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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

日光二荒山神社【参拝レポート】

2019年8月9日 2019年08月09日

こんにちは!北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

橋本ユリ
今回は、栃木県日光市にあります「日光二荒山神社にっこうふたらさんじんじゃ」についての記事をUさんに投稿していただきました。


  • 日光二荒山神社のご利益、御由緒

  • 大己貴命の神話

  • Uさんの参拝レポート


などについてお伝えします!

それでは参りましょう!

ご利益



  • 縁結び

  • 家庭円満、子授け

  • 安産

  • 困難を突破する


御祭神


二荒山大神ふたらやまのおおかみ

親子3神の総称です。以下のを祀っています。

  • 大己貴命おおなむちのみこと

  • 田心姫命たごりひめのみこと

  • 味耜高彦根命あじすきたかひこねのみこと


大己貴命の神話(根の国編)


大己貴命は、葦原の中津国にいた時に八十神やそがみ(お兄さんたち)に2度も殺されてしまいます。

そしてそこに留まれば、いつ殺されてもおかしくない状況でした。

そんな状況を見かねた、母の刺国若比売さしくにわかひめは、大屋毘古神おおやびこのかみの所に行かせます。
しかし八十神は、大屋毘古神のところまで追いかけてきます。

そこで大屋毘古神は血族である素戔嗚命がいる根の国へ行くようにアドバイスをします。
大己貴命は素戔嗚尊の6代目の子孫にあたります。

そして根の国で素戔嗚尊の娘である、須勢理毘売命すせりびめのみことに一目ぼれしその場で結婚しました。
須勢理毘売命は「素晴らしい神様が来られました」と素戔嗚尊に紹介します。
そこからが試練の連続でした。

大己貴命を招き入れた素戔嗚尊は、噛まれたら死ぬという猛毒の蛇が沢山いる部屋に一晩寝るように指示します。
そんなところで寝たら死んでしまうと須勢理毘売命は、こっそり蛇がおとなしくなるアイテムを渡して大己貴命を助けます。

次の日は、蜂とムカデのいる部屋に一晩寝かせます。
そこでも須勢理毘売命は、蜂やムカデから身を守るアイテムを渡して、大己貴命を助けます。

また次の日は、広い野原の中に射込んだ鳴鏑(なりかぶら)という矢を拾ってくるように指示します。
今までの試練に比べたら楽勝だと思っていたのも束の間、大己貴命が野原に入ったのを見届けたのちに、
素戔嗚尊は野原に火を付けます。

毎回助けていた須勢理毘売命も、今回は助けることができず、もう死んでしまったと嘆き悲しんでいました。
絶対絶命の状況だった大己貴命でしたが、その場にいた鼠が穴の中に隠れるように案内をしてくれなんとか、難を逃れることができました。また素戔嗚尊が射込んだ矢も、持ってきてくれました。

素戔嗚尊は、さすがに死んだだろうと思いながら、野原に出向くと、矢を持って大己貴命が立っていました。
とても気に入った素戔嗚尊は、次に自分の髪についている虫を取って食べるように指示します。
しかしそこにいたのは、食べたら死んでしまうくらい猛毒のムカデでした。
そこでも須勢理毘売命が助けてくれます。須勢理毘売命は、「この椋実と赤土を食べるように」と大己貴命に指示をします。
するとムカデを食べていると勘違いした素戔嗚尊は、満足して眠りにつきました。

「このまま、ここにいてはいつか死ぬ」と思った大己貴命は、この隙に逃げ出そうと、素戔嗚尊の髪を柱に縛り付け、扉の前には、大きな岩を置いて、動けないようにしてから、須勢理毘売命と逃げ出します。
その時に大己貴命は、素戔嗚尊が持っていた「生太刀」と「生弓矢」を持って、須勢理毘売命は「天詔琴」を持って一緒に逃げ出します。

しかし逃げている最中に天詔琴が鳴ってしまい、素戔嗚尊が起きてしまいます。
素戔嗚尊は葦原中津国に通じる黄泉比良坂まで二人を追いかけてきます。しかしなぜかそこで追いかけるのをやめてしまいます。
そして素戔嗚尊は、大己貴命に
「お前が持つ大刀と弓矢で従わない八十神を追い払え。そしてお前が大国主になって、須勢理毘売命を妻として立派な宮殿を建てて住め。」
と送り出してくれました。

そして大己貴命は大国主命となって、八十神を追い払い、今の出雲の国に宮殿を建てて住みました。そこから国作りを始めました。

という大まかではありますが、大国主になった神話があります。

この神話のように、どんな困難にもあきらめずに立ち向かい、そして突破するというご利益があるのではないかと思います。

御由緒


 霊場としての日光の始まりは、下野国の僧・勝道上人(735年-817年)が北部山岳地に修行場を求め、大谷川北岸に天平神護2年(766年)に紫雲立寺(現在の四本龍寺の前身)を建てたことに始まるとされる。

そして二荒山神社の創建は、上人が神護景雲元年(767年)二荒山(男体山)の神を祭る祠を建てたことに始まるとされる。
この祠は現在の別宮となっている本宮神社にあたる。

上人は延暦元年(782年)二荒山登頂に成功し、そこに奥宮を建てて二荒修験の基礎を築いた。その後、神仏習合の霊場として栄えることとなったと伝えられる。


wikipedia:日光二荒山神社参照

Uさんの参拝レポート


7月5日6日に日光で温泉と参拝に行きました。
本社と中宮祠、竜頭の滝を掲載します。
【入口写真】


【本殿写真】

【男体山登拝番付写真】

【二荒山神奥宮登拝口写真】

【親子杉写真】

親子杉・・・3本の杉が一つの根で繋がっていることから、家庭円満の御神木と言われています。

【日光連山遥拝所】

日光連山八峰の男体山奥宮、女峰山神社、太郎山神社、大真名子山神社、小真名子山神社、赤薙山神社、前白根山神社、奥白根山神社の遥拝所。実際に行けない方もこちらから参拝することができます。

【竜頭の滝】

【開運神布】2012年に中禅寺湖の温泉に滞在して、付近散策と参拝をしました。
決断力がついていたと気がつき、神恩感謝の参拝をしました。
山登りと温泉、滝などを巡って行く事をお勧めします。(男体山登山はハードです。)

まとめ


橋本ユリ
体力に自信がある人はぜひ男体山登山にチャレンジしてみてください。

この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

メルマガでも発信しています。

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