神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

6度目の岩戸締まりが来るすずめの戸締まりと日月神示

2022年11月7日 2022年11月30日

あなたの心に火を灯す、東洋思想及び神道研究家の羽賀ヒカルです。

今回のテーマは「六度目の岩戸締め」ということで、お届けしていきます。

橋本ユリ
羽賀さん!

新海誠監督の最新作の映画がまもなく公開されますね!

羽賀さんも見にいきますか?


羽賀ヒカル
「岩戸締め」は、2022年度末のキーワードになると思っていますので、私も見にいきます!

「岩戸開き」があれば、「岩戸締め」もあるわけですね。

「岩戸締め」とは一体何なのか、ちょっと深めていきたいと思います。


映画の主人公の名前に見る深い背景


どうして2022年末に「岩戸締め」がキーワードになるかと言いますと、11月中旬に公開される新海誠監督の最新映画「すずめの戸締り」という映画のタイトルにも入っています。


私、小説をチラチラ読んでいて、なんとなくネタを知っているのですが、最後までネタバレはしません。

でも、ちょっと要点を言いますと、主人公となる女の子が「岩戸鈴芽」ちゃん、パートナーが「宗像草太(むなかたそうた)」さんと言います。


ざっくりどういうストーリーか、知っていて問題ないと思うんですけれども、天変地異をもたらす魔物は、昔から日本でいいますとナマズですね。

実はこの映画の中で、天変地異をもたらす魔物として取り上げられるのが巨大ミミズです。

そのミミズを封印する力を持った「岩戸締め」の能力を持つ一族がいて、それが宗像一族、宗像草太です。

ヒロインである岩戸鈴芽ちゃんもその力を持っているので、この二人がいかにして天変地異をもたらす魔物を封印するのかというのが、テーマになっています。


一つのキーワードですけども、パッとみて思うのは、鈴の芽なので、「鈴」は言霊、「芽」=女(め)で巫女さんを表していると思います。

伊勢神宮に流れている五十鈴川がありますが、これは五十音のことです。


この五十音の言霊によって祓い清める「言霊信仰」の考え方ですね。


鈴芽というのは、この言霊の力によって、岩戸を閉じたり開いたりする一つの象徴のように感じます。

なぜ宗像一族がこの戸締りに関係するかですが、宗像一族が元々どこにいたかと言いますと福岡にある宗像大社、沖津島ですね。


その昔、宗像一族は海洋一族で、中国や朝鮮半島からやってくる人たちの防波堤にも橋渡し役にもなっていた、言わば扉の役割だったのです。

中津島、沖津島がありますけど、朝鮮半島とか中国から来るときはあの島を通ってきていましたので、いわば、異分子や余計な勢力から守っているのもまた、宗像一族であったということです。

まさにこの日本で、海外の余計な勢力から入ってくるのを守る、戸締まりする力を持っているのは宗像一族なので、その辺が今回のテーマ「戸締り」というところにも非常に合っていると思います。


最近の時事の情勢で言いますと、中国共産党、習近平ですね。

台湾有事とか、日本が中国や韓国、北朝鮮とどう向き合っていくかというテーマと、非常にリンクしていると感じるのです。

そう「戸締まり」です。

岩戸を閉めることによって災いを封印する、そういう意味合いがこの戸締まりには感じます。

毎回、新海誠さんの映画は「君の名は」も「天気の子」もそうですが、非常に深いメッセージが隠されています。

それは表向きにオープンにされるというより、裏側に隠れて出てこないのですが、今回も非常に注目しています。

日月神示に出てくる「岩戸締め」


「戸締まり」「岩戸締め」ということですが、「岩戸締め」というキーワードが述べられているのが、有名な預言書「日月神示」というものです。


オカルト扱いされたりもしますけれども、ただやっぱりそういった神がかりは、何らかの意味合いや、メッセージを含むのではないかと個人的には思います。

この日月神示の中には「五度の岩戸締めがあった」と書かれています。

「五度の岩戸締め」とは何か失われるものがあったということで、要はそれによって何らかの異世界との交流が断たれてしまったということの象徴です。



一度目:イザナギとイザナミ


イザナミが黄泉の国に行く、イザナギは追いかけて、見てはいけないというイザナミの姿を見てしまった。

そこからイザナギはイザナミに追われるのですが、最後ヨモツヒラサカのところで二人は離れ離れになって別れてしまう。


ここから黄泉の国は千引き岩とも言う岩戸で閉められ、いわば黄泉の国との交流が閉じてしまった。

これが一度目の岩戸締めです。

二度目:一番有名な天照大御神の岩戸隠れ


岩戸隠れ、岩戸開きはされたけれども、これに関しては「その時出てきたアマテラスは、真のアマテラスにあらず」という考え方もあるという話です。



三度目:スサノオの追放


その後スサノオが追放されますけど、これも国津神と天津神の分離です。

四度目:神武東征


この時代から、人間が王としてこの地上界に君臨するようになった事の象徴で、言わばそこから天皇中心となる日本が作られていきました。


それまでは縄文社会、多神教的な色んな王がいるという日本だったけれども、一つの王を中心とする社会が作られていきました。

これも失われるものがあったということです。

五度目:仏教伝来


仏教伝来によって、元々の日本人の精神や伝統で失われるものがありました。

もしかしたら明治維新も六度目の岩戸締めなのかもしれませんが、そんな風に何度も分断があり交流が絶たれるという意味での「岩戸締め」があったと日月神示に書かれているわけです。

五度の地球生命滅亡


この日月神示としての岩戸締めは五度あるんですけれども、私が「五度の岩戸締め」でイメージするのが五度の生命滅亡なんですね。

地球が誕生してからいろんな生命が誕生しています。


でも、地球誕生から色んな生命が生まれるんですけども、ずーっと居続けている生命体,種はないですよね。

地球の長い歴史で言えば、人間も最近です。

99%滅亡しているのです。

実は地球の歴史で言うと五度の滅亡期があって、一度目がオルドビス期、二度目デポン期、三度目ベルム期、四度目三畳期、五度目白亜紀になっているんですね。


なぜ滅亡したのでしょうか(全て仮説です)。

一度目のオルドビス期の海洋生物の絶滅は、地球寒冷化が原因だと言われています。

二度目が、これもはっきりしたことは明らかになっていませんけれど、海の酸素濃度の減少もしくは巨大隕石の衝突が原因ではないか。

三度目、ここが一番激しいのですが、なんと生物の九十六パーセントが絶滅しました。

これも理由がはっきりと明らかになっていませんが、火山活動の活発化によって、空気中の酸素濃度の変動などで環境が変わってしまったというのが一説ですね。


四度目も火山活動の活発化で、最後五度目が恐竜の大量絶滅で、小惑星の衝突なんじゃないのかと言われています。

いずれにせよ惑星の衝突もしくは寒冷化が原因になっています。

これは別にこの現代も全く大丈夫ということではなくて、地球温暖化ではなくて実は寒冷化説、他に隕石の衝突説もあります。

六度目の地球生命滅亡の危機!


六度目がいつなの?ということですが、これはもう生物学者たちの間では分かっていることです。

今、なんですね。

今何が起こっているかというと動植物の百万種以上が絶滅危機、なんと分かってる限り全種の四分の一が絶滅危機なんですね。


針葉樹34%、サンゴ礁33%、軟骨魚類31%、哺乳類25%

こういった生命が絶滅していくと、本当に食物連鎖のバランスが崩れます。

崩れるときは一気に行く訳なんですよ。

今私たちはそういう時代の分かれ目に生きている、六度目の岩戸締めということです。

六度目の危機を乗り越えるには?


まずは知るというところですね。

当然これから人類どうなるかっていうことですけど、やっぱり人類というより、地球規模とか宇宙規模の視点を持つ必要があると思います。

ずっと全ての種が長らえるというわけにはいきません。

ただですね、そのままでいいのかということです。

原因は、人類の暴走した資本主義です。


よく言いますけど

「今さえ良ければいい」
「自分さえ良ければいい」
「金さえあればいい」

という考え方の末路がこういったものを引き起こすんじゃないのかなという風に、私なんかは思ってしまいます。

ということは、逆行きゃいい訳なんですよ!


今さえ良ければいいという人生ではなく、自分さえ良ければいいという人生ではなく、金が手に入ればいいという人生ではなく、

「お金以上の価値観に目覚める」
「自分以上に誰かのために生きる」
「もっと長い目で物事を見ていく」

長い目で見て自分の人生も勉強していく、世のため人のために生きていく。

そういう考え方が大事なんじゃないのかと思います。


六度目の岩戸締めとは一体何なのか?

いい意味での岩戸締めというのは、今までの金融経済もしくは資本主義経済の終わり~終焉というものなんじゃないのかなと思います。

まさにさっき言ったような、今が良ければいい、自分さえ良ければいい、金さえあければいいみたいな考え方から一人でも卒業していく。

そんな人たちが、この神社チャンネルを見ている方の中でも、見てない方でも、一人でも多く現われるということが、日本の未来を変えていくことにつながると思います。

こんな時代だからこそ、神社参拝を


では、最後にお知らせしたいと思います。

やはり、自然と調和するという考えはすごく大事だと思いますが、日本の神社というのは、自然と調和していく場所の象徴です。

伊勢神宮の森は歴史がそんなに古くないという考え方もありますが、現状日本の神社の中心地であり、早朝の伊勢参拝はやっぱりめちゃくちゃいいですね。

私たちも、こういう時だから、こんな時代の変わり目だからだからこそ、みんなで一緒に神社にお参りしましょうということで、年末の神社参拝を大事にしています。

橋本ユリ
羽賀さん、やはり神社って、すごい場所なんですね!

毎年12月の伊勢参拝はとっても楽しみなんです~


羽賀ヒカル
今年も伊勢参拝ツアーをしますよ。

今回は特別な参拝になりますから、ぜひ参加して下さい。



今年の伊勢神宮参拝ツアーは、12月10日がセミナー、11日が早朝参拝になっています。

オンライン受講で参拝のみしたいという方は、オンラインのセミナーを受講してもらって、参拝は12月17日、18日という日程になっています。

ご興味ある方は是非お越しください。


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この記事をまとめた人

ひろき / 30代前半
ひろき / 30代前半
ゆにわ塾歴7年、ライター歴2年で、普段はメーカーで人材教育・採用の仕事をやってます。ゆにわに出会って人生観が大きく変わったので、記事を読んで下さる方々にも、ゆにわの皆さんからいただいた「あたたかみ」をお届けしたいです。

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