神棚の引っ越しには事前計画が必須!準備のポイント7つ
こんにちは、北極神社の新米巫女、橋本ユリです。
「どうしたらいいの・・・?」
なかなか経験することのない、神棚のお引越し。
家族や親戚に聞いても、あいまいな答えしか返ってこなくて途方に暮れていませんか?
実は、一番大事なポイントは、神様に対する畏れ・敬い・慎みの気持ちなんです。
今回は、その気持ちの表れである行動について、具体的なポイントを挙げていきたいと思います。
【関連記事】神棚の設置場所5つのポイント
それでは参りましょう!
目次一覧
移動の鉄則は「最後に搬出し、最初に搬入する」こと
数年前、式年遷宮が伊勢神宮と出雲大社で同時に行われ有名になりましたが、神社で神殿と神霊を移すのは「遷宮」というように、神棚と神霊の移動は「遷座」と言います。
一番おすすめの手順は、最後に搬出・最初に搬入です。
神様に気持ちが向いていれば、自然とこのような行動になると思いますが、絶対にこうしなければならないわけではありません。畏れ・敬い・慎みの気持ちがあれば大丈夫です。
ステップ1.引っ越し業者に神棚の対応可否を確認
神棚は繊細な彫刻が入っていたり、細く薄い板を組み合わせて出来上がっていることが多いため、取り扱い要注意なもの。まして、頻繁に買い替えるものでもないため、万が一があってはならないとそもそも引き受けない引っ越し業者もあります。その場合、自分で移動しなければならないため、最初に確認しておきましょう。
ステップ2.現状を写真に収める
自分で移動するにしても、業者に依頼するにしても、もとの状態がわかるような写真は撮っておくと便利です。引っ越し先で設置する際に、配置を覚えておく必要がありますし、万が一傷や割れが入った場合にも移動させる前の状態と比較できる証拠となります。
ステップ3.神様へお参りしてご報告
神棚には地元の氏神神社や産土神社の御札が祀られていることが多いはず。なので、引っ越しを決めたら地元の神社へ「神様、わたしはこれから引っ越しをします。今までどうもありがとうございました。」と気持ちを込めてお参りしましょう。
ステップ4.御札を取り出す
取出した後、そのまま箱に入れるのではなく、白い紙や布に包んで大事に丁寧に保管するのがベター。また、御札の上に物を置くのもNGです。
ステップ5.神棚を掃除・梱包
神棚の掃除について詳しくはこちらをお読みください。
→【運気が上がる】神棚掃除のポイント
梱包に関しては、壊れないように、できれば専用の箱を用意してお納めするのがいいでしょう。
ステップ6.神棚を設置する
移動する前、写真に撮った通りに設置していきます。
ステップ7.御札を納める
御札をお納めしたら、天津祝詞を唱えます。
「高天原にかむづまります かむろぎかむろぎのみこともちて」と始まる祝詞です。
→天津祝詞の全文はこちら
これを最後に唱え、「神様、ここへ鎮まっていただきますように」と気持ちを込めてお祈りし、完了となります。
神棚の移動にも吉日はあるか
基本的に、吉日はありません。
吉日を選んで神棚を放置しているという状態が一番良くないので、手早く速やかに引っ越しするように心がけましょう。
お祓いは必要か
場合によっては神社の神主さんに来ていただいて、祝詞を奏上していただくのも可能です。ただ、自分でもできますので、神棚を設置したときは祝詞を奏上するようにしてください。
神棚を処分する場合
神道には「常若(とこわか)」思想といって、式年遷宮をはじめフレッシュさを大切にする考え方があるため、古くなってお役目を終えたと感じたときには、移動せずに神社でお焚き上げをしていただき、新たに購入しましょう。
今の住まいと引っ越し先、両方に神棚がある場合
実家に戻るケースなど、今の住まいと引っ越し先の両方に神棚がある場合もあります。
これは入れ替えても、入れ替えなくても、どちらでもOKです。入れ替えないケースの方が多いと思います。その場合は神棚専用の箱を作って、その中に保管しておきましょう。また引っ越すときや、また役目があるときに取り出して設置します。
橋本ユリ
直前にバタバタしないように、わたしも気を付けなくちゃ。
羽賀ヒカル
何かを包むときには、その時の空気感が入り込んで、開けたときにもその空気感が出てくるので、いい気持ちで梱包するといいですよ。
橋本ユリ
表面上だけ取り繕うことはできないんですね・・・
(羽賀さんの営業スマイルは本心からだったのか)
(羽賀さんの営業スマイルは本心からだったのか)
羽賀ヒカル
普段の人となりが出ますからね。
わたしはいつでも本心から生きてますよ!
わたしはいつでも本心から生きてますよ!
橋本ユリ
(心読まれた!?)
この記事をまとめた人
- 神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)
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