【日本国はじまりの場所・飛鳥】飛鳥坐神社を巡る
あなたの心に火を灯す、東洋思想及び神道研究家の羽賀ヒカルです。
今回は2023年のみたましずめセミナーの下見に行った神社をご紹介します。
羽賀ヒカルと仲間の参拝下見レポート
羽賀ヒカル:今日は、ゆにわ塾講師のこがみのり、川嶋政輝と三人で奈良の飛鳥に来ています。
こちらが、飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)です。
実はかなり歴史のある神社で、創建はいつの頃か分からないのですが、神武天皇が東征してきて橿原宮(かしはらみや)で即位したということで、わかる限り、最古の都が飛鳥です。
飛鳥は、お寺はあるし、古墳もかなりありますが、神社は少ないんです。
羽賀ヒカル:先ほど聞きましたが、飛鳥氏という方がずっと歴代管理されていて、なんと87代目というすごく歴史のある神社です。
今からお参りしていきたいと思います。
川嶋政輝:はい!
羽賀ヒカル:実は前からチェックしていた神社で、2月4日の立春のときに「おんだ祭」っていう祭りがあるんですが、すごい奇祭のうちの一つです。
もう簡単に言うとね、これはセックスのお祭なんですよ。
川嶋政輝:本当にリアルにその体位で、天狗のお面の人と福の神のお面の人が、そういうことをするというお祭ですね。
羽賀ヒカル:祀られているのは確か、高御産巣日神(タカミムスビ)かな。
事代主(コトシロヌシ)も祀られていますね。
前から来てみたかったのですが、意外に近くて、結構歴史ありそうな神社なのです。
「当神社の創建は定かではありません」と書かれています。
八重事代主(コトシロヌシ)が祀られていますが、オオクニヌシ命の第1皇子ということで、出雲系の神様に関係があるとのことです。
飛鳥の神奈備山(※注1)ということで、お参りしていきましょう。
※注1:神奈備山(かんなびやま)
神の鎮座する山、ご神体として直接崇敬の対象とされる山。
羽賀ヒカル:あ、磐座だ。
※注2:磐座(いわくら)
男根をかたどった陽石
川嶋政輝:すごいね、竹が。
羽賀ヒカル:確かに、八坂と金毘羅さんがある。
こがみのり:ここいいねー。
川嶋政輝・羽賀ヒカル:いいっすね、いいっすね。
羽賀ヒカル:確かに、飛鳥の神社って、ここしかないですもんね。
来る予定なかったけど、思いもよらぬいい神社!
スタッフ:そうですね、めちゃいい神社ですね。
羽賀ヒカル:この山自体が御神体的な感じになっていて、昔から祈ってきた場所なんだなっていうのは感じますね。
これはもう間違いないですね。
いやあ、これは思わぬいい神社です。
やっぱり来てみるものだな。
※力石「女性は右手、男性は左手で持ち上げられると、幸せがつかめると言われています。」
こがみのり:やってみてよ、羽賀さん。
非力な羽賀さん、いけるかな?(笑)
羽賀ヒカル:やってみますよ。
あー無理!
こがみのり:浮いてないよ~。
川嶋政輝:全然浮いてない!(笑)
羽賀ヒカル:川嶋さん行ける?左手。
手が、でかいもんなー。
みんな:おお~~!
スタッフ:これは既婚者との違いかなあ(笑)
こがみのり:女神の応援がないから(笑)
羽賀ヒカル:手のでかさとかじゃないのー?
川嶋政輝:確かに、腕力や握力やわ。
(神社の外に社務所を見つける)
羽賀ヒカル:行ってみましょうか。
川嶋政輝:ちょっとお話を伺えたりしないかなあ。
羽賀ヒカル:確かに(ピンポーン)
こがみのり:こっちの授与品置き場がなんか、すごいことになっているよー。
川嶋政輝:これなんか、男女やで。
羽賀ヒカル:すいませーん。
お守りご購入します~。
川嶋政輝:なんで、自分に「ご購入」やねん。
羽賀ヒカル:確かに~
スタッフ:「珍珍鈴」って書いてある。
羽賀ヒカル:チンチン鈴。
すごいな、これ。
こがみのり:村長(同僚のあだ名)に、どれ買ってあげるの?
川嶋政輝::これがいいんじゃないですか。
玉がふたつ付いている(笑)
(社務所の方が出てくる)
羽賀ヒカル:すごく綺麗ですね、これとこれください。
お名前、飛鳥さんなんですか?
飛鳥さん:はい、そうなんです。
羽賀ヒカル:嫁がれたんですか?
飛鳥さん:私は嫁いだ者ですね。
主人は87代目になります。
羽賀ヒカル:87代目!?すごい!そうなんですか。
87代目ってすごいですね、ほんまに天皇レベルやわ。
川嶋政輝:すごいですね。へえ。
すごく良い空気の神社だな、と思って。
飛鳥さん:ありがとうございます、普段は静まり返っていますのでね。
川嶋政輝:おんだ祭りって有名ですね。
本当は今年も伺いたかったんですけど、今年は内々でされたんですか?
飛鳥さん:そうなんです。
宮司とお祭り保存会の人がお面を手に持ってね(コロナ対策で)
お面をつけて皆様のお尻をたたきまわるのですが、疲れますから、色々な方が交代でお面をつけます。
その関係上、コロナのもしも無症状の方がつけられて感染が広まったらいけませんので、内々でということだったんです。
羽賀ヒカル:ぜひ寄せてもらいたいですね。
(飛鳥さんが、川嶋政輝が手に取った箱を見て)
飛鳥さん:これは、特別に飛鳥で窯を開かれている陶芸士さんが焼いてみえるので、これだけ少しお高いのです。
川嶋政輝:なるほど。
この袋のお守りは、これですか?
飛鳥さん:ちょっと光り方がね。
川嶋政輝:いい黒光りの。
(アハハハ~)
こがみのり:おみくじみて!
ほら、「一家の繁栄は神棚より来る」って。
川嶋政輝:えー、マジっすか!?(奥様が神棚のデザインを作っている最中)
みんな:ありがとうございます~!
羽賀ヒカル:はい。ということでお参りしてきました。
初めてお参りしたんですが、むちゃくちゃいい神社でしたね!
前からチェックはしてたんですけど、本当にありがたい機会をいただきました。
川嶋政輝:羽賀さん、お守りの紹介を。
はいこれ、珍珍鈴。
羽賀ヒカル:すごいネーミングやねえ。
川嶋政輝:僕のは、焼き物だからちゃんとくるまれてますね。
羽賀さんのは何ですか?
羽賀ヒカル:これは、珍珍棒です。
スタッフ:絶対違うでしょう~
羽賀ヒカル:これはちょっと誰か、スタッフにプレゼントしようと思います。
川嶋政輝:はい、これは珍珍鈴。
これすごくないですか。質感といい、輝きといい。
羽賀ヒカル:なんで、顔の前でふるんですか。
顔に近づける意味がない(笑)
川嶋政輝:どうですか、これ。感想は?(羽賀さんに迫る、悪い顔の川嶋さん)
羽賀ヒカル:何かこれがちょっとリアリティあるからね、何て言ったらいいんすかね。
別にまあチンチン・・・。笑!(外では紳士を貫きたいのに、ボロが出そうな羽賀さん)
川嶋政輝:はい、うん、状況によってちょっと大きくなったりする。
スタッフ:へえええ~!?
羽賀ヒカル::はい。ということで、飛鳥坐神社(あすかいますじんじゃ)でした。
間違いなくおすすめの神社です。
もしかしたらゆにわ塾の団体参拝などで、お参りするかもしれませんね。
※ 法隆寺参拝の日、飛鳥坐神社もお客様と参拝することに決まりました。
こがみのり:
不思議な出会いもありましたからね。
羽賀ヒカル:いろいろな出会いもありまして、古代史の秘密なども語っておりますので、近日ゆにわ塾の詳細公開動画を見ていただけたらと思います。
では、ありがとうございました。
川嶋政輝・こがみのり:ありがとうございました!
ご祭神とご利益
本殿
・八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)
大国主神命と屋楯比売(かむやたてひめ)の息子神。
国譲りを要求する高天原(たかあまはら)からの使者に対し、父にかわって国譲りの誓約をしました。
神のお告げ(託宣)をのべる役割をもつ神とされます。
後に八十万神(やおよろずのかみ)を高市に集め、首渠神(ひとごのかみ)となって、神々を導く統率神とも言われます。
多くの神のリーダーなので、人々のあらゆる願いを叶え、幸せに導くご利益があります。
子宝・安産・縁結びの御神徳が高く、「創造・創作の導きの神」として、芸術に携わる人々の信仰にもつながっています。
・大物主神(おおものぬしのかみ)
大己貴神(おおなむちのかみ)の和魂(にぎみたま)とされ、心が広く、何事にも動じない強さを持ちます。
世に福の神と仰がれ、人々に福を与えます。
蛇神、水神、雷神、稲作豊穣の神、疫病除けの神、酒造り(醸造)の神、国の守護神
・飛鳥神奈備三日女神(あすかのかんなびみひめのかみ)別名・加夜奈留美神(かやなるみのかみ)
『古事記』では大国主と多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)の娘で、阿遅鉏高日子根神(あじすきたかひこねのかみ)の妹とされます。
別名を、高比売神(たかひめのかみ)・下照姫神(したてるひめのかみ)・髙照光姫神(たかてるみつひめのかみ)とも言われています。
皇室守護の神、国の人々を守る女神
・高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
造化三神
ふさわしきもの同士を結び、産み、育てる神様と言われています。
摂社・末社
・祓戸神社
瀬織津比賣神(せおりつひめのかみ)・速開都比賣神(はやあきつひめのかみ)・氣吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)・速佐須良比賣神(はやさすらひめのかみ)
・白髭神社
猿田彦命(別名・白鬚明神)
・中の社 八阪神社・金比羅神社
須佐之男神・大物主神
・奥の社 皇太神社・奥の大石
天照皇大神・御皇産霊神
・鹿島山口神社
大山都見乃神(おおやまずみ)・久久乃知乃神(くくぬち)・猿田彦乃神
・八十萬神社
社歴、由来
創建はよく分からないくらい古い神社です。
御祭神の八重事代主神は、日本書紀では、大国主神の第一子長男であり、国譲りの際、一番信頼のおける神様として大国主神より相談を受けられました。
その結果、国譲りがなされ、その後、八十万の神々を率いて、天の高市(あめのたけち~現在の飛鳥)に鎮まったことが「先代旧事本紀」に記されています。
多くの神々を統率されるリーダー、首渠神(ひとごのかみ)として鎮座されています。
延喜式には「飛鳥坐神社四座」が大社同等の扱いを受けていました。
朝廷が特別に尊崇された大社に新米を捧げるお祭り「相嘗祭」で、全国の3212ある式内社から指定された71座のうちの4座を飛鳥坐神社が占めており、このことからも国・民を守る神として重要な役割を担っていたことがわかります。
万葉集に、多くの神々が鎮まった神代から「手向けの山(手を合わせ拝礼する山)」と云い継がれてきたと記されており、古代より人々に「甘南備山(かんなびやま)」と崇められ、歌にも数多く読まれました。
平安時代初期、神託により、高市郡賀美郷の甘奈備山より現在の地(鳥形山)に遷座されたことが「日本紀略」に記されています。
この鳥形山は以前、天照大神が一時祀られたということから「元伊勢」と呼ばれ、現在も境内の摂社(奥宮)に伊勢の大神様を祀り、多くの信仰を集めています。
飛鳥家について
飛鳥坐神社には氏子がなく、代々神社をおまもりしてきた神主は、初代、太宗直比古命が崇神朝より「大神朝臣飛鳥直」の氏姓を賜って以来、「飛鳥」姓で現在に至っています。
初代は天事代主神から数えて七世に当たることが「世系図」や「新撰姓氏録」に記され、現在の宮司は八十七代目に当たります。
(ホームページより引用抜粋)
おんだ祭
毎年2月の第一日曜日におんだ祭が行われます。
飛鳥坐神社の境内には、男女のシンボルを模した色々な陰陽石があり、古くから、性信仰の聖地でした。
午前中に天狗や翁の面の人が、神社や地域に出動し、青竹の先を細かく割ったササラでお尻を叩きます。
暴れるほどその年は豊作になると言われ、特に男性はしっかり叩かれます。
午後2時からが本格的な田植えの神事があります。
天狗や翁が牛と共に田んぼを作り、宮司がモミを撒いて、苗を植え付ける所作をします。
その後、奇祭と言われる由縁のセックス劇が始まります。
天狗とお多福が夫婦です。
天狗は男根のように竹筒を当てて振り回し、宮司に献上した山もりのごはんに汁をかける動作をします。
その後、天狗はお多福を連れてきて、キスしたあと、お多福を寝かせて正常位の体位で覆いかぶさります。
あまりにあからさまなので、翁が慌てて隠そうとしますが、最後はその翁が天狗のお尻を押して、腰振りを手伝います。
恥ずかしがっていたお多福が、なんと2回目を要求しますが、天狗の男根は萎えたまま。
お多福が竹のササラで、天狗のお尻を叩きます。そしたら天狗は元気を取り戻し、2回目を行います。
二人は行為の後、紙を股の間に当てて拭き、その紙を参拝者に投げます。
その紙は「拭くの紙~福の紙」と言われ、観客が取ろうとして盛り上がります。
もらった人は子宝に恵まれると言われます。
あけっぴろげな性行為は、昔の人たちの性へのおおらかな思いを今に伝えています。
出典:奇祭!天狗とお多福の性交 飛鳥坐神社おんだ祭2017 Yuki nao
パワースポットや御朱印
陽石信仰
境内の至る所に陽石(男根を模した石)があります。
立派な陽石を磐代(いわしろ)として山の神を迎えることによって、暖かな春が来ることを祈る信仰です。
むすひの神石(陰陽石)
男女の性シンボルの両方セットの岩もあります。
産石〔うぶいし〕信仰
安産祈祷では、産石が授与され、その石にその家の守護神をお迎えします。
産後、初宮詣の時に、産石に赤ちゃんの名前と生年月日を記入し握らせた後、神様にお供えして、末永くお守りいただきます。
歌碑
くから和歌に詠まれた神社で、境内にはたくさんの歌碑があります。
国文学者である折口信夫は、第八十三代神主の飛鳥助信の子です。
秋深い飛鳥の里への深い情愛がこめられた一首が歌碑になっています。
「ほすすきに 夕ぐもひくき 明日香のや わがふるさとは 灯をともしけり」
アクセス
〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥708 ☎ 0744542071
(1)橿原神宮前駅からバスで17分(「飛鳥大仏前」下車)
(2)飛鳥駅からバスで23分(「飛鳥大仏前」下車)
授与品
珍しいのは、やはり性器をかたどったお守りです。
男根型のものだけでなく、女性器をかたどった杯なども作られていました。
この記事をご覧になった、あなたの開運をお祈りしております、羽賀ヒカルでした。
神社チャンネルのこちらのYouTubeバージョンもご覧ください。↓
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この記事をまとめた人
- ゆにわ塾歴8年、初期から神社チャンネルのライターをやっています。これからの激動の時代、人は神様と一緒に頑張らなくっちゃ!神様と人をもっと繋いで行きたーい、と願う神社大好きっ子です。
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