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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
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【カタカムナ】医師の間で話題?トンデモ論?謎に迫ります!

2019年11月27日 2019年11月27日

こんにちは!北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

橋本ユリ
「カタカムナ」をご存じでしょうか?

ご存じの方は古代文明に興味があるかた、もしくはスピリチャルの方面に、造詣の深い方かもしれません。
このように書くと「怪しい」と思われるかもしれませんね。


しかし、なぜか医師のあいだでも、話題になっていたりするのです。なにか病気に効くのでしょうか?
今回はカタカムナについて、客観的な角度から述べてみたいと思います。

それでは参りましょう!

カタカムナとは


カタカムナとは、古代文明について記述されている、とされる文献です。

書かれている文字は、なんと幾何学模様のような直線・円・点でできており、それが日本語の48音と、対応しているようです。
あいまいな表現が続いていますが、実はこの書物については、どこから出てきたのか、誰の手によって書かれたものなのか、はっきりしていません。

のちほどご説明しますが、この文書は突然、楢崎皐月(ナラサキ コウゲツ)によって、1949年に発表されたものなのです。

まず、カタカムナ文献の内容について、ふれてみましょう。

 

カタカムナ文献の内容と、カタカムナ文明について


まず書かれている文字が、カタカムナ文字です。のちほど、仮名との対応とされている表をお見せしますが、暗号のような形をしており、その内容についても諸説あります。

まず、文献の構成についてです。カタカムナ文献は、80首からできているようです。
これは、五七調のような5・7・5・7の音のかたまりになっているという説と、
一つの文章になっている説、そもそも文字じたいに意味がなく、一つの歌が抽象的な概念を表す、という説もあります。
しかし、どの説も80の歌(文章)からなっている、としているのは興味深いところです。

それは、ひとつの歌(文章)の表記が、外巻きの渦巻き状になっているからです。(中心から外側に向かって読んでいくようです。目が回りそうですね)
その渦巻きが80個あるので、80首の歌があるとされています。

内容については本当に諸説あって、その中のいくつかをご紹介いたします。
あくまで説であり、実証・裏付けがあるわけではありません。
しかし、世の中にはオーパーツのような、科学・考古学では解明しきれていないものもありますので、楽しみながら読んでみてください。

 

文明・高度な科学について述べている


この文献を発表した楢崎皐月によると、カタカムナ文献には、高度に発達した文明の科学について、述べられているというのです。
楢崎皐月はそれを「自然摂理」と呼んでいます。

具体的に言うならば、鋼・鉄の精製方法、農業全般、特に稲作についての細かい成育方法、(違う種類の稲どうしの交配による品種改良や、肥料の良しあし、水や日照時間の最適な状態など)、石や木などを使った器の作り方、布の生成方法と生糸の作り方、体調不良の治し方などの医療、国が豊かになるための統治方法や商業のありかたについて、人の道や人生観などの哲学等々、あらゆる分野の文明について、記述されているとのことでした。

古事記や日本書紀などの神話時代の文明の話ですから、これは驚異的なことです。また、80首の歌の中にこれだけの内容が盛り込まれている、ということも不思議なことです。
もしかしたら、別に高度な文明が発達していたのではないか、地球以外の星から来訪した宇宙人が、文明を授けてくれたのではないか、そう推論する人が出てくるのも、無理はないかもしれません。

さきほどオーパーツについて触れましたが、これは「その時代には作ることが不可能としか思えないもの」を指します。なんだかカタカムナ文献と似ていますよね。
せっかくですので、オーパーツのいくつかをご紹介致します。

 
◎水晶で作られた髑髏

これは、いくつかの場所で発見されており、インカ帝国時代のもの、と言われています。
機械によって削った痕跡がないため、当時の技術で作成するのは不可能ではないか、と言われています。多くの贋作も作られています。

 
◎コスタリカの石球

コスタリカ共和国の、密林のなかで偶然見つかったものです。まん丸ですよね。これは、完全な球にとても近く、生成は不可能とも言われていましたが、当時の技術であっても、時間はかかるが不可能ではない、との見方もあります。ただ、真球を作るにも、設計しなければいけませんから、不思議なものではあるでしょう。

 
◎アッシリアの水晶レンズ

イラク北部にある、アッシリアで発見されたものです。古代の墓ですので、紀元前のものであり、当時の技術では、レンズ加工は無理と言われています。ただし、工芸品の一つという見方もあります。

 
◎ネコの形をした土器

これは福島県で発見されたもので、縄文時代に作られたものです。
猫に似ていますが、何をモチーフにしたのかは不明です。
ただ、縄文時代に猫と人間が共存していたとなると、大きな発見になるかもしれません。オーパーツと呼ぶにはちょっと大げさかもしれませんが、興味深いものです。




ご紹介したオーパーツの画像です。

それでは続いて、他の説についてもご紹介しましょう。

 

神話時代の神々と戦ったという説


カタカムナ文献には、古代日本神話の神々と戦ったという記述がある、とする説です。
そうなると、紀元前前後くらいの年代になりますよね。
さきほどご紹介した技術がその頃にあったとすると、人類の進化の歴史とは、著しく異なります。そのため、その頃にとても進化した文明が存在し、それが何らかの理由で滅亡してしまった、その後に今の人類が進化していった、という説なのです。
もしかしたら、神々との戦というのも、高度な文明を持った種族どうしが争い、当時の人類からすると、その姿はあまりに常識を超えていたので「神」と位置づけたのかもしれませんね。
この説によると、カタカムナ文字を理解できる種族がいるとされ、アィシパーと呼ばれているようです。渦巻きと記号を、絵のような感覚でとらえるのでしょうか?
面白い説です。

 

カタカムナは生命の源であるとする説


カタカムナは生命の源であり、それを構成するもの(原子より小さい量子のようなものでしょうか?)からエネルギーが放出されて、宇宙全体が生きている、というものです。自分自身の中にエネルギーがあり、それは宇宙と同一である、とのことです。
量子力学の世界で考えるならば、関連性のある事柄とも言えます。カタカムナ文献だけで、そこまでひも解くとはすごいですね。

 

カタカムナは宇宙の構造を語っている!


カタカムナ文献は、宇宙から来た人(カタカムナ人)が書いたものであり、宇宙の構造について述べているとする説です。
今、住んでいる世界は物質から成り立つ世界で、その奥深くには目に見えない宇宙が広がっている、とのことなのです。
現在、4次元までは、人間が確認できています。(立体から時間の流れまで)
その上の5次元以上の世界が存在する、というのです!
その次元は10次元以上あると言われ、素粒子よりも小さい極小微粒子から成り立っており、そこにはすべてを創造する「神」が存在するというものです。
(アマナとも呼ばれているとか)
壮大な話ですね。

他にも様々な説がありますが、とても進化した文明が存在していた、と考える人が多いようですね。
では、それが表現されている「カタカムナ文字」とは、どのようなものなのでしょうか?

 

カタカムナ文字は不思議?


http://katakamuna-igaku.com/katakamuna.html にアイウエオとの対照表画像があります。それをもとに表を作成して頂ければ幸いです。)

上記のように、日本語の48文字と対応していると考えられています。

橋本ユリ
何か、暗号のような感じですよね。


この文献を発表した楢崎皐月は、カタカムナ文字を見た瞬間に、「龍体文字ではないか」と閃いたそうです。
第二次世界大戦中の満州に楢崎皐月が行っていたとき、道教の寺院の僧侶から、龍体文字の一種である「八鏡文字」について、教わったそうです。八鏡文字は、古代の文明について語っているので、カタカムナ文字もそうではないか、と思ったのです。さらに、文字の形などに共通点があったのでしょうか?
楢崎皐月は夢中になって、文字の点や直線の方向などを調べていくと、カタカナの発音にいきつき、それがアイウエオと対応することを突き止めました。

ちなみに、楢崎皐月はカタカムナ文献を解読はしましたが、その注釈は非常に難解で、内容については今もって論議されています。
また、カタカムナ文字を解読しようとする動きは、いまなお続いています。

では、そんなカタカムナ文献を発見した楢崎皐月とは、どんな人物だったのでしょうか?

 

楢崎皐月とは、どんな人物なのか


楢崎皐月は、1899年5月9日に生まれ、1974年に75歳で亡くなっています。

生まれは北海道とも山口県とも言われていますが、定かではありません。
ただ、北海道札幌市で育ったとされています。

その後、18歳のときに日本電子工業に入社しました。当時、専門的な知識がなかった楢崎皐月は一念発起し、働きながら電気工学を学びました。そこで理化学の面白さを知り、物理・化学をも学んだそうです。驚いたことに、それらは独学だったようです。

その頃から楢崎皐月は天才の片鱗を見せ、日本石油の協力のもと、絶縁油の生成に成功するのです。

当時、絶縁油は日本で生産できなかったので、楢崎皐月は瞬く間に注目の人となりました。
そのため、陸軍中将の石原莞爾の目にとまり、軍主体の会社を設立し(大日本炭油日工業株式会社)、石炭クズから石油を作り出す研究を始めたのです。

この後、第二次世界大戦中に満州に渡り、鉄鉱石から良質な鋼を作る技術を開発しました。
しかし、この研究は表むきのことで、実は原子力の研究をしていた、という説もあります。
ちなみに、さきほどの八鏡化美津文字と出会うのも、このころです。

敗戦後は星製薬に勤め、そこで「重畳波研究所」を創設するのです。
これは、食糧難であった戦後日本を救うための研究で、土地の電気の分布を計測することにより、その土地が豊かであるか、植物が育ちにくいかを判定する、というものです。

余談ですが、この星製薬の社長は星一(ホシ ハジメ)という方なのですが、その息子がショートショートの大家、星新一です。もしかしたら、星新一の自由な発想に基づいた小説は、父や楢崎皐月の影響も、あったのかもしれませんね。

 

楢崎皐月は、ついに重畳波の研究を完成させて「植物波農法」を確立したのです。

その後も、全国各地の電気分布の調査は続けられ、そのときにカタカムナ文献との出会いがあったようです。
カタカムナ文献を発見してからはその解読に生涯をささげ、医学・自然農法・天然食などの研究を、精力的に行いました。

そして、1974年の7月31日に亡くなられたのです。

楢崎皐月は、天才でもあり、努力家でもあったのですね。

それでは、核心でもあるカタカムナ文献の発見経緯について、お話しします。

 

カタカムナ文献 発見の経緯


楢崎皐月は、植物波農法の研究のため、全国各地で電気分布を調べていました。

ちょうど、六甲山でそのデータをとっていたときです。
金鳥山にさしかかり、電気分布を調査していたところ、「おまえさん、そんなものを置いたら、キツネや動物たちが怖がって、水が飲めないじゃないか!あそこの泉の近くの機材を、片付けてくれ」と言ってきた猟師がいたのです。
山の民と思われるその人物は「俺は平十字(ヒラ ジュウジ)だ」と言いました。
楢崎皐月は、申し訳ないとおもい、すぐに機材を片付けました。
すると平十字は言ったのです。
「あんたはえらい!お礼にこれをあげよう。」そう言って、巻物をくれたのです。
「この巻物はなあ、俺の父が宮司をしている神社のご神体だ。そこの山を少し降りたところに、神社がある。カタカムナ神社だ。お前さんのような優しい人なら、この巻物の価値がわかるじゃろう。これを役立ててくれ」そう言って、平十字は消えたそうです。

降りていくと確かに神社があり、そこに参拝したときに、楢崎皐月の頭の中に八鏡化美津文字のことが閃いたそうです。(この神社が、保久良神社とも言われています)

山を降りた楢崎皐月は、1949年にカタカムナ文献を発表しました。
このような経緯もあるため、文献の真偽が論争となっているのかもしれませんね。神話のような、不思議な話です。

ところで面白いことに、このカタカムナについて、医師が興味を持っていることが解りました。

 

実は医師もカタカムナに興味を持っている


カタカムナ文字そのもの、カタカムナの内容には、病気を治す力があるのではないか、として、医師から注目を持たれてもいます。

心療内科の医師はカタカムナを勉強し、いま目に見えていることに囚われることなく、思いの世界の大切さを認識した、と言っています。気の医学会での勉強会があったようです。
とあるアレルギー専門の医師は、現代医学の限界を感じ、カタカムナ文字を研究していくうちに、その文字の持つ力に着目しました。
その文字が描かれているグッズを使うと、体の調子が整うという声も寄せられた、とのことです。
アトピー専門の鍼灸院では、カタカムナ文字を使ったクスリ絵を使い、体質改善に役立てているそうです。

心の病気やアレルギー、アトピーなどは、体のバランスが崩れることにより発生するのかもしれません。
カタカムナは、心理的なアプローチからそれらを整えるもの、という試みなのかもしれませんね。

それでは最後に、カタカムナにまつわる神社について、ご紹介致します。

 

カタカムナの聖地、ゆかりある神社とは?


カタカムナ文献を金鳥山でもらったということから、「保久良(ホクラ)神社がカタカムナ神社である」と言われてきました。とはいえ、学会などで正式に認められたわけではありません。
しかし今なお、カタカムナの聖地として話題になっています。

この神社の主祭神は、須佐之男命・大国主命などです。

縄文時代や弥生時代の遺物もたくさん出土されており、磐座群という、石を祀った場所も残されています。また、遥拝所は日の出の方角に作られており、清らかで美しい風景が広がっています。この地域全体が、パワースポットとも言われています。

保久良神社全体が、神聖な雰囲気に包まれていますね。最寄り駅から少々歩きますが途中で梅林などもあり、ハイキングコース感覚で楽しめます。

 

保久良神社へのアクセス情報


住所:兵庫県神戸市東灘区本山町北畑680


公共機関:阪急電車 岡本駅より徒歩約25分

お車では、直接保久良神社まで行くことはできません。最寄りの有料駐車場からも800mほど離れておりますので、電車と徒歩が確実です。

行き方としては、岡本駅の大阪方面の改札を出ます。駅員さんがいらっしゃるほうですね。
改札を出て右へ曲がると、商店街があります。商店街を突き当りまで行って左へ曲がり、ずっと直進します。
すると、神戸薬科大学の看板がありますので、そこを左に曲がり、そのまま道なりに山の方へ向かうと、保久良神社の参道が見えてきます。
ちょっと距離がありますが、晴れて天気のいい日は、ハイキング感覚でとても気持ちがいいと思います。パワーをもらえそうですね。




保久良神社の御朱印です

 

まとめ


カタカムナ文明については謎に包まれています。
さまざまな説があり、グッズやセミナーなども多くあります。

効果などについては定かではありませんが、神話や不思議なものを調べてみるのも、面白いかもしれませんね。

神道や神社の観点からするならば、「気」「言霊」「穢れを祓う」という部分は似ているかもしれません。
保久良神社を参拝し、「気」を頂いてくるのもいいかもしれませんね。

橋本ユリ
※「カタカムナ」で検索すると様々な商品や講座、スピリチュアルなものが出てきます。
この記事は、それらとは関係がございません。もし購入等される場合には、自己責任にてお願い致します。

この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

メルマガでも発信しています。

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