空海と隕石衝突の伝説の地が凄すぎた
日本人の心に火を灯す、東洋思想及び神道研究家の羽賀ヒカルです。
羽賀ヒカル
今回は大阪府は交野市にあります「星田妙見宮(ほしだみょうけんぐう)」に、アシスタントのあんちゃと来ております。
あんちゃ
星田妙見宮伝承など
羽賀ヒカル
日本密教の祖でもある、空海も修行したというパワースポット「星田妙見宮」です。
星田妙見の「妙見」は、北極星と北斗七星のことです。
いわば、北極星と北斗七星の神様を祀る神社であり、また、隕石の落下伝説がある神社です。
それでは、これから参拝していきたいと思います。
実は、星田妙見は神社というよりも、空海が開いているのでお寺に近いと思います。
ご祭神であるアメノミナカヌシは後付けされたのではないかとも感じますね。
仏教では北極星や北斗七星を神格化した神様が「妙見大菩薩(みょうけんだいぼさつ)」で、道教と密教では「太上神仙鎮宅霊符神(たいじょうしんせんちんたくれいふしん)」という神様になります。
北斗七星の神様なので、一番大きなお祭りが七夕祭りなんですね。
では、参道を歩いていきましょう。
妙見信仰の伝来について書かれた看板もありますね。
聖徳太子ゆかりのお寺で、道教のお祭りをしたと書かれていますね。
こちらには、星田の降臨伝説について書かれた看板もあります。
大まかに説明すると、空海が祈っていたら神様が降りてきて3ヶ所に隕石が落ちました。
そのうちの1つがここ星田妙見宮です。
本殿へ
羽賀ヒカル
星田妙見宮は、山の上に本殿がありますので、ここからひたすら階段を登っていきます。
本殿に着きました!
あんちゃ
羽賀さん、これが御神体ですか?
羽賀ヒカル
そうです。
「織女石(おりひめいし)」と言って、星田妙見宮の御神体でもあり、枚方市には「天の川」という川があって織姫を象徴している岩です。
ここは、神社が建つ前から岩倉があって聖地とされていた地なのです。
この石は「おもかる石」と言って、願い事をしてから石を持ち上げ、重いと感じたら願いが叶うのが遠く、軽いと感じたら叶うのが近いという占いができる石です。
では、神社チャンネルの登録者30万人突破を占ってみようと思います。
いきますよ!
重かったね・・・。
30万人突破は、まだ先のことですかね???
あんちゃは婚期を占ってみたらどうかな?
あんちゃ
素敵なパートナーが見つかるか、占ってみようと思います。
いきますよ!
すごい重いです…。
だいぶ先ということかな~。
今年中には!
龍王の社
羽賀ヒカル
龍神様を祀っている神社もあるので、そちらも行ってみたいと思います。
はい、こちらは豊正龍王様、豊玉龍王様が祀られている龍神社です
龍神様よりも龍王様の方が位は高いんですよ。
あんちゃ
急にホウキを持ち出して、羽賀さんは何してるんですか?
羽賀ヒカル
掃除です。
参道にホウキが置いてあって、地元の方や参拝に来られる方が掃除するようになっているんです。
実はホウキ掛けが好きなんですよね。
あんちゃ
これで視聴者さんからの株を上げようという作戦ですね!
羽賀ヒカル
禅の修行で、ずっと庭をホウキ掛けするというのがあります。
でも、全く落ち葉が落ちてない状態は不自然じゃないですか。
だから、本当に悟った方は少し落ち葉を散らすという話があります。
あんちゃ
羽賀さん、いま全部掃いてますよ。笑
隕石落下のパワースポット
羽賀ヒカル
星田妙見宮の一番の見どころは、下りたところにある「登龍の滝」です。
そこは、隕石が落ちて山が欠けたところになるんです。
ここは、見てもらうとわかると思うのですが、山の中でもボコッと欠けているんですね。
昔、ここに隕石が落ちたことによって欠けたんです。
あんちゃ
その時にできた滝なんですか?
羽賀ヒカル
そうですね。
ここは弘法大師空海の時代に、隕石が落ちた特別な場所で禁足地として聖地になっています。
この辺りは何回か隕石が落ちていて、空海の時代の前にも隕石が落ちているでしょうし、空海の時代にも隕石が落ちたみたいです。
しかも北斗七星の方角からやってきた隕石ということで、神様を祀るようになったのです。
実際に祀られているのは仏様が多いですし、神社というよりもお寺に近いですね。
もともと空海の時代はお寺だったのでしょう。
それが神社に変わったということです。
おそらく、明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の流れでしょうね.
古い磐座信仰(いわくらしんこう)もあって、日本の古来からの神様も祀られていたのでしょうが、中国からきた道教や仏教の神様が多く祀られています。
あんちゃ
隕石が落ちやすい場所はあるんですか?
羽賀ヒカル
あるでしょうね。
隕石が落ちやすい場所はUFOとも繋がりがある場所です。
実際に、この「交野(かたの)」と言う場所は交わる野と書くんですが、天と地が交わる場所なので、隕石が落ちる、UFOがやってくるなどの伝承がある地です。
もう1つ近くにあるのが「河内磐船(かわちいわふね)神社」で、そこもUFO伝説があります。
あんちゃ
空海は、それを感じてここに建てたということですか?
羽賀ヒカル
そうですね。
ちなみに、この柵の向こうを見て下さい。
禁足地なので管理をされる時も、地に足を触れないよう飛び石の上を歩いていくんです。
あんちゃ
あの像は何でしょう?
羽賀ヒカル
あれは、不動明王のようですね。
このあたりで、空海がお祈りをしていたという伝説が残っていて、空海も非常に特別視した場所でしょうね。
参拝を終えて
あんちゃ
何だか幻想的な感じがしました。
お寺と一体になった感じが、あんまり見たことない神社ですね。
羽賀ヒカル
少し変わった神社ではありますが、ぜひお参りしてみてください。
今日は、北極星や北斗七星を祀る弘法大師ゆかりの地「星田妙見宮」に参拝しました。
今年2022年のゆにわ塾のテーマは「弘法大師・空海」で、一年の始まりに空海ゆかりの地に参拝できたことを意義深く感じています。
【半年間講座】今、解き明かされる「最澄と空海の秘法」
・神社チャンネルのこちらのYouTubeバージョンもご覧ください。↓
この記事をまとめた人
- ゆにわ塾歴8年、初期から神社チャンネルのライターをやっています。これからの激動の時代、人は神様と一緒に頑張らなくっちゃ!神様と人をもっと繋いで行きたーい、と願う神社大好きっ子です。
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