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神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

吉備津神社【参拝レポート】

2019年9月24日 2022年11月27日








こんにちは!北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

橋本ユリ
今回は、岡山県岡山市にあります桃太郎伝説で有名な「吉備津神社」についての記事をNFさんに投稿していただきました。


  • 吉備津神社のご利益、御由緒

  • ご祭神の神話~桃太郎伝説の元の伝承


などについてお伝えします!

岡山には吉備津神社と吉備津彦神社があり、両方お参りすると良いと言われています。
今回は【吉備津神社」です。

それでは参りましょう!



ご利益



  • 延命長寿      祭神「吉備津彦大神」は大変な長寿でした。

  • 産業の守護     製鉄技術に優れた一族でした。工業・運輸交通関係者が特に崇拝されます

  • 安産育児      桃太郎のような丈夫な子どもに育つように

  • 縁結び・夫婦円満  大吉備津彦命の妻、百田弓矢比売(ももたゆみやひめ)が一緒に祀られている

  • 学問・芸術の神   虚空蔵菩薩とも言われるご祭神は知恵を授けて下さいます。



ご祭神




主祭神 大吉備津彦大神(おおきびつひこのおおかみ)

社歴・由緒


(神社ホームページ概略)
吉備津神社は岡山県岡山市にあり、大吉備津彦大神を主祭神とする山陽道屈指の大社です。

大吉備津彦大神は、記紀によれば、崇神天皇の時、四道将軍のひとりとして、この地方を平定しました。
古来より、吉備国開拓の神として尊崇されます。
国宝の「吉備津造り(比翼入母屋造)」の勇壮な社殿や、釜の鳴る音で吉凶を占う鳴釜の神事、
またご祭神は、桃太郎伝説のモデルで知られています。

「桃太郎伝説の元話」



『むかしむかし異国よりこの吉備国に空をとんでやってきた者がおりました。
その者は一説には百済の皇子で名を温羅(うら)といい、目は狼のように爛々と 輝き、
髪は赤々と燃えるが如く、そして身長は一丈四尺にもおよび腕力は人並みはずれて強く、
性格は荒々しく凶悪そのものでありました。

温羅は新山に城を築 き都へ向かう船や婦女子を襲っていたので、人々は温羅の居城を鬼の城と呼び恐れおののいていました。
都の朝廷もこれを憂い名のある武将を遣わして討伐しよ うとしましたが、すばしこく変幻自在の温羅を誰も討伐できず
都に逃げ帰る有り様でありました。

そこで武勇の誉れ高い五十狭芹彦命が派遣されることになりま した。
大軍を率いて吉備国に下って来られた命は吉備の中山に陣を敷き、片岡山に石盾を築き戦いの準備をしました。

ついに命は温羅と戦うことになりましたが、不思議なことに命が射た矢と温羅が投げた石が悉く空中で衝突し海に落ちてしまい
苦戦を強いられることとなりま す。
そこで命は考えをめぐらし一度に二矢を射ることができる強弓を準備させ、一度に二つの矢を射ることにしました。

すると、一つの矢はいつものように海に 落ちてしまいますが、もう一つの矢はみごとに温羅の左目に突き刺さりました。
温羅は驚愕し雉に姿を変え山中に逃げますが、命はたちまち鷹となって追いかけ ます。
温羅は命に捕まりそうになると、今度は鯉に姿を変え、自分の左目から迸った血で川となった血吸川に逃げ込みます。
命は鵜に変化し血吸川を逃げる温羅 を見つけ噛み上げついに捕まえることに成功します。
捕まった温羅は命に降参して、人民から呼ばれていた吉備冠者を命に献上したので、
これ以降命は吉備津彦 命と呼ばれることとなりました。』


パワースポット


(ホームぺージ概略)
「御釜殿」
鳴釜神事という古来神事があります。
この神事は吉備津彦命 に祈願したことが叶えられるかどうかを釜の鳴る音で占う神事です。

この神事は御祭神の温羅退治のお話に由来します。
命は捕らえた温羅の首をはねましたが、不思議なことに温羅は大声をあげ唸り響いて止むこと がありませんでした。
命は家来に命じて犬に喰わせてドクロにし、お釜殿の釜の下に埋めても、鳴りやむことがありません。

命は困り果てていた時、夢枕に温羅の霊が現れました。
『吾が妻に、ご飯を高してください。世の中に何かあるとき、かまどの前に座ってくださったら、
幸いあるときにはやさしく鳴り、災いあるときには、荒ぶり鳴ろう。」
と告げました。

お釜殿にてこの神事に仕えているお婆さんを阿曽女(あぞめ)といい、温羅が寵愛した女性と云われています。

ご朱印



絵馬やお守り色々

アクセス






住所 〒701-1341 岡山県岡山市北区吉備津931
電話  086-287-4111




参拝レポート


駅を降りると、案内が
吉備津彦様のお姿も

松林を通って行きます

神社が見えてきました

お手水
階段を上がって・・・
拝殿です。
横からみたところ
これは、桃太郎のお話。おみくじ塔にあります。
色々なおみくじがあります。「女性の幸せ」というおみくじを何気に引いたら・・・。
なかなかセクシャルな内容で、びっくりしました(笑)
学問の神様 菅原道真公です。
祈願トンネルには絵馬がいっぱい
おみくじもこうやって結びます。
長い廊下です

途中で色々なお宮があります。蛭子社です。
岩山社 吉備の国の地主神様です。

この回廊の終わりに、鳴る釜神事の釜屋があります。

感想


桃太郎伝説ですが、鬼に「うら」という名前があり、祭りの日は「うらじゃ踊り」といって
お顔に化粧して踊ります。鬼はけして怖がられているばかりでもないようです。

鳴る釜神事は、本当に神秘的です。釜の音が鳴るといいそうですが、
2人でいても、片方の人しか聞こえないこともあると、おばあさんが説明してくれました。

まとめ


橋本ユリ
民話が神話から生まれている事が良く分かる神社ですね。
桃太郎伝説のルーツを見つけに来て下さいね。







この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

メルマガでも発信しています。

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