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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

古事記の三貴神とはどういう神か?

2017年6月25日 2017年10月22日

こんにちは、橋本ユリです。
今回は、古事記や日本書紀でも
有名な三貴神についてお話ししていきますね!



三貴神はどんな神様か




「アマテラス様」「ツクヨミ様」「スサノオ様」
この三柱の神様を総称して、三貴神と呼ばれています。
3つの貴い(たっとい)神様です。

三貴神と呼ばれる神様は、どのようにして生まれたか?

イザナギという神様が、黄泉の国に行って
穢れを背負って帰ってきたエピソードがあるのですが、
そのときに、日向の橘の『小戸の阿波岐原(おどのあはぎはら)』で
穢れの祓いをしていた際、最後の最後で

左目を洗って生まれたのが、アマテラス
鼻を祓ったときに生まれたのが、スサノオ
右目を洗った時に生まれたのが、ツクヨミ

とされています。
そして、この三柱の神様は世界を治める流れになり具体的には

天上界をアマテラス様が治め
海の国をスサノオ様が治め
夜の国をツクヨミ様が納めるようになったと言われています。

橋本ユリ
イザナギ様は、イザナミ様と夫婦だったけど、
神様の場合は、男性側から1人だけでも生み出すことができる設定なんですね。

羽賀ヒカル
古事記ではこのような記述になっていますが、
日本書紀ではイザナギとイザナミが交わって生まれた神とされています。
生まれの生い立ちの描写は古事記と日本書紀で違う所もあり、
そういうものなんだという感じで理解してもらえればいいのかなと思いますね。


三貴神として対応しているのは何か?


・アマテラス様は、太陽の神様
・ツクヨミ様は、月の神様
・スサノオ様は、地球の神様

このように対応していると言われており、
この意識を持って、太陽を眺めたり、月を眺めたり、地球を感じたりすると
今までと違った感覚を感じる事ができるようになります。
今回は、三貴神についてお話しました。

橋本ユリ
あ、終わる前にもう1個質問なのですが、
アマテラス様は女性で、ツクヨミ様、スサノオ様は男性ということでいいのですか?
アマテラス様が男性だった説の話や、ツクヨミ様を女性っぽい感じで描いている画像もあったりして
ちょっと気になりまして…

羽賀ヒカル
その解釈で大丈夫ですよ。
厳密には、神様には性別は無いという考え方もあるのですが、話の流れや古事記の漫画でも
アマテラス様を女性として描き、ツクヨミ様、スサノオ様を男性で描いている書籍が多いので
それをベースにしていた方が、独自で調べて勉強する際も混乱しないかなと思いますね。


合わせて読みたい記事
古事記に出る神様は実在するの?神様はどこにいるのか?

今回のテーマの記事では、自然や宇宙的な所と
対応しているというお話をしましたが、神様の諸説はいくつかあります。
他のパターンも知りたい人は、上記の記事で詳しくまとめておりますので
ぜひ合わせてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

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