうなるのでしょうか?
言葉とは「光る透明な波」なのです。
これは実際に、お祈りやお願いする時、次のイメージを持って発すると良いのです。
「光(こ)透(と)波(ば)」だから、何か言葉を発する時は、自分から放たれる言葉と光が、ワンワンワンと広がっていって届きます。
それが現実を創造していくことなんです。
その光は現実を作って、創造していきます。
そして、いつか誰かの心に届き、いつか現実に影響を与えるのです。
そういった思いで参拝したり、祈ると全然違ってきます。
また、「自分は言葉でなくて、光を発しているんだ」という思いで言葉を発すると、全く違ってくるのです。
「言葉とは光だ」というのが住吉老人・南極老人の言葉となります。
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それでは、2023年のあなたの開運を心よりお祈りしております。
羽賀ヒカルでした。
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