御札の祀り方には向き(方角)がある!?古いお札の処分・返却方法とは
こんにちは、北極神社の新米巫女、橋本ユリです。
突然ですが、あなたは御札を購入したはいいものの、置き方がわからず悩んでいませんか?
もしくは、古くなってしまった御札をどう処分したらいいかわからず困ってはいませんか?
今回は御札の取扱についてのお話です。
それでは参ります!
目次一覧
御札とは
御札は家の中や会社内などに祀り、その中全体を守ってくれるものです。
よく、「普通の人間が作った御札で効力あるんですか?」と質問される方がいますが、日本は言霊の幸わう国。
書いてある文字にも神社のパワーが宿っています。「視える」人が霊力を込めたのでなくとも、意味があるんですね。
むしろ大切なのは、
- その御札がどんな気持ちで作られたか
- どんな思いで買ったか
- どんな意識で飾るか
です。
人の思いの力の方が、よっぽど影響力が強いから。
お守りとの違い
御札は祀られている場所全体を守るものですが、お守りは持っている人を守るものです。また、御札が特定の場所に飾るのに対し、お守りは身につけるのが一般的です。
お寺の御札と神社の御札の違い
神社の御札はその神社と繋がるためのアンテナ(神籬[ひもろぎ])です。一方、お寺の御札はそれ自体に特定のパワーが込められています。
オンラインで買える御札のご利益は
御札は、神社へ参拝した時に感じたエネルギーを思い出すためのエネルギーの依り代です。参拝したことがなければ、そもそも参拝したときのことを思い出せないので、御札本来のはたらきは発揮されません。
ですから、もし御札を通販で購入するのであれば、以前参拝したことがあるけれどどうしても行くのが難しい神社にすることをお勧めします。
神社の御札とお寺の御札は離して祀る
お寺の御札を置くのに、仏壇はちょっと違う気がするし、かと言って違う宗教の神棚に置くのもいかがなものか・・・と悩む人も多いと思います。実は、お寺の御札は神棚に一緒に祀ってOKなんです。ただし、神社の御札とお寺の御札は重ねないようにします。
神棚がない場合は明るく清らかで目線より高い場所に祀る
神棚がない場合は、代わりとなる場所を作りましょう。白布や和紙を敷いて場所を明確に作ると、「ここは聖地・聖域で、神様と繋がる空間だ」と見立てやすくなるのでオススメです。場所がないからといって、御札にピンを突き刺して壁に留めるのはNG。もし壁に貼り付けたい場合は、テープや糊を使ってくださいね(ただし、はがれやすいので注意が必要です)。
ちなみに、厠神以外の御札をお手洗いに祀るのはNGです。
もし「洋間だからインテリア的に神棚が合わないのではないか・・・」と心配しているならご安心を!最近は、社殿の形をしたいわゆる「ザ・神棚」だけでなく、シンプルなデザインの御札立てもあるんですよ。
神棚があっても、サイズが合わず御札が入らない場合は、横に立てかけるのもOKです。
方角より大切なのは祀る場所
よく言われる方角としては、東か南向きが基本とされています。しかし、大切なのは形よりも心。心が続く形です。なので、毎日拝めるよう、生活の中心となるような部屋に祀るのがベスト。
※部屋ではなく、台所や玄関に祀る御札もあります(釜社札など)
上の階がある場合は、人の通り道の下にならない場所を選び、天井に「天」もしくは「雲」と書いて貼ることで、高く貴い存在だと見立てられます。
右優先で並べる
重ねる場合はもちろん手前優先で、神宮大麻(天照皇大神宮)、氏神神社、崇敬神社の順番に並べます。
横に並べる場合は、中央に神宮大麻、向かって右に氏神神社、向かって左に崇敬神社です。
「違う神社の神様を並べると喧嘩するのでは?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、そのようなことはありませんので、ぜひ3神社の御札をお祀りください。
お供えは「米」「塩」「水」
向かって左から「水」、(ある場合は「酒」、)「米」、「塩」の順で並べます。ほかに、季節のものや頂き物を供えてもOK。お供えした食べ物は、神様の「おさがり」としてありがたく頂戴します。
御札の処分方法
御札を処分するおすすめのタイミングを3つご紹介します。
- 御札が汚れてきたと感じられるとき
- 御札が役目を終えたと感じたとき
- 御札を購入してから1年が経過したとき
ちなみに、御札の効果は1年以上続きますので、「1年が経過したとき」というのはあくまでも目安です。最低でも1年に1回くらいは御札の状態を気にかけて、意識を向けてくださいね。
年末には新たな御札が盛んに販売されているので、処分と交換は年が明ける前に行いましょう。
神社の御札は神社へ、お寺の御札はお寺へお納めください。
この記事をまとめた人
- 神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)
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