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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

初詣で5円はNG!?神社で願いが叶うお賽銭の額は?

2022年1月6日 2022年01月11日

日本人の心に火を灯す、東洋思想および神道研究家の羽賀ヒカルです。

今回は「初詣で5円はNG!?神社で願いが叶うお賽銭の額は?」というテーマでお伝えします。

橋本ユリ
羽賀さん、友達が神社のお賽銭は、「ご縁がありますように」って、5円にするものだって言うんです。

本当にそんな決まりがあるんですか?


羽賀ヒカル
これは日々神社を維持して下さる方のためにもお話したいことですね。

たった5円で人生が変わるようなご縁が本当にやってくるのでしょうか?

お賽銭とはそもそも何なのか?


お賽銭の「賽」という字は「神様から受けた恩に対して、感謝をこめる」という意味があります。

つまり、神様から受けた恩に感謝する気持ちをこめた「銭」(お金)がお賽銭なのです。

日本最古のお賽銭は、戦国時代の僧侶「快元(かいげん)」の日記に記述されている、鶴岡八幡宮の「散銭櫃(さいせんひつ)」というもので、それが室町・江戸時代を経て大きく広がっていったのです。


それ以前はお賽銭というものは無く、「お米」を捧げていました。

お米は人間が生きていくために必要な食料であり、通貨と同等の価値がある程の貴重なものでした。

また、保存がきくという点からも、各地域に住んでいる人達がお米をお供えしてきたことがお賽銭の起源で、それが現代でお金に変わっていったのです。


お賽銭の平均金額とは?


日本の歴史は神武天皇から始まって約2600年となりますが、初詣が始まったのは、実は最近で江戸時代からとなります。

また、全国で初詣という習慣が定着するようになったのは、鉄道が普及した明治時代と言われています。

元々、初詣とはその年の神様である「歳年神(としがみさま)」をお迎えするという意味があります。

お正月にそれぞれの家庭で行っていたご神事で、鏡餅や門松、神棚に神様をお迎えするものだったのです。


それが地元の神社に参拝して、その年の一年の開運を祈願するという習慣に変わっていきました。

また、初詣やその他の神社参拝をする際にお納めするお賽銭の金額は人によって、もしくは地域によって異なります。

お賽銭の地域による平均金額を調べてみると、第1位は三重県民の平均2,000円以上です。

これは年によって異なる場合もあって、2,600円というデータもありました。

第2位が福島県で1,000円台となり、第10位では600円程とかなり下がります。

私達が住んでいる大阪はもっと低くなり、47都道府県のうち40県ほどが1,000円以下となっています。

おススメのお賽銭の金額と納め方


まず、ご理解して頂きたいことが、どこの神社も基本的には「経営難である」ということです。

なぜなら、神社の社殿は、修復する際に非常にお金が掛かるからです。

小規模の修復であっても莫大な金額が掛かるので、どこの神社もかなり苦しい状況となっています。


実際、お金が多く集まっているのは、大都市の有名な一部の神社のみなのです。

神社にとって一番有難いことが何なのかをお伺いしたところ、「一番ありがたいのはご祈祷です」とおっしゃっているご神職さんもいらっしゃいました。


ご祈祷の種類や神社によっても異なりますが、ご祈祷を受けるためには多くの神社で3,000円や5,000円といった金額が必要になってきます。

もっとお納めできるという方は10,000円、もしくはそれ以上の金額をお納めするのがとてもオススメです。

なぜなら、古来から日本人はお米を捧げて来ましたが、それを心を込めて行ってきたからです。

ここでは、お賽銭の「賽」という言葉が示す通り、神様への感謝の気持ちをこめてお供えすることがポイントです。

また、例えば多くの資産や貯金がある方の場合は、3,000円、5,000円、10,000円といった金額だと気持ちが備わらない場合もあると思います。

だから、そのような方にとっては「神社への貢献」という想いや「神様への感謝」、そして「この一年間も自分をどうか守ってください」という気持ちをこめて、心がこもる金額をお納めするのが正しいお納めの仕方です。

多くの方がお賽銭を「チャリン」とお賽銭箱に投げることをよく見かけると思います。

しかし、どんな形でお納めするかは重要であって、また「礼儀礼節の礼(れい)に神宿る」という意味でも、お賽銭を袋に入れてお納めする形が一番気持ちがこもるのです。


神社によって多少異なる部分はありますが、多くの神社では普通、社務所に行って「お玉串をお納め下さい」とお渡しすると、受理して頂けます。

この時に、神社によっては「お下がり」を頂ける所もあります。

しかし、初詣期間中はどこの神社も参拝者対応で忙しいことが多いので、「袋に入れて賽銭箱へお納めする」といった形でも構いません。

お賽銭をお納めする時には、心をこめて納めることが重要なのです。

私は大学生の時から師匠・北極老人に、神社参拝の方法を教わってきました。

その時の友達は数百円程度のお賽銭が普通でしたが、私は1,000円以上お納めしていました。

お賽銭は「銭」と書きますが、私は小銭でお参りしたことはありません。


よく質問を受けることとして「地元の氏神さんに毎日参拝していると、お賽銭は毎回必要ですか?」があります。

これについての回答は、「毎回お賽銭をしなくても大丈夫」です。

そういう方は、例えば「月に1回まとめて1ヶ月分」という形でお納めして頂くことをオススメします。

橋本ユリ
羽賀さん、なるほどよく分かりました。

初詣にはお札を封筒に入れたお玉串を持っていきます!


羽賀ヒカル
「5円がご縁」という言葉は最近になって言われるようになったことなのです。

お札(おさつ)は紙で出来ているので、紙(かみ)に神宿るということで、本当に気持ちをこめてお納めするようにして下さい。


今回は「初詣で5円はNG!?神社で願いが叶うお賽銭の額は?」というテーマでお伝えさせて頂きました。

あなたの開運をお祈りしております、羽賀ヒカルでした。


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この記事をまとめた人

やまちゃん
やまちゃん
2人の娘を持つ父親。ゆにわ塾歴3年。ゆにわと出会って、娘との関係が激変しました。神社chの記事を読んでくださる方々が、羽賀さんやゆにわのみなさんの温かみを感じられるような素敵なサイトにしていけたらと思っています。

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