神社の神様から「栃木の県民性」を紐解く!
あなたの心に火を灯す、東洋思想および神道研究家の羽賀ヒカルです。
今回のテーマは栃木県の産土力ということで、栃木県の中心となりますエネルギー、日光二荒山神社の秘密についても迫っていきます。
私は、今まで日光東照宮のイベントで2回行きましたが、栃木県ってどんな場所なのか、もっと詳しい方に来ていただいております。
グレイトティーチャー株式会社で私の師匠、北極老人秘書室の大室桂太(おおむろけいた)くんです。
栃木県ってどんなところ?
【大室桂太】
大室と申します、よろしくお願いします。
栃木県の大田原市出身です。
大体この辺り、県の北部で山に囲まれた田舎です。
【羽賀ヒカル】
栃木出身であることに誇りはあるのですか。
【大室桂太】
そう、地味というか、影薄いというか。
北極老人にもたまに
「大室って茨城出身だっけ?」
「いや、栃木です、栃木です」
って、影薄いみたいなイジリはよくされますね。
一般的にも、群馬vs茨城vs栃木みたいな、北関東3県でよく最下位争いみたいなことをしています。
【羽賀ヒカル】
なるほど。
昔の国名で言うと何になるのですか?
【大室桂太】
昔は、下野国(しもつけのくに)と言いました。
米どころなんで野原の「野」ですが、もとは、稲を表す「毛」という文字だったのです。
【羽賀ヒカル】
群馬が上毛(かみつけ)で、栃木が下毛(しもつけ)でしたね。
栃木の地理は、こんな感じで、有名な那須高原がありますし。
他に有名なところで言うと鬼怒川温泉。
実際火山群もあり、日光など、火山群から生じる温泉地としても有名なんですけど。
これ、なんと雷が多いんですよね。
【大室桂太】
僕の親父は方言がすごく強い方ですけども、「雷(らい)さま」なんて言ったりしますね。
あと、宇都宮などは、雷が多分日本で一番多い都市なのか、「雷都」と書いて、「らいと」と言うと、聞いたこともあります。
【羽賀ヒカル】
雷が落ちるのは、結構大地にプラズマのエネルギーが補給されて、豊かな大地になりやすいって言います。
でもまさにそのあたりは、栃木の秘密というとこにも関わってくると思います。
栃木の名物あれこれ
【羽賀ヒカル】
はい、さらに名産品で言うとこういう感じ。
イチゴ、そんなに食べるんですか?
【大室桂太】
親戚がイチゴ農家してるっていうのもあって、よく食べてましたね。
次のは、かんぴょうですね。
【羽賀ヒカル】
名産で、あえてかんぴょう出してこなきゃいけないっていうあたりが、ちょっとあれですよね。
【大室桂太】
絞り出して入れた感じが(笑)
でも確かね、国産のかんぴょうの90%以上は栃木県産だったはずです。
【羽賀ヒカル】
なんでも1位は良いことなのかもしれません!
これは有名な宇都宮餃子。
あとね、これは私も注目しているのですよ、大麻(たいま)。
要は衣類とかに使われる大麻は、多分これシェアのほとんど栃木ですね。
【大室桂太】
え、そうなんですか?
全然知らなかったです。
【羽賀ヒカル】
他の都道府県は栽培の資格とるのが、むちゃくちゃ難しい。
元々栽培農家は多かったのですが、今はもうかなりの割合は栃木ですね。
ただ、秘密に作らなきゃいけないのでね。
どこで作られてるかは、隠されてるところも多いんですけど、これ有名ですね。
栃木県出身の有名人
【羽賀ヒカル】
では、歴史的な有名人物って誰ですか?
【大室桂太】
これは、那須与一ですね。
【羽賀ヒカル】
源平の屋島の戦いの時に有名なお話で、扇の的を矢で射抜いたという。
足利尊氏も栃木出身ということですね。
【大室桂太】
足利市もあります。
【羽賀ヒカル】
さらに、栃木出身の有名人は、大島優子さん、森昌子さん、山口智子さん。
ガッツ石松さん、斉藤和義さん、田中正造さんということですね。
何かつかめるような、つかめないような。
ただ、田中正造はちょっと特徴的なのかなと思いました。
足尾銅山鉱毒事件(※注1)というのがありまして、多分日本で初の公害事件ですけれども。
※注1:足尾銅山鉱毒事件
1890年(明治23年)以降十数年にわたって発生した日本近代史最大の公害事件
公害によって苦しんでいる方たちがいる、しかも政府も変わらない、それでなんと、天皇に直接直訴したっていうのですね。
それが、この田中正造さんです。
そこから世論が注目するようになって「これ良くないだろう」って流れの動きも変わっていった。
なんとなく田中正造さんをイメージすると「控えめに見えて、前進力、突破力、精神力がある」と思いますね。
栃木県の県民性
【羽賀ヒカル】
栃木県の県民性は、真面目で控えめ。
ただ控えめなだけじゃなくて、内に溜めたエネルギーを爆発させるかのごとく、独特の突破力を持つことがある、チャレンジ精神があるということですね。
実際そうなんですか?
【大室桂太】
確かにそう言われるとそうかも知れないですね。
表だってワーッと明るくするタイプではないけど「お前こんなこと、できんの?」みたいなのがあったり。
何か自分の中でも「溜めたエネルギーをどこかでバッと発散したいな」って気持ちはある気がしますね。
【羽賀ヒカル】
僕の知り合いで、栃木出身の会社の経営者さんいらっしゃるんですけど。
もうすごく真面目でコツコツやっていく方なんですけど、起業家育成の仕事~チャレンジ精神を持って起業していく人を応援するお仕事されていて、非常に合ってるなと思います
【大室桂太】
栃木テレビがやってるYouTubeチャンネルが、なぜかドラゴンボール芸人を特集してて、何年もやってるんですよ。
めちゃくちゃ人気なんですよ、これ。
すごい独特の番組で、謎のチャレンジ精神ですよね、この辺になってくると。
【羽賀ヒカル】
日本初の駅弁が栃木みたいですね。
実は、日本初の遠足も栃木という。
確かに、独特のチャレンジですよね。
今までやったことがないけども、皆にとって良いという、そしてそれが広がっていった、ということですね。
一宮~その1「宇都宮二荒山神社」
【羽賀ヒカル】
そんな栃木県の中心となっておりますのが、二荒山(ふたらさん)神社なんですが、2つあります。
日光二荒山と宇都宮二荒山で、一宮回りをする場合は一応どちらでもOKなんですけども。
ただやっぱ日光の方が、大自然のエネルギーという意味で、おすすめではありますね。
ちなみに「二荒山」は、なぜ「ふたらさん」と言われるようになったかというと、諸説あるんですが。
観音様のことをサンスクリット語で「ポーターラカ」ということから、これがなまって「ふたら」になった。
似ている言葉に、補陀落渡海(※注2)が熊野の方にも伝わっているんですが、海にどんどん漕ぎ出す、いわば身投げに近いんですが、その行為によって観音様に近づくことができると言われています。
実は二荒山は、観音様信仰なんじゃないか、という説もありますね。
※2:補陀落渡海(ふだらくとかい)
観音様が降りたつと言われる伝説の八角形の山を目指して、小舟で海を渡ろうとする、仏教の捨身の行のひとつ。
宇都宮二荒山は、多くの武人たちに崇敬されていました。
平将門の乱で、平将門を平定した藤原の秀郷、前九年の駅で勝利した源頼義、あと、源義家、源頼朝。
けっこう、源氏の崇敬を集めていますね。
【大室桂太】
そうですね。
宇都宮の辺りとか結構、剣道がすごく強かったりするので、そういう風土が残ってるのかなと思ったんですけど。
【羽賀ヒカル】
突破力にちょっと関係ありそうですね。
一宮~その2「日光二荒山神社」
【羽賀ヒカル】
日光二荒山ですが、こちらは、神奈備信仰(※注3)と言って、山がご神体となっています。
※3:神奈備信仰(かんなびしんこう)
山そのものに神霊が宿り、神代(かみしろ)として崇敬する信仰
三つの山があって、男体山(なんたいさん)、女峰山(じょほうさん)、太郎山(たろうさん)というのですね。
この三つの山を御神体として、祈り、拝み、祀る場所が、この日光二荒山ということですけど、この三つの山にちなんで三柱の神様がいらっしゃいます。
この三柱の神様を合わせて「二荒山大神」ということになっています。
祀られている神様が、
・大己貴命(おおなむちのみこと)
・田心姫命(たごりひめのみこと)
・味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)
大己貴命と田心姫命の間に生まれたのが、味耜高彦根命ということになっているのですね。
古事記の神話では、大己貴命と田心姫命は結婚していないのですが、この神社では結婚しています。
大己貴命は出雲族系の神ですが、田心姫命は宗像三女神の一人です。
つまりは、出雲系民族と宗像系民族が結婚したのではないか、という説があります。
もしくは、大己貴命は大地の神、田心姫命は田の心~つまりは田んぼに水を張ることから、水の神ではないか、実際このあたりは清流が豊かなところで、「山と水の象徴」でないのか、という話もあります。
実際、宗像三女神は海の神であり、水の神である要素は強いです。
大己貴命は、大国主系の神様ですね。
大己貴命が古事記に出てくる場合は、大きい穴の命になるのですが、こちらの場合は、大きく・己・貴いですね。
つまり、「大きく・己・貴い」と書くのは、いわば本当に自分に自信を持って、一歩一歩進めていくとか、もしくは開拓していく、成長していくとか、そうして己を貴くしていくことを象徴するご神名ではないかと捉えることができます。
いずれにせよ大己貴命という神様は「国作りの神様」、そして「国開きの神様」ですね。
ということで、この産土力の影響を受けると身につくのは、まさに栃木県の県民性ということで「突破力」ですね。
【大室 桂太】
うーん、なるほど。
【羽賀ヒカル】
大己貴命も、古事記で書かれているとおり、色々な苦難困難を着実に突破し、切り開いていったのですね。
そういったパワーを与えてくれるのが、栃木の産土力です。
その土壌に乗っかって作られたのが、日光東照宮ですね。
この日光東照宮も、当然栃木の秘密というところに、深く深く関わってきます。
江戸という時代が作られた根源的なエネルギーも、この日光東照宮へ非常に関わっているので、その続きはゆにわ塾の方で、掘り下げていきたいと思います。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
あなたの開運をお祈りいたします、羽賀ヒカルでした。
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この記事をまとめた人
- ゆにわ塾歴8年、初期から神社チャンネルのライターをやっています。これからの激動の時代、人は神様と一緒に頑張らなくっちゃ!神様と人をもっと繋いで行きたーい、と願う神社大好きっ子です。
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