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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
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武内宿禰(たけのうちすくね)と住吉の神の秘密

2022年1月29日

日本人の心に火を灯す、東洋思想及び神道研究家の羽賀ヒカルです。

今回は「武内宿禰(たけのうちすくね)と住吉の神の秘密」というテーマでお届けします。

橋本ユリ
羽賀さん、「正統竹内文書(せいとうたけうちもんじょ)」のことを語るFacebookがあって、とても面白いのですが、秘伝を公開して大丈夫かしら?


羽賀ヒカル
私と竹内文書の継承者、むっちゃん先生はご縁が深いので、そのことは私も気になっていました。


むっちゃん先生と羽賀ヒカルの関係


第73世武内宿禰~むっちゃん(竹内睦泰)先生は私の師匠の一人で、私は教え子に当たります。

一緒にセミナーを行ったり、YouTubeにも出演して頂いたり、あと共著で本も出しました。

また、他にもたくさんのことを教わっています。


最近、YouTube上で、正統竹内文書のことをよく見かけるようになりました。

むっちゃん先生は亡くなっており、あれこれ言うのは自由です。

しかし、「これは一体どうなのかな?」という内容もあります。


むっちゃん先生は「武内宿禰は竹の内というメッセージがある」と言われていました。

つまり、秘密結社であり、古神道の秘密で言えないことも多くあります。

むっちゃん先生はそれを歴史上初めて表に出した武内宿禰なのです。


表には出せない秘密も多くあって、私も伝えられることに限界はありますが、可能な限り「武内宿禰とは一体どういう存在なのか?」をお伝えする必要があると思っています。

宿禰(すくね)が意味するもの


今、「呪術廻戦」(※注1)という映画が大ヒットしています。

※注1:呪術廻戦
人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を、呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いたバトル漫画


主人公の虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、「両面宿儺(りょうめんすくな)」という伝説の妖怪・怨霊をその身に宿しても肉体や心が壊れないような特殊な器として描かれています。

この両面宿儺は、歴史上の文献にも登場する、仁徳天皇の時代に現れたと言われている怨霊です。

日本は「怨霊が神になる国」で、怨霊化した人物を神として祀ることによって怨霊を鎮めます。


「菅原道真」「平将門(神田明神)」「崇徳上皇」といった日本三大怨霊と呼ばれている人物たちと同じく、伝説の怨霊の一人が両面宿儺です。

宿儺(すくな)は、実は昔の大和言葉「すくね」で、漢字以前に音としてあったのです。

その頃の「すくな」は、神様と同等の意味でした。

「かみ」という言葉以外にも神を示す大和言葉はあって、「みこと」「すくね」「おおかみ」もしくは「ね」と書いて神を示しました。

現人神(あらひとがみ)である武内宿禰(たけのうちすくね)


一方、天皇陛下は代々「日嗣の皇子(ひつぎのみこ=皇太子)」として、天照大御神の霊流を継承している太陽神としてこの世に現れた「現人神(あらひとがみ)」です。

武内宿禰が注目されるのは、天皇と同様に、「日嗣の神事(ひつぎのしんじ)」(※注2)継承によってその霊が保たれる現人神だからです。

※注2:日嗣の神事
日の皇子として皇祖の霊威を受け継ぐこと。日の神(天照大神)の霊を継ぐ皇子を「日の皇子(ひのみこ)」といい、皇位を継承することを「日継(ひつぎ)=霊継(ひつぎ)」と言った。


むっちゃん先生はよく「現人神は二人しかいない。それは天皇と私である」と言われていました。

伝説上の武内宿禰は、高天原の天皇から直系の子孫に当たりますが、日本書紀と古事記とでは少し血脈が違っています。

・日本書紀
家主忍男雄心命(やぬしおしお おごころのみこと)と莵道彦の女影媛(うじひこのめのかげひめ)の子

・古事記
比古布都押之信命(ひこふつおしのまことのみこと)と山下影日媛(やましたかげひめ)の子


この武内宿禰という人物は、景行天皇・成務天皇・仲哀天皇・応神天皇・仁徳天皇の5代(第12代~第16代)に仕えたとされ、実年齢にすると300歳くらい生きたことになります。

これは、一人の人物が仕えたというより、複数の人物の総称と考えて良いと思います。

その後も直系の武内宿禰は代々継承されて、むっちゃん先生で73代目でした。


かつて、歴史の変わり目であった南北朝時代に、後醍醐天皇と足利尊氏が吉野の朝廷(南朝)と京都の朝廷(北朝)に分かれました。

この時、武内宿禰は南朝側に付いたのです。

歴史の文献ではその後、「南北朝は統一された」と記述されていますが、実は完全に統一しておらず、南朝という組織は今も残っているのです。


その間、代々引き継がれている武内宿禰は、初代から続く武内宿禰の記憶を継承しています。

これは例えば、古神道の様々な秘伝・秘法・武術、そして歴史です。

表向きの歴史は古事記や日本書紀に残っていますが、それとは違った歴史が口伝継承されているのが、この「正統竹内文書(せいとうたけうちもんじょ)」です。

武内宿禰は、日本武尊(ヤマトタケル)神話の時代、景行天皇のアドバイサー・指南役でした。

仲哀天皇・神功皇后夫妻の時代にも、その役割がそのまま続きます。

応神天皇の父はだれか?


今回のテーマは「武内宿禰と住吉の神様」です。

神道において重要なことの一つが「神がかり」で、この神がかる存在が皇后さま、もしくは巫女さんといった女性でした。


ある時、神功皇后に住吉の神様が神がかって、「三韓征伐し、朝鮮半島を平定せよ」という神託が降ります。

仲哀天皇はこの時、まだ日本国内が平定出来ていなかったので、その神託を無視してしまいました。

その結果、神罰が当たって亡くなってしまったのです。

その段階では子どもは生まれておらず、歴史的にも「朝鮮出兵している間に応神天皇が生まれた」とされています。


むっちゃん先生からは「応神天皇は仲哀天皇の子でなく、本当は一緒に出兵した武内宿禰の子だ」と聞いています。

仮にそれが真実であったとしても、武内宿禰は天皇の血を引いているので、天皇の血は途絶えていないことになります。


表の歴史と正統竹内文書の異なる部分の一つはここです。

他にも正統竹内文書と表の歴史の違ったことが色々と伝わっていて、今回はその一部をお伝えしました。

祈りという呪術


神道で重要なことは「祈り」です。

古神道の行法・祈りが正統竹内文書には伝わっていました。

それはやはり「呪術」であって、見えない世界と現実のどちらも動かす秘法・秘術です。

むっちゃん先生が伝えていきたいと思っていたものは、やはり日本人の精神性や、自国の歴史に誇りを持てること、そして信仰心でした。


この祈りは重要で、武内宿禰や天皇のみならず、日本人の精神性を支えるものは祈りだったのです。

橋本ユリ
羽賀さんは、むっちゃん先生の遺志を継いでいくのですね。


羽賀ヒカル
そうですね。

お酒飲みで破天荒なところもありましたが、祈りは深く熱く真摯な方でした。

あの叫ぶような祈りの想いを伝えていきたいと思っています。


この2022年1月末に、住吉大社の初詣のイベントを行ないます。

私も神社のセミナーやゆにわ塾というコミュニティなど、信頼できる人にのみお伝えさせて頂く内容があります。

ご興味がある方は、こちらをご覧ください。↓


今回は、武内宿禰にも非常に関わりがあるということで、お届けしました。

あなたの開運をお祈りしております、羽賀ヒカルでした。


こちらのYouTubeバージョンも是非ご覧ください↓


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