神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

全国にある八幡(はちまん)神社の謎

2017年6月30日 2017年08月13日

こんにちは、橋本ユリです。
今回は、八幡神社についてお伝え致します。
皆さん、全国に神社、何万社あるかご存知でしょうか?
これ正解は、12万社です。
そのうち八幡神社は、何分の1くらい占めていると思いますか?
3分の1ほど占めています!


八幡神社は全国に4万社ある


つまり、12万社のうちの3分の1、
八幡神社、なんと全国に4万社あるんです。

おそらく皆さんのご近所にも八幡神社というのは
きっと探せば、あると思います。

という八幡神社なんですが
実はその信仰の起源、はっきりしたことは、
明らかになっていないんです。

別府大学の教授の中野義和さんという方が
この八幡についてずっと研究されていたんですけれども
八幡信仰には段階があると言われております。


八幡信仰の段階について



武神八幡信仰
八幡大菩薩という神様の信仰
応神八幡信仰
原始八幡信仰

と言う風にして、段階を経た信仰が
移り変わっているという事なんです。

八幡大菩薩の前が、応神八幡という事なんですけども
八幡信仰、つまり八幡、やはたの神様とは
一体どういう神様か。

八幡信仰の神様=応神天皇


これ、応神天皇であるという考え方なんです。


しかし、応神天皇よりも前、八幡信仰
八幡の神の信仰の原型はあったのではないかという事なんです。

それが原始八幡信仰ということなんです。

じゃあ一体、何の神様なのかという事なんですけども
これ有力な説というのが、新羅(しらぎ)
つまり、朝鮮半島からやってきた神様であるという事なんです。


じゃあ一体、何の神様か

神道の神様ではないのです。
これ実は、道教であったり、仏教の影響を強く受けた神様

これが八幡(やはた)の神、八幡(はちまん)の神として信仰されてて
その信仰を取り入れたのが、応神天皇ということから
元々の神様を応神天皇信仰にすり替えたという説が実はあります。

そこから、源氏が八幡を信仰するようになって八幡大菩薩信仰、
戦国大名が八幡信仰をすることによって、
武神八幡信仰というようにして
ずっと段階を経て今の八幡(はちまん)神社、八幡(やはた)神社
という風にして、ずっと信仰が移り変わってる。

こういったことを理解して、皆さんのご近所にある
八幡神社(はちまん)、八幡(やはた)神社に参拝すると
また違ってくるのではないでしょうか。

今回は、八幡信仰についてお伝えしました。

この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

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