日本の結界は怨霊で作られる【みたましずめ二】
あなたの心に火を灯す、東洋思想及び神道研究家の羽賀ヒカルです。
今回は、日本の結界というテーマでお伝えしていきます。
目次一覧
結界って、どんなイメージ?
あなたは、結界と聞いてどのようなイメージを持つでしょうか。
少し前に「結界師」という漫画がありましたが、なんとなく「結界師」と聞けばイメージできる方も多いと思います。
バリアを張った空間が聖なる領域となり、ネガティブなエネルギーを防いで良いエネルギーを高めるのが結界です。
結界の代表が、神社です。
神社は鳥居によって、聖なる領域とその外を区切っています。
そういった意味ではお寺や古墳も結界です.
日本の良いところの一つが古墳ですね。
古墳は1500年以上前から日本にありましたが、あまり墓荒らしなどに合うことなくずっと守られてきています。
古墳を聖なる領域としてみる日本人の意識があり、
「この中に入ったらなんかまずいよな」
という考えによって守られてきたということです。
結界が破られている!?
それだけではなく、広い範囲でも結界は働きます。
日本の結界の秘密について迫っていくのですが、最近のスピリチュアルでは「結界が破られている」ということが言われています。
〝自然は神なり〟というのが神道の基本的な考え方ですし、美しい自然を見て「神様が宿っているな」と感じます。
そういうところから神社や神道が始まったと思うのですが、最近田舎の方に行くと、高圧電線がばーっと貼られていたり、高速道路が通っていたり、太陽光パネルが敷き詰められていたりして
「結界が守られているのか!」
ということを非常に強く感じます。
だからこそ「この聖域、日本人の領域を守っていく!」という意識が必要だと思い、今回の記事をお届けしています。
神道はもともと◯◯崇拝!
私は神社の研究をしています。
日本の歴史が2600年から2700年であるとして、神社が始まり出したのは最近のことです。
つまり、社(やしろ)を構えだしたのは、お寺の方が先なのではないかと思います。
日本古来からある惟神(かんながら)の道も「社を作っていかなくては」ということで、お寺に対抗して神社にも社を作るようになっていったという流れだと思います。
神道には元々、社や建物がありませんでした。
自然を神様と見立てる、自然崇拝だったのです。
そういう意味では、神道の歴史は何千〜何万年にものぼります。
日本人が神宿ると感じた場所
実際に、自然を神と見立てる神道用語が残っています。
例えば、巨石信仰。
世界中にありますが、日本にも巨石を神様が宿るものとして見立てる信仰があります。
日本人は巨石のことを「磐座(いわくら)」や「磐境(いわさか)」と呼びました。
現代人でも、巨石を見ると
「すごい、なんか神様いそう」
といった感覚になる方も多いと思います。
私も巨石は大好きです。
しかし、こういった感覚が無い海外の方もいらっしゃると聞いたことがありますね。
他には神様が宿る木のことを神道用語で、神籬(ひもろぎ)と言います。
お榊(さかき)のことも神籬(ひもろぎ)と言うのですが、これも神様が宿るものという意味合いです。
今でも樹齢何百年〜何千年という樹木を見たら
「これは、すごいな」
と感じる方が多いと思います。
これは、神様が宿る木なんだと信じてきた。
それを神籬(ひもろぎ)といい、「神様と紐(ひも)で繋がった樹木」ということです。
岩や樹木、他にも星も太陽も海も全て神様なのですが、中でも「特にこれは神様だ」という風に日本人が信じてきたものがあります。
それが山で、山のことを「神奈備(かんなび)」と言いました。
特に「この山すごい」と見られた山が聖山となり、今でも神社が建てられて、人々の祈りの場所となっています。
日本最初の都が作られた聖地
この神奈備をもとに日本建国の地や最初の都が作られたのですが、それが橿原宮(かしはらのみや)です。
なぜ奈良県を選んだのかと言うと、近くに畝傍山(うめびやま)という山があったからです。
あまり高くない山ですが、今でもこの畝傍山を見ると
「何か神々しくてすごいな」
と感じます。
そして畝傍山だけではなく、「耳成山」「天香具山」という山があり、合わせて「大和三山(やまとさんざん)」といいます。
そして大和三山に囲まれた場所に、何があるか?
奈良時代、当時の都「藤原宮」があるのです。
藤原宮はちょうど、大和三山のど真ん中にあります。
そこが、結界に囲まれた聖なる場所として存在していました。
そしてこの土地には、初代天皇である神武天皇のお墓「神武天皇陵(じんむてんのうりょう)」もあります。
大和三山のミステリー
この大和三山が「星や宇宙や天と繋がる特別な場所」だと、当時の日本人は考えていました。
万葉集などにも大和三山の和歌が読まれています。
この大和三山が、神秘的で非常に不思議なんですね。
大和三山は、綺麗な二等辺三角形なっています。
果たして、当時の人たちは、そこまで測量できたのか、ということなのです。
またこの二等辺三角形の真ん中を直線で結ぶと、三輪山の山頂にまで行くのです。
三輪山には、日本最古という説のある大神神社(おおみわじんじゃ)が建てられています。
果たしてこれは、偶然のことなのでしょうか。
当時の天皇がいらっしゃった場所ですし、私は「偶然ではない」と思いますね。
しかも当時の太陽の通り道とも符合しており、「天体を映すような聖なる場所」であると日本人は信じてきたということです。
京の都にもある結界
このように三角でや四角で囲まれた場所が聖なる領域になるということなのですが、これは五角形に関しても言えます。
これは、精神世界でよく取り上げられる「逆五芒星結界」です。
- 籠神社(このじんじゃ)
- 伊吹山(いぶきやま)
- 伊勢神宮(いせじんぐう)
- 伊奘諾神宮((いざなぎじんぐう)
- 熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)
これらは、綺麗な逆五芒星 (ぎゃくごぼうせい)になっています。
籠神社は「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」という名前でも呼ばれますが、古くからある皇大神宮(こうたいじんぐう)です。
そして、逆五芒星の真ん中にあるのが、奈良もしくは京都の都です。
また去年、安倍さんが殺された西大寺も、ちょうど中心地点にあったりします。
この件に関しても、私は何かしらのシンクロや裏のメッセージがあるのではないかと思っているのですが、それは置いておきます。
やはり、こういった日本を代表する主要な神社の中心に奈良や京都が来てるということが、果たして偶然なのかということです。
やはり、これは結界なんですよね。
日本列島に張り巡らされている巨大結界
五芒星の結界もあれば、直線の結界もあります。
この図は富士山を中心とする太陽の通り道なのですが、千葉県にある玉崎神社〜琵琶湖の竹生島〜元伊勢である豊受大神宮〜大山〜出雲大社までビーっと繋がっています。
玉崎から出雲までが日の出から日没のラインになっており、「富士山レイライン」と言われています。
日本を代表する聖地が、直線上に建てられている。
古代の人たちは何かを直感しており、こういった場所に聖地を作ることによって、日本国を無意識のうちに守ってきたのです。
富士山レイラインは太陽の通り道であり自然崇拝に繋がるのですが、神社は天や宇宙や自然と繋がる場所という意味だけではありません。
古社「大神神社」で始まった、ある信仰
もう一つの日本の信仰として神社の歴史を語る上で欠かせないのが、奈良県にある大神神社です。
こちらの三輪山は昔からある日本の神山ですが、単なる自然崇拝ではなく崇神天皇の時代に非常に重要視されました。
崇神天皇の時代、日本では疫病が流行して、朝廷内部でも色々な揉め事や争いごとが起こる大変な時代でした。
「何とかして鎮めることができないか」と考えた。
そのときに重要視されたのが、大神神社です。
日本国で問題やトラブルが起こるのは「怨霊の仕様だ」と考えて、大神神社では、「怨霊を鎮めて神としていきましょう」といった信仰が始まったのです。
実際その後に、伊勢神宮が始まるのですが、日本はどんどんと統一される方向に向かっていきます。
怨霊で作られた結界
第十代崇神天皇の時代、まだ日本が統一国家ではなくバラバラな国がたくさんありました。
それを一つにしていくときに、平定した国や征服した国から恨みを買われないかということを日本人は気にしていたのです。
そして、平定した国から恨みを買わないために建てられたのも、また神社です。
その代表が、出雲大社ですね。
当時、島根県の辺りに居た「出雲族の神を祀る神社」という意味合いだけでなく、「出雲族の恨みを封じる」「怨念を封じる」という意味合いもあるでしょう。
他にも怨霊封じの神社として、東京で有名なのは神田明神です。
平将門という人物が祀られています。
平将門は当時の朝廷に向かって反乱を起こしたと言われておりますが、やはり反乱を起こすだけの人望や人々をまとめるリーダーシップ力があったのです。
それだけのパワーがある人物を倒して、恨みを買わないかと当時の朝廷の人たちは、考えました。
だから、平将門を鎮めるために神田明神が建てられました。
平将門を祀る神社の秘密
平将門の秘密は非常に深いのです。
将門に関連する神社は、北斗七星の形になっています。
まるで、この北斗七星が、当時の江戸幕府、江戸城を守るかのように配置されています。
このままずっと上に行くと日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)がありますが、こちらはいわば北極星です。
北極星と北斗七星で、当時の江戸城を守る、その守り神として平将門を祀る神社群が建てられたように見えるのです。
自分の中の怨霊を鎮めると何が起きるのか?
この怨霊を鎮める日本古来からの信仰のことを「みたましずめ」といいます。
「神社を建てる」ということもみたましずめですが、それだけではありません。
人生で起こる後悔や失敗、トラウマや傷ついた過去がありませんか?
それが自分の中の怨霊・怨念となって、知らず知らずに足を引っ張っていることがあります。
それらを鎮めていくことによって、本当の自分、魂の自分、光り輝く自分が目覚める。
その儀式のことを神道では「鎮魂(ちんこん・みたましずめ)」と言われており、神道における非常に重要なお祈りの仕方です。
またの名を、鎮魂法帰神術(ちんこんほうきしんじゅつ)といいます。
魂を鎮め、神様に帰るということを私も師匠・北極老人から教わりました。
また、私達の会社では色んな事業をやっていますが、飲食店や、学習塾、占い鑑定を通じて、来られるお客様の御霊(みたま)が鎮まり、魂が目覚めるようにという思いで事業をさせていただいています。
鎮魂し、お家を神社化する
この2023年は日本でも色々な問題が起こっていますが、これから何が起こるかわからない時代の中でしっかりとみたましずめをしていくために、「みたましずめの講座」を行います。
第0回目セミナーは東京大阪名古屋主要都市で行いました。
講座募集は終了しましたが、第0回目セミナーは、ゆにわ塾サイトでご覧いただけます。
ご興味ある方、ぜひ詳細欄チェックしてみてください。
ということで、今回は日本の結界の秘密についてお伝えさせていただきました。
そして、あなたのご家庭でもそういったネガティブな想念を沈めて神社化していきましょう。
この神社チャンネルでは、おうち神社計画もこれからお伝えしていきます。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
・神社チャンネルのこちらのYouTubeバージョンもご覧ください。↓
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この記事をまとめた人
- ゆにわ塾歴2年。25歳のフリーターです。毎日、ゆにわの学びを実践するつもりで、仕事や家事と向き合っています。座右の銘は、「大丈夫、なんとかなる!」(笑)
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