神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

空海を天才に導いた神様の秘密

2022年8月15日 2022年08月18日

あなたの心に火を灯す、東洋思想及び神道研究家の羽賀ヒカルです。

今回は「空海を天才に導いた神様の秘密」についてお話をさせて頂きます。

橋本ユリ
羽賀さーん

9月に高野山に参拝する時、ふもとの神社もお参りするんですね。

空海さんはお坊様なのに、お寺でなく、神社に行くんですか?


羽賀ヒカル
高野山の丹生都比売神社は、空海がとても大事にしていた神社です。

空海を守り、天才性を導いた神々がいらっしゃるのです。


天才空海の凄み


「歴史上の人物で、天才として思い浮かぶのは誰ですか?」と日本人に質問すれば、空海さんは間違いなく五本の指に入ってくると思います。

歴史上の天才はたくさんいますよね。

織田信長、南方熊楠(みなみかたくまぐす)、聖徳太子、楠木正成、上杉謙信、豊臣秀吉、徳川家康など、スゴイ方はいらっしゃいます。

しかし、宗教家というくくりで見た場合、やはりスゴイのは「弘法大師空海」に当たるでしょう。


空海がなぜスゴイのでしょうか?

例えば、有名なのは「三筆(さんぴつ)」です。

三本の筆と言われますが、「当時の日本で三本の指に入るぐらい、字が上手かったこと」が一つです。


そして、唐に留学した時、何千人もいるお弟子さんの中から真言密教を伝授されました。

外国人であるにも関わらず、恵果阿闍梨(けいかあじゃり)というお坊さんから、真言密教を伝授されて、たった2年間で真言密教の真髄をマスターしたのです。


もしくは、弘法大師空海さんがスゴイのはやはり、日本で様々な聖地を開いたことです。

有名なものとして「四国八十八ヶ所」、京都府の「東寺(教王護国寺)」、そして和歌山県の「高野山」です。

それだけではなく、京都府の「綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)」や、その他にも様々な聖地を作っています。

広島県の「厳島神社」もパワースポット・聖地として開かれています。


聖地として開いていこうと思った時に、莫大なお金が必要ですね。

「空海さんが開いた聖地にどのぐらいお金がかかったのか?」を概算すると、今のお金に換算することはできませんが、「何十兆~何百兆円分の事業を行った」とも言われています。

そういった莫大なマネーや人の力を動かしたのです。

そして、なんといっても弘法大師空海さんは、多くの書物を残しています。

当時の時代の中では、ずば抜けて書物や思想を残している訳です。


つまり、思想家として、事業家として、筆が上手かった芸術家として、さらには超能力者・霊能力者としての凄みなんですね。

空海さんがいなければ、日本の歴史は変わっていたと言えるぐらいの存在なのです。

空海の背後にいた神々


さて、神社チャンネルですので、空海さんの背後で動いていた神様についてお話をさせて頂きます。

弘法大師空海さんは、もともと「佐伯真魚(さえきまお)」というお名前です。

四国出身で、四国の様々な聖地を巡ったという伝承があり、有名なのは高知県の「室戸岬(むろとみさき)」、他にも愛媛県の「石槌山(いしづちさん)」や徳島県の「剣山(つるぎやま)」もお参りしたことでしょう。

だから、四国の神様にはご縁が深いと思います。

ただ、それ以上に今回クローズアップしたいのは、弘法大師空海さんが開いた聖地「高野山の神様」です。



高野山は、実は弘法大師空海さんが開く前から聖地でした。

歴史文献的に記録をひもとくと、神功皇后の時代までさかのぼります。

神功皇后(じんぐうこうごう)をご存知でしょうか?

「三韓征伐(さんかんせいばつ)」という、朝鮮半島に出兵して見事に戦に打ち勝ち、朝鮮半島を日本の傘下に収めて帰ってきたという伝承が残っています。


この三韓征伐をする際に「石坂比売命(いわさかひめのみこと)」という神様に、高野山の神である「丹生都比売神(にうつひめのかめ)」の御神託が降りました。

これは「三韓征伐する時に、赤い土を持って行きなさい」という御神託に対して、神功皇后は言われた通り、赤い土を持って戦いに行ったことで、戦に勝ったのです。


そして、神功皇后のお子さんである応神天皇の時代に、「ありがとうございます」という感謝を込めて、丹生都比売神に対して「この辺りの土地を神領としてお使いください」として、応神天皇が土地を寄進したという伝承が残っています。

その中心となる土地が、丹生都比売神が祀られている「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」だったのです。


ここはもともと「あまの」という土地でした。

名前を見ると分かりますが、ここはまさに「高天原(たかあまはら)」みたいなイメージなのです。

ここには完全に神様がいらっしゃり、実は当時、「人間はここで住んではいけない」という場所だったそうです。

だから、丹生都比売神社という聖地にお参りする時は、わざわざ山のふもとの方からずっと歩いて参拝しなければいけない聖地でした。

この土地と弘法大師空海に、ご縁ができました。

空海は、高野山を神様から賜る


空海さんは本格的にお坊さんが修行するための場だけでなく、聖地を作ろうとしました。

この時に、色んな人が集まることができるための場を作る必要がありました。

そうなると、単なる山ではなく、高い山の上に広い台地のような場所が必要になってきます。

そういう場所がないかと探している中で見つけたのが高野山だったのです。


高野山は標高が高いですが、その上が台地のような平野の形になっています。

修行の場を開くのみならず、町を作ろうといった、ひな形を作ろうとしました。

この時に、丹生都比売神社で祀られている神様から「使って良いよ」という許可をもらったのです。

その導きを与えた神様が丹生都比売神社の第二殿で祀られている「高野御子大神(たかのみこおおかみ)」という神様なんですね。


この神様は別名が「狩場明神(かりばみょうじん)」と言います。

狩場明神は、「白と黒の犬を連れた神である」という伝承が残っています。

この神が、「この土地にしなさい」と弘法大師空海を導いて、高野山が開かれることになったのです。


(高野山ホームページより)

山下の丹生都比売神社と山上の高野山は友好関係にあります。

丹生都比売神社は、実はお坊さんと神職さんが合わせて48人にいます。

常にこの周辺に住みながら、高野山と丹生都比売神社を守り続けてきたのです。

これはなんと明治維新の頃まで続きました。

明治維新の時におきた、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって無くなってしまいました。

丹生都比売神社の神々


私も丹生都比売神社へ先日お参りしてきました。

とても良い神社です。

そこの神主さんからも聞いた話として、もともとずっとこの辺りに住んでいる、その名の通り「丹生一族(にういちぞく)」が神主として治めてきたのです。


丹生都比売神社は、第一殿~第四殿と四つの社があります。


第一殿 丹生都比売大神(にうつひめおおおかみ) *後ほど詳しくお伝えします。

第二殿 高野御子大神(たかのみこおおかみ) *高野山を開くよう導いた狩場明神です。

第三殿 大食都比売大神(おおげつひめのおおかみ) *気比神宮に祀られています。

第四殿 市杵島比売大神(いちきしまひめのおおかみ) *厳島神社に祀られています。


大食都比売大神(おおげつひめのおおかみ)、市杵島比売大神(いちきしまひめのおおかみ)の二柱の神々は、非常に空海さんと縁が深い神様なのです。

そして、丹生都比売大神、狩場明神、大食都比売大神、市杵島比売大神の四柱の神々が、空海を天才に導いたといって良いと思います。


空海さんは福井県の「氣比神宮(けひじんぐう)」、広島県の「厳島神社」の二つの神社をとても重要視したのです。

遺言の中にも残っていることとして、「気比神宮と厳島神社にもしものことがあれば、高野山を投げ打ってでも、二つの神社を守りなさい」と言ったそうです。

氣比神宮には空海さんの伝承が残っていて、氣比神宮にあった鏡を祀った話もあります。


厳島神社がある宮島には「弥山(みせん)」という山があり、そこに三鬼権現(さんきごんげん)や観音様が祀られていて、空海ゆかりの社と言われています。

今でこそ、厳島神社は有名ですが、空海さんとも非常に縁が深い神社なのです。

そこから歴史が進んで、厳島神社は平清盛が本格的に開きましたが、きっかけを作ったのは弘法大師空海です。


気比神宮の大食都比売大神のご縁が深い場所は四国です。

名前が示す通り「大食都比売大神」は食の神でもあります。

大食都比売の「食(げ)」は「氣(き)」で、エネルギーのことなのです。

つまり、エネルギーの神様でもあるとのことで、弘法大師空海がなぜ天才になれたのは「氣」=エネルギーの使い手であったことが言えます。

単に字が上手い訳ではなくて、その字には氣・エネルギーがこもっているのです。


そして、弘法大師空海が開いた真言密教は氣・エネルギーの使い方を記しています。

エネルギーの神とも言えるのが、大食都比売大神様なのです。


第四殿に祀られている「市杵島比売大神(いちきしまひめのおお)」の御神名の由来には諸説あります。

一説によると、名前から「慈しみ祀る(いつくしみまつる)」から「いつくしま」になったのではないかと言われています。

「慈しみ祀る」とは、まさに祈るような気持ちのことです。

つまり、市杵島比売大神は「巫女のように、常に慈しみ祀る気持ちで生きる女神」を示しています。

弘法大師空海さんも、まさにそういった気持ちで生きたと思います。


そうやって、「エネルギーの使い手になって、慈しみ祀ること」ですね。


狩場明神は、白と黒の犬を連れています。

この白と黒に意味があるのです。

日本のお坊さんの場合、白と黒の服を着ますし、お葬式の時も白と黒の服を着ますよね。

実は、白と黒は人間の霊的な目覚め・覚醒を促す色だと言われています。


丹生都比売大神を始めとする神々は、高野山の山頂にある「御社(みやしろ)」でも祀られています。

弘法大師空海が非常に重要視した、高野山と神丹生都比売神社に共通する神々と言えます。

空海の天才性の秘密「丹」


この第二殿~第四殿の神様も非常に深いです。

ただ何と言ってもメインとなる神様は、第一殿の丹生都比売大神様です。

この神様こそが、弘法大師空海様の天才性に関わっているのです。


丹生都比売大神は「丹」を生み出し、集めていらっしゃる女神です。

では、この「丹(に)」とは一体何なのでしょうか?


空海さんの天才の秘密は「丹」にあります。

例えば、今でこそ神社には様々な鳥居がありますが、昔の神社には「丹」が塗られていたのです。

この赤い「丹」は硫化水銀、もしくは中国で「辰砂(しんしゃ)」と言われています。

辰(たつ)・ドラゴンのエネルギーが込められた砂なんですね。

これが莫大なエネルギーを持っていました。

また、硫化水銀は、鳥居などの玄関に塗られて、ウイルスの抗菌や疫病対策にもなったとのことです。


この疫病対策にプラスアルファされるものは何でしょうか?

「辰砂」=硫化水銀は、健康効果ではなくて、人間の天才性を目覚めさせる、エネルギーの循環を促す働きがあったんです。

その神なる働きを讃えて、丹生都比売神社と言われるようになりました。


今、辰砂や赤い土はこれらの土地では取れません。

近畿圏で有名な辰砂や赤い土が取れた場所はなんと、伊勢神宮の「瀧原宮(たきはらぐう)」でした。

ここは非常に良い神社で、今は辰砂や丹は取れませんが、以前は瀧原で多く取れたと言われています。


このように、神功皇后の三韓征伐の時も丹生都比売大神が「この赤土を持って行ってください」と授けたんですね。

それによって、戦に打ち勝つようなパワーを得たのです。

「丹」とはいわば、霊的なエネルギーでもあります。


「丹」という漢字は「たん」とも読みます。

丹田(たんでん)の「丹」です。

人間がエネルギーを蓄える場所は臍下丹田(へそしたたんでん)、つまりお腹なんですね。

お腹に蓄えた性的エネルギーをいかに活用していくのかが「天才性」もしくは「悟り」の秘密に関わってきます。


空海さんの思想を突き詰めていくと、ここがかなり重要になってきます。

そして、このエネルギーの循環を促すような働きが丹生都比売大神、もしくは狩場明神、大食都比売大神様、市杵島姫大神にあり、これが「悟りを促す神様」、もしくは「現実創造を促す神々である」ということです。


丹生都比売神社は、非常に良い神社です。

また今度、丹生都比売神社の神主さんとの対談動画も、とても良い動画なので、ご覧になって頂けたらなと思います。


今回は弘法大師空海さんを導いた神様でした。

丹生都比売大神は、「霊的な目覚め・覚醒を促す神様」とのことで、お話をさせて頂きました。

さらに語りたいことがありますが、それは神社チャンネルの方でも追ってお伝えしていきたいと思います。

高野山団体参拝のお知らせ


最後にお知らせです。

2022年9月19日(祝日)に、ゆにわ塾で高野山の団体参拝を行います。

9月上旬から合計3時間以上にわたるオンラインセミナーを配信させて頂きます。

その中で「霊的覚醒の秘密」、もしくは「願望成就の秘訣」についてお伝えします。

空海さんの思想は「自利(じり)」と言って、願望成就・自らの願いを叶えることも教えのポイントになってくると思います。


この荒れる時代の中で、願いを叶えていくポイントとは一体何でしょうか?

その辺りも含めてお伝えするオンラインセミナーとなっていますので、是非ご覧になって頂けたらと思います。


そして、9月19日に団体参拝を行います。

丹生都比売神社は良い神社ですし、神主さんも歓迎して頂けるとお伺いしています。

ご興味のある方は、是非チェックして頂けたらと思います。

橋本ユリ
空海さんも神様に導かれていたんですね!

参拝したら、私も天才になれるかなあ~。


羽賀ヒカル
神々の力を借りて、才能を発揮し、願望成就していきましょう!


今回は、空海さんを導いた神様についてお話をさせて頂きました。

あなたの開運をお祈りしております、羽賀ヒカルでした。


・神社チャンネルのこちらのYouTubeバージョンもご覧ください。↓



2022年9月19日(月・祝)の高野山団体参拝ツアー「空海の秘儀」、もしご興味がある方は詳細をご覧下さい↓




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