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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

多井畑厄除八幡宮【参拝レポート】

2019年9月9日 2022年11月27日

こんにちは、北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

橋本ユリ
今回は、兵庫県神戸市須磨区にあります「多井畑厄除八幡宮」についての記事をTさんより投稿していただきました。


  • 多井畑厄除八幡宮のご利益、御祭神、御由緒

  • 実際に参拝した方のお話


などについてお伝えします。

それでは参りましょう!

ご利益(どんな功徳があるか?)



  • 厄除け

  • 開運

  • 交通安全

  • 病気平癒


などの功徳があるとされています。

御祭神(祀られている神様)



  • 応神天皇


橋本ユリ
日本最古の厄除けの霊地みたいですよ!

御由緒


高倉天皇の安元元年(西暦1175年)、
京都石清水八幡宮を勧請し、神社を創建したのが始まりとされています。
社殿が創建されたのはこの年代ですが、霊地としてはもっと古いです。

光仁天皇の770年の6月に畿内で疫病が流行した際、
その疫病を鎮めるために10箇所に疫神を祀って疫祓いが行われました。
その疫祓いの10箇所のうちの一つが、多井畑厄除八幡宮の地です。

日本最古の厄除けの霊地としても伝えられており、
この辺りでは厄神さん、多井畑厄神さんと呼ばれて親しまれています。

アクセス


〒654-0133 兵庫県神戸市須磨区多井畑宮ノ脇字宮脇1番地

神社横の駐車場の前に「多井畑厄神」という名前のバス停があります。
JR須磨駅、または神戸市営地下鉄の名谷駅、妙法寺駅から市営バスが出ています。
市営バスの運賃は一律210円です。

お正月の三が日も初詣の参拝客で賑わっていますが、
それ以上に多くの参拝客が訪れるのが毎年1月18日〜20日の3日間行われる厄除大祭
です。

最寄りの駅から離れていて、
交通手段はバスしかないため(徒歩だとおそらく30分くらいかかると思います。)、
決してアクセスが良いとは言えません。

ただ、この3日間は尼崎や大阪など遠方からも多くの方が参拝に来られるため、バスの臨時便も出ます。

駐車場


通常は神社横の第1駐車場が利用できます。
ただし、1月18日〜20日までの3日間の厄除大祭が行われる期間は、
第1駐車場がバスの乗降場所となるため、臨時の第2〜第4駐車場が開放されます。
※この写真は神社隣接の第一駐車場です。
午前9時から午後4時まで参拝客に限り、無料で開放されています。

ゆうに20台以上は停められる広さです。
前述した初詣や厄除大祭以外であれば、
車で来て停められない、ということはほとんどないと思います。

参拝レポート


Tさんより多井畑厄除八幡宮を参拝した時のレポートを写真付きで頂きましたのでご紹介いたします。

こんにちは。
地元の多井畑厄神さんの参拝レポートです。


鳥居をくぐるとまず待ち構えているのが「日本最古の厄除けの霊地」とかかれた大きな看板と、
登るのを少し躊躇してしまいそうになる階段。。

これがけっこうきついです。
足が悪い方やご年配、小さいお子さんなんかは特に。
ただ、そういった方は迂回して本殿まで行けるルートがあるのでそちらを利用することもできます。

登り切ったと思ったらまた鳥居がり、そこからもう少し階段があります。

鳥居をくぐってすぐのところには納札所。
ここで、古くなったお札なんかをお焚き上げしてもらいます。
厄除け神社ということで、なんとなくお焚きはいつもここでしてもらっています。

最後の階段の前でお手水。

最後の階段を上がると正面に本殿への遥拝所が。

外からはここが本殿に見えますが、実際は中に入ると奥にさらに社殿が見えます。
そこが本殿で、ご神体もそこにあると神主さんが教えてくれました。


左手に社務所があります。

お守り・御朱印


社務所ではおみくじやお守り、御朱印などの受付をしています。

お守りは交通安全や厄除けのものが多数売られています。

数あるお守りの中でも特に気になったのが、「幸運の四つ葉守り」です。
鈴とハート形の四つ葉のクローバーがついていてとっても綺麗です。

御朱印


社務所にて受付できます。
また、社務所ではオリジナルの御朱印帳も購入できます。

ご祈祷はこちらで受付を終えた後、本殿横の祈祷殿で行われます。

そして本殿の上にはさらに階段が。

その上には摂社が2社。(高良社、稲荷社とあります。)

そしてその上へとさらに階段が続きます。

疫神祭塚


頂上には疫神祭塚と呼ばれる建物が。
神護景雲4年(770年)にて摂津播磨の国境であるこの地に疫神を祀り、
疫災を鎮めた際の記念塚のようです。

まとめ


橋本ユリ
厄除けの神様として有名な神社で、「厄年」に当たる大勢の方々がこぞってお参りしているとのことです。
この時期を乗り越えて、人生を推し進めたいという方は是非お参りして頂いたらなと思います。

この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

メルマガでも発信しています。

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