神社チャンネル

神道専門家の羽賀ヒカル監修のもと、新米巫女の橋本ユリが、
神社に関する知識をわかりやすく解説します。

神社の動物「神使」について解説します

2017年8月11日 2017年12月01日

橋本ユリ
こんにちは、
北極神社の新米巫女、橋本ユリです。

今回は、神社の神様の動物、
神使(しんし)というものについてお伝え致しますね。

神使とは?


例えば、神社の神様といえば代表的なのが

  • オオクニヌシノミコト

  • スサノオノミコト

  • アマテラスオオミカミ


といったように人格神、人柄を持った神様として
描かれるわけなんですが、一応その人格神の神様の使いの動物たちが存在します。

一番代表的な動物が、「狛犬」ですね。


狛犬意外にも、神使となる動物は色んなパターンがあります。

狛狐(コマギツネ)も有名です。「稲荷」ですね。


稲荷は、神様の使いとしての狐様なのです。
他にも神の使いとなる動物に、色んなパターンがあるんです。

各地の神社の神使い


大豊神社


京都にある大豊神社には
「狛鼠(こまねずみ)」がいます。


何で狛鼠なのかと言ったら、
オオクニヌシ神話のなかで火責めですよね。

炎で苦しんでいるオオクニヌシノミコトを
鼠の神様が救ったという伝説があり
鼠は神様の使いとして狛鼠となった説がございます。

太宰府天満宮


太宰府天満宮の神使は、「牛」です。

橋本ユリ
牛さんが
神使って珍しいというか
かなり変わっていますよね。

だから私も印象に逆に残ったんですけどね。


何で牛なのかと言うと
太宰府天満宮の神様でございます菅原道真公、天神様は
牛によって道案内して牛と一緒に太宰府へ向かったという説があります。

牛が菅原道真公を守ったという伝説がございます。
だから、太宰府天満宮では牛が神使となっている説が有力です。

鞍馬寺


神使は、「寅」です。


何で寅なのかと言いますと、
毘沙門天の使いが寅だからという説がありまして
そこから神使となったと言われています。

住吉大社


住吉大社の場合は、「狛兎(こまうさぎ)」ですね。



何で兎なのかと言いますと、
実は住吉大社は「卯の年、卯の月、卯の日」…つまり、

ウサギの年、ウサギの月、ウサギの日に
建てられたという事で狛兎だという話もあります。

カラスの神様の使いという話もあります。


八咫烏(やたがらす)ですね。
神武天皇の道先案内の神様だと言われております。

こう話していくと神社で動物に会うのは
歓迎されているサインなのかという話も飛び交っているのですが
そういう場合もあるし、そうでもない場合もありますね。

神社で動物に合うのは歓迎されているサインなの?


神社で動物に会うのが良いサインの一例として

  • 鳥がぶわーっと舞いだした

  • すごいニワトリの声、聞こえ出した

  • 猫が目の前に来て、くつろぎだした


メッセージとなっている場合もあるんですけども
偶然なだけの場合もあったりする事も多いです。
その他とセットで見なければ意味がないのです。

「おみくじ」とか、「その後に起こった現象」とセットで見ていかないと
その動物と会うのが歓迎されているサインかどうかっていうのは
分からないということです。

神社では、動物禁止になっている所も多いです。
これはフンの処理問題が出るためです。

犬の散歩とかで参拝すると、
動物散歩する場所みたいな感じになっちゃって空気が悪くなります。

神社は祈りし、お参りするための場所なんですけども
やっぱりねマナーのわるい参拝客の方もいたりするので
動物を連れてくることに対して厳しい神社もあります。

神社で動物禁止になってる神社は普通にあるので
そういうところは注意し、ペットを連れ込まないようにするというのは
当たり前のようにやっていって下さい。

今回は、神社と動物の関係「神使」についてお話をしました。
橋本ユリでした。

この記事をまとめた人

橋本ユリ
橋本ユリ
神社チャンネルのメインキャラクター。北極神社の新米巫女。2017年、神社参拝セミナーで羽賀ヒカルと出会い、日本人の良さと伝統を伝えていきたい!という思いから、この神社チャンネルサイトが始まりました。(という設定です。)

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