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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

【神道用語】知っておきたい神社・神様・御札の数え方

2017年8月28日 2017年08月29日

橋本ユリ

こんにちは、
北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

今回は、意外と知らない
神社の数え方、神様・お札の数え方
についてお伝え致しますね。



例えば、建物を数える時は
1棟、2棟、3棟と数えます。

豆腐を数える時は、1丁、2丁、3丁です。
靴を数える時は、1足、2足、3足と数えるように
モノによって表現の仕方は違います。

神社の数え方について



神社は建物だから、1棟、2棟と数えてしまう人もいますが
これは正解ではありません。
では、どう数えるのが良いかを言いますと、

神社は、「1宇(う)、2宇、3宇、」
もしくは、「1社(しゃ)、2社、3社」と数えます。

お寺も、宇と数える場合もあります。
もしくは「1山(ざん)、山(やま)」という漢字を当てて数える場合もあります。

橋本ユリ
余談ですが、教会の場合は、
堂(どう)という漢字を使います。
協会を数える機会はないかもしれませんが、
ちょっとしたマメ知識です。



神様の数え方について



神様は1人、2人と数えたらダメですから
気を付けてくださいね。

神様の正式な数え方は「一柱(ひとはしら)、二柱(ふたはしら)」、
もしくは「一座(いちざ)、二座(にざ)、三座(さんざ)」という風にして数えます。

例えば、古事記では

「以上の五柱の神を別天津神と申す」
「この十四柱を合わせ禊祓いの神様と申す」

このように神様の数を「柱」の数え方が採用されています。

橋本ユリ
神仏習合の観点から、
如来、菩薩系の神様も
「柱」というようにして数えることもあります。



御札の数え方について


御札の数え方についてです。
「一体(いったい)、二体(にたい)、三体(さんたい)」というように数えます。

橋本ユリ
御札や御守りは「物」だと思うから
1つ、2つと数えたくなるのだけど、
そもそも、何で「体」で数えるのかしらね。


羽賀ヒカル
お守りやお札は、神様の力が宿るモノ
また神様の分身と見立てて扱われるので、
「体」という表記になっていると理解すると納得できるかと思います。


橋本ユリ
納得です!
羽賀さんありがとうございます。



御神輿、鳥居、灯篭の数え方


御神輿、鳥居、灯篭などの数え方は、
「一基、二基」と数えていきます。
こういうものなんだと覚えておいてくださいね。

おみくじの数え方


おみくじの数え方は、
「一本(いっぽん)、二本(にほん)」です。

おみくじを何本も引くことは無いとは思いますが
仮におみくじを複数引いた場合は「一本、二本」と数えます。

今回は、意外に知らない神社の数え方、神様の数え方、
その他、神道の様々な用語に関する数え方としてお伝え致しました。

橋本ユリでした。

この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

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