科学と宗教 知られざる関係 武田邦彦先生対談3
前回までの内容はこちら↓
日本が滅びるたった一つの理由 武田邦彦先生対談1
神社で奇跡の神秘体験 武田邦彦先生対談2
羽賀ヒカル
武田先生には引き続き、質問に答えて頂きたいので、よろしくお願いします。
科学と神道の関係性
質問者
-武田先生は科学者である一方で、神道にもとても理解があるように思われますが、科学と神道で一見矛盾しているように見えるものの関連性についてお聞きしたいです。
武田邦彦
-科学は学問的に、もしくは今の社会が分かっていることから積み重ねていくので、そうして私たちが積み重ねていった先に、1万年ほど先の未来があります。
人間は今から600万年は続くと言われていますが、おそらく少しずつ進歩していくはずです。
そういう意味で学問は先が分からないままやっていく作業なんですよ。
「なぜ人間は科学技術で原爆といった殺戮兵器を作るのか?」という質問が先ほどありました。
人間はそういった間違いをやることもありますが、全体的に少しずつ生活は良くなっています。
今から100年前は日本人の平均寿命が男女とも43歳でしたが、それが今では80歳を超えるほど長寿になってきています。
それは主に科学技術の進歩で、トイレが水洗になるし、瞬間湯沸かし器も出来るといった進歩をしてきました。
しかし、我々の科学の進歩は、いま自分が立ってるところから一歩一歩なんです。
それだと我々科学者は自分たちの行き先がどこに向かっていくのか分からなくて不安があるんですよ。
それで、宗教と科学とはどういう関係があるのかと言うと、科学は今からずっと進んでいくことで、一方で宗教は人生や自然がどういうものかといった根本的な問いから来て、それに対して「これはこういうものだよ」と一応の指針を教えてくれるものです。
お釈迦様やイエス様といった人たちがこのように言ってくれていて、それが科学のひとつの道標みたいになっています。
だから、科学と宗教は全然衝突しないし、お互いに補完しながら進んでいるようなものなので、科学者の多くは、宗教に何の違和感もないと思います。
我々は宗教の世界に到達するのに今から1万年ほどかかると思っているので、宗教が存在してくれれば、我々の先はそこが示してくれているといった気持ちがあるということです。
質問者
-例えば、マルクス主義などの無神論の方が研究する上で、やはり道標が無いまま進んでいってしまっているということですか?
武田邦彦
-無神論や共産主義などで殺人が多いのはやはりその通りです。
人間は人が憎らしくなったり、色々な事を起こすものなので、行きついた先に殺人が起こることもあります。
だから、宗教は先回りしてあるべき姿を言ってくれてるので、そういう意味では科学と宗教は一緒にやっていかないといけないことだと思います。
質問者
-ありがとうございます。
温暖化は環境問題でなく政治問題
羽賀ヒカル
もともと神道は自然と調和するものだと考えています。
逆に、先程おっしゃっていたみたいに、聖書やギリシャ神話のような自然を支配するというヨーロッパの考え方を真似した時から日本が悪くなったというのは本当にその通りなのではないかと私も思います。
最近の世界的な潮流を見ると、この自然と調和する動き、いま環境を大事にしていこうといったムーブメントが起きていて、それは「SDGs」などと言われています。
二酸化炭素削減などの環境問題は武田先生から見てどのようにお考えでしょうか。
逆に、先程おっしゃっていたみたいに、聖書やギリシャ神話のような自然を支配するというヨーロッパの考え方を真似した時から日本が悪くなったというのは本当にその通りなのではないかと私も思います。
最近の世界的な潮流を見ると、この自然と調和する動き、いま環境を大事にしていこうといったムーブメントが起きていて、それは「SDGs」などと言われています。
二酸化炭素削減などの環境問題は武田先生から見てどのようにお考えでしょうか。
武田邦彦
-「温暖化問題」というのは政治問題であって環境問題ではありません。
それから、SDGsや石油が枯渇するといった問題も政治問題で、環境問題は今までどこにも出ていないと思います。
だから、環境は悪くなっていませんが、政治問題としては存在するものです。
それは白色人種が有色人種の発展を抑えるために、どういった戦略を取る必要があるかという視点で考えられたものなのです。
羽賀ヒカル
二酸化炭素削減と言いながら、金儲けしようとしてる人たちがいると私は理解しています。
それが政治問題に繋がってくるのかなと思いますが、どうでしょうか?
それが政治問題に繋がってくるのかなと思いますが、どうでしょうか?
武田邦彦
-私の意見は少し違います。
ヨーロッパは長い間、有色人種の土地を植民地にし、そこで有色人種に働かせて、自分たちはピアノを弾くという生活をしていました。
しかし、日本が戦争をしたので、アジア・アフリカの諸民族がみんな独立してしまいました。
だから、今はまた自分たちがサボって楽な生活をするために組み立てたのが、温暖化やリサイクルなどの環境問題ということです。
環境問題はその名前を使って、有色人種の発展をどのように抑えるかということであって、別に環境問題ではないんですよ。
日本人が大切にすべきもの
羽賀ヒカル
そういったヨーロッパ人たちに対して、私たちはどうしていったらいいんですかね。
武田邦彦
-ヨーロッパ人は自分たちが働けないので、今後、衰退していきますね。
衰退していくまで少しずつ待つ必要がありますが、日本みたいにヨーロッパ人を崇拝してる人が多いのが少し困ったことです。
だから、日本人はヨーロッパ人を真似しないということが大切ですね。
羽賀ヒカル
非常に神社チャンネルの理念に合うような良いお話だったと私は思います。
今後も武田先生のお話を参考にさせて頂きます。
どうもありがとうございました。
今後も武田先生のお話を参考にさせて頂きます。
どうもありがとうございました。
この話の続きはコチラです↓
日本のスゴイ秘密 武田邦彦先生対談4
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この記事をまとめた人
- 2人の娘を持つ父親。ゆにわ塾歴3年。ゆにわと出会って、娘との関係が激変しました。神社chの記事を読んでくださる方々が、羽賀さんやゆにわのみなさんの温かみを感じられるような素敵なサイトにしていけたらと思っています。
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