神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

2022年の金運はえびす様に学ぼう 西宮十日えびす

2021年12月31日

日本人の心に火を灯す、東洋思想および神道研究家の羽賀ヒカルです。

今回は「2022年の金運はえびす様に学ぼう 西宮十日えびす」というテーマで、えびす信仰とは一体何なのか?

そして、2022年の金運で何が大切になってくるのかをお伝えしていきます。

橋本ユリ
羽賀さん、来年の運勢が気になってくる時期ですね。

私は恋愛運と金運をアップしたいなあ!

羽賀ヒカル
金運を上げる方法は福の神、えびす様が教えて下さいますよ。

特に2022年の金運にはバッチリです。


「えびす信仰」と「ひるこ信仰」


まず最近の気になるニュースを2つ

  • 大阪市内で新型コロナウイルスのオミクロン株の感染者発生
    オミクロン株は非常に感染力が強いため、外国人の入港規制をどう考えるかが議論になっています。

    様々な方の意見を総称すると、非常に感染力が高く、いくら入港規制をしても防ぐことができないのではないかと言われています。


  • 2021年12月21日、東京都武蔵野市で外国人の住民投票参加を認める条例案が反対多数で否決
    外国人の参政権問題は国益に関わるため、保守系の方たちは反対されている方が多く、移民とどう向き合っていくかという問題は今後議論されていくと思います。



一見関係なさそうなこのニュースと「えびす様」がどんな関わりがあるのかをお伝えします。

「えびす様」というと、おそらくエビスビールのパッケージのように、釣竿をもって笑顔の「えびす様」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

この釣りをしてる神様という点がポイントです。


「えびす様」の「えびす」ですが「蛭子」と書くことがあり、これで「えびす」とも「ひるこ」とも読み、平安時代からあった別々の「えびす信仰」と「ひるこ信仰」が1つになり習合していったのです。
この「蛭子」には「海から流れ着いたもの」という意味合いがあります。
当時の日本には海から流れ着くものの一つにクジラの水死体があり、日本人はこのクジラの水死体を神様が宿るものと考えました。


クジラの水死体だけではなく、人間の水死体も流れ着くことがあり、気持ち悪いと思うかも知れませんが、日本人は違います。
「えびすじゃ、神様の宿ってるものじゃ」という風に祀ったという歴史があります。
クジラの水死体のように海から流れ着くものや、海外からやってくる人たちのことを「蛭子(えびす)」といいました。

「えびす」と表す漢字は色々あり、例えば「恵比寿」「戒」「夷」「胡」など20パターンくらいあります。
「戒」「夷」「胡」などは古代中国の民族の名称などとして使われていることもあり、「蛭子(えびす)」とはこの民族が日本に渡ってきたのではないかという説もあります。

ポイントをまとめると「えびす信仰」は、海から流れ着いたものを神なるものとして祀っていたというところが重要です。

「蛭子(ひるこ)」を大和言葉でいいますと「子」というのは男性のことなのです。
例えば日本史に出てくる飛鳥時代の蘇我馬子や小野妹子は男性であり、女性は「め」とあらわされます。
「ひるこ」と対となる神様は「ひるめ」とされ、これは「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」のことなのです。

つまり、太陽の女性神としての「ひるめ」と、太陽の男性神としての「ひるこ信仰」が対としてありました。
「ひる」というのは真っ昼間の「昼」なので太陽神であったということです。
この「ひるこ」という神様が古事記ではイザナギとイザナミが最初に産んだ神様として書かれており、五体不満足であったため葦船に入れて水に流すというところから神話が始まります。

これは昔あった男性の太陽神信仰を水に流し、太陽神は女性神の天照大御神で定めるようになったという象徴として捉えることができます。



「蛭子(ひるこ)」というのは古事記の中で水に流されたという神様ですが、他にも「ひるこ」の解釈としては何十通りもあるので、今は一つの解釈をお伝えしているに過ぎません。

「ひるこ」は水に流されたもの、「えびす」も海から流れ着いたものということで、この「海から流れ着く」というイメージが合わさり「えびす」イコール「ひるこ」として習合していき、一緒に祀られるようになったということです。

「えびす様」の釣りをしているイメージは、日本の神話ではオオクニヌシノミコトの神話と近しいのです。出雲の国にコトシロヌシという神様がおられ、オオクニヌシノミコトがコトシロヌシに意見を伺いに行くという場面があり、その時コトシロヌシは釣りをしており、ここでも海というものに関係しています。
このように、海外からやってきたものや水に流されたものを神なるものとして捉えていくのが「ひるこ信仰」なのです。

この「ひるこ」の神様が祀られているのが兵庫県にある西宮神社であり、近くにある広田神社はもっと歴史が古いです。
もともと西宮神社は、広田神社の摂社(本社に付属し、その祭神と縁故の深い神を祀った神社)であったのが分かれて重要視されるようになりました。


2022年の金運をあげるために大切なこと


2022年の金運というテーマでお伝えすると、最近個人事業主でも大企業でもうまくいってる方というのは、海外との付き合いをうまくされています。
海外というものには、外国資本のサービスも含め「YouTube」「TikTok(ティックトック)」「Facebook」なども海外からやってきたものという意味では「えびす」です。

日本には歴史的に、以下のように海外からの文化を取り入れる時期とシャットアウトしている時期がありました。
「海外からやってきた知恵を受け入れて日本流にアレンジして使っていた時期→「白紙に戻そう遣唐使」の菅原道真のように平安時代は実質鎖国で国風文化という日本らしい文化を作り上げた時期→もう一度海外から文化を取り入れていた時期→江戸時代の鎖国→明治時代は再度海外から文化を取り入れた」
この様に日本人は、海外から取り入れた後、シャットアウトして日本らしい文化を作っていくということを歴史的に繰り返していきます。

もともと日本人には海外からやってきたものもうまく生かしていくという思想があり、それは海から流れ着いたものは神であるという「えびす信仰」なのです。
金運がいい方は外国のサービスをうまく生かしており、2022年もこの傾向は続くと考えます。

また、鎖国のようにシャットアウトすることによる問題点があります。私が最近聞いたところですと半導体の輸入問題です。コロナ禍によって半導体が日本に入ってこなくなってきており、車の生産や各種製品の製造が止まっているという現状があります。
しかしこのような状況でも、小さい会社で上手に裏ルートを使って仕入れて、売り上げを伸ばしているところもあります。

2022年の金運という意味では、海外の人たちとの付き合い方が重要になってきます。
これは私たちの人生においてもいえる事で、今まで受け入れたことがない異物とも思えるような異なる価値観を海外から受け入れることは、ある意味成長のチャンスかもしれないのです。
そして異なる文化や海外からやってくる人たちを受け入れるときに重要になってくるのが「えびす」の思想であり、言霊で言うと「笑顔」なのです。



「えびす様」はいつも笑っており、コミュニケーションの基本というのは笑顔です。
ずっと笑顔でいようと思ったら、重要なものは忍耐力であり我慢強くないとずっと笑顔でいることはできません。
この「えびす信仰」は人間に強いメンタル力を与えてくれる神様と捉えることもできます。

えびす様の功徳がもっとも降りる日


この「えびす様」の功徳が特に降りるとされているのが1月10日に西宮神社で行われる「西宮十日戎」のお祭りです。
「商売繁盛で笹もって来い」というえびす囃子のように、どんな人が商売繁盛するのかというと

  • 異物を受け入れてうまく生かしていく人

  • メンタルが強い人

  • 何があっても笑顔な人


このような人は必ずうまくいくでしょうし、これが「えびす様」の導きです。


私は西宮の十日戎に大学生の頃から20年近くお参りさせていただいております。
毎年お参りするというのは忍耐力がいることで、我慢強くないと難しいことで、そのように物事を継続している人はメンタルが強くなり、笑顔力が高まります。
このような功徳を授かりたい方に、西宮えびす信仰がおすすめです。


橋本ユリ
えびす様の笑顔の影には、長い努力と忍耐力があったんですね!
あと、海外からのものが2022年の金運キーポイント!SNSの発信を来年からはじめようかしら?

羽賀ヒカル
始めたことを長ーく続けていくと、えびす様のご加護があると思いますよ!


2022年1月9日(日)に、ゆにわ塾主催で西宮の十日戎初詣セミナーを行います。
今回は事前にオンラインのセミナーをご覧になっていただいてから、1月9日に現地に集合して団体参拝するというになります。
もし当日ご都合が合わない方はオンラインセミナーなので動画をご覧になっていただき、ご自宅の近くのえびす神社にお参りするという形をとっていただいてもいいと思います。

《2022年初詣セミナーの詳細はこちらから》

今回は「2022年の金運はえびす様に学ぼう 西宮十日えびす」
あなたにえびす様の功徳、笑顔の功徳、外からやってきたものと仲良くしていき、その導きによって開運していくということをお祈りしております。

こちらのYouTubeバージョンもご覧ください↓


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