神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

ムー大陸は日本近海にあった!?

2021年9月26日

羽賀ヒカル
今回のゲストは、国史啓蒙家の小名木善行先生です。

どうも、よろしくお願いします。



小名木善行
-よろしくお願いします。

超古代文明はあったのか?


羽賀ヒカル
今回のテーマは、神社チャンネルで、おそらくご興味がある方の多い「ムー大陸」です。

私の専門分野である「神社」「神道」を考えて行った先に、神道の源流の一つである「磐座信仰(いわくらしんこう)」に行き着きます。

つまり、神社の社殿が出来る前は、山の上に巨石があったということです。


実際、「なぜこんな所にこんな巨石があるのか?」という神社が日本全国の各地に存在します。

奈良県の「大神(おおみわ)神社」や、兵庫県の「六甲比命(ろっこうひめ)神社」、そして今度ゆにわ塾で参拝する、大分県の「宇佐八幡宮」も御神体の「御許山(おもとやま)」には頂上に巨石があります。


また、和歌山県の「熊野速玉大社」の摂社である「神倉神社」の山の上にも巨石(ゴトビキ岩)があります。


いきなりドーンとあるので、
「もともとこれらが本当にあったのか?」
「人間がここに動かしたんじゃないのか?」
と思うほどです。

ちょうど、この山頂ポイントに設置したと思えるような磐座がある時、ここまでどうやって動かしたのか?という話で考えると、やっぱり超能力じゃないのかという可能性があります。


その中で分かりやすい建物は「ピラミッド」です。

現代の科学をもってしても、なぜピラミッドが出来たのかが分かっていません。

そこには、「超能力」もしくは「超古代文明」の力があったのではないか?

神道における口伝継承において、そういった古代文明の話がやはり残っています。


古事記の中でもよく分からないことが多くあって、例えば神武天皇のお父さんに「ウガヤフキアエズノミコト」という神様がいらっしゃいます。

この方は神武天皇のお父さんに当たるので、非常に重要な存在なはずなんですけども、古事記に何も載っておらず、何者か全く分からないんですよね。


この「ウガヤフキアエズ」について、神道のある流派では一人の人物ではなく、「ウガヤフキアエズ王朝」があったという説があります。

これが有名な「ムー・アトランティス時代」だったんじゃないのか?という話も聞いたことがあります。


今回は小名木先生の研究・観点から見た「ムーアトランティス大陸」についてお伺いしたいと思います。

よろしくお願いします。


ムー大陸は大陸でなく、文化圏



小名木善行
-ありがとうございます。

「ムー大陸」が荒唐無稽で科学に証明されないんじゃないか?と言われ続けてきました。

実際に、太平洋を地図で見てみますと、全部深い海ですから「ムー大陸」が存在したと思われる場所がどこにもないんですよね。

だから、そんなものあるわけないじゃないか?と言われていたんです。


そもそも「ムー大陸」という言葉は昔から言われてるんですよね。

だから、生活圏としての「ムー王国」のようなものが存在したという伝承はありますが、ムーが大陸であったという伝承はないんですね。

つまり、ムーはもしかしたら大陸ではなかったかもしれないということを、先入観を取っ払って考えてみましょう。


2万年前には、今よりも海面が140m低かったことが分かっています。

一番低かったのが1万6千年前頃になるんですけども、その時点で今よりも150mほど海面が低くなっていました。

そうすると、今は大陸棚とされてる所が全て陸上に露出して、陸になるんですよ。


今、東シナ海や黄海の部分が、「東東亜平野」という名前が付いています。

朝鮮半島は、その北の山岳地帯になります。


また、今の沖縄本島・宮古島・石垣島といった琉球諸島の辺りは陸続きとなっていて山の頂上でしかなく、これが大きな島というよりもほとんど大陸に近いぐらいの巨大な島でした。

さらに、内側に広大な内海があって波が静かなんですけど、この静かな内海の名前も付いていて「山蛭(やまびる)」みたいな形をしている「蛭湖(ひるこ)」と言うんですよね。


古事記や日本書記に記載されているヒルコは、葦舟(あしぶね)に乗せて流したんじゃなくて、海面が上がってきて海に沈んでしまったのかもしれません。

だから、古事記や日本書紀に書かれてる伝承に載っている名前は、もしかすると実際にあった出来事をそういう象徴的な言葉で表現してるだけなのかもしれないんですよね。

「ワの国」は存在したのか?



小名木善行
-我々が教わってきたことや思ってること以上に、実は日本の歴史はもっともっと遥かに深くてすごいものだったのかもしれないのです。

そのように見ていくと、もっと面白いことがあります。


琉球諸島から島伝いに行くと、日本列島に行き着きます。

ここから今度は小笠原諸島に至ります。

しかし、小笠原諸島も今は少しずつ島があるだけなんですが、海面上昇しなければ大陸棚がほとんど全て海上に露出しちゃうんです。


南国のパラオにも島がいっぱいあるじゃないですか?

あんな感じで、パラオみたいな島がずっと続くんです。

どこまで続くのかと言うと、なんとマリアナ諸島のグアム島まで行ってしまいます。


グアム島に行きますと石柱群があって、その石柱群の名前が「タオタオモナ」と言うんですね。

これはスペイン人が現地の人に名前を聞いてみると、「タオタオモナ」だと言ったところからこのように呼ばれています。

我々日本人が実際に現地の言葉で聴くと、「尊いもの」にしか聞こえないです。

つまり、グアム島は日本語と同じ語族だった可能性があります。


さらに、このグアム島から南東のパラオにかけては、今はミクロネシア連邦のコロニア島などがあるんですけど、これがずっとまた島続きになるんです。


さらに、パラオからさらに南東のタイのパガン島に向けても、やっぱりまた島続きになって来るんですよ。


人間は大海原を見て、向こうに何もなかったら行こうなんて思わないんですけど、向こうに島が見えたら、やっぱりいつか行ってみたいなと思うじゃないですか?

だから、そこまで行っていた可能性があります。


ここまで来てしまうと、ここから北西の方へまたずっと陸続きで、フィリピンの方に上がってくると、さらにフィリピンのルソン島から台湾を通り、また琉球諸島に至ります。

気がつくと、太平洋をぐるっと一周回れます。


しかも氷河期で非常に寒い時代だったんですけども、赤道で温められた海水が東から西へ赤道に沿って流れていき、フィリピン辺りの陸地で遮られて北上します。

今は黒潮が台湾の辺りから北東へ流れていますけれども、黒潮が小笠原諸島で塞き止められてここから南へ降りてくるんです。


潮がこの中をぐるぐる回るんで、船を浮かべるだけでグルーっと自然と一周回ってしまうんです。

もしかしたら、これが輪になっているので「ワの国」だったかもしれません

その「ワの国」のことを、古い言葉のカタカムナだと「ム」です。

これは広がりのことを言いますから、大陸じゃなくて広がりだよということかもしれないと思うんですね。

科学的に検証された訳ではないので、本当かどうか分かりませんよ。


ただ一つ言えることは、琉球諸島で発見されている縦長の石器があります。

この石器と小笠原諸島やマリアナ諸島方面で発掘されている石器の作りがほぼ同じなんです。


当時は島続きですから、何らかの文明的な繋がりがあったと考えるのが自然ですよね。

そういう意味で、まだ現時点で立証されてるわけではないんですけれども、もしかするとこれまで口伝で伝承されていた「ムー」が本当に実在した可能性はあるということです。

羽賀ヒカル
竹内睦泰(たけうちむつひろ)先生によると、「アの国」「イの国」「ウの国」という三つの国があったという話があります。



小名木善行
-例えば、それらの国も琉球諸島の八重山列島や沖縄諸島の辺りに、それぞれ一つの国があったと考えても別に全然おかしくないんですよね。


この辺りは亜熱帯地域なので、太陽の光が燦々と降り注いでます。

今でもこの辺の海は世界で一番透明度が高いですが、縄文以前の2万年だったら公害がないので、今よりもっと海の水が綺麗なんですよ。


さらに、ここは浅い海なので、海底まで太陽の光が降り注ぐんです。

そうすると、当然そこに海藻が茂ります。

海藻が茂れば、今度は海藻を食べるためのプランクトンがたくさん繁殖します。

プランクトンを食べる魚が繁殖し、その魚を食べる魚がまた繁殖するんです。

だから、ここには魚がたくさんいた可能性があり、魚を取って暮らすことができたのではないでしょうか。

広大な平野もあれば、非常に温暖であったことは間違いないと思われますので、この辺では稲が自生していた可能性もあります。


そうすると、ここに一つの国があり、太陽の光に照らされた「天照(アマテラス)」

「宝を生んでくれる原」「宝の原を持った国」として「高天原(たかあまはら)」があったかもしれない。

羽賀ヒカル
「高天原(たかあまはら)」沖縄説がありますね。



小名木善行
-このように、ただ単に荒唐無稽なものだと考えるのではなくて、もしかしたらそんな可能性もあるよねと考えていくことはすごく楽しいことじゃないかなと思います。

世界中に残る「洪水伝説」


羽賀ヒカル
世界中の神話や伝承で「洪水伝説」が残っていて、確かに海面上昇によって国や島が沈むことはあったんだと私は思っています。

最近、海面上昇が言われていて、今私たちが生きてる時代も、この度の人類がどうなるか?というターニングポイントに来てる可能性もあるんじゃないのかなと思っているんですよね。



小名木善行
-それは劇的にありますね。

今のシベリアや南極大陸上の氷が全部溶け出しますと、海面は確実に今よりも上昇します。

それだけではなく、さらに温暖化の影響で気温が上がってきますと、海面が「熱膨張」を起こすんです。

だから、海水の量が増えるだけではなくて、熱膨張により、海面の高さが一気に変わる可能性があります。


今から6千年ほど前に、50年ほどの間で、気温が10度上がりました。

これは実際にあった出来事で、わずか50年です。

その間、とにかく雨ばっかり降り続いたという、そんな時代もありました。

もしかしたら、今我々が住んでる所が一瞬にして海に沈んでしまう時代が来るかもしれません。

これは現実にありうることですね。

羽賀ヒカル
世界での洪水伝説の共通点は、その前に人間の心が乱れているということです。

だから、今の私たちの心も乱れている心の立て直しという意味で、私の神社チャンネルの活動であり、小名木先生の結美大学などでの活動にも繋がってくるのかなと思います。

今後とも「結美大学」もしくは「神社チャンネル」で心から立て直す学びを深めていってもらいたいです。


そして、今この時代に「ムー」を見直すことも、意義深いことなのかなと思っています。

今回は、別にぶっ飛んだ話でもなんでもなく、確かにその通りだという話だったと思います。




小名木善行
-世界の中の日本の特質性は古くからのものがそのまま残っているということです。


殺し合って全て失われたのではなくて、全て残っていることは日本の特色じゃないですか?

そういう意味で、2~3万年前の伝承が今残っていても実は全くおかしくないんですよね。

だから、それがもしかしたら神道になっているのかもしれないし、我々がまだ知り得ていない歴史になっていったのかもしれません。

どうも、ありがとうございました。

羽賀ヒカル
いつもありがとうございます。

また、よろしくお願いします。



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