神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

聴くだけで賢くなる!?「易経」の教え

2021年3月4日

こんにちは、羽賀ヒカルです。

今回は知っていると賢い人に思われる、「易経」の教えについてお伝えさせていただきます。

橋本ユリ
羽賀さん、質問です!

この前の鑑定の時、たくさんの棒を持っていかれましたが、あれは何かのおまじないですか?

羽賀ヒカル
あれは易を占うための筮竹(ぜいちく)です。

易って、若い人はあまり知らないですよね。易は、とても深いものなんです。今日は易の話をしましょう。

易は占い~じゃない?!




私が師匠である北極老人と出会ったのが15歳の頃でした。

その時から、運命学や神社の秘密、世の中の裏側など、様々なことを教わってきましたが、その中の一つに「易」がありました。

易は占いだと思うでしょうが、易はひとつの思想体系です。

昔は駅前などで、帽子を被った人が机を置いて、その上に筮竹(ぜいちく)という道具を置いて、占いをしていました。

※筮竹(ぜいちく)とは、易占において使われる50本の竹ひごのようなもの。長さは35㎝~55㎝程度。

例えば、「会社を辞めようと思うんですけど、どうでしょうか?」と相談したら、「では、卦を取りましょう」という感じでパッパッパッと卦を取って、「凶の卦が出ていますので、今は会社を離れるべきではないですね」という感じでアドバイスをもらったりします。

もしくは「今、好きな人がいるんですけど、その人との相性はどうでしょうか?」と聞いたら、「その人との関係性はこんな感じですね。だからこういうことに気を付けたら良いですね」と、バババッと筮竹を使って卦を出す。

易を活用した占いというのは、もともと「易という一つの思想体系から派生した一つの術」に過ぎないのです。

易の思想は、陽と陰


易という思想体系は、日本人の思想や考え方に強く影響を与えています。

易を知らずして日本の歴史の真相や、深い部分に迫ることはできないと言っても過言ではないくらい、重要な考え方です。

では、易とは一体何なのか?

万物は、陽と陰からできているという「陰陽論」という考え方です。

例えば 昼があり夜がある、男があり女がいる、天があり地がある、温かいがあり冷たいがある。

さらに陰陽の法則から、春夏秋冬のような四つのエネルギーが派生します。

四つがさらに二つに分かれると、八つになります。

この八つに分かれたエネルギーのことを「八卦」というわけです。

「当たるも八卦、当たらぬも八卦」と言ったり、相撲を取る際に「はっけよーい、のこった」と言いますが、この八卦というのは、実は易の言葉である八卦から来ているのです。

つまり、お相撲を取るというのは、一種の占いであり、御神事なのです。

コロナ過で相撲を開催するかどうか協議されますが、むしろこういうご時世ほど開催した方がいいというのが、神事であり相撲だと考えています。

知らずに使ってた!「易の言葉」


易から派生して、私たちの日常生活に馴染んでる言葉があります。

そのうちの一つが観光旅行の「観光」と言う言葉です。

普通に日常で「観光に行こうよ」のように使いますが、「観光」というのは易からきた言葉です。

何のために旅行するかというと、旅行で人は光を見たいのです。

「ああ、美しい景色だな」「美味しい料理だな」というように、美味しい料理や美しい景色の中に光を感じる。

そのことを易では、2500年前の書物に記載しています。

また、「会社やります」や「ビジネスやります」と言いますが、これを昔の人たちは「事業」と言ってました。

事業というのは、「事を成していく、世の中に影響を与えていく事」で、これも易経の言葉です。

他にも易から生まれた言葉があります。

私は東洋思想及び神道研究家ですが、なんと「神道」という言葉も易から派生した言葉なのです。

日本最古の文献で「神道」という言葉が出てくるのは、日本書紀の用明天皇記です。

「天皇は仏法を信(う)けたまひ、神道を尊びたまふ」

信じるという漢字を書くので、仏教を信じ、神道を尊びたまうという事。

そのような存在が天皇であり、日本国だということが、日本書紀に記載されています。

そもそもこの「天皇」という言葉も中国の道教の神様で、それ以前は天皇のことを「大王(おおきみ)」と言っていました。

そして、「神道」という言葉は、易経の中の風地観という章に出てきます。

「天、神道を観る。四時応ず。聖人、神道を持って教えを設け、天下服す」

これは、天の動きの中に神の道を見ることができるという話です。

星・風・空・雲の動きであったり、諸々の中に神の道や法則を見ることができ、そこから四つの季節が生まれる。四つの季節というのは神の道から生まれたものということを書いています。

世の中を納めるリーダーや素晴らしい人達というのは、天に流れる神様の道を持って天下を治めていたということを記載しているのが易経の風地観の卦です。

これが神道という言葉が出てくる、世界最古の文献です。

このように、私たち日本人の思想やルーツは、易経から影響を受けてるところが大きいのです。

陽と陰が本当に分かると開運できる!


では、易経とは何なのか?

ポイントを一つお伝えします。

この易という漢字の上の部分は、日であるので太陽を表していて、それ以外の下の部分は月を表しています。

つまり、易という漢字は太陽と月のことを示していて、これが陽と陰なのです。

「人生において、陽と陰を心の奥底から理解すると、あらゆる迷い・悩み・苦しみは無くなる」と言っても過言ではないくらい、陽と陰(光と影)の教えというのは重要です。

人生や世の中で起こる出来事の全ては、光と影の法則です。

でも、人間は影の部分ばかり見てしまいます。

「何故自分はこんなに短所があるのか」
「何故こんな嫌なことが起こるのか」
「何故こんな苦しみばかりあるんだ」

私たちはこのように思うことがあります。

しかし、陽と陰の法則からいうと、影があれば必ず光があり、嫌なことがあれば良いことがある。

そのことが中国古典の易経に書かれています。

それが理解できたら、嫌なことがあったら、必ず良いことがあると思える。

そう思っている人に、幸せや幸運が訪れやすくなるという事です。

よって、易経の思想を100%理解すれば、人生に於ける迷い・苦しみ・悩みは無くなります。

橋本ユリ
易ってすごい教えですね!

開運に導いてくれる易経、もっと知りたくなりました!


羽賀ヒカル
その他にも易経はもっと深い部分があるから、いずれまた、より分かりやすい形で、易経の教えや東洋思想をお伝えしますね。


今回は「知っていると賢い人に思われる易経の教え」についてお伝えさせていただきました。

あなたの開運をお祈りしております。

羽賀ヒカルでした。


これらの記事も合わせて読むと、開運の秘訣がわかります。

「神道」カテゴリの記事

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。