この社会への違和感に負けないための空海の教え①社会の現状~川嶋&西野
はい、みなさんこんばんは。
お盆企画特別ライブ、今回はゆにわ塾講師の川嶋政輝(かわしままさき)と西野ゆきひろです。
よろしくお願いします。
先祖の因縁・親の因縁~川嶋、西野の場合
【西野ゆきひろ】
このペアでのライブは久しぶりです。
昨日、こがさんと海沼さんが盛り上がっていたんで、「良いな~」って思って、出たくてしょうがなくて~♪
【川嶋政輝】
昨日はお盆には先祖の霊が帰ってくるという話でした。
「過去何度も繰り返す負けパターンを乗り越えるには?」こがみのり、海沼みつしろ
良い霊もいるけど、どちらかというと、この世の中にウヨウヨしているのは、成仏しきっていない霊ですね。
「お盆の期間中はあまり川に近づかないほうが良いよ」とよく言われていますし、実際に水難事故などが多い時期で「変な霊に足を引っ張られることがある」と言われたりします。
そういう不成仏霊など先祖をたどっていくと、「報われなかった気持ちや乗り越えられなかったものが自分の中にも残っているんだよ」ということですよね。
親から知らず知らず譲り受けてきた考え方の中に、自分の乗り越えるべきテーマが実は含まれています。
これを今自覚して超えていくことが、実は先祖の因縁を超えていくことと繋がってるんだという話でしたね。
【西野ゆきひろ】
ライブ配信の前に川嶋さんから「何か仕事がつまらなそうに見えた」と聞きました。
【川嶋政輝】
仕事に対する姿勢や向き合い方は、親を一番まねると思うんです。
うちの場合でしたら、サラリーマンで、家にいる時は仕事で疲れて帰ってきて、ちょっと仕事のことで愚痴っぽくなったり、そのストレスを何かで発散しようとしている姿を見ているわけですよ。
そうすると、「やっぱり仕事ってそんなもんなんだなあ」と子ども心に入っていますよね。
【西野ゆきひろ】
うちの父はすごく働き者だったんです。
「有給休暇も使いませんし、休日も出勤します」みたいな感じで、しかも色々なところを単身赴任で点々としていました。
当時は大学卒業していないと出世は難しい時代でしたが、高卒で入って取締役まで上がっていくみたいに、結構頑張っていたんですよ。
ただ僕は、当時その姿を見ていて、あんな風に働きたくないと思っていました。
【川嶋政輝】
僕らの親の世代って大体そうだよね。
休日返上が当たり前だし。
土日は接待ゴルフなんか行って、仕事の一部みたいな感じじゃないですか?
【西野ゆきひろ】
帰ってきたら、ご飯食べて、お風呂に入って、速攻寝るんですよね。
そういう毎日を見ていて、「あんな風にはなりたくないな」って思ってたんですよ。
だから、今でこそ「スゴイことをしてたんだな」って実感しています。
でも、そのアンカーがあっての反発心で、ドロップアウトしちゃって大きく外れてしまいましたね。
ずっと「高校だけは卒業しとけ!」と言われていたんですが、「絶対してやるもんかー!」みたいに思っていました。
【川嶋政輝】
だいたい親が「こうしろ!」って言ったら、逆に振れますよね。
【西野ゆきひろ】
今の子どもたちは全員じゃないですが、受験生など親の言う通りに過ごす子も多いみたいです。
【川嶋政輝】
コメントにありますが、「ちゃんとしなきゃいけない感みたいなものがある」とのことですね。
でも、これは多くの人がそうじゃないですか?
やっぱり、子どもってすごく親の顔色を伺うよね。
それから似たくないと思うところが、実は似ているとかありますもんね。
【西野ゆきひろ】
よく聞くのが、お父さんをあまり好きじゃない女性が、いざ好きな人ができたり、結婚する人を見ると、お父さんに似てるところがあって「うわ~~」となるとのことです。
これは男性の場合も母親に対して同じことがあり得ますが、自分たちが気づいてないところで、非常にそういう影響って受けていますね。
【川嶋政輝】
今回のテーマ「社会の違和感に負けないための空海の教え」で言うと、今度2022年9月に高野山の団体参拝を行うので、今は弘法大師空海の教えを深めていこうキャンペーンの期間です。
その中で今の社会に対して、色んな違和感を持っていらっしゃる方が、きっと多いんじゃないかなと思うんですよ。
そことどう向き合っていくのかを、今日のメインテーマでお話ししたいです。
ストレス耐性の弱さと現実逃避のサービス
【川嶋政輝】
世の中の多くのお商売は、人の寂しさなどを紛らわすためにあるわけじゃないですか?
夜中にお酒飲みに行きたくなったり、夜起きてて虚しいなと思って、コンビニへフラッと漫画を立ち読みしに行ったりします。
その時、ちょっとお菓子を買って帰ったり、甘いものをいっぱい食べて、「仕事の疲れやストレスも今日は忘れたい」みたいな気持ちになったりするのです。
こうして、麻薬とまでいかなくても、現実逃避したい気持ちに応えるサービスが流行ってしまう現実があるわけですね。
マーケティングは、そこに見事にハマるように打ち込んでいって、人が無意識で求めている物を提供するのです。
その根源には「もう仕事めんどくさいな、逃げたいなー」という現実逃避したい気持ちや、むしゃくしゃしたもの、寂しいものなど色んなものがあって、それに答えてくれるものを探しているんですね。
結局ネット上で、何かをあげつらって「ほら、こいつの言っていることおかしいやん!」って批判したくなる気持ちも、ネット空間だったら、自分が言ったことに別に責任が問われることもなく、内心ではそれでちょっと憂さ晴らしできるからです。
敵を作って、それに対して「これはおかしいよね」ということで一体感を得て、何か寂しさを紛らわしたり、「自分の言っていることはまともだし、正しいよな」と思って、そういうものに浸っているわけじゃないですか?
これはネガティブな人と同じステージのことをやっているよね?
【西野ゆきひろ】
現代人のストレス耐性が年々弱くなってきている話があって、例えばドラマや映画でも同じです。
特に今のアニメ業界で主流になっている「こうしないと売れないよ」とまで言われているのが「主人公が最強」だということです。
これを「チート」と言ったりします。
僕も昔、ゲームやっていた時に「チート」があって、ある一定のコマンドを押すと、武器が全て手に入ったり、最初の設定で最強になって、レベル99から始められたりできました。
そういう裏技的なものなんですけど、そういった「チート化」された主人公じゃないと、もう見られなくなりつつあるとのことです。
なぜなら、一昔前は、アニメやドラマに人間的成長だったり、学ぶものがあったら、そこを楽しんで感情移入して「辛いよな、でも頑張れ!」といった感じで、一緒になって見るのが当たり前だったんですけど、今はもうそんなもんいらないという人も多いのです。
今はとにかくストレスなく見れるようにして欲しいから、葛藤などはいらないんです。
スポーツ大国のアメリカでも、スポーツ観戦で若年層がすごく減っています。
YouTubeを見ていると分かるんですけど、例えばスーパープレイ集など、良い所だけ・気持ち良い所だけを見たいから、そういう動画の再生数が数百万回いっているんですよ。
野球だったら打ててないところ、サッカーだったら失敗するところ、自分の応援しているチームが負けるところが嫌で見たくないんですね。
【川嶋政輝】
それじゃあ、阪神ファンはできないじゃないですか!(笑)
【西野ゆきひろ】
今のスポーツ観戦は試合が終わってから、ダイジェストで見るという手法が流行っています。
そうしたら見ている間に「負けたのか。くそー!」がなく、「あーそうか、負けたんだね」と感情の起伏を起こさなくて良いのです。
このようにストレス耐性が非常に弱くなっています。
心がちょっと弱くなりつつあるから、どうしても綺麗なものだったり、楽して癒されるなど、「これさえあれば大丈夫!」に飛びついてしまいがちで、それがより心を弱くしていくのです。
守られすぎる子どもたち、大人も?
【川嶋政輝】
幼稚園の先生からよく聞くのが、とにかく喧嘩させないんですね。
喧嘩させないために、「疑似喧嘩」で防具をつけてスポーツ的にやり合う時間を作ります。
そして、日常的に起こる喧嘩は必ず止めに入ります。
だから、喧嘩で加減を覚えたり、「子どもだからやりすぎても、ほどほどの怪我で済んだよね」となるけど、そういうリミッターが育たないまま成長したら怖いじゃないですか?
【西野ゆきひろ】
「ここまでやったら痛い」という経験が、ゴッソリ抜けるのがとても危険ですね。
僕は昔、猫が好きで飼っていたんですよ。
犬も飼っていましたし、動物好きです!
ゴキブリなどもできる限り殺したくないですし、蜘蛛もコップで捕らえて「行ってらっしゃい」と逃がします。
そして、昔飼っていた猫を生後2週間でもらっちゃったのです。
猫は生後一ヶ月間、親猫の下で暮らして、猫社会を知って兄弟喧嘩などをしないといけないんです。
動物の社会でも一緒なんですけど、僕たち人間の社会でも同じですよね。
でも、そんなことを言ったら、うちらの会社はある意味、喧嘩ばかりですよ(笑)
【川嶋政輝】
喧嘩というと少し語弊があることですが、ちゃんと相手に対して言いにくいことも言います。
例えば、西野さんがちょっとメンタル不調で一人で拗ねている時に「ちょっと拗ねているんじゃないの?」と突っ込みをいれるのは、めんどくさいじゃないですか?
これにはエネルギーが必要ですから、面倒な関わりしない所が多いですが、うちはそこを踏み込みます。
だって踏み込まないと、何のために一緒にやっている仲間なんでしょうか?
【西野ゆきひろ】
僕が楠葉に引っ越して、みんなと一緒に活動させて頂くようになって、見て見ぬふりをしてきた所や違和感を「それは何かおかしいよね」と指摘してもらったり、いじられたりしています。
【川嶋政輝】
例えば、「小中学校であだ名をつけちゃダメだ」という話はおかしいよね。
仲間の「羽賀ヒカル」の名前も実はあだ名で、しかも若干容姿をディスっているんです。
出っ歯だから「歯が光る」と、ミーティングで僕が付けたんです(笑)
【西野ゆきひろ】
それぐらい過剰になってきて、違和感があるけど、声をあげられない状況なんです。
でも、この違和感に声を上げなくなっていくと、どんどん人間味がなくなっていきます。
今の主流のアニメなども全て同じで、インターネットは色んな情報見れると思いきや、自分の見たいものだけに偏っていきがちです。
裏に泥臭いところがあるのを無視して、自分が見えているエリアだけキレイな夢の世界で、気持ちよければ良い。
実はその裏側で、大量の食材が廃棄されていたり、衛生状態が良くなかったりなど、そういったものはもう見たくないとなると、どんどんどんどん人間味が薄れていきます。
【川嶋政輝】
先ほどのアニメがチート化してる現象もそうだし、あとはアニメ映画やYouTube動画など、何でも早送りして見る人が増えていて、ここでも情報だけ取れたら良い、その時だけ楽しかったら良いなどと刹那的です。
やっぱり、メディアの見方が変わったのが大きいですよ。
スポーツ観戦でも「何が楽しいか?」というと、勝ったり負けたりしてる時に一緒に盛り上がったり悔しがったりなど、スポーツを見ることが目的というよりも、一緒に見てる人と場を共有して、コミュニケーションのタネとして、あるわけじゃないですか?
この前、むすび大学で勝田さんというオペラ歌手と対談してたんですが、音楽でも同じらしいです。
昔は夕方になったら「蛍の光」が街に流れたり、学校で帰宅の合図の音楽が流れるなど、みんなで共通の音楽を一緒に聞く場面が多かったんですね。
今は全員、スマホのイヤホンで個別に違う音楽を聞いています。
好きな音楽を、好きなタイミングで聞けるのが良いかもしれないけど、同じものを一緒に楽しむという、共感が生まれる時間が今すごく減っていて、だからみんな根本的に寂しくなるんでしょう。
その寂しさと向き合う時間がなくて、分かりあう人がいなくて、またその寂しさを紛らわしてくれる何かを求めてしまうわけじゃないですか?
それが人によっては、お酒を飲むことだったり、女遊びだったり、漫画に没入したりするという構図自体が、ちょっとどうなんだろうかという所ですよね。
【西野ゆきひろ】
ある思想家が謳っているのが「ベーシックインカムをみんなに配ること」です。
これは最低限の生活ができるくらいお金をみんなに渡して、さらに「メタバース」、いわば「ドラッグをやって気持ちよくなってもらって、後はすべて俺たちに任せろ」ということを、本当に理想として掲げている影響力の強い人もいます。
これはヤバいと思うけど、実際に世の中がそちらの方向に進んでいる現実もあります。
すぐにストレスは解消してもらえるけど、それは仮想・バーチャル、つまり作りだされたもので、現実が本当に良くなることはないんですね。
2022年9月19日にゆにわ塾で高野山参拝に行きますが、今の時代に1200年前の人である、空海を学ぶのはなぜでしょうか?
その理由や、空海の心のステージの教え、違和感ある社会の生き方などを続きのブログでお話します。↓
この社会への違和感に負けないための空海の教え②違和感社会の生き方~川嶋&西野
・ゆにわチャンネルのこちらのYouTubeバージョンもご覧ください。↓
2022年9月19日(月・祝)の高野山団体参拝ツアー「空海の秘儀」、もしご興味がある方は詳細をご覧下さい↓
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この記事をまとめた人
- 神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)
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