神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

知ると変わる般若心経の本当の効果と功徳

2022年5月10日

あなたの心に火を灯す、東洋思想及び神道研究家の羽賀ヒカルです。

今回は、般若心経について、お伝えしていきます。

橋本ユリ
あれっ?

羽賀さん、お経唱えてるんですか?

祝詞じゃないんですね~。


羽賀ヒカル
般若心経ですよ。

私もよく唱えるのですが、日本で一番メジーャなお経は、般若心経だと思います。

でも、唱えるタイミングを間違えたり、効果効能を知らなかったら、少し問題もあると思うのです。

ポイントをしっかり解説しますね。


神と繋がる言葉で書かれていたお経


まず、「般若心経とは、一体どういうお経なのか?」ということですが、「観自在菩薩(かんじざいぼさつ)」と、漢字で始まります。

でも元々は、古代のインドで伝わっているお経だったんですね。


元々は、古代インドで使われた、サンスクリット語という言葉で書かれているのですが、普通の言葉とは大きな違いがあります。

サンスクリットの言葉というのは、簡単に言うと「神様に繋がる言葉・神と通じる言葉」だったのです。


例えば、弘法大師空海が持ってきた「真言密教」という教えがあります。

この真言密教で使われるマントラは、全てサンスクリットの言葉なのです。

有名なサンスクリットのマントラが「不動明王」の真言で、インターネットなどを見たら色々と載っています。


ポイントは、もともと般若心経が、神様と繋がるためのサンスクリットの言葉で書かれていたことです。

サンスクリット語で読み解く般若心経


般若心経は、漢字で読むと「はんにゃしんぎょう」ですが、正式名称は「魔訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃはらみたしんぎょう)」と言われています。


サンスクリットの言葉では、「プラジュヤー・パーラミタ・フリダヤ」と言います。

私はサンスクリットの専門家ではないので、これもおそらく発音は昔のサンスクリットの言葉と違っています。

でも、片仮名にすると「プラジュヤー・パーラミタ・フリダヤ」になります。

この意味についてお話していきます。


まず、「プラジュヤー」は完全な日本語訳が難しいと思います。

日本語の言葉は、英語に置き換えるのが難しいという話があります。

禊祓(みそぎはらえ)、おもてなし、志、仁義礼智信(じんぎれいちしん)など、日本人が大事にしてきた言葉は、英語に簡単に訳せません。

サンスクリットの言葉も同じく、そのまま日本語に翻訳することは難しいのです。

「プラジュヤー」とは、簡単に言うと「知恵」ですね。

でも、単なる知恵ではなくて、「真理を悟るための知恵」のような意味だと思います。


次に、真理を悟ると「パーラミタ」になるんですね。

だから、「パーラミタ」は「彼岸に至る」「悟りに至る」「彼(か)の境地に至る」という意味になります。

ちなみに、魔訶般若波羅蜜多心経の「波羅蜜多」は「パーラミタ」という、元々はサンスクリット語から来ているのです。


そして、「フリダヤ」は「コア・核」という意味です。

まとめると「パーラ」が彼岸で、「ミタ」が至る、「プラジュヤー」が知恵、「フリダヤ」が核となります。

つまり、「プラジュヤー・パーラミタ・フリダヤ」は「彼の境地や悟り、彼岸に至る知恵をもたらすための核」なのです。

真理や空に至るための知恵を記した核の教えが、「魔訶般若波羅蜜多心経」ということで、元々はサンスクリットの言葉でした。

般若心経を翻訳した2人の聖者


実はサンスクリットで書かれていた般若心経を訳した人は2人います。

意外に知られていないことです。

それが玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)と、鳩摩羅什(くまらじゅう)なんです。


「三蔵」という言葉を聞いたことがあると思います。

西遊記の三蔵法師ですね。


モデルになったのが、この玄奘三蔵という実在したお坊さんです。

般若心経の翻訳は大きく分けて2パターンあり、玄奘三蔵訳と鳩摩羅什訳があります。

鳩摩羅什の方が少し古く、玄奘三蔵の方が新しい人で、一般的に広がっているのは、玄奘三蔵が訳した般若心経です。


玄奘三蔵が649年に元々のサンスクリットの言葉を、般若心経として翻訳したのが始まりとされています。

鳩摩羅什にしろ、玄奘三蔵にしろ、とても賢い人で、かなりの聖者で知恵者でした。

本当に悟りを開いたお坊さんと言って良いと思います。

この三蔵法師である玄奘三蔵の伝説はたくさんありますが、玄奘三蔵が「これ唱えたら良いよ」と言ったのが、般若心経なのです。


書かれている内容について、簡単にお話していきます。

般若心経の中に「色即是空 空即是色(しきそくぜくう くうそくぜしき)」という言葉が出てきます。

これは「この世の全ては、空なんだよ、幻想なんだよ、囚われなんだよ。彼岸(ひがん)に至ろう、彼岸に至ろう、空(くう)に帰ろう、空に帰ろう、囚われをなくしていこうよ」という意味です。


では、どうすれば帰れるのでしょうか?

「このマントラを唱えよう、ギャティ、ギャティ、ハラギャティ、ハラソウギャティ・・・。」

といった感じなんですね。

「ギャティ」というのがサンスクリットの部分になります。

そういった教えが「般若心経」なのです。

般若心経の効果と功徳


ここが最大のポイントで、般若心経には一体どういう効果・功徳があるのでしょうか?

これは「思い込みや、とらわれをなくしてくれる働き」なのです。


私たちは、この現代社会の中で様々な影響を受けています。

・「これはこうしなくてはいけない」「あれはこうすべきだ」
・「お金はたくさんある方が良い」
・「クリスマスは恋人がいなければいけない」
・「別れた彼女のことが、彼氏のことが、忘れられない」
・「亡くなった人が悲しい」
etc…。

そういった過去への執着、未練、思い込みや囚われなど様々な苦しみを抱えていますね。

「苦しみは、執着が生み出す」という仏教の考え方がありますが、そういう全ての執着から解き放ってくれるのが、実は般若心経の働きなのです。


では、例えばどういう時に唱えたら良いのでしょうか?

分かりやすく言うと、失恋した時、恋人が忘れられない時に、般若心経を唱えると「空(くう)に帰っていく」と言われています。


他にも例えば、「焦ってしまう」「不安がある」「悩み苦しみがある」状況が、こちらの図の下にある「色」が思い込みや囚われの世界だとすると、上の「空」が思い込みや囚われのない世界ですね。

般若心経を唱えることによって、そういう空の世界に自分の想念を解き放ってくれて、空の状態に戻してくれるのが、般若心経の功徳なのです。


人生で様々な人との別れの中で、誰かが亡くなって苦しいなどありますよね。

親やペットが亡くなったり、誰かと別れたり、人が離れたりしても、やっぱり寂しい気持ちになります。

やはり寂しいというのは未練・執着が生み出しているわけですから、そういう時に般若心経を唱えると、そういった未練・執着をパッと浄化してくれるといった働きがあるのです。

般若心経をオススメしない場合


逆に、「これから良いことありますように」「幸運な出来事が起こりますように」「幸せなことが起こりますように」「開運しますように」といった時には、般若心経をあまりオススメしません。

なぜなら、般若心経は空にかえす呪文だからです。


逆に「良いことたくさんありますように」「神様によって、たくさんの功徳がありますように」というのは、仏教の教えで言いますと、「観音経」なんですね。

だから、私はよくセミナーや勉強会でも「観音経と般若心経は対ですよ」と言っています。

観音経が「たくさん良いことありますように」だとすれば、般若心経は「この世の未練・囚われ・思い込みから解き放ち、自由にしてくれる」のです。


観音経の詳しい解説はコチラ↓
観音経の読経の功徳と効果


苦しみや思い込み、囚われがある方、未練・執着を手放せない方は、般若心経を唱えて、心をスッキリして下さい。

ちなみに、私が初めてこの話を聞いたのは、高校生の時でした。


ちょうど失恋したことがあって、その時に、私の師匠・北極老人に「どうしたら良いですか?」と相談すると、「般若心経唱えたらいいよ」と言われました。

そこから、般若心経をずっと唱えていたら心が楽になったことが、高校生の時に経験したのです。

「あれ?何か囚われていたな」となったんですね。

橋本ユリ
羽賀さんの失恋経験!

そのお話、もう少し詳しくお聞きしたいです。


羽賀ヒカル
そういう出来事は、般若心経唱えて空に戻ったから、よく覚えてませんね~笑!


今回は、般若心経についてお伝えさせて頂きました。

あなたの開運をお祈りしております、羽賀ヒカルでした。


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