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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

初詣とはいつまで?意味と由来・参拝作法(期間・時間など)を解説します

2018年1月4日 2019年01月11日

こんにちは、北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

「いつまでに行ったら初詣と言えるんだろう・・・?」

あなたは今年、初詣に行きましたか?
もしくは、行くタイミングを逃したと思っていませんか?

でも大丈夫。初詣は三が日だけじゃないんです。

今回は、これから詣でる人のために、知っているのと知らないのとでは大きく差が出る初詣のポイントについてお伝えします。

それでは参りましょう!

初詣の意味と由来


初詣は、地元の神様に「どうか一年間守ってください。よろしくお願いします」とお願いとご挨拶することが目的です。

実は初詣が日本人全体に根付いた歴史は浅く、明治時代前半と結構最近。


起源は、「年籠り」といって、大晦日から元日にかけて地元の氏神神社に家長(お父さん)が籠る習慣だったと言われています。

それが「除夜詣」「元日詣」の2日に別れていき、
江戸時代には「恵方詣」と言って、元日に吉方位の神社へお参りするという習慣に変わり、
明治時代くらいに今の初詣の習慣に変わってきたのではないかと言われています。

初詣のやり方


初詣の作法は、知らないことや誤解していることが多いもの。
「知ってるよ!」と思っても、今一度確認してみてくださいね。

期間はいつからいつまで?


「元日を過ぎた2日や、三が日を過ぎた4日でもいいの?」

  • 三が日のみ

  • 1月1日~15日

といった説がありますが、1月中であれば問題ありません。
元旦から三が日は人出が多いため、敢えて時期を外して5~7日あたりに行くのも手です。
運気上、本当の意味での2019年の始まりは、2月4日の立春から。それまでは繋ぎの時期になります。
この期間に、この一年間をどういう一年間にしたいかイメージすることが大事です。


「2回以上行ってもいいの?」

初詣は何回行っても構いません。
むしろ様々な神社へ参拝するほど、違う神様のご利益を得られるため、よいと言えます。

「仏滅でも大丈夫?」

悪い日取りに行ったら、その年一年に影響するのでは?と気になるところ。
でも、神社参拝に六曜は全く関係ないため、気にせずとも大丈夫です。

時間帯のルール


決まりはないので午後や夕方に行ってもOKですが、ベストは夜中以外で人が少ない時間帯。
一般的には朝早いほど空いています。
夜中になると魔物も横行したりして気が悪くなりがちなので、避けましょう。

神社とお寺、どちらに参拝すべき?


初詣場所の候補として、お寺と神社で迷うことも。
結論から言えば、どちらを選んでも大丈夫です。

その土地の神様に「どうか一年間守ってください」とお願いすることが初詣なので、どこであろうと問題ありません。

一緒に行く人が仏教を信仰しているなら、お寺に行ってあげたらいいでしょう。

喪中・生理中の参り方


橋本ユリ
この手の話の是非はよく問われますよね、羽賀さん。

羽賀ヒカル
そうですね。
わたしはOKだと考えています。


喪中・生理中に参拝してはいけないと言われる理由は、神様は「ケガレ」を嫌うという考え方から。

ただ、喪中・生理中をケガレていると考えるかどうかはその人次第なところなので、あまり気にせずともよいでしょう。

お願い事の仕方


事前に考えをまとめておくのがポイントです。

  • 一年間、どんなことをやっていきたいか?

  • 何に困っていて、どこを助けてほしいのか?


自分なりにはっきりさせておきましょう。

神様へ願いを上手にオーダーしたい方は、神社ノートを活用するのもおすすめです。

参拝するときには、まず名前を名乗り、
「年も守ってくださって健やかに一年間過ごすことができて、ありがとうございました。」
と去年のお礼と感謝を述べてから、

「産土神様、今年もどうか一年守ってください。応援してください。」
とお願いします。
そのとき、事前にまとめておいた考えを「こういう一年にしていきます。これを実現しました。」と誓ってイメージすることで、神様にお伝えしてくださいね。



この際、できるだけ人の少ないところで祈って下さい。

人が多いのは、人の気が集まってきてよいという意味合いもあるのですが、静かにお祈りするために、ちょっと離れたところで、遠くから遥拝(社殿の天空に向けて祈ること)がオススメです。

御朱印の作法


「混雑しているときは控えたほうがいい?」という遠慮は無用。

神職も期待を込めて神社に詣でている人が多いことを知っていますし、そのために増員している神社も多いです。

また、正月限定御朱印がある神社もありますから、ぜひチェックしてお参りしてみてください。

おみくじの活用方法


一年間の始まりなので、
「今年一年、わたしにとって必要なテーマを教えてください。今のわたしに必要なお言葉(メッセージ)をください。」
と事前に祈ってから引きましょう。

そうやって引いたおみくじの内容は、その年一年、あなたにとって必要なメッセージが書かれているはずです。

この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

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