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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

日本三大怨霊!平将門ミステリーと東京魔法陣

2021年8月12日

こんにちは、羽賀ヒカルです。

今回は日本三大怨霊(おんりょう)のひとつである平将門についてお伝えさせて頂きます。

都市伝説などでよく語られる平将門の伝説についてあなたはご存知でしょうか?

橋本ユリ
平将門って、「首塚」の人ですよね。

飛んできた生首って、ちょっと怖いです~。


羽賀ヒカル
怖いくらい強力な霊は、魔に対する守護の力も強いので、守りの砦にされてきた歴史があるんですよ。

今日は、そんな呪術的なお話もしましょう。

日本古来からの考え方とは?


古来から日本人は、天変地異や自然災害が起きるときはその原因に怨霊(祟り霊)があると考えてきた時代がありました。

特定の人達や世の中全体に対して、恨みを持つ霊が疫病や自然災害を引き起こす。

これは現代に生きる私たちにとっても、無関係なことではありません。

2021年、日本はコロナ禍の真っ只中ですが、私はコロナも怨霊が引き起こしたかのように感じられるところがあります。

コロナによってリモートワークとなったことで会社に出社しなくて済むようになり、それを喜んでいる。

これは、会社に行きたくなかったり、働きたくない人たちが潜在的に多くいたということです。

さらに言うと、現状の学校・会社・社会・政治などに対して恨みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

実は、そのような怨みや怨念の霊が積もり積もって大きくなった時に疫病が起こる。

これが日本古来の考え方の一つです。

今回のテーマは平将門ですが、近代にもこの怨霊伝説が残っているところがあります。

例えば、平将門の史跡や神社を建築や建設によって荒らそうとする人たちが現れると、それに関わった人たちが病気や事故に遭ったり、不運や不幸が起きて工事が中断するというような現象が起こっています。

鬼滅の刃と呪術廻戦に共通するもの


怨霊や祟り霊を知ることは重要なのですが、2021年の日本において流行している二つの漫画が存在します。

それが「鬼滅の刃」と「呪術廻戦」です。

鬼滅の刃の敵は鬼ですが、鬼は元々人間です。

人間に対して恨みの念を持つことで鬼化するのですが、これは怨霊なのです。

呪術廻戦の敵も怨霊や恨みの念を持った霊となります。

日本で流行している二つの漫画の敵キャラが、両方とも怨霊というのは滅多にありません。

また、呪術廻戦の中では三大怨霊が登場します。

三大怨霊は、菅原道真・崇徳天皇・平将門になります。

日本三代怨霊について


菅原道真




平安時代の貴族。

菅原道真は非常に頭がよくて志があり、人望や愛情もある貴族でしたが、当時の権力者は藤原氏で、私利私欲に満ちた藤原氏からすると煩わしい存在でした。

このことから菅原道真にあらぬ罪を着せて当時の九州の大宰府に左遷しました。

その結果、菅原道真は太宰府で不運な死に方をすることになってしまいます。

その後、菅原道真を左遷した藤原氏たちの間で、病気や変死など不幸な現象が頻繁に起こっていきます。

「これは菅原道真の祟りなのではないか」と思った藤原氏は菅原道真を神社として祀ります。

それが北野天満宮・太宰府天満宮・大阪天満宮なのです。

関東圏では湯島天神が有名ですが、今は学問の神様として信仰を集めています。

菅原道真が非常に頭が良かったことから学問の神様として祀られています。

崇徳天皇(崇徳上皇)




崇徳天皇の時代は、源氏と平氏の争いの真っ只中で、皇室内部や朝廷内でも対立が起きていました。

崇徳天皇自身もその争いに巻き込まれ、あらぬ罪を着せられて島流しに遭い、そこで不幸な死に方をしてしまうのです。

するとその後、都において疫病が流行したり、不運や不幸なことが起こったので、崇徳天皇の祟りだと当時の人たちは考えました。

そこで崇徳天皇の祟りを鎮めるための神社が建てられたのです。

平将門




平将門がなぜ怨霊になったのか?

なぜ神社の神様として祀られているのか?

それを知るためには歴史を知る必要があります。

歴史の教科書には以下の記述があります。

“939年に平将門の乱が起こりました。平将門は新皇を名乗りましたが、藤原秀郷それを平定するために立ち上がり、平将門を討伐したのです。”

教科書に於ける記述はこれだけしかありません。

時代背景に何があったのか?

平将門は平安時代初期の豪族でしたが、当時は中央集権国家が無秩序になっていました。

国司(今でいう県知事のような立場)が中央から派遣されていたのですが、 国司が地方で好き勝手な振る舞いをしていました。

過剰な年貢の取り立てや、重労働を命令し、農民たちが苦しんでいたのです。

それを聞いて立ち上がったのが平将門でした。

国司達から地方を治める権限を奪って、関東八カ国をまとめていったのです。

民衆や年貢の取り立てで苦しんでた人達からすると、平将門はヒーローとなりました。

民衆の人望を集めていき「俺は関東の王様になる」と言わんばかりに平将門は新皇を名乗ったのです。

こうなると京都にある朝廷が黙っているはずはありません。

「(平将門を)討ち取ったものは誰でもいい、貴族にしよう」と賞金首にかけられ、それを聞いて立ち上がった藤原秀郷に平将門は討ち取られてしまいました。

※「貴族にしよう」というのは「賞金はいくらでも払うから誰か平将門を討ち取ってくれ」という意味合い

これにより平将門は朝廷に歯向かったということで逆賊となり、歴史上「悪い奴」といったレッテルが貼られてきたのですが、そのイメージが変わった出来事がありました。

それが1976年に放送された「風と雲と虹と」というドラマです。

平将門を主役とするドラマなのですが、ここで平将門は善人として描かれています。

「実はそうだったんだ」と認識が変わる一つのきっかけとなりました。

東京魔法陣とは?


平将門は、当時の関東圏に住んでた人達からすると、人望があり、応援も受けていました。

それだけエネルギーとパワーがある人物だったのでしょう。

そのことを分かっていた人物の中に、江戸幕府を開いた徳川家康とそのブレーンである風水師の天海というお坊さんがいました。

家康は江戸城を守るために、様々な霊的な結界・バリアを張っていきます。

特に江戸城の北側に北斗七星の順番となるように神社を祀っていったのですが、祀られているのは全て平将門です。

それだけパワーがある心霊だったのです。

北斗七星を形作るように建てられた七つの神社は、鳥越神社・兜神社・将門の首塚・神田明神・筑土八幡・水稲荷神社・鎧神社なのですが、北斗七星といえば、北極星が必要になってきます。

その役割をしているのが日光東照宮となります。

これらの神社は、江戸幕府に対して恨みや嫉妬、もしくは撲滅を願って呪いをかけてくる人たちがいて、そのような呪詛・怨念から守るための霊的なバリアになっていました。

江戸幕府への呪詛・呪いに対抗する為に、平将門の怨念でバリアを張っていたわけです。



ちなみに私は昨年、将軍塚に参拝させていただきました。

東京駅から非常に近いので、東京に行く機会があれば参拝してみても良いかと思います。

また、かつて神社チャンネルの企画で参拝させて頂いたことがある神田明神も平将門が祀られています。

神田明神という名称については、平将門が討ち取られた際の出来事に由来します。

平将門は討ち取られた際、京都でさらし首にあいました。

しかし、さらし首になっても、将門は目をカッと見開いて「くそ~!俺を討ち取った者共め、俺の体はどこだ! 俺の体はどこだ!」といつまでも言っていたそうです。(真相は不明)

そして、このさらし首が京都から飛んで辿り着いたのが、将軍塚といわれています。

しかし体は今の神田明神にあり、首は体の近くまで飛んで行ったのですが、あと一歩及ばなかったのです。

将門の体があった為、体明神⇒からだ明神⇒神田明神というようになったと言われています。

羽賀ヒカル神社チャンネル「平将門の怨念と出雲族と大和族 ~神田明神で開運するお参りの仕方~」

呪い対策としての結界システム


北斗七星を形作るように建てられた神社は結界になっていて、この結界が崩れるときに日本もピンチになるという都市伝説があります。

山手線を建築する計画が立てられた際に、山手線による結界のエネルギーの分断から守るため天変地異が起こりました。

それが関東大震災だったのです。

これをどう捉えるかは貴方次第なのですが、一つ言えることがあります。

日本にはこのような怨霊鎮めや、呪い対策としての結界というシステムが古来からあったということです。

このコロナ禍という時代の流れの中で、怨霊鎮めのために建てられた神社を見つめ直してみることや、怨霊という存在として言われた平将門を見つめ直すことも重要なのではないかと考えます。

関東圏にお住まいの方は、平将門にまつわる神社を参拝しても良いと思いますし、平氏が祀られている神社や平氏が崇敬していた神社などに参拝してみるのも良いと思います。

橋本ユリ
平将門さんは、今も日本を守って下さっているんですね!

それ以外の怨霊さんたちも、有難いです。

神社にお参りに行きます!


羽賀ヒカル
コロナの時期だからだからこそ、ぜひ行ってみて下さい。


今回は「日本三大怨霊!平将門ミステリーと東京魔法陣」についてお伝えさせていただきました。

あなたの開運をお祈りしております。

羽賀ヒカルでした。


こちらの神社チャンネルのYouTube動画バージョンも是非ご覧ください↓


これらの記事も合わせて読むと、開運の秘訣がわかります。

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